24 / 86
【夜の治験 初級編】 そうして始まるメイドとしての日々
9☆
しおりを挟む
「ファルナ、これは気持ち良いというものだ」
「……んっ、……あんっ……せんせ、これが気持ち良い?」
「そうだ。だから、君のここはこうなっている」
グリジットは、ファルナの足の間から手を抜くと、てらりと光った指先を見せつけた。
「や、……せんせい、そんなの見せちゃ……いや」
部屋は明るい。だから、グリジットの指先が濡れているのがしっかりとわかる。
薬を使っているのだから、ファルナがこうなるのは謂わば必然のこと。しかし、ファルナは例え薬を使っているからと言われても恥ずかしい気持ちを押さえることができなかっただろう。
それぐらい自分の身に起こっていることがわからなくて、それ以上にいつもの自分じゃない自分をグリジットに見られるのが恥ずかしかった。
なのに、グリジットはそんなファルナの仕草すら嬉しそうで、目を細めるだけ。
そして再び、刺激を再開する。今度は、ファルアの膝裏に手を入れ、大きく足を広げさせて。
「……あっ、せんせい……んっ、ここ……だめ……見ないで」
「見なければ、君を気持ちよくさせることができないじゃないか」
いやいやと子供のようにファルナが首を横に振っても、グリジットはお構いなしに蕾を刺激する。
ファルナのそこから溢れた蜜の甘酸っぱい香りが部屋中に充満し、クチュクチュと卑猥な音が響く。
「ファルナ、こうされるのは気持ち良いか?」
「あんっ……せんせ……そんなの聞いちゃダメです」
「約束を忘れたのか?ファルナ、私は今、君に質問をしている。答えなさい」
(……この人は、どうしてこんな冷酷なことを平然と言えるのだろう。……あ、そっか。先生だからか)
与え続けられる刺激に悶えながら、ファルナはじっとグリジットを見つめる。
グリジットはファルナにとって雇用主であるが、この病院の医者でもある。
医者は患者の命を救う職業だ。しかし時として、怯える子供に平然と注射と言う名の針を刺し、苦い薬を飲むことを強要する。患者の願いをさくっと切り捨てることだってある。
つまり、医者とは冷たい一面を持つもの。
そんなふうにファルナは結論付けた。
実際には、恥じらいながら乱れるファルナの姿に、グリジットが意地の悪い質問をしているだけなのだが。
「ファルナ、答えなさい。こうされるのはどうなんだ?」
問いかけたグリジットの声は、先ほどより余裕をなくしていた。
それがどんな感情から来るものなのか……ファルナは気付けず、ただただ従順に問いを返す。
「せんせ……私、こうされるの……気持ち良いです」
「そうか。良い子だ」
羞恥のあまり目を潤ませて答えたファルナに、グリジットはご褒美を与えるように更に強く蕾を刺激した。
「……んっ、……あんっ……せんせ、これが気持ち良い?」
「そうだ。だから、君のここはこうなっている」
グリジットは、ファルナの足の間から手を抜くと、てらりと光った指先を見せつけた。
「や、……せんせい、そんなの見せちゃ……いや」
部屋は明るい。だから、グリジットの指先が濡れているのがしっかりとわかる。
薬を使っているのだから、ファルナがこうなるのは謂わば必然のこと。しかし、ファルナは例え薬を使っているからと言われても恥ずかしい気持ちを押さえることができなかっただろう。
それぐらい自分の身に起こっていることがわからなくて、それ以上にいつもの自分じゃない自分をグリジットに見られるのが恥ずかしかった。
なのに、グリジットはそんなファルナの仕草すら嬉しそうで、目を細めるだけ。
そして再び、刺激を再開する。今度は、ファルアの膝裏に手を入れ、大きく足を広げさせて。
「……あっ、せんせい……んっ、ここ……だめ……見ないで」
「見なければ、君を気持ちよくさせることができないじゃないか」
いやいやと子供のようにファルナが首を横に振っても、グリジットはお構いなしに蕾を刺激する。
ファルナのそこから溢れた蜜の甘酸っぱい香りが部屋中に充満し、クチュクチュと卑猥な音が響く。
「ファルナ、こうされるのは気持ち良いか?」
「あんっ……せんせ……そんなの聞いちゃダメです」
「約束を忘れたのか?ファルナ、私は今、君に質問をしている。答えなさい」
(……この人は、どうしてこんな冷酷なことを平然と言えるのだろう。……あ、そっか。先生だからか)
与え続けられる刺激に悶えながら、ファルナはじっとグリジットを見つめる。
グリジットはファルナにとって雇用主であるが、この病院の医者でもある。
医者は患者の命を救う職業だ。しかし時として、怯える子供に平然と注射と言う名の針を刺し、苦い薬を飲むことを強要する。患者の願いをさくっと切り捨てることだってある。
つまり、医者とは冷たい一面を持つもの。
そんなふうにファルナは結論付けた。
実際には、恥じらいながら乱れるファルナの姿に、グリジットが意地の悪い質問をしているだけなのだが。
「ファルナ、答えなさい。こうされるのはどうなんだ?」
問いかけたグリジットの声は、先ほどより余裕をなくしていた。
それがどんな感情から来るものなのか……ファルナは気付けず、ただただ従順に問いを返す。
「せんせ……私、こうされるの……気持ち良いです」
「そうか。良い子だ」
羞恥のあまり目を潤ませて答えたファルナに、グリジットはご褒美を与えるように更に強く蕾を刺激した。
7
お気に入りに追加
1,329
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
黒の神官と夜のお世話役
苺野 あん
恋愛
辺境の神殿で雑用係として慎ましく暮らしていたアンジェリアは、王都からやって来る上級神官の夜のお世話役に任命されてしまう。それも黒の神官という異名を持ち、様々な悪い噂に包まれた恐ろしい相手だ。ところが実際に現れたのは、アンジェリアの想像とは違っていて……。※完結しました
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
ナイトプールで熱い夜
狭山雪菜
恋愛
萌香は、27歳のバリバリのキャリアウーマン。大学からの親友美波に誘われて、未成年者不可のナイトプールへと行くと、親友がナンパされていた。ナンパ男と居たもう1人の無口な男は、何故か私の側から離れなくて…?
この作品は、「小説家になろう」にも掲載しております。
イケメン彼氏は警察官!甘い夜に私の体は溶けていく。
すずなり。
恋愛
人数合わせで参加した合コン。
そこで私は一人の男の人と出会う。
「俺には分かる。キミはきっと俺を好きになる。」
そんな言葉をかけてきた彼。
でも私には秘密があった。
「キミ・・・目が・・?」
「気持ち悪いでしょ?ごめんなさい・・・。」
ちゃんと私のことを伝えたのに、彼は食い下がる。
「お願いだから俺を好きになって・・・。」
その言葉を聞いてお付き合いが始まる。
「やぁぁっ・・!」
「どこが『や』なんだよ・・・こんなに蜜を溢れさせて・・・。」
激しくなっていく夜の生活。
私の身はもつの!?
※お話の内容は全て想像のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※表現不足は重々承知しております。まだまだ勉強してまいりますので温かい目で見ていただけたら幸いです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
では、お楽しみください。
明智さんちの旦那さんたちR
明智 颯茄
恋愛
あの小高い丘の上に建つ大きなお屋敷には、一風変わった夫婦が住んでいる。それは、妻一人に夫十人のいわゆる逆ハーレム婚だ。
奥さんは何かと大変かと思いきやそうではないらしい。旦那さんたちは全員神がかりな美しさを持つイケメンで、奥さんはニヤケ放題らしい。
ほのぼのとしながらも、複数婚が巻き起こすおかしな日常が満載。
*BL描写あり
毎週月曜日と隔週の日曜日お休みします。
巨乳令嬢は男装して騎士団に入隊するけど、何故か騎士団長に目をつけられた
狭山雪菜
恋愛
ラクマ王国は昔から貴族以上の18歳から20歳までの子息に騎士団に短期入団する事を義務付けている
いつしか時の流れが次第に短期入団を終わらせれば、成人とみなされる事に変わっていった
そんなことで、我がサハラ男爵家も例外ではなく長男のマルキ・サハラも騎士団に入団する日が近づきみんな浮き立っていた
しかし、入団前日になり置き手紙ひとつ残し姿を消した長男に男爵家当主は苦悩の末、苦肉の策を家族に伝え他言無用で使用人にも箝口令を敷いた
当日入団したのは、男装した年子の妹、ハルキ・サハラだった
この作品は「小説家になろう」にも掲載しております。
月の後宮~孤高の皇帝の寵姫~
真木
恋愛
新皇帝セルヴィウスが即位の日に閨に引きずり込んだのは、まだ十三歳の皇妹セシルだった。大好きだった兄皇帝の突然の行為に混乱し、心を閉ざすセシル。それから十年後、セシルの心が見えないまま、セルヴィウスはある決断をすることになるのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる