64 / 245
第2章
第20話 アルデさんより強い人って、もはや人でないのでは……?
しおりを挟む
ベラトは模造刀を構えたが──その瞬間、目を見開いたまま硬直してしまう。
(な……なんだこれは……!?)
アルデさんは、なんの気負いもなく剣を正眼に構えているだけだというのに……まるで踏み込める気がしない!
一見すると隙だらけにも見えるのに、いちどそこに踏み込んだなら、二度と帰って来られない恐怖を感じて、ぼくは身動き一つ取れなくなっていた。
ぼくだって……フォッテス姉さんの評価は間違っていないと思っている。姉さんは子供の頃から父さんとぼくの訓練を見続けていたし、警備隊の模擬戦や試合にもよく顔を出していた。だからか本人は戦えなくても、相手の技量がどの程度なのか分かるようになっていた。
もちろんそれはぼくだって同じで、実戦を経験しているのだから、むしろぼくのほうが目は肥えている……そう思っていたのだが。
であったとしても……ここまでとは……!
ぼくの全身からは、冷や汗が吹き出していた。アルデさんからはなんの殺気も放たれていないというのに、まるで猛獣でも相手にしているかのような恐怖を感じる!
そんなアルデさんが、気楽な調子で言ってきた。
「おーい、どした? 来ないならこっちからいくぞ?」
「くっ!」
アルデさんの声が合図になり、ぼくは恐怖を押し殺してデタラメに踏み込む。
そんなぼくの剣を、アルデさんは軽く撥ねのけると切り込んできた!
ぼくは剣の腹でなんとか受け止める……が!
な、なんて力だ!?
ぼくは押し負けて転びそうになる。すんでのところで堪えることが出来たのは偶然に過ぎない。
「ベラト、なんかずいぶんと硬いなぁ。緊張してるのか?」
「ア、アルデさんが相手だからですよ!?」
到底抗えない脅威を目の前にして、緊張しないほうがどうかしている!
「おいおい、これはただの模擬戦なんだから気楽にやろうぜ?」
「そんなこと言っても!?」
もはやぼくは、アルデさんの剣筋すら見失いかけてるんですよ!?
声にならない悲鳴は息切れのせいだ。あっという間に息が上がってしまい、その結果、ぼくは足をもつれさせて転んでしまった。
「それまで!」
姉さんが片手を上げて模擬戦の終了を告げる。
「す、すごいすごい!」
そして姉さんが目を見開いてアルデさんに駆け寄った。
「お強いとは思ってましたが、まさかこれほどとは!」
「そうか?」
「そうですよ! まさかベラトが、まるで相手にならないなんて思ってもみませんでした! ちょっとはいい勝負ができるかと思ってたのに!」
ぐ……言われ放題だけど、これでもかってほど完敗したのは事実だから何も言い返せない。
それにここまでの実力差があると、もはや、悔しさよりも諦めのほうが強かった。
だからぼくは立ち上がってから頭を下げる。
「アルデさん、すみません。模擬戦にもならずに……」
しかしアルデさんは、気を悪くした様子もなく言ってくる。
「いいって。模擬戦するといつもこんな感じだからさ」
「そうですか……あ、ちなみになんですけど、衛士をやっていたときもこんな感じだったんですか?」
「ああ、そうなんだよ。今にしてみれば、これが先輩どもにひがまれた原因だったんだろうな」
「た、確かに……そうかもしれませんね」
強すぎるせいで目の敵にされるとはアルデさんも浮かばれないな……そんなことを考えながら、ぼくはさらに聞いた。
「王宮には、アルデさんより強い方はいらっしゃったのですか?」
「衛士や騎士にはいなかったけど……まぁ、一人だけいたな」
アルデさんのその台詞に、ぼくは目を見開く。
この国の頂点が誰なのかを確かめたくて、それは間違いなくアルデさんだろうけど念のための確認──のつもりだったんだけど。
アルデさんより強い人って、もはや人ではないのでは……?
ぼくは気後れしながらも聞いた。
「そ、その方は……どなたですか……?」
「ああ、ティスリだよ」
「……え?」
意外な名前を告げられて、ぼくは姉さんと目を合わせる。
それから姉さんが確認した。
「ティスリさんって、昨日一緒にいた?」
「ああ、そうだよ。あのティスリ」
「え? でも彼女って政商の娘さんでは……」
「え? あ、ああ!? そ、そうなんだけど、アイツ、武芸達者でもあるんだよ!」
「そ、そうなんですか……この国一番の政商の娘さんで、さらにアルデさんより武芸達者だなんて……わたしたちがおいそれと口を利いてよかったんでしょうか……?」
「ああ、構わないさ」
「で、でも……わたし、昨日とっても失礼なことを言ってたような……」
「気にすんなって。ってかアイツ、ぼっちだから、むしろ積極的に関わってくれよ」
「そこまで凄い人なのに……?」
姉さんは首を傾げているけど、それほどの天恵を授けられた人であれば、ぼくたちみたいな一般人では話が合わないのかもしれないな。アルデさんくらいに実力がないと。
そんなアルデさんは「ちなみにだけど」と言ってくる。
「剣の腕はオレが上だからな? だけどアイツ、魔法が使えるだろ? そうなるとオレも太刀打ちできなくてさぁ……」
悔しそうにするアルデさんがなんだか微笑ましく見えたけど、アルデさんほどの剣士なのに、魔法にまったく対抗できないとは思えないんだけどな。
だからぼくはアルデさんに聞いてみた。
「ティスリさんが呪文を唱えている間に、攻撃すればいいんじゃないですか?」
「いやそれが、アイツ、ほとんどの魔法を無詠唱で使えるっぽいんだよな」
「……は? 無詠唱!?」
「ああ。なのにメチャクチャ強力なんだよ。魔法の剣で、大きな建物だって真っ二つに出来るほどだ」
「ほ、ほんとうですか……?」
「まぢだって」
魔法士攻略のセオリーは、長大な呪文を唱えている間に攻撃することだ。だから通常、魔法士は部隊の後方で魔法発現するから、剣士と魔法士が戦うことは滅多にない。
というより、魔法士がいる陣地まで攻め入られたとしたら、その部隊やパーティは敗北したということだ。
だというのに、ティスリさんは強力な攻勢魔法もほぼ無詠唱で発現して、最前線でアルデさんと一騎打ちをこなし、しかも競り勝ったという。
そんな話を聞いていくうちに、ぼくは気が遠のいてきた。
「上には上がいるって……本当なんですね……」
「まぁなぁ。けどたぶん、ティスリが最上段の人間だと思うぞ?」
「だとしても……とても追いつける気がしません……」
「まぁアレを目標にするのはさすがにしんどいだろうけど、別にあそこまで強くならなくたって、衛士としては十分やっていけるさ」
ぼくが暗澹たる気分でいると、アルデさんがそんな励ましをしてくれる。さらに姉さんも言ってきた。
「そうだよ! まずは目先の武術大会で優勝を目指すんでしょ! ベラトならその可能性はあるんだから!」
「そうだった……二人とも、ありがとうございます」
ぼくは気を取り直すと、アルデさんが言ってきた。
「よし、そうしたら稽古を付けてやるよ。短期間で筋力をさらに付けることは難しいけど、スピードを付けることはできるからな」
「そうなんですか?」
「ああ。ベラトの場合、今でも筋肉は十分にある。それをまだ上手く活かせていないから、動きの無駄を取り除くことと、あとは速さに目を慣らすことだな。そうすれば、今の倍は早く動けるようになるさ」
「ほ、本当ですか!?」
「ああ、本当だ。そしたら、まずはオレの剣を受け続けて速さに慣れていこうか」
「はい! よろしくお願いします!」
「ベラト、がんばって!」
姉さんが応援してくれる中、ぼくとアルデさんの稽古が始まった。
(な……なんだこれは……!?)
アルデさんは、なんの気負いもなく剣を正眼に構えているだけだというのに……まるで踏み込める気がしない!
一見すると隙だらけにも見えるのに、いちどそこに踏み込んだなら、二度と帰って来られない恐怖を感じて、ぼくは身動き一つ取れなくなっていた。
ぼくだって……フォッテス姉さんの評価は間違っていないと思っている。姉さんは子供の頃から父さんとぼくの訓練を見続けていたし、警備隊の模擬戦や試合にもよく顔を出していた。だからか本人は戦えなくても、相手の技量がどの程度なのか分かるようになっていた。
もちろんそれはぼくだって同じで、実戦を経験しているのだから、むしろぼくのほうが目は肥えている……そう思っていたのだが。
であったとしても……ここまでとは……!
ぼくの全身からは、冷や汗が吹き出していた。アルデさんからはなんの殺気も放たれていないというのに、まるで猛獣でも相手にしているかのような恐怖を感じる!
そんなアルデさんが、気楽な調子で言ってきた。
「おーい、どした? 来ないならこっちからいくぞ?」
「くっ!」
アルデさんの声が合図になり、ぼくは恐怖を押し殺してデタラメに踏み込む。
そんなぼくの剣を、アルデさんは軽く撥ねのけると切り込んできた!
ぼくは剣の腹でなんとか受け止める……が!
な、なんて力だ!?
ぼくは押し負けて転びそうになる。すんでのところで堪えることが出来たのは偶然に過ぎない。
「ベラト、なんかずいぶんと硬いなぁ。緊張してるのか?」
「ア、アルデさんが相手だからですよ!?」
到底抗えない脅威を目の前にして、緊張しないほうがどうかしている!
「おいおい、これはただの模擬戦なんだから気楽にやろうぜ?」
「そんなこと言っても!?」
もはやぼくは、アルデさんの剣筋すら見失いかけてるんですよ!?
声にならない悲鳴は息切れのせいだ。あっという間に息が上がってしまい、その結果、ぼくは足をもつれさせて転んでしまった。
「それまで!」
姉さんが片手を上げて模擬戦の終了を告げる。
「す、すごいすごい!」
そして姉さんが目を見開いてアルデさんに駆け寄った。
「お強いとは思ってましたが、まさかこれほどとは!」
「そうか?」
「そうですよ! まさかベラトが、まるで相手にならないなんて思ってもみませんでした! ちょっとはいい勝負ができるかと思ってたのに!」
ぐ……言われ放題だけど、これでもかってほど完敗したのは事実だから何も言い返せない。
それにここまでの実力差があると、もはや、悔しさよりも諦めのほうが強かった。
だからぼくは立ち上がってから頭を下げる。
「アルデさん、すみません。模擬戦にもならずに……」
しかしアルデさんは、気を悪くした様子もなく言ってくる。
「いいって。模擬戦するといつもこんな感じだからさ」
「そうですか……あ、ちなみになんですけど、衛士をやっていたときもこんな感じだったんですか?」
「ああ、そうなんだよ。今にしてみれば、これが先輩どもにひがまれた原因だったんだろうな」
「た、確かに……そうかもしれませんね」
強すぎるせいで目の敵にされるとはアルデさんも浮かばれないな……そんなことを考えながら、ぼくはさらに聞いた。
「王宮には、アルデさんより強い方はいらっしゃったのですか?」
「衛士や騎士にはいなかったけど……まぁ、一人だけいたな」
アルデさんのその台詞に、ぼくは目を見開く。
この国の頂点が誰なのかを確かめたくて、それは間違いなくアルデさんだろうけど念のための確認──のつもりだったんだけど。
アルデさんより強い人って、もはや人ではないのでは……?
ぼくは気後れしながらも聞いた。
「そ、その方は……どなたですか……?」
「ああ、ティスリだよ」
「……え?」
意外な名前を告げられて、ぼくは姉さんと目を合わせる。
それから姉さんが確認した。
「ティスリさんって、昨日一緒にいた?」
「ああ、そうだよ。あのティスリ」
「え? でも彼女って政商の娘さんでは……」
「え? あ、ああ!? そ、そうなんだけど、アイツ、武芸達者でもあるんだよ!」
「そ、そうなんですか……この国一番の政商の娘さんで、さらにアルデさんより武芸達者だなんて……わたしたちがおいそれと口を利いてよかったんでしょうか……?」
「ああ、構わないさ」
「で、でも……わたし、昨日とっても失礼なことを言ってたような……」
「気にすんなって。ってかアイツ、ぼっちだから、むしろ積極的に関わってくれよ」
「そこまで凄い人なのに……?」
姉さんは首を傾げているけど、それほどの天恵を授けられた人であれば、ぼくたちみたいな一般人では話が合わないのかもしれないな。アルデさんくらいに実力がないと。
そんなアルデさんは「ちなみにだけど」と言ってくる。
「剣の腕はオレが上だからな? だけどアイツ、魔法が使えるだろ? そうなるとオレも太刀打ちできなくてさぁ……」
悔しそうにするアルデさんがなんだか微笑ましく見えたけど、アルデさんほどの剣士なのに、魔法にまったく対抗できないとは思えないんだけどな。
だからぼくはアルデさんに聞いてみた。
「ティスリさんが呪文を唱えている間に、攻撃すればいいんじゃないですか?」
「いやそれが、アイツ、ほとんどの魔法を無詠唱で使えるっぽいんだよな」
「……は? 無詠唱!?」
「ああ。なのにメチャクチャ強力なんだよ。魔法の剣で、大きな建物だって真っ二つに出来るほどだ」
「ほ、ほんとうですか……?」
「まぢだって」
魔法士攻略のセオリーは、長大な呪文を唱えている間に攻撃することだ。だから通常、魔法士は部隊の後方で魔法発現するから、剣士と魔法士が戦うことは滅多にない。
というより、魔法士がいる陣地まで攻め入られたとしたら、その部隊やパーティは敗北したということだ。
だというのに、ティスリさんは強力な攻勢魔法もほぼ無詠唱で発現して、最前線でアルデさんと一騎打ちをこなし、しかも競り勝ったという。
そんな話を聞いていくうちに、ぼくは気が遠のいてきた。
「上には上がいるって……本当なんですね……」
「まぁなぁ。けどたぶん、ティスリが最上段の人間だと思うぞ?」
「だとしても……とても追いつける気がしません……」
「まぁアレを目標にするのはさすがにしんどいだろうけど、別にあそこまで強くならなくたって、衛士としては十分やっていけるさ」
ぼくが暗澹たる気分でいると、アルデさんがそんな励ましをしてくれる。さらに姉さんも言ってきた。
「そうだよ! まずは目先の武術大会で優勝を目指すんでしょ! ベラトならその可能性はあるんだから!」
「そうだった……二人とも、ありがとうございます」
ぼくは気を取り直すと、アルデさんが言ってきた。
「よし、そうしたら稽古を付けてやるよ。短期間で筋力をさらに付けることは難しいけど、スピードを付けることはできるからな」
「そうなんですか?」
「ああ。ベラトの場合、今でも筋肉は十分にある。それをまだ上手く活かせていないから、動きの無駄を取り除くことと、あとは速さに目を慣らすことだな。そうすれば、今の倍は早く動けるようになるさ」
「ほ、本当ですか!?」
「ああ、本当だ。そしたら、まずはオレの剣を受け続けて速さに慣れていこうか」
「はい! よろしくお願いします!」
「ベラト、がんばって!」
姉さんが応援してくれる中、ぼくとアルデさんの稽古が始まった。
1
お気に入りに追加
365
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』


剣しか取り柄がないという事で追放された元冒険者、辺境の村で魔物を討伐すると弟子志願者が続々訪れ剣技道場を開く
burazu
ファンタジー
剣の得意冒険者リッキーはある日剣技だけが取り柄しかないという理由でパーティーから追放される。その後誰も自分を知らない村へと移住し、気ままな生活をするつもりが村を襲う魔物を倒した事で弓の得意エルフ、槍の得意元傭兵、魔法の得意踊り子、投擲の得意演奏者と様々な者たちが押しかけ弟子入りを志願する。
そんな彼らに剣技の修行をつけながらも冒険者時代にはない充実感を得ていくリッキーだったのだ。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。

【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】
その攻撃、収納する――――ッ!
【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。
理由は、マジックバッグを手に入れたから。
マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。
これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる