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第47話 でもあれって……誤解、だったのかな?
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レベッカは、ジップとレニの様子を盗み見しながら、内心でため息をつく。
あの鈍いジップと言えども、いっそ病室を出ていけば、少しはわたしの気持ちを察してくれるかもと思ったのだけれど……
ジップはまだ歩けないから、部屋を出て言ってもわたしを追いかけられないし、それに今は、ジップとレニを二人っきりにしたくないし……
そもそも、例えジップが歩けるようになったところで、わたしの気持ちに気づくはずもないわよね……
だからわたしは、病室のソファに腰を下ろしてふてくされるしかなかった。
だって色恋沙汰のイの字も分からないジップに、レニのためだからと言われたら、見守るしかないじゃない……!
レニのほうは、一人前になろうとしてやっているわけじゃないのに。
もう──ほんとジップって女性の気持ちが分かっていないのよね!
わたしがイライラしながら魔導書に視線を落としていると、レニの声が聞こえてくる。
「ふ~、ふ~、ふ~……はい、あ~ん」
わたしは、思わず叫びたくなる衝動を抑えて、視線だけそちらに向けると──
「あちぃ!?」
──ジップは涙目になって、口をハフハフしていた。
「レ、レニ!? 熱々の雑炊を口につっこまないでくれ!」
「ご、ごめん……冷ましたつもりだったんだけど……」
「土鍋に入っているから、息を吹きかけたくらいじゃ簡単に冷めないんだよ。雑炊ってのは表面が冷めやすいから、そこから掬ってだな──」
などとジップが説明していると、レニはにわかに慌てながら、座ったままベッド脇のローチェストへと手を伸ばし、冷水の入った水差しを持ち上げたところで──
「うおぉ!?」
──手を滑らせ、冷水を盛大にぶちまけた。ジップの頭へ。
「ごごごごめん!?」
さらに、いよいよ慌てたレニが立ち上がったら、勢いよくサイドテーブルにぶつかって──
「にぎゃあ!?」
──わたしの作った雑炊が宙を舞い、ジップは顔面で受け止める。土鍋を。
「あちちちちち!?」
「あわわわわわ!?」
………………こうも見事にドジのコンボを決められては、もはや怒る気にもなれない。
わたしは、大きなため息をついてから立ち上がった。
「まったく……何をやっているのよ、あなたたちは……」
ジップは慌てて土鍋を取り払うと、自らに流水魔法を使って顔を冷やしていた。すでに水差しの冷水を頭から被っているから、もはやなりふり構う必要もないのだろう。
見た感じ、ヤケドまではしていないようだから一安心だけど……
でもジップは冷水と雑炊まみれで、掛け布団までびっしょりね。
そしてレニは、涙目になってオロオロしながら手をばたつかせるばかりだった。
ちょっと目を離した隙に、これほどの惨状になるなんて……レニが一人前になれるのは当分先のようね……
「もう……せっかくの雑炊が台無し。あと掛け布団は洗わなくちゃね」
わたしがため息をついていると、レニが涙目になって謝ってくる。
「ごめんなさい……」
しょんぼりするレニを前にすると……わたしは苦笑するしかなかった。
「いいのよ。ジップのために何かやりたかったんでしょう?」
「……うん」
「なら、これからは二人で協力してジップを助けてあげましょう? そうすれば、こんな失敗することも減るだろうし」
「うん……そうする」
レニは、こういう素直なところが可愛いのよね。わたしは思わずレニを抱き締めたくなった。
これからわたしたちの関係がどうなるのかは、わたし自身にも分からないけれど、でもレニのことは放っておけないしなぁ。
まぁ……向こう数カ月のうちにどうにかしなくちゃいけないことでもないしね。先のことは先に考えましょ。
そしてわたしは、レニと協力して、こぼれた雑炊ごと掛け布団を丸めた。
「そうしたらレニ。この布団をリネン室にもっていって、布団を交換してもらって?」
「う……」
人見知りが過ぎるレニにとっては、病院スタッフと話すことは大きなハードルかもしれないけれど、このくらいはやれるようにならないとね。
躊躇うレニに、わたしは言葉を付け足した。
「雑炊をこぼしてしまったこと、病院の人に事情を説明してちゃんと謝るのよ?」
「……わ、分かった」
そしてレニは、とぼとぼと病室を出て行く。
それを見送るとジップも謝ってきた。
「悪いな。世話かけさせて」
「ジップが謝ることじゃないでしょ」
「でもせっかくお前が作ってくれた食事だったのに」
「別にいいわよ。また作り直すから気にしないで」
それからわたしは、ジップとベッドを改めてみた。冷水も雑炊も、ジップの上半身と掛け布団にこぼれたから、ベッドのほうはそこまで濡れていなさそうだった。
「ベッドは……シーツを変えるだけでよさそうね。そうしたら先に髪を乾かして、つぎに着替えましょうか」
「お、おう……」
わたしはまずジップの髪の毛をタオルで拭いた。髪の毛には、そこまで雑炊が付着していなかったから、とりあえず拭くだけで大丈夫ね。
「そしたら着替えね。ボタン取るわよ?」
「た、頼む……」
今のジップは両手を動かせないから、着替えも満足に出来ない。普段は看護師さんにやってもらっているのだろうけれど、このまま放っておいたら風邪を引いちゃうし、着替え程度で、忙しい看護師さんの手を煩わせるのもなんだしね。
だからわたしは、ジップの着ているパジャマのボタンを外していって、それから、両袖を持って慎重に脱がせていく。ほぼ治っているとはいえ、下手に刺激を与えてジップに痛い思いをさせたくないし……
そうしてパジャマの上着とインナーを脱がせると──
──ジップの上半身が露わになった。
「……………………」
「な、なんだよ?」
「えっ……!?」
「いや、お前がじーっと見てくるからさ」
「そ、そんなに見てないわよ!?」
「そうか?」
「そうよ! あ、思ったよりビショビショだから拭かないとまずいって思ってたのよ!」
「ならやっぱり見てたじゃん」
「仕方がないでしょ着替えなんだから!?」
よ、よくよく考えてみたら……
わたし……
男性の体を、こんな間近で見るなんて初めてかも……
あ、いいえ!
お父さん!
お父さんとは子供の頃、一緒にお風呂に入ってるから知ってる!
だから男の人の体なんて見慣れてるし!?
だというのにわたしは、速まる全身の血流を抑えきれずにいた。
「ととととにかく! 体を拭くわ! いいわよね!?」
「お、おう……頼むよ」
ひとまずわたしは背中から拭くことにする。
ジップって……思ったより筋肉質なのよね……冒険者だから当たり前だし、そもそも、多頭雷龍を一人で倒したくらいだから、体付きがしっかりしているなんてほんと当然なんだけど……
わたしは、まず、自分の左手をジップの肩に添える──それだけで、なんだかとってもドキドキするわ!?
い、いえ……ドキドキなんてしてない! してないわよ!?
これはきっと……ええっと……あれよ……
そう!
怪我人の看護だなんて今までやったことないから、それで緊張しているだけなんだからね!?
「おーい、レベッカ?」
「はい!?」
急にジップに呼ばれたものだから、わたしは思わず声を裏返してしまった。
「どうしたんだ? 拭くなら早く拭いて欲しいんだが……」
「わ、分かってるわよ!?」
そうしてわたしは、ジップの背中にタオルを当てて拭いていく。
その間、心臓の高鳴りがどうにも止められずにいた。
「じゃ、じゃあ……次は前ね?」
「お、おう……」
そうしてわたしがジップの前に回り込んだところで……ジップと目が合う。
今まで気づかなかったけれど……ジップも顔を真っ赤にしていた。
もしかして──
──ジップも、わたしと同じ気持ちなの?
「ね、ねぇ……ジップ……」
「な、なんだ……」
「あの……その……」
「な、なんだよ……?」
「だ、だからね……?」
でもわたしは、その気持ちを上手く言葉に出来なくて。
だけど、抑えられない衝動が心の奥から溢れ出てきて。
しずかに、ゆっくりと──わたしは自分の顔をジップに近づけていく。
……嫌じゃないの?
わたしに、こんなに近づかれても、ジップが嫌がっていないのなら──
「新しい布団、もらってきたよ……って!?」
──そこで、病室の扉が唐突に開いた。
「ななな何をしているの!? 二人とも!?」
レニの悲鳴に、わたしは我に返ってジップから飛び退く。
「え、あ、はい?」
「『はい?』じゃないよ! 今何をしていたのレベッカ!」
「ななな何もしていないわよ!?」
「ならどうしてジップが裸なの!?」
「それは体を拭いていたからよ!?」
そんな感じで、レニが妙な誤解をしたものだから……
わたしとジップは、その弁明に、小一時間近くをかける羽目になるのだった……
でもあれって……誤解、だったのかな?
あの鈍いジップと言えども、いっそ病室を出ていけば、少しはわたしの気持ちを察してくれるかもと思ったのだけれど……
ジップはまだ歩けないから、部屋を出て言ってもわたしを追いかけられないし、それに今は、ジップとレニを二人っきりにしたくないし……
そもそも、例えジップが歩けるようになったところで、わたしの気持ちに気づくはずもないわよね……
だからわたしは、病室のソファに腰を下ろしてふてくされるしかなかった。
だって色恋沙汰のイの字も分からないジップに、レニのためだからと言われたら、見守るしかないじゃない……!
レニのほうは、一人前になろうとしてやっているわけじゃないのに。
もう──ほんとジップって女性の気持ちが分かっていないのよね!
わたしがイライラしながら魔導書に視線を落としていると、レニの声が聞こえてくる。
「ふ~、ふ~、ふ~……はい、あ~ん」
わたしは、思わず叫びたくなる衝動を抑えて、視線だけそちらに向けると──
「あちぃ!?」
──ジップは涙目になって、口をハフハフしていた。
「レ、レニ!? 熱々の雑炊を口につっこまないでくれ!」
「ご、ごめん……冷ましたつもりだったんだけど……」
「土鍋に入っているから、息を吹きかけたくらいじゃ簡単に冷めないんだよ。雑炊ってのは表面が冷めやすいから、そこから掬ってだな──」
などとジップが説明していると、レニはにわかに慌てながら、座ったままベッド脇のローチェストへと手を伸ばし、冷水の入った水差しを持ち上げたところで──
「うおぉ!?」
──手を滑らせ、冷水を盛大にぶちまけた。ジップの頭へ。
「ごごごごめん!?」
さらに、いよいよ慌てたレニが立ち上がったら、勢いよくサイドテーブルにぶつかって──
「にぎゃあ!?」
──わたしの作った雑炊が宙を舞い、ジップは顔面で受け止める。土鍋を。
「あちちちちち!?」
「あわわわわわ!?」
………………こうも見事にドジのコンボを決められては、もはや怒る気にもなれない。
わたしは、大きなため息をついてから立ち上がった。
「まったく……何をやっているのよ、あなたたちは……」
ジップは慌てて土鍋を取り払うと、自らに流水魔法を使って顔を冷やしていた。すでに水差しの冷水を頭から被っているから、もはやなりふり構う必要もないのだろう。
見た感じ、ヤケドまではしていないようだから一安心だけど……
でもジップは冷水と雑炊まみれで、掛け布団までびっしょりね。
そしてレニは、涙目になってオロオロしながら手をばたつかせるばかりだった。
ちょっと目を離した隙に、これほどの惨状になるなんて……レニが一人前になれるのは当分先のようね……
「もう……せっかくの雑炊が台無し。あと掛け布団は洗わなくちゃね」
わたしがため息をついていると、レニが涙目になって謝ってくる。
「ごめんなさい……」
しょんぼりするレニを前にすると……わたしは苦笑するしかなかった。
「いいのよ。ジップのために何かやりたかったんでしょう?」
「……うん」
「なら、これからは二人で協力してジップを助けてあげましょう? そうすれば、こんな失敗することも減るだろうし」
「うん……そうする」
レニは、こういう素直なところが可愛いのよね。わたしは思わずレニを抱き締めたくなった。
これからわたしたちの関係がどうなるのかは、わたし自身にも分からないけれど、でもレニのことは放っておけないしなぁ。
まぁ……向こう数カ月のうちにどうにかしなくちゃいけないことでもないしね。先のことは先に考えましょ。
そしてわたしは、レニと協力して、こぼれた雑炊ごと掛け布団を丸めた。
「そうしたらレニ。この布団をリネン室にもっていって、布団を交換してもらって?」
「う……」
人見知りが過ぎるレニにとっては、病院スタッフと話すことは大きなハードルかもしれないけれど、このくらいはやれるようにならないとね。
躊躇うレニに、わたしは言葉を付け足した。
「雑炊をこぼしてしまったこと、病院の人に事情を説明してちゃんと謝るのよ?」
「……わ、分かった」
そしてレニは、とぼとぼと病室を出て行く。
それを見送るとジップも謝ってきた。
「悪いな。世話かけさせて」
「ジップが謝ることじゃないでしょ」
「でもせっかくお前が作ってくれた食事だったのに」
「別にいいわよ。また作り直すから気にしないで」
それからわたしは、ジップとベッドを改めてみた。冷水も雑炊も、ジップの上半身と掛け布団にこぼれたから、ベッドのほうはそこまで濡れていなさそうだった。
「ベッドは……シーツを変えるだけでよさそうね。そうしたら先に髪を乾かして、つぎに着替えましょうか」
「お、おう……」
わたしはまずジップの髪の毛をタオルで拭いた。髪の毛には、そこまで雑炊が付着していなかったから、とりあえず拭くだけで大丈夫ね。
「そしたら着替えね。ボタン取るわよ?」
「た、頼む……」
今のジップは両手を動かせないから、着替えも満足に出来ない。普段は看護師さんにやってもらっているのだろうけれど、このまま放っておいたら風邪を引いちゃうし、着替え程度で、忙しい看護師さんの手を煩わせるのもなんだしね。
だからわたしは、ジップの着ているパジャマのボタンを外していって、それから、両袖を持って慎重に脱がせていく。ほぼ治っているとはいえ、下手に刺激を与えてジップに痛い思いをさせたくないし……
そうしてパジャマの上着とインナーを脱がせると──
──ジップの上半身が露わになった。
「……………………」
「な、なんだよ?」
「えっ……!?」
「いや、お前がじーっと見てくるからさ」
「そ、そんなに見てないわよ!?」
「そうか?」
「そうよ! あ、思ったよりビショビショだから拭かないとまずいって思ってたのよ!」
「ならやっぱり見てたじゃん」
「仕方がないでしょ着替えなんだから!?」
よ、よくよく考えてみたら……
わたし……
男性の体を、こんな間近で見るなんて初めてかも……
あ、いいえ!
お父さん!
お父さんとは子供の頃、一緒にお風呂に入ってるから知ってる!
だから男の人の体なんて見慣れてるし!?
だというのにわたしは、速まる全身の血流を抑えきれずにいた。
「ととととにかく! 体を拭くわ! いいわよね!?」
「お、おう……頼むよ」
ひとまずわたしは背中から拭くことにする。
ジップって……思ったより筋肉質なのよね……冒険者だから当たり前だし、そもそも、多頭雷龍を一人で倒したくらいだから、体付きがしっかりしているなんてほんと当然なんだけど……
わたしは、まず、自分の左手をジップの肩に添える──それだけで、なんだかとってもドキドキするわ!?
い、いえ……ドキドキなんてしてない! してないわよ!?
これはきっと……ええっと……あれよ……
そう!
怪我人の看護だなんて今までやったことないから、それで緊張しているだけなんだからね!?
「おーい、レベッカ?」
「はい!?」
急にジップに呼ばれたものだから、わたしは思わず声を裏返してしまった。
「どうしたんだ? 拭くなら早く拭いて欲しいんだが……」
「わ、分かってるわよ!?」
そうしてわたしは、ジップの背中にタオルを当てて拭いていく。
その間、心臓の高鳴りがどうにも止められずにいた。
「じゃ、じゃあ……次は前ね?」
「お、おう……」
そうしてわたしがジップの前に回り込んだところで……ジップと目が合う。
今まで気づかなかったけれど……ジップも顔を真っ赤にしていた。
もしかして──
──ジップも、わたしと同じ気持ちなの?
「ね、ねぇ……ジップ……」
「な、なんだ……」
「あの……その……」
「な、なんだよ……?」
「だ、だからね……?」
でもわたしは、その気持ちを上手く言葉に出来なくて。
だけど、抑えられない衝動が心の奥から溢れ出てきて。
しずかに、ゆっくりと──わたしは自分の顔をジップに近づけていく。
……嫌じゃないの?
わたしに、こんなに近づかれても、ジップが嫌がっていないのなら──
「新しい布団、もらってきたよ……って!?」
──そこで、病室の扉が唐突に開いた。
「ななな何をしているの!? 二人とも!?」
レニの悲鳴に、わたしは我に返ってジップから飛び退く。
「え、あ、はい?」
「『はい?』じゃないよ! 今何をしていたのレベッカ!」
「ななな何もしていないわよ!?」
「ならどうしてジップが裸なの!?」
「それは体を拭いていたからよ!?」
そんな感じで、レニが妙な誤解をしたものだから……
わたしとジップは、その弁明に、小一時間近くをかける羽目になるのだった……
でもあれって……誤解、だったのかな?
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