5 / 115
土の魔法
しおりを挟む
次の日は、キキリの畑の世話から始まった。
アシュリは、魔草の育て方も教えるつもりらしい。
「午前中は、キキリの間引きをしましょう。これくらいの葉が練習用にいいでしょう。育ったキキリには、練習用の1000倍の魔力があります。危ないので、まだ触らないように。
ククル魔法院では、育ったキキリ1株分を魔力耐久値1と換算しています。
まず、朝、練習用キキリを自分で収穫すること。そして、午後、気を失って倒れても安全な場所で詠唱の練習をすること。
この柵の中では、パンセナが火炎草ファイを5株育てています。火炎草は、魔力の耐久値1000以上の人だけが使用を許可されます。危険なので、絶対に触らないこと」
収穫したキキリの葉は、3日で萎れて役に立たなくなってしまう。国内では育てられる人が少なく、かつ需要も多い、高価な薬草だ。自分で修行できるようにしてくれたのは、ありがたい。昨日は練習用キキリ1枚で限界だった。今日はまず2、3枚取って、1枚ずつ試してみよう。
また、1枚で倒れてしまうかもしれないし。
もぎたてのキキリの青々とした匂いが心地いい。
午後、試してみると、練習用キキリ2枚までキュールを発動できた。2枚目は汗がぐっしょり出て、もう倒れそうだったから、これが今の限界だろう。でも、枚数が増えたことが、嬉しい。魔力の耐久値が0.002に増えたってことだ。勝手にレベルアップの音を想像してみる。
あらためて、パンセナやアシュリのA4ランクの凄さがわかる。僕が大怪我をした時、練習用キキリの1000倍の魔力があるキキリを100個以上連続で使い切っていた。
耐久値100以上。いや、ファイを育てているくらいだから耐久値1000は余裕であるんだろう。アシュリの背中がかなり遠く感じる。
明日は、練習用キキリを5枚収穫してみよう。地道にコツコツ。
翌日。
練習用キキリ3枚を使い切ることができた。
順調に一枚ずつ増えている。
もしそうなら、明日は4枚になっているはずだ。まだ弱いけど、地道に継続しよう。
そして、10日後、10枚。きたー!!これはすごい。やっと魔力の耐久値が0.01になったぞ!だんだん間引く手頃な葉っぱも少なくなってきたくらいだ。明日、アシュリに、相談してみよう。
次の日、アシュリがどうしようか思案していた。
「ここまでは順調ですね。
しかし、困りました。パンセナのキキリは、受注生産で、売り先が決まっています。間引く葉っぱももうないし」
「魔力の耐性値を高めるために、キキリを使いたいんですが。。。難しそうですね。。。」
「そうね。ピッケルも自分用の畑を作りましょうか。カリンの畑の隣を耕しましょう。それがいいわ。その方がカリンの励みになるし。それには、土の魔法を覚える必要があるわね。
土に手をつけて、畑の広さをイメージして。
それから詠唱。
偉大なる大地よ、魔力を蓄えよ!アスパワド」
アシュリの手が触れた土から魔草畑全体にわずかな光が広がっていく。
すごい。
「キキリ100株を育てるのには、土に魔力1000を与える必要があります。ククル魔法院では、キキリ100株の畑に100日で魔力1を与えるスピードをDクラスと換算しています。
スピードが増えるのはすごく時間がかかるので、畑を耕しながら、いい修行になるでしょう。
スピードAの私でもキキリを育てる土を作るのに3ヶ月かかります。
ピッケルは3年で畑の完成を目指しましょう。それでスピードCクラスです。カリンとどっちが早く畑を完成できるかしらね。サボらずに、毎日畑作りに励むように。ふふふ。土ができたら、キキリを育てる草木の魔法を教えましょう」
スピードは、1日5時間アスパワドをするとして、
Dクラス100日で魔力1
Cクラス1日で魔力1
Bクラス1日で魔力5
Aクラス1日で魔力10
Sクラス1日で魔力100
SSクラス1日で魔力1000
アシュリの真似をしてやってみるけど。。。
ほとんど何も感じない。そう、魔力がない。
でも、ぐっと集中すると、深い場所に微かな魔力を感じる。これを地表にまで吸い上げるのか。気が遠くなるような作業だ。
土には、微量の魔力が含まれているが、より深いところにある土や岩石にはより魔力があるとされている。
地面に手を触れて、より深い地中から魔力を吸い上げるイメージで畑の土に魔力を与えていく。
地面は、全く光らない。なのに、汗がじっとり流れる。
「はぁ、はぁ。もう無理です」
「しんどいわよね。もう少し頑張りなさい」
あぁ、厳しい。でも、もう、身体が震えてできない。
「あぁ、あぁ!!」
プルプルしながら、変な声が出て恥ずかしい。
「ふふふ。良いでしょう。
ピッケルにもっと早く出会って、魔法を教えたかったわ。
プリンパル国でも、土を作る魔法使いは少ないわ。みんなめんどくさくなってしまうのね。
ほとんどの魔法使いは、誰かが育てた魔草を使って魔法使いを名乗っているの。特に貴族出身の魔法使いたちは」
そうなのか。でも、確かに畑作りは地味だし、大変だ。お金で解決できるならそうする気持ちも分かる。
「そういえば、カリンは、最近ちゃんとやってるかしら?
でも、土の魔法ができるとキキリやファイを自分で育てることができるようになるわ。土と草木の魔法を極めているのは、プリンパル国にも数人しかいない。その数人は、全員ゾゾ長老の弟子よ。
パンセナは、畑作りの名人と呼ばれているわ。
ファイ1株を育てるには、10000の魔力を土に与える必要があるのよ。パンセナや私でも3年かかります」
そんなにも?!
「どう?気が遠くなるでしょう。それだけ、価値も高いわ。
それに毎日限界まで魔法を使って、魔力の耐久値を伸ばせる。
ふふ。あまり時間がありませんが、私が魔草作りの全てを可能な限り伝授しましょう。元々は、ゾゾ長老に教わったことですが」
カリンが悔しそうに、アシュリに対して深く頭を下げた。
「先生、ごめんなさい。あの、少し、少しだけサボってしまいました。あ、あたしの方が先に畑を完成させます!」
パンセナは、土と草木の魔法の達人だったのか。地味だ。地味だけど、有用なのは間違いない。よし、いい土を作ろう。
僕とカリンは、それから毎日アスパワドで土に魔力を与え続けた。
アシュリは、魔草の育て方も教えるつもりらしい。
「午前中は、キキリの間引きをしましょう。これくらいの葉が練習用にいいでしょう。育ったキキリには、練習用の1000倍の魔力があります。危ないので、まだ触らないように。
ククル魔法院では、育ったキキリ1株分を魔力耐久値1と換算しています。
まず、朝、練習用キキリを自分で収穫すること。そして、午後、気を失って倒れても安全な場所で詠唱の練習をすること。
この柵の中では、パンセナが火炎草ファイを5株育てています。火炎草は、魔力の耐久値1000以上の人だけが使用を許可されます。危険なので、絶対に触らないこと」
収穫したキキリの葉は、3日で萎れて役に立たなくなってしまう。国内では育てられる人が少なく、かつ需要も多い、高価な薬草だ。自分で修行できるようにしてくれたのは、ありがたい。昨日は練習用キキリ1枚で限界だった。今日はまず2、3枚取って、1枚ずつ試してみよう。
また、1枚で倒れてしまうかもしれないし。
もぎたてのキキリの青々とした匂いが心地いい。
午後、試してみると、練習用キキリ2枚までキュールを発動できた。2枚目は汗がぐっしょり出て、もう倒れそうだったから、これが今の限界だろう。でも、枚数が増えたことが、嬉しい。魔力の耐久値が0.002に増えたってことだ。勝手にレベルアップの音を想像してみる。
あらためて、パンセナやアシュリのA4ランクの凄さがわかる。僕が大怪我をした時、練習用キキリの1000倍の魔力があるキキリを100個以上連続で使い切っていた。
耐久値100以上。いや、ファイを育てているくらいだから耐久値1000は余裕であるんだろう。アシュリの背中がかなり遠く感じる。
明日は、練習用キキリを5枚収穫してみよう。地道にコツコツ。
翌日。
練習用キキリ3枚を使い切ることができた。
順調に一枚ずつ増えている。
もしそうなら、明日は4枚になっているはずだ。まだ弱いけど、地道に継続しよう。
そして、10日後、10枚。きたー!!これはすごい。やっと魔力の耐久値が0.01になったぞ!だんだん間引く手頃な葉っぱも少なくなってきたくらいだ。明日、アシュリに、相談してみよう。
次の日、アシュリがどうしようか思案していた。
「ここまでは順調ですね。
しかし、困りました。パンセナのキキリは、受注生産で、売り先が決まっています。間引く葉っぱももうないし」
「魔力の耐性値を高めるために、キキリを使いたいんですが。。。難しそうですね。。。」
「そうね。ピッケルも自分用の畑を作りましょうか。カリンの畑の隣を耕しましょう。それがいいわ。その方がカリンの励みになるし。それには、土の魔法を覚える必要があるわね。
土に手をつけて、畑の広さをイメージして。
それから詠唱。
偉大なる大地よ、魔力を蓄えよ!アスパワド」
アシュリの手が触れた土から魔草畑全体にわずかな光が広がっていく。
すごい。
「キキリ100株を育てるのには、土に魔力1000を与える必要があります。ククル魔法院では、キキリ100株の畑に100日で魔力1を与えるスピードをDクラスと換算しています。
スピードが増えるのはすごく時間がかかるので、畑を耕しながら、いい修行になるでしょう。
スピードAの私でもキキリを育てる土を作るのに3ヶ月かかります。
ピッケルは3年で畑の完成を目指しましょう。それでスピードCクラスです。カリンとどっちが早く畑を完成できるかしらね。サボらずに、毎日畑作りに励むように。ふふふ。土ができたら、キキリを育てる草木の魔法を教えましょう」
スピードは、1日5時間アスパワドをするとして、
Dクラス100日で魔力1
Cクラス1日で魔力1
Bクラス1日で魔力5
Aクラス1日で魔力10
Sクラス1日で魔力100
SSクラス1日で魔力1000
アシュリの真似をしてやってみるけど。。。
ほとんど何も感じない。そう、魔力がない。
でも、ぐっと集中すると、深い場所に微かな魔力を感じる。これを地表にまで吸い上げるのか。気が遠くなるような作業だ。
土には、微量の魔力が含まれているが、より深いところにある土や岩石にはより魔力があるとされている。
地面に手を触れて、より深い地中から魔力を吸い上げるイメージで畑の土に魔力を与えていく。
地面は、全く光らない。なのに、汗がじっとり流れる。
「はぁ、はぁ。もう無理です」
「しんどいわよね。もう少し頑張りなさい」
あぁ、厳しい。でも、もう、身体が震えてできない。
「あぁ、あぁ!!」
プルプルしながら、変な声が出て恥ずかしい。
「ふふふ。良いでしょう。
ピッケルにもっと早く出会って、魔法を教えたかったわ。
プリンパル国でも、土を作る魔法使いは少ないわ。みんなめんどくさくなってしまうのね。
ほとんどの魔法使いは、誰かが育てた魔草を使って魔法使いを名乗っているの。特に貴族出身の魔法使いたちは」
そうなのか。でも、確かに畑作りは地味だし、大変だ。お金で解決できるならそうする気持ちも分かる。
「そういえば、カリンは、最近ちゃんとやってるかしら?
でも、土の魔法ができるとキキリやファイを自分で育てることができるようになるわ。土と草木の魔法を極めているのは、プリンパル国にも数人しかいない。その数人は、全員ゾゾ長老の弟子よ。
パンセナは、畑作りの名人と呼ばれているわ。
ファイ1株を育てるには、10000の魔力を土に与える必要があるのよ。パンセナや私でも3年かかります」
そんなにも?!
「どう?気が遠くなるでしょう。それだけ、価値も高いわ。
それに毎日限界まで魔法を使って、魔力の耐久値を伸ばせる。
ふふ。あまり時間がありませんが、私が魔草作りの全てを可能な限り伝授しましょう。元々は、ゾゾ長老に教わったことですが」
カリンが悔しそうに、アシュリに対して深く頭を下げた。
「先生、ごめんなさい。あの、少し、少しだけサボってしまいました。あ、あたしの方が先に畑を完成させます!」
パンセナは、土と草木の魔法の達人だったのか。地味だ。地味だけど、有用なのは間違いない。よし、いい土を作ろう。
僕とカリンは、それから毎日アスパワドで土に魔力を与え続けた。
1
お気に入りに追加
69
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
性奴隷を飼ったのに
お小遣い月3万
ファンタジー
10年前に俺は日本から異世界に転移して来た。
異世界に転移して来たばかりの頃、辿り着いた冒険者ギルドで勇者認定されて、魔王を討伐したら家族の元に帰れるのかな、っと思って必死になって魔王を討伐したけど、日本には帰れなかった。
異世界に来てから10年の月日が流れてしまった。俺は魔王討伐の報酬として特別公爵になっていた。ちなみに領地も貰っている。
自分の領地では奴隷は禁止していた。
奴隷を売買している商人がいるというタレコミがあって、俺は出向いた。
そして1人の奴隷少女と出会った。
彼女は、お風呂にも入れられていなくて、道路に落ちている軍手のように汚かった。
彼女は幼いエルフだった。
それに魔力が使えないように処理されていた。
そんな彼女を故郷に帰すためにエルフの村へ連れて行った。
でもエルフの村は魔力が使えない少女を引き取ってくれなかった。それどころか魔力が無いエルフは処分する掟になっているらしい。
俺の所有物であるなら彼女は処分しない、と村長が言うから俺はエルフの女の子を飼うことになった。
孤児になった魔力も無いエルフの女の子。年齢は14歳。
エルフの女の子を見捨てるなんて出来なかった。だから、この世界で彼女が生きていけるように育成することに決めた。
※エルフの少女以外にもヒロインは登場する予定でございます。
※帰る場所を無くした女の子が、美しくて強い女性に成長する物語です。
スキル運で、運がいい俺を追放したギルドは倒産したけど、俺の庭にダンジョン出来て億稼いでます。~ラッキー~
暁 とと
ファンタジー
スキル運のおかげでドロップ率や宝箱のアイテムに対する運が良く、確率の低いアイテムをドロップしたり、激レアな武器を宝箱から出したりすることが出来る佐藤はギルドを辞めさられた。
しかし、佐藤の庭にダンジョンが出来たので億を稼ぐことが出来ます。
もう、戻ってきてと言われても無駄です。こっちは、億稼いでいるので。
ブリードスキル いじめられっこ覚醒! いじめられスキルで異世界でも怖くありません……
石のやっさん
ファンタジー
虐められ自殺までした僕が異世界転移......もう知らない。
主人公である竜崎聖夜はクラスで酷いイジメにあっていた。
その執拗なイジメに耐えかねて屋上から飛び降り自殺をした瞬間。
聖夜のクラスが光輝き女神イシュタスの元に召喚されてしまう。
話しを聞くと他の皆は既に異世界ルミナスに転移ずみ。
聖夜は自殺し、死んでいたので蘇生したぶん後になったのだと言う。
聖夜は異世界ルミナスに行きたくなかったが、転移魔法はクラス全員に掛かっているため、拒否できない。
しかも、自分のジョブやスキルは、クラスの情報でイシュタスが勝手に決めていた。
そのステータスに絶望したが……実は。
おもいつきで書き始めたので更新はゆっくりになるかも知れません。
いじめられっこ覚醒! いじめられスキルで異世界でも怖くありません……
からタイトルを『ブリードスキル いじめられっこ覚醒! いじめられスキルで異世界でも怖くありません……』に変更しました。
カクヨムコン9に出品予定でしたが、期間内に10万文字まで書けそうも無いのでカクヨムコン出品取り消しました。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
残念ながら主人公はゲスでした。~異世界転移したら空気を操る魔法を得て世界最強に。好き放題に無双する俺を誰も止められない!~
日和崎よしな
ファンタジー
―あらすじ―
異世界に転移したゲス・エストは精霊と契約して空気操作の魔法を獲得する。
強力な魔法を得たが、彼の真の強さは的確な洞察力や魔法の応用力といった優れた頭脳にあった。
ゲス・エストは最強の存在を目指し、しがらみのない異世界で容赦なく暴れまくる!
―作品について―
完結しました。
全302話(プロローグ、エピローグ含む),約100万字。
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる