143 / 245
第4章
第21話 殿下は人の身であらせられるけれども……
しおりを挟む
ラーフルは、無駄に豪華な領主の執務室で、一人頭を抱えていた。
「あああ……また仕事が増えていく……」
ただの地方貴族に過ぎないわたしが領主代行になったことで、ここの文官達がのらりくらりとなかなか動かず、だから仕事は溜まる一方だった。
わたしの領主代行就任は、王女殿下が直々に任命された背景もあるので、さすがにボイコットまではしてこないが、文官達は、わたしが不眠不休で働かざるを得ない程度には仕事を遅らせてくるのだ。
そんな実に姑息な嫌がらせに辟易していたところに……また、新たな仕事が降ってきた。
「で、殿下……それほどわたしにお怒りということなのですか……?」
わたしは涙目になってその書類を見つめる。
そこには、殿下が向かわれた地域についての対応要件が書かれていた。
まず税金を三割も徴収していたとのことで、速やかに還付させること。つぎに中央の役人を派遣して監視を強化すること。そして領内の他地域でも同様のことが行われていないか即座にチェックすること。
さらなる追加要件として、憲兵隊の軍紀が乱れているとのことで、これも可及的速やかに対処する必要がある。
何やら殿下と憲兵隊が揉めたようなのだが、この揉め事に関しては、そこの憲兵隊長が殿下の正体に気づき、ぎりぎり収束したらしいが……
もしも収まっていなかったら、全国の憲兵隊をごっそり再編制しなければならなかったかもしれず、わたしはゾッとした。
「しかし中央から役人派遣と言われても……どうしろというのですか、でんかぁ……」
広い執務室で一人、わたしは情けない声を上げる。自分でも情けないことは重々承知しているが、このところ満足に寝ることもできていないので、このくらいは勘弁してほしい。
どうせ、わたしの回りには誰もいないのだから。信頼できる親衛隊員も、みんなリリィ様に持って行かれたし……
ということでわたしは机の上に突っ伏して、ああでもない、こうでもないとしばらく愚痴をこぼしていたが……やがて起き上がる。
「はぁ……こんなことをしていては、仕事がさらに溜まっていく一方だ……せめて、急ぎの報告くらいは殿下に届けないと……」
殿下から領主代行を拝命する際、いくつかの指示があったのだが、もっとも急務だったのが使途不明金についてだった。
逮捕された元領主は、あの手この手で荒稼ぎをしていたのだが、いったいその資金は何に使われていたのかを、殿下は非常に気にされていた。
短慮なわたしは「どうせ豪遊していたのだろう」と思って、この調査はすぐに終わると思っていたのだが……自体はそんな単純ではなかった。
もちろん、元領主が豪遊していたのに違いはないが、それにしては、あまりに巨額な資金を集めすぎている。どれだけ豪遊しようとも使い切れないほどに。
だとしたら余った資金はどこに流れていたのか……ここまで調べてわたしもようやく気になってきた。
それを殿下は最初から見抜いていたわけで、まったくもって、その慧眼には恐れ入るばかりだ。
仕事はハードすぎるけど……
そうして先日、その調査がようやく完了し、今し方、わたしはその報告をまとめ上げたところだった。
間違いがないよう、その報告書を念入りに読み返していく。
使途不明金は様々に使われていたのだが、大きく分けると二つの傾向が見て取れた。
一つ目が接待交際費で、二つ目が軍事費だ。
接待交際費は、名目としては元領主が豪遊していただけのように見えるのだが、その内容を聴取していくと、違う側面が浮かび上がってきた。
どうやら元領主は、頻繁に、諸外国の貴賓を招いていたようなのだ。
もちろん、諸外国の貴賓を招くこと自体は問題ない。最近は、都市間の交流も盛んだからそれ自体はいいことだ。
しかし問題なのは使った金額だ。都市間交流というには金額が大きすぎる。これでは、ちょっとした外交費ではないか。外交は領主の任務ではないというのに。
そして二つ目の軍事費。数字上は「ちょっと増えてるな」程度なのだが、その内訳がおかしい。
何がおかしいのかと言えば、やたらと武器防具を増やしているが、兵数がまったく増えていないことだった。これでは宝の持ち腐れだ。武器防具を装備できる兵士がいなければ、なんの意味もないのだから。
というわけで、帳簿に現れる数字だけでは分からなかった事実が、領地に入り込んでしっかり調査することで明るみになっていく。
「接待費の名目を借りた外交費に、不自然な軍備の増強……まるで戦争準備でもしているかのようだが……」
だがしかし、この状態で戦争になっても戦えない。兵士がいないのだから。
元領主が想像以上に無能だったとしても、さすがに戦えないことくらいは分かると思うが……
ましてや、元領主は誰と戦うつもりだったのか?
十数万の軍勢を、たった一人で殲滅できる殿下と戦うつもりだったのだろうか?
いくらなんでもバカげているし、軍備の不自然な増強からも、戦争を前提としている線はない気がする。
「……まぁいい。今回は調査依頼だからな。あとは殿下が考えてくださるだろう」
もはや疲労困憊しているわたしに判断なんてできるわけがないのだ。
それに仕事も山積みだし、ここで悩んでいる暇はない。
今はただ、殿下の手足となって働くのみだ。
殿下がわたしを赦してくれるその日まで。
「……うう……赦してくれるのかなぁ……?」
再び涙目になりながらも、報告書を送るべくわたしは立ち上がる──と。
デスクから一枚の紙がヒラヒラと落ちる。
「ん? これは……」
どうやら、殿下が送られた書類にはもう一枚あったようだ。疲れ切っているせいで二枚目を見逃していた。
わたしはその書類を拾い上げ──絶句する。
「ととと、特命大臣!?」
その書類は、正式な辞令が書かれており──わたしは領主代行兼特命大臣に任命されていた。
「う、嘘だろ!? 大臣なんて国の中枢だぞ!?」
大臣とは、この国を治めるエリート中のエリートだ。
いやこの国の場合……殿下がすべてを取り仕切っていたから、その能力がいかほどなのかは甚だ疑問ではあるが、少なくとも伝統と格式だけは最高峰の地位なのだ。
当然、領主より遙かに地位が高いし、地方貴族出身者がその地位に上り詰めた前例もない。
そもそも中央貴族の中でも、ほんの一握りの貴族が拝命する程度だ。例えばリリィ様のテレジア家からとか、その他の五大貴族からとか、そのくらいに少数精鋭(?)なのだ。
そして特命大臣とは、常任大臣とは別枠で宛がわれた大臣のこと。つまり何かしらの理由で大臣を一人増やすわけだ。
その実権については、その時々で色々と変わる。中には名誉職として特命大臣を任命されることもあるが──
「いやこれ、ほとんど五大貴族の権限と同等じゃないか!?」
──今回に限って言えば、そういうことだった。
とはいえいくら権限があったとしても、運用する予算がなければどうにもならないのだが──
「殿下のポケットマネーって、国家予算を超えてますが!?」
──特命大臣が運用する予算は、殿下のポケットマネーでまかなうとのことだったが……それは国家予算を超えていた! 殿下のポケットは四次元か!?
た、確かにこれなら……例えば、嫌がらせをしてくる文官達を一掃して、信頼している親衛隊で領地経営を固めることもできるし、有無を言わさず中央から役人を引っ張ってきて、かつ、迅速に対応させることもできるだろう。
だがしかし、大きな権力には、当然、大きな責任も伴うわけで……
そもそも嫉妬や僻みは今以上に膨れるだろうから、いつ足元を掬われるかも分からず……
そんな状況で強権をもちいて国を動かし、盛大に失敗でもしようものなら……
当然、首をくくるしかなくなる。
「で、殿下はわたしに何をお求めなのですか!? わたしはただの軍人ですよ!?」
わたしは思わず空に向かって泣き叫ぶ。
だってもはや、天を仰ぐしかないだろう? 殿下は人の身であらせられるけれども……
「あああ……また仕事が増えていく……」
ただの地方貴族に過ぎないわたしが領主代行になったことで、ここの文官達がのらりくらりとなかなか動かず、だから仕事は溜まる一方だった。
わたしの領主代行就任は、王女殿下が直々に任命された背景もあるので、さすがにボイコットまではしてこないが、文官達は、わたしが不眠不休で働かざるを得ない程度には仕事を遅らせてくるのだ。
そんな実に姑息な嫌がらせに辟易していたところに……また、新たな仕事が降ってきた。
「で、殿下……それほどわたしにお怒りということなのですか……?」
わたしは涙目になってその書類を見つめる。
そこには、殿下が向かわれた地域についての対応要件が書かれていた。
まず税金を三割も徴収していたとのことで、速やかに還付させること。つぎに中央の役人を派遣して監視を強化すること。そして領内の他地域でも同様のことが行われていないか即座にチェックすること。
さらなる追加要件として、憲兵隊の軍紀が乱れているとのことで、これも可及的速やかに対処する必要がある。
何やら殿下と憲兵隊が揉めたようなのだが、この揉め事に関しては、そこの憲兵隊長が殿下の正体に気づき、ぎりぎり収束したらしいが……
もしも収まっていなかったら、全国の憲兵隊をごっそり再編制しなければならなかったかもしれず、わたしはゾッとした。
「しかし中央から役人派遣と言われても……どうしろというのですか、でんかぁ……」
広い執務室で一人、わたしは情けない声を上げる。自分でも情けないことは重々承知しているが、このところ満足に寝ることもできていないので、このくらいは勘弁してほしい。
どうせ、わたしの回りには誰もいないのだから。信頼できる親衛隊員も、みんなリリィ様に持って行かれたし……
ということでわたしは机の上に突っ伏して、ああでもない、こうでもないとしばらく愚痴をこぼしていたが……やがて起き上がる。
「はぁ……こんなことをしていては、仕事がさらに溜まっていく一方だ……せめて、急ぎの報告くらいは殿下に届けないと……」
殿下から領主代行を拝命する際、いくつかの指示があったのだが、もっとも急務だったのが使途不明金についてだった。
逮捕された元領主は、あの手この手で荒稼ぎをしていたのだが、いったいその資金は何に使われていたのかを、殿下は非常に気にされていた。
短慮なわたしは「どうせ豪遊していたのだろう」と思って、この調査はすぐに終わると思っていたのだが……自体はそんな単純ではなかった。
もちろん、元領主が豪遊していたのに違いはないが、それにしては、あまりに巨額な資金を集めすぎている。どれだけ豪遊しようとも使い切れないほどに。
だとしたら余った資金はどこに流れていたのか……ここまで調べてわたしもようやく気になってきた。
それを殿下は最初から見抜いていたわけで、まったくもって、その慧眼には恐れ入るばかりだ。
仕事はハードすぎるけど……
そうして先日、その調査がようやく完了し、今し方、わたしはその報告をまとめ上げたところだった。
間違いがないよう、その報告書を念入りに読み返していく。
使途不明金は様々に使われていたのだが、大きく分けると二つの傾向が見て取れた。
一つ目が接待交際費で、二つ目が軍事費だ。
接待交際費は、名目としては元領主が豪遊していただけのように見えるのだが、その内容を聴取していくと、違う側面が浮かび上がってきた。
どうやら元領主は、頻繁に、諸外国の貴賓を招いていたようなのだ。
もちろん、諸外国の貴賓を招くこと自体は問題ない。最近は、都市間の交流も盛んだからそれ自体はいいことだ。
しかし問題なのは使った金額だ。都市間交流というには金額が大きすぎる。これでは、ちょっとした外交費ではないか。外交は領主の任務ではないというのに。
そして二つ目の軍事費。数字上は「ちょっと増えてるな」程度なのだが、その内訳がおかしい。
何がおかしいのかと言えば、やたらと武器防具を増やしているが、兵数がまったく増えていないことだった。これでは宝の持ち腐れだ。武器防具を装備できる兵士がいなければ、なんの意味もないのだから。
というわけで、帳簿に現れる数字だけでは分からなかった事実が、領地に入り込んでしっかり調査することで明るみになっていく。
「接待費の名目を借りた外交費に、不自然な軍備の増強……まるで戦争準備でもしているかのようだが……」
だがしかし、この状態で戦争になっても戦えない。兵士がいないのだから。
元領主が想像以上に無能だったとしても、さすがに戦えないことくらいは分かると思うが……
ましてや、元領主は誰と戦うつもりだったのか?
十数万の軍勢を、たった一人で殲滅できる殿下と戦うつもりだったのだろうか?
いくらなんでもバカげているし、軍備の不自然な増強からも、戦争を前提としている線はない気がする。
「……まぁいい。今回は調査依頼だからな。あとは殿下が考えてくださるだろう」
もはや疲労困憊しているわたしに判断なんてできるわけがないのだ。
それに仕事も山積みだし、ここで悩んでいる暇はない。
今はただ、殿下の手足となって働くのみだ。
殿下がわたしを赦してくれるその日まで。
「……うう……赦してくれるのかなぁ……?」
再び涙目になりながらも、報告書を送るべくわたしは立ち上がる──と。
デスクから一枚の紙がヒラヒラと落ちる。
「ん? これは……」
どうやら、殿下が送られた書類にはもう一枚あったようだ。疲れ切っているせいで二枚目を見逃していた。
わたしはその書類を拾い上げ──絶句する。
「ととと、特命大臣!?」
その書類は、正式な辞令が書かれており──わたしは領主代行兼特命大臣に任命されていた。
「う、嘘だろ!? 大臣なんて国の中枢だぞ!?」
大臣とは、この国を治めるエリート中のエリートだ。
いやこの国の場合……殿下がすべてを取り仕切っていたから、その能力がいかほどなのかは甚だ疑問ではあるが、少なくとも伝統と格式だけは最高峰の地位なのだ。
当然、領主より遙かに地位が高いし、地方貴族出身者がその地位に上り詰めた前例もない。
そもそも中央貴族の中でも、ほんの一握りの貴族が拝命する程度だ。例えばリリィ様のテレジア家からとか、その他の五大貴族からとか、そのくらいに少数精鋭(?)なのだ。
そして特命大臣とは、常任大臣とは別枠で宛がわれた大臣のこと。つまり何かしらの理由で大臣を一人増やすわけだ。
その実権については、その時々で色々と変わる。中には名誉職として特命大臣を任命されることもあるが──
「いやこれ、ほとんど五大貴族の権限と同等じゃないか!?」
──今回に限って言えば、そういうことだった。
とはいえいくら権限があったとしても、運用する予算がなければどうにもならないのだが──
「殿下のポケットマネーって、国家予算を超えてますが!?」
──特命大臣が運用する予算は、殿下のポケットマネーでまかなうとのことだったが……それは国家予算を超えていた! 殿下のポケットは四次元か!?
た、確かにこれなら……例えば、嫌がらせをしてくる文官達を一掃して、信頼している親衛隊で領地経営を固めることもできるし、有無を言わさず中央から役人を引っ張ってきて、かつ、迅速に対応させることもできるだろう。
だがしかし、大きな権力には、当然、大きな責任も伴うわけで……
そもそも嫉妬や僻みは今以上に膨れるだろうから、いつ足元を掬われるかも分からず……
そんな状況で強権をもちいて国を動かし、盛大に失敗でもしようものなら……
当然、首をくくるしかなくなる。
「で、殿下はわたしに何をお求めなのですか!? わたしはただの軍人ですよ!?」
わたしは思わず空に向かって泣き叫ぶ。
だってもはや、天を仰ぐしかないだろう? 殿下は人の身であらせられるけれども……
10
お気に入りに追加
366
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

八百長試合を引き受けていたが、もう必要ないと言われたので圧勝させてもらいます
海夏世もみじ
ファンタジー
月一に開催されるリーヴェ王国最強決定大会。そこに毎回登場するアッシュという少年は、金をもらう代わりに対戦相手にわざと負けるという、いわゆる「八百長試合」をしていた。
だが次の大会が目前となったある日、もうお前は必要ないと言われてしまう。八百長が必要ないなら本気を出してもいい。
彼は手加減をやめ、“本当の力”を解放する。

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる