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2話
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「おっ、アディじゃねえか。FSCとったんだってな。おめでとう」
俺はアンナとともに武器商人のグルーの元に来ている。
がたいがよくて俺より鍛冶やってそうだが武器商人だ。
「そっちの嬢ちゃんは...FFSCの!お前さんいい相方見っけたな」
そして見た目に反してよくしゃべる。
「ま、そんなことはいいから、監禁してくれ。今回は物が多いんだ」
「おう、武器商人としては助かるぜ」
ちなみに武器商人なんて職業はない。
システム上は商人となっていて、物の売り買いは商人を介する必要があるので地味に不可欠な職業だったりする。
「はい、こんだけだ。これ全部」
俺は武器用ストレージを開いて見せる。
「なんだこりゃあ!」
「女王の氷城をクリアしてきたのよ」
「それにしても多いだろ...アディ、お前か」
「まあな。見るもの全部金の塊だ」
「なるほどな...」
「これ全部で700万くらいか。ダンジョン報酬はシステム上買い取り不可だから、そうだな。俺の金が足りるか...」
グルーは自分のウィンドウを開き、残高を確認する。
「おっ、足りる足りる」
グルーは商人スキルを発動し、俺から武器を買い取った。
パーティ残高
7142315G(換金済み)
「よーし、儲けたわね」
「そうだな。おっ、そうだ。これ」
俺はウィンドウを開き、アイテムを取り出す。
「髪飾り-水晶鳥の嘴。プレゼント」
「へ?」
俺は手渡しでアンナに髪飾りをプレゼントした。
「あり...がと...」
アンナは状況を理解できてないような挙動をする。
「水の魔法攻撃軽減だってさ。くらってただろ?」
「あっあれはたまたまよ!私が弱いからとか思わないで頂戴!」
「わかってるって」
「こっこんなの弱い奴らがつけるものだけど...せっかくだからつけといてあげる。ありがたく思いなさい!」
「はいはい、ありがとうございますね」
「わかってるの?」
「どうでしょうね」
アンナはギャーギャー言っているが、少女の見た目で言われても怖くはない。
「...にあう?」
アンナの赤い髪に水晶の髪飾りが輝く。
「おお、いい感じなんじゃない?」
てか、水タイプの魔法軽減の装飾品を獲得するために水タイプのダンジョンに入らされる...
このゲームブラックなのか?
でもアンナは火魔法で倒してたような...
「もしかしてアンナの火魔法ってすごい?」
「ああ、よく使うのよ。マスタリーは確か3万とか...」
「マスタリーって?」
「使用回数のことよ。3万回も打てばそれは別の実績が解除できるのだけど。私はすべての魔法の詠唱を暗記する必要のある『森羅万象』を解除したわね」
「え?難しいのになんで?」
「簡単なことやってもしょうがないでしょ?」
「てか簡単ならだれか達成しないのかよ...」
「達成してる人はいるわよ?先に実績解除をしてない私が達成したからFSCが取れないだけで」
「お前...もしかしてパーティ組んでもらえなかった理由って...」
「それ以上はNGよ」
FSC複数つぶして嫌われてたからじゃ...
「それはそうと、次のダンジョンに行くわよ。お城が寒かったから温まりに行きましょ」
アンナはウィンドウから、マップを開いて見せる。
「前回行った氷城が北のここ」
「結構端だな」
「今度は南端の火山ね」
「氷は何とかなるが...炎って俺の力使えるのか?」
「そこは私の魔法で何とかしましょう」
「そうだな」
俺とアンナは南へと向かった(テレポート)。
俺はアンナとともに武器商人のグルーの元に来ている。
がたいがよくて俺より鍛冶やってそうだが武器商人だ。
「そっちの嬢ちゃんは...FFSCの!お前さんいい相方見っけたな」
そして見た目に反してよくしゃべる。
「ま、そんなことはいいから、監禁してくれ。今回は物が多いんだ」
「おう、武器商人としては助かるぜ」
ちなみに武器商人なんて職業はない。
システム上は商人となっていて、物の売り買いは商人を介する必要があるので地味に不可欠な職業だったりする。
「はい、こんだけだ。これ全部」
俺は武器用ストレージを開いて見せる。
「なんだこりゃあ!」
「女王の氷城をクリアしてきたのよ」
「それにしても多いだろ...アディ、お前か」
「まあな。見るもの全部金の塊だ」
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「これ全部で700万くらいか。ダンジョン報酬はシステム上買い取り不可だから、そうだな。俺の金が足りるか...」
グルーは自分のウィンドウを開き、残高を確認する。
「おっ、足りる足りる」
グルーは商人スキルを発動し、俺から武器を買い取った。
パーティ残高
7142315G(換金済み)
「よーし、儲けたわね」
「そうだな。おっ、そうだ。これ」
俺はウィンドウを開き、アイテムを取り出す。
「髪飾り-水晶鳥の嘴。プレゼント」
「へ?」
俺は手渡しでアンナに髪飾りをプレゼントした。
「あり...がと...」
アンナは状況を理解できてないような挙動をする。
「水の魔法攻撃軽減だってさ。くらってただろ?」
「あっあれはたまたまよ!私が弱いからとか思わないで頂戴!」
「わかってるって」
「こっこんなの弱い奴らがつけるものだけど...せっかくだからつけといてあげる。ありがたく思いなさい!」
「はいはい、ありがとうございますね」
「わかってるの?」
「どうでしょうね」
アンナはギャーギャー言っているが、少女の見た目で言われても怖くはない。
「...にあう?」
アンナの赤い髪に水晶の髪飾りが輝く。
「おお、いい感じなんじゃない?」
てか、水タイプの魔法軽減の装飾品を獲得するために水タイプのダンジョンに入らされる...
このゲームブラックなのか?
でもアンナは火魔法で倒してたような...
「もしかしてアンナの火魔法ってすごい?」
「ああ、よく使うのよ。マスタリーは確か3万とか...」
「マスタリーって?」
「使用回数のことよ。3万回も打てばそれは別の実績が解除できるのだけど。私はすべての魔法の詠唱を暗記する必要のある『森羅万象』を解除したわね」
「え?難しいのになんで?」
「簡単なことやってもしょうがないでしょ?」
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「達成してる人はいるわよ?先に実績解除をしてない私が達成したからFSCが取れないだけで」
「お前...もしかしてパーティ組んでもらえなかった理由って...」
「それ以上はNGよ」
FSC複数つぶして嫌われてたからじゃ...
「それはそうと、次のダンジョンに行くわよ。お城が寒かったから温まりに行きましょ」
アンナはウィンドウから、マップを開いて見せる。
「前回行った氷城が北のここ」
「結構端だな」
「今度は南端の火山ね」
「氷は何とかなるが...炎って俺の力使えるのか?」
「そこは私の魔法で何とかしましょう」
「そうだな」
俺とアンナは南へと向かった(テレポート)。
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