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【夜の治験 中級編】 メイドは見た。ご主人様のアレを

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 グリッドが何かを言って、それが聞き取れなくて「え?」っと聞き返そうとした瞬間、今まで感じたことがない刺激が一番敏感なところから全身に広がって───

「あっ、ああっ、ああああっ」

 自分じゃないと思ってしまうほど甲高い嬌声を上げてしまった。

 頭が真っ白になって、何も考えられなくって、でも自分の熱いところにいるグリジットの指の存在がやけにしっかりと感じた。




「……せんせ……今のって……んっ」

 さっきのは何だったのか尋ねたかったのに、さんざん刺激をされた場所にひんやりとした液体を塗られて、ファルナは身体をくねらせた。

「今、薬を塗ったから……すぐに効いてくると思う」

 自分の足の間から動かずグリッドはそう言った。

 そしてファルナが何か言う前に、再び蜜が溢れるそこに指を埋める。

「たくさん気持ちよくなったんだね、ファルナ。ここがとても柔らかい」

 長い指を動かして、わざとクチュクチュと卑猥な音を立てながら、グリジットはどことなく嬉しそうに呟く。

 しかしファルナとしたら自分が淫乱だと言われているようで、恥ずかしくて泣きたくなる。

「せんせ……嫌いにならないで……お願い」
「まだ、そんなこと言うのか?」
「だって……私、とってもえっちで。先生に軽蔑されそうで……」
「怖いのかい?」

 まるでファルナの心を読んだかのように、グリジットは優しい口調で言いたかった言葉を引きつでくれた。

「……怖い。……先生に嫌われるの……んっ……あっああっ……っは、んんっ」
「馬鹿な子だね、ファルナは」

 グリジットは、ファルナの蜜口に入れた指をゆっくり抜き差ししながら呟いた。

 それから指の動きを激しくしながら、言葉を続ける。

「私が君を嫌うために、君にこんなことをしてると思っているのかい?」
「だ、……だって……あ、あんっ……これは……ああっ。……お仕事……あんっああっ」

 ───お仕事なんだから。

 そう言おうと思った瞬間、耐えられないほどの疼きが全身を襲った。

(何……これ。こんなの今までの比じゃないっ)

 これまで薄皮で守られていた最も敏感な部分を剝き出しにされ、媚薬に近い薬を塗られたのだ。

 ファルナか感じるそれは並大抵のものではなかった。

「せんせ……あっ……ああ……せんせ……」

 体が何かを渇望している。今すぐに熱を鎮めてくれないと、おかしくなってしまいそうだ。なのにグリジットは、無情にも指を抜いてしまう。

 ファルナは肘を立てて半身を起こす。そして無我夢中でグリジットにしがみついた。

「たすけて……せん、せ……」

 太い首に手を回し、胸をぎゅっとグリジットの身体に押し付ければ、すぐ背中に大きな手が添えられるのを感じた。 
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