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3話
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「竜巻...ですね」
「竜巻だな」
「はいれるんですか?」
「さあ...」
俺はとりあえず突破口がないかと見まわしてみる。
「おっ、あんじゃん、突破口」
「へ?」
俺は地面に手をついた。
「生成」
地面が崩れ、武器屋ら装備やらに変化していく。
「そろそろ鍛冶屋じゃなくて錬金術師名乗ろうかな...」
でもあるんだよなあ、錬金術師っていう雑魚職。
俺は地面を武器化して掘っていく。
「ついてきな」
「は...はい」
しばらく堀り、そろそろ竜巻を超えたかというところで上に向かって掘ると、光が見えた。
生成内訳
・土槌-石巣比売 2000G×262個
合計524000G 現在の所持金(未換金)524000G
すぐにそこに影がかかる。
「おっと...」
だいぶゴーレムの近くに出てしまった。
このままだと、ゴーレムの足元からひょっこりということになる。
「ここは私が」
ミヤがナイフを取り出した。
かなり初期のアイテム...鍛冶の質もかなり悪い...
攻撃力が最低ラインの10を下回っている。
つまり、できる限り多く攻撃ができるということだ。
「ハッ!」
ゴーレムが一瞬で溶けた...
アイテムがなだれ込んでくる。
「わぷっ!」
アイテムに溺れるのは初めてだ。
1000個のアイテム、二人がかりでも拾いきれるはずなく...
「まずい!このままじゃ風ゴーレムの怨念にやられる」
「すいません私のせいで...」
「いや、アイテム起因(物理)でダメージを受けることはない。ただこのままおいてくのはもったいない」
とすると...
「錬金術...」
俺はストレージに入ったものから武器に生成して武器用ストレージにしまっていった。
「よし、俺が階段掘るから」
生成内訳
・土槌-石巣比売 2000G×23個
合計46000G 現在の所持金(未換金)570000G
「よし、じゃほかのゴーレムも倒してくれ」
「はい」
ミヤはフィールドを走り回り、一瞬でモンスターを溶かしてまわる。
「これは楽だなあ」
俺はそのあとを追いながら、武器変換してストレージにしまっていく。
「これで全部ですね」
一面アイテムの海だ。それをやっとすべて武器に変換すると、相当な量の武器になった。
生成内訳
・槌-級長津彦 50000G×1個
・嵐盾-アイオロス 2000G×1479個
・風爪-野分 1000G×8455個
合計11463000G 現在の所持金(未換金)12033000G
「これは...1階でこの金額だと買い手が追い付かねえぞ」
「あのっ...私何かしてしまったでしょうか...」
「いや、儲けがえらいことになるんだ。こうやって儲けた金はたぶん後々山分けになるだろうし、1人増えて割合が減った分を帳消しにするくらい稼いでやろうぜ」
「はいっ!」
荷物の整理をし終わったころ、突風が吹いた。
「おっ?」
「わわっ!」
俺たちの体が浮き上がり、風で次のステージに運ばれた。
「竜巻だな」
「はいれるんですか?」
「さあ...」
俺はとりあえず突破口がないかと見まわしてみる。
「おっ、あんじゃん、突破口」
「へ?」
俺は地面に手をついた。
「生成」
地面が崩れ、武器屋ら装備やらに変化していく。
「そろそろ鍛冶屋じゃなくて錬金術師名乗ろうかな...」
でもあるんだよなあ、錬金術師っていう雑魚職。
俺は地面を武器化して掘っていく。
「ついてきな」
「は...はい」
しばらく堀り、そろそろ竜巻を超えたかというところで上に向かって掘ると、光が見えた。
生成内訳
・土槌-石巣比売 2000G×262個
合計524000G 現在の所持金(未換金)524000G
すぐにそこに影がかかる。
「おっと...」
だいぶゴーレムの近くに出てしまった。
このままだと、ゴーレムの足元からひょっこりということになる。
「ここは私が」
ミヤがナイフを取り出した。
かなり初期のアイテム...鍛冶の質もかなり悪い...
攻撃力が最低ラインの10を下回っている。
つまり、できる限り多く攻撃ができるということだ。
「ハッ!」
ゴーレムが一瞬で溶けた...
アイテムがなだれ込んでくる。
「わぷっ!」
アイテムに溺れるのは初めてだ。
1000個のアイテム、二人がかりでも拾いきれるはずなく...
「まずい!このままじゃ風ゴーレムの怨念にやられる」
「すいません私のせいで...」
「いや、アイテム起因(物理)でダメージを受けることはない。ただこのままおいてくのはもったいない」
とすると...
「錬金術...」
俺はストレージに入ったものから武器に生成して武器用ストレージにしまっていった。
「よし、俺が階段掘るから」
生成内訳
・土槌-石巣比売 2000G×23個
合計46000G 現在の所持金(未換金)570000G
「よし、じゃほかのゴーレムも倒してくれ」
「はい」
ミヤはフィールドを走り回り、一瞬でモンスターを溶かしてまわる。
「これは楽だなあ」
俺はそのあとを追いながら、武器変換してストレージにしまっていく。
「これで全部ですね」
一面アイテムの海だ。それをやっとすべて武器に変換すると、相当な量の武器になった。
生成内訳
・槌-級長津彦 50000G×1個
・嵐盾-アイオロス 2000G×1479個
・風爪-野分 1000G×8455個
合計11463000G 現在の所持金(未換金)12033000G
「これは...1階でこの金額だと買い手が追い付かねえぞ」
「あのっ...私何かしてしまったでしょうか...」
「いや、儲けがえらいことになるんだ。こうやって儲けた金はたぶん後々山分けになるだろうし、1人増えて割合が減った分を帳消しにするくらい稼いでやろうぜ」
「はいっ!」
荷物の整理をし終わったころ、突風が吹いた。
「おっ?」
「わわっ!」
俺たちの体が浮き上がり、風で次のステージに運ばれた。
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