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3話
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「っふー...」
俺はヘッドギアを外した。
これをつけて数秒後にゲームにダイブするようになっている。
このゲーム、結構なスキルゲーだが、FSCの独占対策として定期的に新職業を追加してるらしい。
これから新たなチート級スキルが出てくるのかな...
アンナの様子が気になるが...
「陸人ー、ごはんよー」
1階から母の声がした。
俺は階段を下りて1階のリビングに向かう。
階段を降りると、夕食のいい匂いがする。
「陸人、またゲームしてたの?」
高校生の息子(17)がいるにしてはなかなか若い(見た目)うちの母(42)
「ああ、だから何だよ」
「高校に行く気はないの?」
「おれさ、今日ダンジョン行ってリアルマネーで12万円分稼いだんだ」
「まあ、すごいじゃない」
「1日でそんだけ稼げるんだったら仕事する必要あるかなって...」
「陸人がそうしたいならそうさせたいけど、ちゃんとそのゲームがサービスを終了した後のことも考えるのよ」
「わかってるよ」
俺は黙々と夕飯を食べ、完食する。
「ごちそうさま」
俺は2階の自室に戻った。
母さんが俺のやってることに理解があるほうだってことはわかってる。
でも、とやかく言われることに嫌悪感を抱いてしまう。
母さんが言ってることは正しい。
でも、素直になれないのはなぜだろう...
俺はヘッドギアをかぶって眠りについた。
目の前に広がるゲーム内の村。
地名は...覚えてない。
午後8時半に世界が昼から夜に変わる。
闇を利用した戦術、というものがあるらしい。
「今火山行ったらきれいだろうな...」
俺は何となく空を見上げる。
すると、その視線の先にウィンドウが現れた。
「パーティ加入の申請が来ています」とある。
なんだ...?
俺はそのウィンドウをタップし、詳細を開く。
「何っ!?3人目のFSC?」
それは盗賊のFSC。
「盗賊って確か...」
盗賊。
軽い装備まで装備できる半戦闘職であり、敵に攻撃することで一定確率でドロップアイテムを盗み取る役職。
確か追加されたのは3か月前...もう最終実績まで行ったのか!?
「一応フレンドになっとこ...」
俺はそのプレイヤーにフレンド申請と、「もう一人のメンバーに確認させてください」というメッセだけ送っておいた。
すると、近くを通りかかった少女にそれが届いていた。
文面までしっかり見えた。
確実にあれが盗賊のFSC。
「あっあのっ」
意外にも、話しかけてきたのはその少女のほうだった。
「今ああなたが送信した内容が私に届いたんですけど...もしかしてあなたがアディさんですか?」
長い白髪を下した少女。青のメッシュが入っている。背はおそらくアンナより高くて俺より低いくらい...つってもアンナとそんな変わんないか。
ちょっとカワウソ顔...
かわいい。
「ああ、いかにも俺がアディですけど。もしかして、あなたが?」
「はい。ミヤです」
「おお、やっぱり。こんなかわいい子が盗賊なんて、何か意外だな」
「あ、ありがとうございます」
「リアルの話は聞かないけど、どうせ年齢もわからないんだからため口でいいよ」
「そうでs...そう?じゃあ、このまましゃべりま...しゃべるね」
「無理してため口で話せとは言わないけど」
「...敬語で」
「OK。とりあえずスキルの内容聞いていい?」
「わかりました。私が解放したのは『快刀乱麻』です」
「快刀乱麻...盗賊だけにってか」
「スキルの内容としては、軽装備しかできない盗賊ですが、このスキルで重装備ができるというものです」
「ほっほー、なかなか面白いな。つまりドロップアイテムを奪い取れる剣士って感じか」
「そうですね」
「FSCとったんだろ?特典スキルも教えてくれよ」
「はい。えっと、スキル名は『怪盗』、ヘイトを取らずに攻撃できます」
「それは...一方的に殴れるってことだよな」
「そうですね」
「戦闘力以前に攻撃されない?」
「はい」
これは...
チートとかいう次元ではないのでは?
「また大変ぶっ飛んだスキルを手に入れたな」
「はい。中級ダンジョン周回したかいがありました」
「そうだ!それだよ。君3か月で解放してたよな」
「はい。解放条件が「敵に三万回攻撃を当てる」だったので」
「...そんな条件達成できるのか?」
どんな武器でも攻撃力は10以上ある。
3万回当てるとなると、最低でも合計30万以上の合計HPが必要だ。
中級ダンジョンの敵HPは平均して100程度。
3か月を90日と見積もるなら、1日あたり少なくとも3300体倒さなくちゃならない。
よっぽどのゲーム廃人でもここまでは無理だろ...
「一体どうやって...」
「えっと、この条件っていかに多くのモンスターを倒すかじゃないんです」
...まあそうだな。
「いかに大量の攻撃をするか。つまり、一体に1000回攻撃を当てれば1日3~4体で達成することになります」
「でもそんなHP持ってる敵と戦うと殺されかねないだろ?」
「そこです。実はこのゲームのモンスターってHPが0になってからも0.4秒だけ当たり判定があるんです」
「まさか...」
「はい。その間にとにかく連打すれば1体に1000回攻撃できます。プレイヤースキルですけど、ここでしか役に立たなくて...」
ナニモンだこいつ。
多分リアルでかなり特殊な趣味や仕事をしてるんだろう。
「ミヤちゃん、かなり強そうだから加入は明るいと思うけど、一応もう一人に確認だけ取らせてくれな」
「はい」
「今時間ある?」
「え?」
「その辺でちょっとダンジョンいかない?」
「えっと...新手のナンパ...でしょうか?」
「ちげえよ。とりあえずどのくらい強いか見たいから。西端の乱気流ステージでいいよね?」
「えっ...現最高難易度...」
「大丈夫。FSCって強いよ」
俺はミヤを連れて西へ向かった。
俺はヘッドギアを外した。
これをつけて数秒後にゲームにダイブするようになっている。
このゲーム、結構なスキルゲーだが、FSCの独占対策として定期的に新職業を追加してるらしい。
これから新たなチート級スキルが出てくるのかな...
アンナの様子が気になるが...
「陸人ー、ごはんよー」
1階から母の声がした。
俺は階段を下りて1階のリビングに向かう。
階段を降りると、夕食のいい匂いがする。
「陸人、またゲームしてたの?」
高校生の息子(17)がいるにしてはなかなか若い(見た目)うちの母(42)
「ああ、だから何だよ」
「高校に行く気はないの?」
「おれさ、今日ダンジョン行ってリアルマネーで12万円分稼いだんだ」
「まあ、すごいじゃない」
「1日でそんだけ稼げるんだったら仕事する必要あるかなって...」
「陸人がそうしたいならそうさせたいけど、ちゃんとそのゲームがサービスを終了した後のことも考えるのよ」
「わかってるよ」
俺は黙々と夕飯を食べ、完食する。
「ごちそうさま」
俺は2階の自室に戻った。
母さんが俺のやってることに理解があるほうだってことはわかってる。
でも、とやかく言われることに嫌悪感を抱いてしまう。
母さんが言ってることは正しい。
でも、素直になれないのはなぜだろう...
俺はヘッドギアをかぶって眠りについた。
目の前に広がるゲーム内の村。
地名は...覚えてない。
午後8時半に世界が昼から夜に変わる。
闇を利用した戦術、というものがあるらしい。
「今火山行ったらきれいだろうな...」
俺は何となく空を見上げる。
すると、その視線の先にウィンドウが現れた。
「パーティ加入の申請が来ています」とある。
なんだ...?
俺はそのウィンドウをタップし、詳細を開く。
「何っ!?3人目のFSC?」
それは盗賊のFSC。
「盗賊って確か...」
盗賊。
軽い装備まで装備できる半戦闘職であり、敵に攻撃することで一定確率でドロップアイテムを盗み取る役職。
確か追加されたのは3か月前...もう最終実績まで行ったのか!?
「一応フレンドになっとこ...」
俺はそのプレイヤーにフレンド申請と、「もう一人のメンバーに確認させてください」というメッセだけ送っておいた。
すると、近くを通りかかった少女にそれが届いていた。
文面までしっかり見えた。
確実にあれが盗賊のFSC。
「あっあのっ」
意外にも、話しかけてきたのはその少女のほうだった。
「今ああなたが送信した内容が私に届いたんですけど...もしかしてあなたがアディさんですか?」
長い白髪を下した少女。青のメッシュが入っている。背はおそらくアンナより高くて俺より低いくらい...つってもアンナとそんな変わんないか。
ちょっとカワウソ顔...
かわいい。
「ああ、いかにも俺がアディですけど。もしかして、あなたが?」
「はい。ミヤです」
「おお、やっぱり。こんなかわいい子が盗賊なんて、何か意外だな」
「あ、ありがとうございます」
「リアルの話は聞かないけど、どうせ年齢もわからないんだからため口でいいよ」
「そうでs...そう?じゃあ、このまましゃべりま...しゃべるね」
「無理してため口で話せとは言わないけど」
「...敬語で」
「OK。とりあえずスキルの内容聞いていい?」
「わかりました。私が解放したのは『快刀乱麻』です」
「快刀乱麻...盗賊だけにってか」
「スキルの内容としては、軽装備しかできない盗賊ですが、このスキルで重装備ができるというものです」
「ほっほー、なかなか面白いな。つまりドロップアイテムを奪い取れる剣士って感じか」
「そうですね」
「FSCとったんだろ?特典スキルも教えてくれよ」
「はい。えっと、スキル名は『怪盗』、ヘイトを取らずに攻撃できます」
「それは...一方的に殴れるってことだよな」
「そうですね」
「戦闘力以前に攻撃されない?」
「はい」
これは...
チートとかいう次元ではないのでは?
「また大変ぶっ飛んだスキルを手に入れたな」
「はい。中級ダンジョン周回したかいがありました」
「そうだ!それだよ。君3か月で解放してたよな」
「はい。解放条件が「敵に三万回攻撃を当てる」だったので」
「...そんな条件達成できるのか?」
どんな武器でも攻撃力は10以上ある。
3万回当てるとなると、最低でも合計30万以上の合計HPが必要だ。
中級ダンジョンの敵HPは平均して100程度。
3か月を90日と見積もるなら、1日あたり少なくとも3300体倒さなくちゃならない。
よっぽどのゲーム廃人でもここまでは無理だろ...
「一体どうやって...」
「えっと、この条件っていかに多くのモンスターを倒すかじゃないんです」
...まあそうだな。
「いかに大量の攻撃をするか。つまり、一体に1000回攻撃を当てれば1日3~4体で達成することになります」
「でもそんなHP持ってる敵と戦うと殺されかねないだろ?」
「そこです。実はこのゲームのモンスターってHPが0になってからも0.4秒だけ当たり判定があるんです」
「まさか...」
「はい。その間にとにかく連打すれば1体に1000回攻撃できます。プレイヤースキルですけど、ここでしか役に立たなくて...」
ナニモンだこいつ。
多分リアルでかなり特殊な趣味や仕事をしてるんだろう。
「ミヤちゃん、かなり強そうだから加入は明るいと思うけど、一応もう一人に確認だけ取らせてくれな」
「はい」
「今時間ある?」
「え?」
「その辺でちょっとダンジョンいかない?」
「えっと...新手のナンパ...でしょうか?」
「ちげえよ。とりあえずどのくらい強いか見たいから。西端の乱気流ステージでいいよね?」
「えっ...現最高難易度...」
「大丈夫。FSCって強いよ」
俺はミヤを連れて西へ向かった。
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