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最終面接という名の淫らなヒメゴト
9☆
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自分でもろくに触れたことも、見たこともない場所に、生暖かい何かがぬるりと触れた。
その瞬間、ファルナの身体はビクンと跳ねた。
「んっ、ふぁ……あっ……あ、あのっ」
「黙りたまえ。痛くないようにしているだけだ」
自分の言葉をさっくりと遮られたファルナは、思わず目を開けてしまった。そして驚愕した。
信じられないことにグリジットが、自分の陰部を舐めていたのだ。
「な、な、な、何をしているんですか!?駄目ですっ、そ、そ、そ、そんなことをしてはっ」
真っ赤になって暴れ出そうとするファルナの太ももを、グリジットは強く押さえた。
「痛くしないように君のここを潤しているだけだ。あいにく今は潤滑油を切らしていてな」
「……濡らすって……え??なんで、そんな必要が」
「ある。とにかく大人しくしていてくれ。痛くしないでくれと言ったのは君だろう。私はその願いを忠実に守ろうとしているだけだ。ほら、力を抜け。それとさっきも言ったが目を閉じておきなさい」
「……」
そんなこと言われたって、素直に”はい”などと言えるだろうか。いや、言えるわけがない。
だが反抗的なファルナに対して、グリジットはどこまでも淡々としている。そして、何事もなかったかのように、再びファルナの陰部に舌を伸ばした。
「……あ、ん……あっ、んんっ」
口調はそっけないし、視線も冷たい。
なのに自分の秘められたところを舐めるグリジットの舌使いはとても優しかった。
襞のまわりをゆっくりと舐めた後、今度はさらにそこを開いて内側を円を描くように舌をはわす。
「……痛みを感じたりは?」
「ない……です。……でも」
「でも?」
「なんか……変です、私」
グリジットに優しく問いかけられて、ファルナはしどろもどろに答える。
寄る辺の無い身の上になったファルナとて、かつては婚約者がいた身だ。母親からほんの少しだけ初夜について聞かされている。
ただそれは式が終わった後、夫と一緒に寝台に入り儀式を終えれば本当の夫婦になれるという抽象的な説明で。
だから実際男女の営みがどういうものなのか知らなかったし、今、自分が与えられている刺激が”気持ち良い”ということにも気付けないでいる。
しかし刺激を与えている側のグリジットは、しっかりと気付いている。
「なら、結構。先に進ませてもらおう」
満足そうにそう告げたグリジットは、酷薄に笑う。その瞳は、ギラギラと熱を帯びていた。
その瞬間、ファルナの身体はビクンと跳ねた。
「んっ、ふぁ……あっ……あ、あのっ」
「黙りたまえ。痛くないようにしているだけだ」
自分の言葉をさっくりと遮られたファルナは、思わず目を開けてしまった。そして驚愕した。
信じられないことにグリジットが、自分の陰部を舐めていたのだ。
「な、な、な、何をしているんですか!?駄目ですっ、そ、そ、そ、そんなことをしてはっ」
真っ赤になって暴れ出そうとするファルナの太ももを、グリジットは強く押さえた。
「痛くしないように君のここを潤しているだけだ。あいにく今は潤滑油を切らしていてな」
「……濡らすって……え??なんで、そんな必要が」
「ある。とにかく大人しくしていてくれ。痛くしないでくれと言ったのは君だろう。私はその願いを忠実に守ろうとしているだけだ。ほら、力を抜け。それとさっきも言ったが目を閉じておきなさい」
「……」
そんなこと言われたって、素直に”はい”などと言えるだろうか。いや、言えるわけがない。
だが反抗的なファルナに対して、グリジットはどこまでも淡々としている。そして、何事もなかったかのように、再びファルナの陰部に舌を伸ばした。
「……あ、ん……あっ、んんっ」
口調はそっけないし、視線も冷たい。
なのに自分の秘められたところを舐めるグリジットの舌使いはとても優しかった。
襞のまわりをゆっくりと舐めた後、今度はさらにそこを開いて内側を円を描くように舌をはわす。
「……痛みを感じたりは?」
「ない……です。……でも」
「でも?」
「なんか……変です、私」
グリジットに優しく問いかけられて、ファルナはしどろもどろに答える。
寄る辺の無い身の上になったファルナとて、かつては婚約者がいた身だ。母親からほんの少しだけ初夜について聞かされている。
ただそれは式が終わった後、夫と一緒に寝台に入り儀式を終えれば本当の夫婦になれるという抽象的な説明で。
だから実際男女の営みがどういうものなのか知らなかったし、今、自分が与えられている刺激が”気持ち良い”ということにも気付けないでいる。
しかし刺激を与えている側のグリジットは、しっかりと気付いている。
「なら、結構。先に進ませてもらおう」
満足そうにそう告げたグリジットは、酷薄に笑う。その瞳は、ギラギラと熱を帯びていた。
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