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王の花 8
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「すごいっ。アルってすごいね!赤い火傷の痕が消えてすべすべになってるっ!」
俺は、右手を頬に寄せて頬擦りをする。
その滑らかな感触に、目を見開いて、もう一度お腹を見た。
「アル…、ありがとう。実を言うと、右手もお腹の傷痕も、引きつったような痛みがたまにあったんだ。それがちょっと憂鬱だったりしたから、治ってすごく嬉しい…」
「そんなことだろうと思っていた。傷痕を見た瞬間、これは治ったなどと言うものではないとわかっていた。だが、おまえは優しいから、皆を心配させたくなかったのだろう?だから大丈夫だと言ったのだろう?」
「…うん」
「ふっ、だが今度こそ大丈夫だ。俺が完璧に治した。痕も痛みも無くなった筈だ。どうだ?」
「うん、もう痛くないよ。それに、前よりも肌が綺麗になった気がする」
そう笑いながら言って、アルファムに右手を見せると、今度はアルファムが、俺の右手に頬を擦り寄せた。
「ああ、とても肌触りが良い。カナは、元から肌が綺麗だからな。白くて滑らかで、素肌を合わせるだけでとても気持ちが良い。早く、その肌を存分に味わいたい」
「え?いや…あ、うんっ。よ、夜にねっ?ねぇアル、安心したら眠くなってきた。少し眠ってもいい?」
アルファムの腕に頭を乗せて、アルファムを見上げて聞く。
アルファムは、俺の頭を抱き寄せると、額に口づけた。
「ああ、もちろんだ。ずっとこうしているから、安心して眠っていいぞ。時間になったら起こしてやる」
「ん、俺の傍にいてね。おやすみ、アル…」
「おやすみ、カナ」
アルファムが、優しく俺の背中を撫でる。
アルファムの腕の中がとても心地良くて、俺はすぐに眠りについた。
「ん…あっ…、や…っ」
鼻から抜ける甘い声に気づいて目を開ける。
「あっ…」と甘い声を上げてビクンと身体を揺らしてしまい、聞こえてきた声は俺だったのかと気づく。
胸に違和感を感じて、身体をビクビクと揺らしながら見ると、俺の胸の上にアルファムの頭があった。
「…アル、何してるの?…あ!」
胸に強い刺激を感じて、俺は大きく顎を仰け反らせる。アルファムが、俺の乳首を噛んだのだ。
「もうっ、俺が寝ている間に何してんの?」
「可愛いカナの寝顔を見てると、つい触れたくなってな。あらゆる場所にキスをしていたのだが、このピンクの粒が美味そうだったから、食べた」
「…はあ?」
悪びれもせず真顔で言うアルファムに、俺の頬がピクリと揺れる。
大好きなアルファムに触れられて、俺も嬉しい。だけど、今は困る。これから俺の為の宴があるから。それなのに、アルファムに弄られすぎた俺の乳首は、ジンジンと熱を持って立ち上がり、その熱が腰の奥にも伝わって、もっと触れて欲しくて堪らなくなっている。
どうしてくれるんだよ…とアルファムを睨むと、アルファムが俺の唇に軽く口づけて、「続きは宴の後でな。カナ、汗を流してこい」と言って笑った。
俺は、右手を頬に寄せて頬擦りをする。
その滑らかな感触に、目を見開いて、もう一度お腹を見た。
「アル…、ありがとう。実を言うと、右手もお腹の傷痕も、引きつったような痛みがたまにあったんだ。それがちょっと憂鬱だったりしたから、治ってすごく嬉しい…」
「そんなことだろうと思っていた。傷痕を見た瞬間、これは治ったなどと言うものではないとわかっていた。だが、おまえは優しいから、皆を心配させたくなかったのだろう?だから大丈夫だと言ったのだろう?」
「…うん」
「ふっ、だが今度こそ大丈夫だ。俺が完璧に治した。痕も痛みも無くなった筈だ。どうだ?」
「うん、もう痛くないよ。それに、前よりも肌が綺麗になった気がする」
そう笑いながら言って、アルファムに右手を見せると、今度はアルファムが、俺の右手に頬を擦り寄せた。
「ああ、とても肌触りが良い。カナは、元から肌が綺麗だからな。白くて滑らかで、素肌を合わせるだけでとても気持ちが良い。早く、その肌を存分に味わいたい」
「え?いや…あ、うんっ。よ、夜にねっ?ねぇアル、安心したら眠くなってきた。少し眠ってもいい?」
アルファムの腕に頭を乗せて、アルファムを見上げて聞く。
アルファムは、俺の頭を抱き寄せると、額に口づけた。
「ああ、もちろんだ。ずっとこうしているから、安心して眠っていいぞ。時間になったら起こしてやる」
「ん、俺の傍にいてね。おやすみ、アル…」
「おやすみ、カナ」
アルファムが、優しく俺の背中を撫でる。
アルファムの腕の中がとても心地良くて、俺はすぐに眠りについた。
「ん…あっ…、や…っ」
鼻から抜ける甘い声に気づいて目を開ける。
「あっ…」と甘い声を上げてビクンと身体を揺らしてしまい、聞こえてきた声は俺だったのかと気づく。
胸に違和感を感じて、身体をビクビクと揺らしながら見ると、俺の胸の上にアルファムの頭があった。
「…アル、何してるの?…あ!」
胸に強い刺激を感じて、俺は大きく顎を仰け反らせる。アルファムが、俺の乳首を噛んだのだ。
「もうっ、俺が寝ている間に何してんの?」
「可愛いカナの寝顔を見てると、つい触れたくなってな。あらゆる場所にキスをしていたのだが、このピンクの粒が美味そうだったから、食べた」
「…はあ?」
悪びれもせず真顔で言うアルファムに、俺の頬がピクリと揺れる。
大好きなアルファムに触れられて、俺も嬉しい。だけど、今は困る。これから俺の為の宴があるから。それなのに、アルファムに弄られすぎた俺の乳首は、ジンジンと熱を持って立ち上がり、その熱が腰の奥にも伝わって、もっと触れて欲しくて堪らなくなっている。
どうしてくれるんだよ…とアルファムを睨むと、アルファムが俺の唇に軽く口づけて、「続きは宴の後でな。カナ、汗を流してこい」と言って笑った。
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