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テレビの世界から来た人なのか、単なる小学生のコスプレイヤーなのか、悪人は、ポカンと口を開けたまま、 魔法美少女仮面ヴィクトワールを見ていた。
「皆様は、どんなに苦しくても汗水垂らして働いてお金を得ているのです。このように、人質までとってお金を奪うなど、この魔法美少女仮面ヴィクトワールが許しません!」 やっと、悪人も自分たちにとって目障りな存在だと気付いた。しかし、相手は、小学生ぐらいのコスプレ少女にしか見えない。
「バカな女の子ふぁ、わざわざ人質に来るとはな、まあ、人質は一人でも多い方がいい、おい、捕まえて縛ってしまえ!」
「へいっ!」
魔法美少女仮面ヴィクトワールは、右足を一歩出し、魔法のステッキを一回転回しながら、
「ヴィクトワール、フラッシュ!」
「わぁああ~~」
捕まえようとしに来た悪人を光線で壁まで吹き飛ばした。
「お残りになったみなさん、これでも続けますか」
目の前の光景が、何かマジシャンがやっているのか、気候術なのか、とにかく信じがたいが、このまま降参するわけには行かない。敵のリーダーが仲間に耳打ちをした。
「コスプレのお嬢さん、なんか、不思議なことができるんだね、わかった、降参する、おい、みんなここへ座って大人しくしろ!」
「へいっ!」
「お分かりになればいいのです、今に捕まえに到着することでしょう、人質のみなさん、もう、お怪我はございませんか、もう、大丈夫ですわ」
魔法美少女仮面ヴィクトワールが人質の縄を解こうと敵に背を向けた時、敵が一斉に立ち上がって、魔法美少女仮面ヴィクトワールを四肢を押さえ、体にしがみついた。
「ふんっ、おい、小学生のコスプレ女、すぐにだまされるなんて、頭は良くないな」
魔法美少女仮面ヴィクトワールは、あっという間に縛り上げられてしまった。
「な、何をなさるのですか、おやめなさい! 痛い目にあいたいのですか」
リーダーが腕で首を閉めて、
「一言でも言ってみろ、首をへし折ってやる!」
魔法美少女仮面ヴィクトワールは、まさかのピンチ、苦しさのあまり意識が遠のいてきた。
テレビの世界から来た人なのか、単なる小学生のコスプレイヤーなのか、悪人は、ポカンと口を開けたまま、 魔法美少女仮面ヴィクトワールを見ていた。
「皆様は、どんなに苦しくても汗水垂らして働いてお金を得ているのです。このように、人質までとってお金を奪うなど、この魔法美少女仮面ヴィクトワールが許しません!」 やっと、悪人も自分たちにとって目障りな存在だと気付いた。しかし、相手は、小学生ぐらいのコスプレ少女にしか見えない。
「バカな女の子ふぁ、わざわざ人質に来るとはな、まあ、人質は一人でも多い方がいい、おい、捕まえて縛ってしまえ!」
「へいっ!」
魔法美少女仮面ヴィクトワールは、右足を一歩出し、魔法のステッキを一回転回しながら、
「ヴィクトワール、フラッシュ!」
「わぁああ~~」
捕まえようとしに来た悪人を光線で壁まで吹き飛ばした。
「お残りになったみなさん、これでも続けますか」
目の前の光景が、何かマジシャンがやっているのか、気候術なのか、とにかく信じがたいが、このまま降参するわけには行かない。敵のリーダーが仲間に耳打ちをした。
「コスプレのお嬢さん、なんか、不思議なことができるんだね、わかった、降参する、おい、みんなここへ座って大人しくしろ!」
「へいっ!」
「お分かりになればいいのです、今に捕まえに到着することでしょう、人質のみなさん、もう、お怪我はございませんか、もう、大丈夫ですわ」
魔法美少女仮面ヴィクトワールが人質の縄を解こうと敵に背を向けた時、敵が一斉に立ち上がって、魔法美少女仮面ヴィクトワールを四肢を押さえ、体にしがみついた。
「ふんっ、おい、小学生のコスプレ女、すぐにだまされるなんて、頭は良くないな」
魔法美少女仮面ヴィクトワールは、あっという間に縛り上げられてしまった。
「な、何をなさるのですか、おやめなさい! 痛い目にあいたいのですか」
リーダーが腕で首を閉めて、
「一言でも言ってみろ、首をへし折ってやる!」
魔法美少女仮面ヴィクトワールは、まさかのピンチ、苦しさのあまり意識が遠のいてきた。
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