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修行開始!
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めちゃくちゃ朝早く起きてしまった。
春麗らかな陽気が溢れている。
いよいよ、魔法の修行が始まる!
昨日は、ワクワクして眠れなかった。言葉がいきなり理解できたように、女神様の加護でチートな魔法の才能が授けられているのかもしれない、とか妄想が膨らんでしまう。
女神様のことを思うたびに、尊い裸体を思い出す。
何度思い出しても、眼福の感動があふれて、薄れることがない。
パンセナが「前代未聞の天才だわ!私の手に負えない。王都カラメルのククル魔法院で学ぶべきよ!」とか言って驚いたらどうしようか、などと考えるとニヤニヤしてしまう。
プルーンが朝食に僕の大好きなクロックムッシュを作ってくれた。
パンの焼ける香ばしい匂い。
僕がクロックムッシュの作り方を教えたんだ。パナードにもパンやバター、卵やチーズがあって良かった。
「ピッケル坊ちゃま、いよいよですね!頑張ってください!カリン様ももうすぐ来られます」
ありがとう、プルーン。そうだ、プルーンも驚かせてやりたい。プルーンは、いつも僕を励ましてくれる。
ユピサム・カリンのことは、良くしっている。
一子相伝の秘術、巨人神拳の格闘家の娘にして、魔法の才能を開花させた6歳年上で13歳の女の子。
格闘家としても1000年に1人の才能らしい。カリンが魔法使いを選んだ時、カリンの父が寝込んで悲しんだ話が有名だ。
発育がよくてツンとたわわな胸。可愛い顔をしているけど、ヤンチャで気が強い。金色のツヤツヤした髪に赤い眼がキラキラしている。
カリンの父もその祖父も人並み外れた身体能力で有名だった。でも、ユピサム家でも赤い目なのは、カリンだけだ。
正直言うと、元気すぎて、カリンのことがちょっと苦手。。。
顔を合わせると意地悪をしてくるのが、ストレスだ。
晴れた庭でパンセナが神妙な面持ちで忠告する。
「ピッケル、あなたは、この2年ほど、魔法書で勉強しましたね。5歳で魔法書に触れるのは、異例なことです。
普通は、11歳になって、魔法の適性を調べてから、魔法書の勉強に入ります。そして、12歳になって初めて、素材を使って魔法の実践に入るのです。
それほど、素材を使った訓練は、危険です。魔草の小さな葉1枚の訓練でも、最初はかなり身体に負担がかかります。
あなたはまだ7歳。先生の言うことをよく聞くのよ。
今日から王都カラメルのククル魔法院からパスカル村に常駐している先生、アシュリがきてくれます。
アシュリは、若くして私と同じA4グレードの大変優秀な先生です。ゾゾ長老の弟子の中でもカリファに並ぶ才能。言葉使いも敬語にしてね」
ー
しばらくすると、カリンと一緒に同い年くらいの女の子がやってきた。とんがり帽子を深く被って形のいい口元だけが見えている。
「アシュリです。よろしくおねがいします」
若いとは聞いていたけど。。。こんなに幼いなんて。
魔術師っぽい灰色のローブに身を包んでいる。
青色の髪を三つ編みにして、儚さを感じるほど繊細で、華奢で可憐な。。。
つい見惚れてしまう。
カリンの豊満な体つきと比べると、慎ましくていい。
手にしているのは鞄一つと、飾り気のない杖だけだ。
「ピッケル、何ボサっとしてるのよ!先生に失礼でしょ!
挨拶もろくにできなんて、ガキね」
さっそくカリンが突っかかってくる。
「なんだよ、カリン。暑苦しいからちょっと離れてよ」
カリンの豊満な胸につい目がいってしまう。
「なによ!あたしのおっぱいばっかり見てないで、姉弟子をもっと敬いなさい!」
春のイタズラな風がカリンのスカートをまくり上げるように強く吹いた。
白いシルクのパンツがチラリと見える。
お!
つい見てしまった。
顔を真っ赤にしたカリンが格闘家仕込みの身のこなしで、鋭い張り手を繰り出す。
バチンッ!!
「この変態!ませガキ!」
痛いっ!
魔法使いより格闘家になった方がいいんじゃないか?
アシュリがため息を一つ。
「はぁ。それで、私が教える生徒はどちらに?」
わざとらしく周囲を見渡して聞いてくる。
カリンがめんどくさそうに僕を指差す。
「あ、それはこの子です」
おいおい!ずいぶんぞんざいだな!!
帽子を脱いで、アシュリが僕に顔を近づけて、瞳を覗き込む。
か、かわいい!
元の世界ならアイドルでもやっていける。可愛さで家が建つというやつだ。
すると、アシュリは目を見開いてから、深くため息をついた。
「はぁ、天才である私が前例を作ってしまったのが墓穴でしたね。
こんな幼い頃から魔法の修行だなんて、危険すぎます。
幼少から魔法が使えたのは、私が特別だっただけだというのに」
ぼそりとつぶやく。
聞こえてますよ!アシュリ!なんて高い自己概念なんでしょう。
でも、それも、すごくいい。
カリンが隣で意地悪に笑う。
「そうよ!ピッケルには早すぎるわ」
「しかし、魔法書を読んでしまったのなら、きちんと修行しないとかえって危険ということもあります。だから、厳しい修行になるわ。耐えられますか?」
「は、はい!先生」
再度、アシュリはため息をついた。
「はぁ。わかりました。やれるだけの事はやってみましょう。私ができたことをできた人なんて他にいないのに。修行に音をあげるようなら魔法を禁じます」
ドSだ。でも、なんだかゾクゾクする。いつからこんな変態ドM根性になったんだろう。
「では、準備はいいですか?」
アシュリとまっすぐ向き合って、ゴクリと唾を飲み込む。
やっとペコリとお辞儀をして、お願いの挨拶をする。
「先生、今日からよろしくお願いします」
「よろしい。では、手順を覚えていますね。初めは、安全に慎重に。魔法を使うことが人命を危うくすることがあることを絶対に忘れないように。
安全第一が最初の教えです。肝に命じるのよ」
「はい!
素材を手に、魔力を感じてから、詠唱を行う、でしたね。まず安全第一で様子を見ながらやってみます」
「よろしい。ピッケル、そのとおりです。魔法に焦りは禁物。
カリン、練習用のキキリを1枚取ってきてちょうだい。パンセナに畑のキキリを使うと事前に伝えています」
カリンが畑の方に走って行き、小さな葉っぱを持ってきた。
アシュリが、丁寧に説明を続ける。
「これは魔草を育てるときに、間引くサイズの練習用のキキリです。素材の力は弱いですが、間違いなく魔力がある魔草です。丁寧に扱うように」
カリンが僕に練習用のキキリを渡しながら、意地悪に笑う。僕への対抗意識がすごい。
「始めからうまく行くなんて、そんなに甘くないわよ。7歳で実技を始めるなんて、生意気だわ!」
パンセナから畑の中には絶対入るなと禁じられていた。
僕は、手に収まるほど小さなキキリの葉っぱを手に乗せた。忘れもしない、階段から落ちたときに嗅いだミントのような、ドクダミのような香り。手のひらに乗せただけで、ズンっと、痺れるような不思議な感覚があった。
初めて触る、こ、これが魔草。
「先生、ま、魔力を感じます」
「良いでしょう。次に詠唱ね。最初は、草木の魔法です。キュアの初歩、キュールにしましょう。
やって見せるから、一度で覚えてね。
癒しの葉よ、傷を治せ。キュール!」
アシュリの手が緑色に光った。これがキュール。
ついに始まる。キュールの詠唱は、最初に覚える初歩中の初歩だ。カリンだって、見返してやる!
「癒しの葉よ、傷を治せ。キュール。。。」
あっ。嘘。どうして。
全身から力が抜けて、立っていられない。アシュリが柔らかく僕を抱きしめて受け止める。
「な、、、ん、で??」
甘くていい匂いだ。意識が遠のいていく。
アシュリが穏やかに優しく笑っている。
僕は、練習用の魔草一枚から僅かな魔力を引き出そうとしただけで、倒れてしまった。
昼過ぎに、目が覚めた。
目を開けると、自分の部屋のベッドの上だと分かる。そうか、失敗したんだな。
「あぁ。。。なんで。。。そんな。。。」
悔しくて、泣いた。
きっと魔力の耐性値が足りなくなったんだ。こんなんじゃ、試練に対抗なんてできない。
「魔力の耐久値がこんなに低いなんて…。弱すぎる。こんなんじゃ全然だめだ。素質がないのかな。。。僕は、アシュリの修行についていけないってことなのか。。。」
僕が、泣いているとカリンが部屋に入ってきた。泣いているところなんて、見られたくなかったのに。
「ピッケル、おきたの?
あら、何を泣いているの?体調は大丈夫?」
「うう。。。」
カリンには珍しく優しい雰囲気だ。優しくされると涙がどんどん出て止まらない。
「だって、せっかく修行が始まったのに、すぐに倒れてしまって。恥ずかしくて、悔しくて。こんなに魔力の耐久値が低いなんて。魔力の耐久値は、増えないって本に書いてあったのに」
「ふふふ。何を言っているの。
むしろ、大成功よ。
先生もそう言っていたわ。
まず、最初から魔力を感じて立っていられる人は、少ないのよ?」
「そうなの?」
「そうよ。その中で、詠唱に成功して抽出を始められるのも、また少数。私は、もちろん、できたけどね!
魔力の耐久値は、慣れが必要よ。最初は、すぐに限界を感じるわ。本当の限界を知るのは、もっと先のことよ」
こうして、初日は、苦い思い出となってしまった。カリンを見返すどころか、慰められてしまった。
春麗らかな陽気が溢れている。
いよいよ、魔法の修行が始まる!
昨日は、ワクワクして眠れなかった。言葉がいきなり理解できたように、女神様の加護でチートな魔法の才能が授けられているのかもしれない、とか妄想が膨らんでしまう。
女神様のことを思うたびに、尊い裸体を思い出す。
何度思い出しても、眼福の感動があふれて、薄れることがない。
パンセナが「前代未聞の天才だわ!私の手に負えない。王都カラメルのククル魔法院で学ぶべきよ!」とか言って驚いたらどうしようか、などと考えるとニヤニヤしてしまう。
プルーンが朝食に僕の大好きなクロックムッシュを作ってくれた。
パンの焼ける香ばしい匂い。
僕がクロックムッシュの作り方を教えたんだ。パナードにもパンやバター、卵やチーズがあって良かった。
「ピッケル坊ちゃま、いよいよですね!頑張ってください!カリン様ももうすぐ来られます」
ありがとう、プルーン。そうだ、プルーンも驚かせてやりたい。プルーンは、いつも僕を励ましてくれる。
ユピサム・カリンのことは、良くしっている。
一子相伝の秘術、巨人神拳の格闘家の娘にして、魔法の才能を開花させた6歳年上で13歳の女の子。
格闘家としても1000年に1人の才能らしい。カリンが魔法使いを選んだ時、カリンの父が寝込んで悲しんだ話が有名だ。
発育がよくてツンとたわわな胸。可愛い顔をしているけど、ヤンチャで気が強い。金色のツヤツヤした髪に赤い眼がキラキラしている。
カリンの父もその祖父も人並み外れた身体能力で有名だった。でも、ユピサム家でも赤い目なのは、カリンだけだ。
正直言うと、元気すぎて、カリンのことがちょっと苦手。。。
顔を合わせると意地悪をしてくるのが、ストレスだ。
晴れた庭でパンセナが神妙な面持ちで忠告する。
「ピッケル、あなたは、この2年ほど、魔法書で勉強しましたね。5歳で魔法書に触れるのは、異例なことです。
普通は、11歳になって、魔法の適性を調べてから、魔法書の勉強に入ります。そして、12歳になって初めて、素材を使って魔法の実践に入るのです。
それほど、素材を使った訓練は、危険です。魔草の小さな葉1枚の訓練でも、最初はかなり身体に負担がかかります。
あなたはまだ7歳。先生の言うことをよく聞くのよ。
今日から王都カラメルのククル魔法院からパスカル村に常駐している先生、アシュリがきてくれます。
アシュリは、若くして私と同じA4グレードの大変優秀な先生です。ゾゾ長老の弟子の中でもカリファに並ぶ才能。言葉使いも敬語にしてね」
ー
しばらくすると、カリンと一緒に同い年くらいの女の子がやってきた。とんがり帽子を深く被って形のいい口元だけが見えている。
「アシュリです。よろしくおねがいします」
若いとは聞いていたけど。。。こんなに幼いなんて。
魔術師っぽい灰色のローブに身を包んでいる。
青色の髪を三つ編みにして、儚さを感じるほど繊細で、華奢で可憐な。。。
つい見惚れてしまう。
カリンの豊満な体つきと比べると、慎ましくていい。
手にしているのは鞄一つと、飾り気のない杖だけだ。
「ピッケル、何ボサっとしてるのよ!先生に失礼でしょ!
挨拶もろくにできなんて、ガキね」
さっそくカリンが突っかかってくる。
「なんだよ、カリン。暑苦しいからちょっと離れてよ」
カリンの豊満な胸につい目がいってしまう。
「なによ!あたしのおっぱいばっかり見てないで、姉弟子をもっと敬いなさい!」
春のイタズラな風がカリンのスカートをまくり上げるように強く吹いた。
白いシルクのパンツがチラリと見える。
お!
つい見てしまった。
顔を真っ赤にしたカリンが格闘家仕込みの身のこなしで、鋭い張り手を繰り出す。
バチンッ!!
「この変態!ませガキ!」
痛いっ!
魔法使いより格闘家になった方がいいんじゃないか?
アシュリがため息を一つ。
「はぁ。それで、私が教える生徒はどちらに?」
わざとらしく周囲を見渡して聞いてくる。
カリンがめんどくさそうに僕を指差す。
「あ、それはこの子です」
おいおい!ずいぶんぞんざいだな!!
帽子を脱いで、アシュリが僕に顔を近づけて、瞳を覗き込む。
か、かわいい!
元の世界ならアイドルでもやっていける。可愛さで家が建つというやつだ。
すると、アシュリは目を見開いてから、深くため息をついた。
「はぁ、天才である私が前例を作ってしまったのが墓穴でしたね。
こんな幼い頃から魔法の修行だなんて、危険すぎます。
幼少から魔法が使えたのは、私が特別だっただけだというのに」
ぼそりとつぶやく。
聞こえてますよ!アシュリ!なんて高い自己概念なんでしょう。
でも、それも、すごくいい。
カリンが隣で意地悪に笑う。
「そうよ!ピッケルには早すぎるわ」
「しかし、魔法書を読んでしまったのなら、きちんと修行しないとかえって危険ということもあります。だから、厳しい修行になるわ。耐えられますか?」
「は、はい!先生」
再度、アシュリはため息をついた。
「はぁ。わかりました。やれるだけの事はやってみましょう。私ができたことをできた人なんて他にいないのに。修行に音をあげるようなら魔法を禁じます」
ドSだ。でも、なんだかゾクゾクする。いつからこんな変態ドM根性になったんだろう。
「では、準備はいいですか?」
アシュリとまっすぐ向き合って、ゴクリと唾を飲み込む。
やっとペコリとお辞儀をして、お願いの挨拶をする。
「先生、今日からよろしくお願いします」
「よろしい。では、手順を覚えていますね。初めは、安全に慎重に。魔法を使うことが人命を危うくすることがあることを絶対に忘れないように。
安全第一が最初の教えです。肝に命じるのよ」
「はい!
素材を手に、魔力を感じてから、詠唱を行う、でしたね。まず安全第一で様子を見ながらやってみます」
「よろしい。ピッケル、そのとおりです。魔法に焦りは禁物。
カリン、練習用のキキリを1枚取ってきてちょうだい。パンセナに畑のキキリを使うと事前に伝えています」
カリンが畑の方に走って行き、小さな葉っぱを持ってきた。
アシュリが、丁寧に説明を続ける。
「これは魔草を育てるときに、間引くサイズの練習用のキキリです。素材の力は弱いですが、間違いなく魔力がある魔草です。丁寧に扱うように」
カリンが僕に練習用のキキリを渡しながら、意地悪に笑う。僕への対抗意識がすごい。
「始めからうまく行くなんて、そんなに甘くないわよ。7歳で実技を始めるなんて、生意気だわ!」
パンセナから畑の中には絶対入るなと禁じられていた。
僕は、手に収まるほど小さなキキリの葉っぱを手に乗せた。忘れもしない、階段から落ちたときに嗅いだミントのような、ドクダミのような香り。手のひらに乗せただけで、ズンっと、痺れるような不思議な感覚があった。
初めて触る、こ、これが魔草。
「先生、ま、魔力を感じます」
「良いでしょう。次に詠唱ね。最初は、草木の魔法です。キュアの初歩、キュールにしましょう。
やって見せるから、一度で覚えてね。
癒しの葉よ、傷を治せ。キュール!」
アシュリの手が緑色に光った。これがキュール。
ついに始まる。キュールの詠唱は、最初に覚える初歩中の初歩だ。カリンだって、見返してやる!
「癒しの葉よ、傷を治せ。キュール。。。」
あっ。嘘。どうして。
全身から力が抜けて、立っていられない。アシュリが柔らかく僕を抱きしめて受け止める。
「な、、、ん、で??」
甘くていい匂いだ。意識が遠のいていく。
アシュリが穏やかに優しく笑っている。
僕は、練習用の魔草一枚から僅かな魔力を引き出そうとしただけで、倒れてしまった。
昼過ぎに、目が覚めた。
目を開けると、自分の部屋のベッドの上だと分かる。そうか、失敗したんだな。
「あぁ。。。なんで。。。そんな。。。」
悔しくて、泣いた。
きっと魔力の耐性値が足りなくなったんだ。こんなんじゃ、試練に対抗なんてできない。
「魔力の耐久値がこんなに低いなんて…。弱すぎる。こんなんじゃ全然だめだ。素質がないのかな。。。僕は、アシュリの修行についていけないってことなのか。。。」
僕が、泣いているとカリンが部屋に入ってきた。泣いているところなんて、見られたくなかったのに。
「ピッケル、おきたの?
あら、何を泣いているの?体調は大丈夫?」
「うう。。。」
カリンには珍しく優しい雰囲気だ。優しくされると涙がどんどん出て止まらない。
「だって、せっかく修行が始まったのに、すぐに倒れてしまって。恥ずかしくて、悔しくて。こんなに魔力の耐久値が低いなんて。魔力の耐久値は、増えないって本に書いてあったのに」
「ふふふ。何を言っているの。
むしろ、大成功よ。
先生もそう言っていたわ。
まず、最初から魔力を感じて立っていられる人は、少ないのよ?」
「そうなの?」
「そうよ。その中で、詠唱に成功して抽出を始められるのも、また少数。私は、もちろん、できたけどね!
魔力の耐久値は、慣れが必要よ。最初は、すぐに限界を感じるわ。本当の限界を知るのは、もっと先のことよ」
こうして、初日は、苦い思い出となってしまった。カリンを見返すどころか、慰められてしまった。
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