歌物語

天地之詞

文字の大きさ
上 下
426 / 442
令和三年(西曆二〇二一年)三月

天橋立を望みて

しおりを挟む
逆さまに股より覗く登り龍天にも掛らんそのありさまは
生憎も曇りがかりつありつれど登り龍とはさらにあんなり
土器かはらけを投ぐるに祈る願ひありいるかいらずか神のみぞ知る
神々の御使みつかひさるるうるはしを眺めて曰く飛龍観とや
書き記す祈りを込めて投ぐるなり
しおりを挟む

処理中です...