141 / 245
第4章
第19話 やっぱりアイツ、性格がどうかしていると思うの
しおりを挟む
再び郡庁に向かうということで、アルデたちは宿屋を出たわけだが。
当然、宿屋の周囲は憲兵に取り囲まれている。さらにその周りには、この街の住人たちが遠巻きにこちらを見ていた。
そしてオレたちが姿を現したら、憲兵隊長が大楯の奥から怒号を放ってきた。いや、隊長というよりこの規模だと班長あたりか。
「ようやく観念したか! そのまま大人しく投降しろ! 妙な魔法は使うんじゃないぞ!? 使ったらさらに罪が重くなるぞ!?」
憲兵隊に手を出した時点で死罪なのは確定だから、これ以上、罪を重くしようがないと思うが。
いかに憲兵隊と言えども、こんな田舎に魔法士はいないようだから、だから相当に臆しているらしい。魔法を使われたらひとたまりもないからな。
そんな連中から視線を動かさないまま、オレはティスリに聞いた。
「さて……どうするティスリ? こいつらを蹴散らすことはたやすいが、一応あれでも憲兵だ。しかもナーヴィンは確かに襲撃者を黒焦げにしたようだし」
「黒焦げにしたのはオレじゃねぇよ!?」
オレの言葉を聞いていたナーヴィンが悲鳴をあげるが、とりあえずスルーした。
「いずれにしても、後々面倒になるのは避けられないんじゃないか?」
するとティスリは、つまらなさそうに肩を上げて見せた。
「後々のことなんて気にする必要ないでしょう」
「え、でも……」
「こういうときも想定して、ラーフルに──つまりわたしの側近に領主代行を任せたのです。すべての後始末は彼女にしてもらいましょう」
「そいつ………………大丈夫なのか?」
「元は軍属の人間なので手こずるでしょうけれども、優秀ですので。なんとかするでしょ」
いや、オレが聞いたのはそいつの能力ではなく心労についてなのだが……まぁいいか。
ティスリの側近になったがために、これまでにもとてつもない苦労を強いられてきたんだろうなぁ……なんか分かり合える気がする。
その側近にオレは同情していると、ティスリが全員に向かって言った。
「では皆さん、郡庁へ向かいましょう。付いてきてください」
そんなティスリに、ユイナスが怪訝な顔を向ける。
「いや、向かいましょうって。あいつらどうするのよ?」
憲兵に囲まれているというのに、ユイナスは怯えている様子がまったくない。我が妹ながら、なんでこんなに肝が据わっているんだ? ナーヴィンなんて、いちばん後ろで震えているというのに。
ちなみにリリィは、いじけた感じで道端の小石を蹴っていた。さきほどティスリに冷たくあしらわれたせいだろうが……ティスリに構って欲しい雰囲気を露骨に出していた。チラッチラッとティスリに視線を送っているし。が、ティスリは一顧だにしていない。
そしてティスリは、ユイナスに向かって説明する。
「憲兵は構う必要ありませんよ。守護の指輪が確実に守ってくれますから」
「ほんとに大丈夫なの?」
ユイナスが疑わしげに指に填めている指輪を見る。そんなユイナスにティスリが言った。
「ではまず、わたしが試してみましょう」
いや、いちばん身分の高いお前自らが試すなよ……と言いたいところだが、ティスリならなんの問題もないしな。
そんなことを考えていたら、止める間もなくティスリが憲兵隊に向かって歩いていた。班長が慌てて声を上げる。
「お、おい!? なんだキサマは! 犯罪者の仲間なのか!?」
「………………」
「おい答えろ! さもないとキサマも逮捕だぞ!?」
「………………」
「キサマ! 聞いているのか!? 反抗するというのなら容赦しない──」
ボン!
班長が、剣の切っ先をティスリに向けたら爆発四散した──かのように見えて、実際は黒焦げアフロになって倒れていた。
「お、お前!? 班長に何をし──」
ボボボン!
勢い余って抜刀した数名の憲兵隊員も、同じく黒焦げになってどうと倒れる。他の憲兵達は硬直しており、抜刀しなかったおかげで難を逃れたようだ。
そしてティスリは、憲兵隊の目前でくるりと半回転してこちらに向き直る。
「どうですかユイナスさん。これで、どのようなことがあっても安全であることが分かって頂けたでしょうか」
にこやかにそう言ってくるティスリに、ユイナスは顔を引きつらせて──オレに耳打ちしてくる。
「ね、ねぇお兄ちゃん……やっぱりアイツ、性格がどうかしていると思うの」
う、う~ん……さすがのオレも、憲兵隊を真っ黒焦げにしておいて気にも留めないティスリをどう庇えばいいのか……適切な言葉が見つからなかったが、とにかく話を逸らすことにした。
「な、なぁティスリ……指輪の効果は分かったが、オレはその指輪をしていないんだが?」
オレがそう言うと、ティスリは心底不思議そうな顔になる。
「忘れたあなたが悪いんでしょう?」
「いや、そうだけども……」
「それにアルデなら、指輪がなくたって別にどうということはないでしょう?」
「そりゃそうだけど、でもほら、そうなると直接手を出したのはオレってことになるじゃん? でもオレはなんの権力もツテもないわけで」
「それはご愁傷様です。定期的に面会には行きますからね」
「どこへの面会を想定してるんだ!?」
まぁ、とはいえだ。
五人中四人もの人間が、一撃(ほぼ)必殺の爆発魔法を使えるような状況では、オレが手を出すまでもないか。
ということでオレたちは、憲兵隊が制止するのも聞かずに郡庁へと歩き出す。
「くそ! 止まれ! 止まらんか!? キサマら、街中で交戦する気か!?」
班長のあとを継いだ副班長らしき人間が、上擦った声で制止するも、もちろんティスリがそんなのに応じるわけがない。
ティスリを先頭にしてオレたちが、憲兵の壁に近づくと、その壁は見事に真っ二つに割れていった。取り囲んでいる意味がまるでないな。
「お、おいお前達!? いったい何をしている! どうして捕まえない!?」
どうしても何も、捕まえたら爆殺されることが分かっているからだろ。憲兵達は、怯えたり、怒ったり、悔しがったりと、様々な表情をしながらオレたちを見るだけだ。
やがてしびれを切らした副班長が大声で命令を放つ。
「突撃だ突撃! 憲兵隊の名にかけて、なんとしても犯罪者を引っ捕らえろ!」
そんな命令が下されてしまっては、憲兵隊も動かないわけにはいかない。
「くそー!」だの「ちくしょー!!」だの、中には「お母さまーーー!」だの、もはや破れかぶれの玉砕覚悟──というか玉砕するのだが、そんな悲壮な覚悟で憲兵隊が突っ込んで来るも……
ボンボンボボン! ボボボン、ボン!!
その全員が、小気味よく討ち死に(瀕死)した。
「な、なぁ……アルデ……」
それを眺めていたナーヴィンが、アホ面さげて言ってくる。
「オレ、街中でこれほどの人間が倒れていく様なんて、初めてみたぜ……」
「オレもだよ。まぁ一昔前にドンパチやってたころは、どこの街もこんな惨状だったそうだから、いい時代に生まれたよな、オレたち」
「あ、ああ……そうだな……」
とりあえず、怯えるナーヴィンをなんとなくなだめながら、オレ達は郡庁へと向かうのだった。
当然、宿屋の周囲は憲兵に取り囲まれている。さらにその周りには、この街の住人たちが遠巻きにこちらを見ていた。
そしてオレたちが姿を現したら、憲兵隊長が大楯の奥から怒号を放ってきた。いや、隊長というよりこの規模だと班長あたりか。
「ようやく観念したか! そのまま大人しく投降しろ! 妙な魔法は使うんじゃないぞ!? 使ったらさらに罪が重くなるぞ!?」
憲兵隊に手を出した時点で死罪なのは確定だから、これ以上、罪を重くしようがないと思うが。
いかに憲兵隊と言えども、こんな田舎に魔法士はいないようだから、だから相当に臆しているらしい。魔法を使われたらひとたまりもないからな。
そんな連中から視線を動かさないまま、オレはティスリに聞いた。
「さて……どうするティスリ? こいつらを蹴散らすことはたやすいが、一応あれでも憲兵だ。しかもナーヴィンは確かに襲撃者を黒焦げにしたようだし」
「黒焦げにしたのはオレじゃねぇよ!?」
オレの言葉を聞いていたナーヴィンが悲鳴をあげるが、とりあえずスルーした。
「いずれにしても、後々面倒になるのは避けられないんじゃないか?」
するとティスリは、つまらなさそうに肩を上げて見せた。
「後々のことなんて気にする必要ないでしょう」
「え、でも……」
「こういうときも想定して、ラーフルに──つまりわたしの側近に領主代行を任せたのです。すべての後始末は彼女にしてもらいましょう」
「そいつ………………大丈夫なのか?」
「元は軍属の人間なので手こずるでしょうけれども、優秀ですので。なんとかするでしょ」
いや、オレが聞いたのはそいつの能力ではなく心労についてなのだが……まぁいいか。
ティスリの側近になったがために、これまでにもとてつもない苦労を強いられてきたんだろうなぁ……なんか分かり合える気がする。
その側近にオレは同情していると、ティスリが全員に向かって言った。
「では皆さん、郡庁へ向かいましょう。付いてきてください」
そんなティスリに、ユイナスが怪訝な顔を向ける。
「いや、向かいましょうって。あいつらどうするのよ?」
憲兵に囲まれているというのに、ユイナスは怯えている様子がまったくない。我が妹ながら、なんでこんなに肝が据わっているんだ? ナーヴィンなんて、いちばん後ろで震えているというのに。
ちなみにリリィは、いじけた感じで道端の小石を蹴っていた。さきほどティスリに冷たくあしらわれたせいだろうが……ティスリに構って欲しい雰囲気を露骨に出していた。チラッチラッとティスリに視線を送っているし。が、ティスリは一顧だにしていない。
そしてティスリは、ユイナスに向かって説明する。
「憲兵は構う必要ありませんよ。守護の指輪が確実に守ってくれますから」
「ほんとに大丈夫なの?」
ユイナスが疑わしげに指に填めている指輪を見る。そんなユイナスにティスリが言った。
「ではまず、わたしが試してみましょう」
いや、いちばん身分の高いお前自らが試すなよ……と言いたいところだが、ティスリならなんの問題もないしな。
そんなことを考えていたら、止める間もなくティスリが憲兵隊に向かって歩いていた。班長が慌てて声を上げる。
「お、おい!? なんだキサマは! 犯罪者の仲間なのか!?」
「………………」
「おい答えろ! さもないとキサマも逮捕だぞ!?」
「………………」
「キサマ! 聞いているのか!? 反抗するというのなら容赦しない──」
ボン!
班長が、剣の切っ先をティスリに向けたら爆発四散した──かのように見えて、実際は黒焦げアフロになって倒れていた。
「お、お前!? 班長に何をし──」
ボボボン!
勢い余って抜刀した数名の憲兵隊員も、同じく黒焦げになってどうと倒れる。他の憲兵達は硬直しており、抜刀しなかったおかげで難を逃れたようだ。
そしてティスリは、憲兵隊の目前でくるりと半回転してこちらに向き直る。
「どうですかユイナスさん。これで、どのようなことがあっても安全であることが分かって頂けたでしょうか」
にこやかにそう言ってくるティスリに、ユイナスは顔を引きつらせて──オレに耳打ちしてくる。
「ね、ねぇお兄ちゃん……やっぱりアイツ、性格がどうかしていると思うの」
う、う~ん……さすがのオレも、憲兵隊を真っ黒焦げにしておいて気にも留めないティスリをどう庇えばいいのか……適切な言葉が見つからなかったが、とにかく話を逸らすことにした。
「な、なぁティスリ……指輪の効果は分かったが、オレはその指輪をしていないんだが?」
オレがそう言うと、ティスリは心底不思議そうな顔になる。
「忘れたあなたが悪いんでしょう?」
「いや、そうだけども……」
「それにアルデなら、指輪がなくたって別にどうということはないでしょう?」
「そりゃそうだけど、でもほら、そうなると直接手を出したのはオレってことになるじゃん? でもオレはなんの権力もツテもないわけで」
「それはご愁傷様です。定期的に面会には行きますからね」
「どこへの面会を想定してるんだ!?」
まぁ、とはいえだ。
五人中四人もの人間が、一撃(ほぼ)必殺の爆発魔法を使えるような状況では、オレが手を出すまでもないか。
ということでオレたちは、憲兵隊が制止するのも聞かずに郡庁へと歩き出す。
「くそ! 止まれ! 止まらんか!? キサマら、街中で交戦する気か!?」
班長のあとを継いだ副班長らしき人間が、上擦った声で制止するも、もちろんティスリがそんなのに応じるわけがない。
ティスリを先頭にしてオレたちが、憲兵の壁に近づくと、その壁は見事に真っ二つに割れていった。取り囲んでいる意味がまるでないな。
「お、おいお前達!? いったい何をしている! どうして捕まえない!?」
どうしても何も、捕まえたら爆殺されることが分かっているからだろ。憲兵達は、怯えたり、怒ったり、悔しがったりと、様々な表情をしながらオレたちを見るだけだ。
やがてしびれを切らした副班長が大声で命令を放つ。
「突撃だ突撃! 憲兵隊の名にかけて、なんとしても犯罪者を引っ捕らえろ!」
そんな命令が下されてしまっては、憲兵隊も動かないわけにはいかない。
「くそー!」だの「ちくしょー!!」だの、中には「お母さまーーー!」だの、もはや破れかぶれの玉砕覚悟──というか玉砕するのだが、そんな悲壮な覚悟で憲兵隊が突っ込んで来るも……
ボンボンボボン! ボボボン、ボン!!
その全員が、小気味よく討ち死に(瀕死)した。
「な、なぁ……アルデ……」
それを眺めていたナーヴィンが、アホ面さげて言ってくる。
「オレ、街中でこれほどの人間が倒れていく様なんて、初めてみたぜ……」
「オレもだよ。まぁ一昔前にドンパチやってたころは、どこの街もこんな惨状だったそうだから、いい時代に生まれたよな、オレたち」
「あ、ああ……そうだな……」
とりあえず、怯えるナーヴィンをなんとなくなだめながら、オレ達は郡庁へと向かうのだった。
10
お気に入りに追加
366
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

Sランクパーティを引退したおっさんは故郷でスローライフがしたい。~王都に残した仲間が事あるごとに呼び出してくる~
味のないお茶
ファンタジー
Sランクパーティのリーダーだったベルフォードは、冒険者歴二十年のベテランだった。
しかし、加齢による衰えを感じていた彼は後人に愛弟子のエリックを指名し一年間見守っていた。
彼のリーダー能力に安心したベルフォードは、冒険者家業の引退を決意する。
故郷に帰ってゆっくりと日々を過しながら、剣術道場を開いて結婚相手を探そう。
そう考えていたベルフォードだったが、周りは彼をほっておいてはくれなかった。
これはスローライフがしたい凄腕のおっさんと、彼を慕う人達が織り成す物語。
女神様の使い、5歳からやってます
めのめむし
ファンタジー
小桜美羽は5歳の幼女。辛い境遇の中でも、最愛の母親と妹と共に明るく生きていたが、ある日母を事故で失い、父親に放置されてしまう。絶望の淵で餓死寸前だった美羽は、異世界の女神レスフィーナに救われる。
「あなたには私の世界で生きる力を身につけやすくするから、それを使って楽しく生きなさい。それで……私のお友達になってちょうだい」
女神から神気の力を授かった美羽は、女神と同じ色の桜色の髪と瞳を手に入れ、魔法生物のきんちゃんと共に新たな世界での冒険に旅立つ。しかし、転移先で男性が襲われているのを目の当たりにし、街がゴブリンの集団に襲われていることに気づく。「大人の男……怖い」と呟きながらも、ゴブリンと戦うか、逃げるか——。いきなり厳しい世界に送られた美羽の運命はいかに?
優しさと試練が待ち受ける、幼い少女の異世界ファンタジー、開幕!
基本、ほのぼの系ですので進行は遅いですが、着実に進んでいきます。
戦闘描写ばかり望む方はご注意ください。
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる