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第2章
第27話 アホ面を下げるアルデに向かって、わたしは胸を張りました
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「まずいですね……」
簡易通信魔法の発信源に近づくにつれ、ティスリは焦燥感に駆られました。
そんなわたしにアルデが問いかけてきます。
「まずいって何が?」
「発信源は、どうやら地下のようです」
「地下? なんでまた」
「分かりません。ですが、普通なら地下に立ち入るなんてないですし……ただならぬ事態になっていることだけは確かです」
わたしたちは、飛行魔法で旅館の窓から飛び立っていました。辺りはすでに夜も暮れているのですが、ここ領都もかなり明るい都ですから、照明に困ることはありません。
ですが発信源はスラム街のようです。都の煌びやかな輝きも徐々に失せていき、重苦しい暗闇が充満するようになりました。
簡易通信魔法は、発信源に近づくほどに精度が増すのですが、それの間近まで来て、発信源が地下であるとわたしははっきり認識していました。
なのでわたしはスラム街の空中でホバリングをしながら辺りを見回していると、アルデが聞いてきました。
「ティスリ、あの姉弟が地下にいると何がまずいんだ?」
「発信源だけでは、地下への入口が分からないからです。おそらく、地下水路のどこかにいるのでしょうけれども、ここ領都の地下水路は迷宮のようだと聞いています。そこから人間二人を発見するのは、不可能ではありませんが時間がかかります」
「ならいっそ、お前の魔法で地面を掘りまくるのはどうだ?」
「むやみに縦穴を掘ったら落盤の危険がありますし、最悪、この辺りが地盤沈下を起こして大被害ですよ」
「うーむ……それはまずいな……」
わたしは少し逡巡しましたが……致し方ありません。
監視魔法なら、魔法で作った『視点』を高速移動させることで、わたしたち自身が飛び回るよりは早くグレナダ姉弟を捜し当てられるかもしれません。
なのでわたしが長大な呪文を唱え始めると、アルデが叫びました。
「おいあれ! あそこでドンパチやってるぞ!」
わたしは魔法を一時保留にしてそちらを見やると、男三人が、黒づくめ三人に追われているようです。
スラム街ではよくあるケンカなのかもしれませんが……追っ手の男達が黒づくめなのが気になりました。
「何か怪しいですね、降りてみましょう!」
わたしは、逃げる男三人の目前に降り立ち、照明魔法を発現しました。
「わっ! な、なんだ!?」
辺り一帯が急に明るくなり男達が戸惑っていますが、わたしは逃げているほうの男三人に見覚えがありました。
「あなた達は──」
このわたしが人を見間違えるわけもありません。間違いなく、フォッテスさんを付け狙っていた変態三人組です!
「そういうことですか! あなたたち!」
「ひぃ!」
前方にはわたしとアルデ、後方は黒づくめ三人に追いつかれ、変態三人組は身を固くしました。
そんな彼らにわたしは怒声を上げます。
「フォッテスさんとベラトさんをどうしたのです! 事と次第によっては──」
「ま、待ってくれ!」
攻勢魔法を込めた片手を突き出すと、変態の一人が叫びます。
「違うんだ! オレたちじゃないんだ!」
「何を今さら──」
「あいつらを攫ったのは、後ろの男達なんだって!」
「なんですって?」
もちろん、わたしもアルデも、黒づくめ三人の様子は注意深く観察しています。スラム街とはいえ、抜き身の剣を手にしていることは尋常ではありません。
もし変態三人を捕らえに来たのであれば、警備隊の制服を着ているはず。となると──
「アルデ。あの黒づくめ三人はあなたに任せます」
「了解だ」
アルデは気軽に答えると片手剣を抜刀しました。
すると黒づくめ三人は怒声を上げます。
「きさま! 何者だ!」
「お前らこそ何者だよ。ベラトとフォッテスを攫ったっていうのは本当か?」
「きさまには関係ないことだ! 早々に立ち去れ!」
「立ち去れと言われて立ち去るなら、こんな場所には来てないんだよなぁ」
「ならば死ね!」
黒づくめ三人が、一切の躊躇なくアルデに斬りかかりますが、それが運の尽きでした。アルデと剣を交わそうとした瞬間──
──ボボボン!
守護の指輪が発現し、黒づくめ三人を黒焦げにして吹き飛ばしました。
「………………」
なぜか、アルデの背中は寂しそうでした。
少し間があって、アルデが振り返ります。
「な、なぁ……ティスリ……」
アホ面を下げるアルデに向かって、わたしは胸を張りました。
「どうです? わたしの魔具は凄いでしょう」
「いやまぁすごいけど……すごいけども……せっかくの見せ場が……」
「万が一ということもありますからね。こういうときは安全装置たる魔具に任せたようがよいのです」
「どんだけ過保護なんだよおまいは……」
「べ、別に……! あなたを保護したいわけじゃないんですからね!?」
「へいへい、分かってますよ……」
何も分かっていないアルデはため息をついてから、変態三人組に睨みをきかせます。
「さぁて、と……」
三人組は、お互いの体を抱き合い「ひぃぃぃ……!」と情けない声を出して震え上がりました。
「オレに斬られるのと、あっちの女に焼かれるの、どっちがいい?」
「ままま待ってくれ!?」
震える変態の一人がわたしたちに言ってきます。
「おおおオレたちは何もしていないんだ! 本当だ!」
見苦しいその言い分けに、アルデが険しい表情で言いました。
「今はそんなこと聞いてねぇよ。ベラトとフォッテスはどこにいる?」
「ち、地下水路の奥だ! その制御室にいる!」
何もしていない人間が、なぜグレナダ姉弟の居場所を知っているのか──ですが今は不問にしておきましょう。
アルデも同じ考えのようで、剣を鞘に収めながら言いました。
「なら、今すぐそこに案内しろ。そうすれば命は助けてやる」
「わわわ分かりました! 今すぐ案内します!!」
変態三人組が水路へと走り出そうとするので、わたしは言いました。
「飛んでいきます。近くに寄りなさい」
「は?」
慣れているアルデはわたしのすぐ隣へと来ましたが、三人組はぽかんとしているばかりです。説明するのももどかしいので、わたしは飛行魔法を発現させてから、その結界で三人組を絡め取りました。
「ひやぁぁぁぁ!?」
そうして三人組は、しばらく結界表面でグルグルと回りながら突き進む羽目になるのでした。
簡易通信魔法の発信源に近づくにつれ、ティスリは焦燥感に駆られました。
そんなわたしにアルデが問いかけてきます。
「まずいって何が?」
「発信源は、どうやら地下のようです」
「地下? なんでまた」
「分かりません。ですが、普通なら地下に立ち入るなんてないですし……ただならぬ事態になっていることだけは確かです」
わたしたちは、飛行魔法で旅館の窓から飛び立っていました。辺りはすでに夜も暮れているのですが、ここ領都もかなり明るい都ですから、照明に困ることはありません。
ですが発信源はスラム街のようです。都の煌びやかな輝きも徐々に失せていき、重苦しい暗闇が充満するようになりました。
簡易通信魔法は、発信源に近づくほどに精度が増すのですが、それの間近まで来て、発信源が地下であるとわたしははっきり認識していました。
なのでわたしはスラム街の空中でホバリングをしながら辺りを見回していると、アルデが聞いてきました。
「ティスリ、あの姉弟が地下にいると何がまずいんだ?」
「発信源だけでは、地下への入口が分からないからです。おそらく、地下水路のどこかにいるのでしょうけれども、ここ領都の地下水路は迷宮のようだと聞いています。そこから人間二人を発見するのは、不可能ではありませんが時間がかかります」
「ならいっそ、お前の魔法で地面を掘りまくるのはどうだ?」
「むやみに縦穴を掘ったら落盤の危険がありますし、最悪、この辺りが地盤沈下を起こして大被害ですよ」
「うーむ……それはまずいな……」
わたしは少し逡巡しましたが……致し方ありません。
監視魔法なら、魔法で作った『視点』を高速移動させることで、わたしたち自身が飛び回るよりは早くグレナダ姉弟を捜し当てられるかもしれません。
なのでわたしが長大な呪文を唱え始めると、アルデが叫びました。
「おいあれ! あそこでドンパチやってるぞ!」
わたしは魔法を一時保留にしてそちらを見やると、男三人が、黒づくめ三人に追われているようです。
スラム街ではよくあるケンカなのかもしれませんが……追っ手の男達が黒づくめなのが気になりました。
「何か怪しいですね、降りてみましょう!」
わたしは、逃げる男三人の目前に降り立ち、照明魔法を発現しました。
「わっ! な、なんだ!?」
辺り一帯が急に明るくなり男達が戸惑っていますが、わたしは逃げているほうの男三人に見覚えがありました。
「あなた達は──」
このわたしが人を見間違えるわけもありません。間違いなく、フォッテスさんを付け狙っていた変態三人組です!
「そういうことですか! あなたたち!」
「ひぃ!」
前方にはわたしとアルデ、後方は黒づくめ三人に追いつかれ、変態三人組は身を固くしました。
そんな彼らにわたしは怒声を上げます。
「フォッテスさんとベラトさんをどうしたのです! 事と次第によっては──」
「ま、待ってくれ!」
攻勢魔法を込めた片手を突き出すと、変態の一人が叫びます。
「違うんだ! オレたちじゃないんだ!」
「何を今さら──」
「あいつらを攫ったのは、後ろの男達なんだって!」
「なんですって?」
もちろん、わたしもアルデも、黒づくめ三人の様子は注意深く観察しています。スラム街とはいえ、抜き身の剣を手にしていることは尋常ではありません。
もし変態三人を捕らえに来たのであれば、警備隊の制服を着ているはず。となると──
「アルデ。あの黒づくめ三人はあなたに任せます」
「了解だ」
アルデは気軽に答えると片手剣を抜刀しました。
すると黒づくめ三人は怒声を上げます。
「きさま! 何者だ!」
「お前らこそ何者だよ。ベラトとフォッテスを攫ったっていうのは本当か?」
「きさまには関係ないことだ! 早々に立ち去れ!」
「立ち去れと言われて立ち去るなら、こんな場所には来てないんだよなぁ」
「ならば死ね!」
黒づくめ三人が、一切の躊躇なくアルデに斬りかかりますが、それが運の尽きでした。アルデと剣を交わそうとした瞬間──
──ボボボン!
守護の指輪が発現し、黒づくめ三人を黒焦げにして吹き飛ばしました。
「………………」
なぜか、アルデの背中は寂しそうでした。
少し間があって、アルデが振り返ります。
「な、なぁ……ティスリ……」
アホ面を下げるアルデに向かって、わたしは胸を張りました。
「どうです? わたしの魔具は凄いでしょう」
「いやまぁすごいけど……すごいけども……せっかくの見せ場が……」
「万が一ということもありますからね。こういうときは安全装置たる魔具に任せたようがよいのです」
「どんだけ過保護なんだよおまいは……」
「べ、別に……! あなたを保護したいわけじゃないんですからね!?」
「へいへい、分かってますよ……」
何も分かっていないアルデはため息をついてから、変態三人組に睨みをきかせます。
「さぁて、と……」
三人組は、お互いの体を抱き合い「ひぃぃぃ……!」と情けない声を出して震え上がりました。
「オレに斬られるのと、あっちの女に焼かれるの、どっちがいい?」
「ままま待ってくれ!?」
震える変態の一人がわたしたちに言ってきます。
「おおおオレたちは何もしていないんだ! 本当だ!」
見苦しいその言い分けに、アルデが険しい表情で言いました。
「今はそんなこと聞いてねぇよ。ベラトとフォッテスはどこにいる?」
「ち、地下水路の奥だ! その制御室にいる!」
何もしていない人間が、なぜグレナダ姉弟の居場所を知っているのか──ですが今は不問にしておきましょう。
アルデも同じ考えのようで、剣を鞘に収めながら言いました。
「なら、今すぐそこに案内しろ。そうすれば命は助けてやる」
「わわわ分かりました! 今すぐ案内します!!」
変態三人組が水路へと走り出そうとするので、わたしは言いました。
「飛んでいきます。近くに寄りなさい」
「は?」
慣れているアルデはわたしのすぐ隣へと来ましたが、三人組はぽかんとしているばかりです。説明するのももどかしいので、わたしは飛行魔法を発現させてから、その結界で三人組を絡め取りました。
「ひやぁぁぁぁ!?」
そうして三人組は、しばらく結界表面でグルグルと回りながら突き進む羽目になるのでした。
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