冷徹領主は、みなしご少女を全力で溺愛したいようですが。

盗賊に襲われ両親を失ったモニカはこの半年ずっと憂鬱な日々を過ごしている。
婚約者であるセリオが毎日のように結婚を急いてくるから。

セリオは村長が勝手に決めた婚約者。
そして、閉鎖的な村の考え方を押し付けてくる支配的な一面を持つ。

そのせいでモニカは、セリオとの結婚にどうしても同意することができない。

そんな中、突然、領主であるクラウディオが現れた。そして、出会って数秒で暴言を吐いた

「ここは随分と粗末な家だな」
「なんですって?!」
 
思い出がたくさん詰まった我が家を馬鹿にしたクラウディオの好感度は、ゼロではなくマイナスだった。

最悪な出会いは、当然の如く二人の間に深い深い溝を作ってしまう。けれども……

地位と財と見た目の容姿のおかげで女性に不自由してなかった領主が、初めての恋にアタフタしながら精一杯、みなしご少女を溺愛しようとする、じれったくてもどかしい恋のおはなし。

※他のサイトにも重複投稿します。
※★は主人公以外の目線でのお話です。
※2020/10/25 タイトル変更しました。
24h.ポイント 0pt
9
小説 191,952 位 / 191,952件 恋愛 57,177 位 / 57,177件

あなたにおすすめの小説

【取り下げ予定】愛されない妃ですので。

ごろごろみかん。
恋愛
王妃になんて、望んでなったわけではない。 国王夫妻のリュシアンとミレーゼの関係は冷えきっていた。 「僕はきみを愛していない」 はっきりそう告げた彼は、ミレーゼ以外の女性を抱き、愛を囁いた。 『お飾り王妃』の名を戴くミレーゼだが、ある日彼女は側妃たちの諍いに巻き込まれ、命を落としてしまう。 (ああ、私の人生ってなんだったんだろう──?) そう思って人生に終止符を打ったミレーゼだったが、気がつくと結婚前に戻っていた。 しかも、別の人間になっている? なぜか見知らぬ伯爵令嬢になってしまったミレーゼだが、彼女は決意する。新たな人生、今度はリュシアンに関わることなく、平凡で優しい幸せを掴もう、と。 *年齢制限を18→15に変更しました。

別れを告げたはずの婚約者と、二度目の恋が始まるその時は

当麻月菜
恋愛
好きだった。大好きだった。 でも、もう一緒にはいられない。 父の死を機に没落令嬢となったクラーラ・セランネは、婚約者である次期公爵家当主ヴァルラム・ヒーストンに別れを告げ、王都を去った。 それから3年の月日が経ち──二人は人里離れた研究所で最悪の再会をした。 すれ違った想いを抱えたままクラーラとヴァルラムは、その研究所で上司と部下として共に過ごすことになる。 彼の幸せの為に身を引きたいと間違った方向に頑張るクラーラと、戸惑い傷付きながらも絶対に手放す気が無いヴァルラム。 ただでさえ絡まる二人を更にややこしくするクラーラの妹が登場したり、クラーラの元執事がヴァルラムと火花を散らしたり。 個性的な研究所の先輩たちに冷やかされたり、見守られながら、二人にとって一番良い結末を模索する二度目の恋物語。 ※他のサイトでも重複投稿しています。 ※過去の作品を大幅に加筆修正して、新しい作品として投稿しています。 ※表紙はフリー素材ACの素材を使用しての自作です。

婚約破棄されましたが、むしろ幸せですの! ―偽りの婚約から始まる、真実の愛―

ゆる
恋愛
公爵令嬢セリカ・ラピッドは、婚約破棄という屈辱を乗り越え、自らの力で未来を切り開く決意をする。貴族社会に渦巻く陰謀と偏見の中、彼女は国の貿易体制を改革する提案を掲げ、困難な道を進む。支援者と敵対者が入り乱れる中、セリカは果たして自らの信念を貫き、国の未来を変えることができるのか――令嬢の成長と挑戦を描く物語。

旦那様、離縁の申し出承りますわ

ブラウン
恋愛
「すまない、私はクララと生涯を共に生きていきたい。離縁してくれ」 大富豪 伯爵令嬢のケイトリン。 領地が災害に遭い、若くして侯爵当主なったロイドを幼少の頃より思いを寄せていたケイトリン。ロイド様を助けるため、性急な結婚を敢行。その為、旦那様は平民の女性に癒しを求めてしまった。この国はルメニエール信仰。一夫一妻。婚姻前の男女の行為禁止、婚姻中の不貞行為禁止の厳しい規律がある。旦那様は平民の女性と結婚したいがため、ケイトリンンに離縁を申し出てきた。 旦那様を愛しているがため、旦那様の領地のために、身を粉にして働いてきたケイトリン。 その後、階段から足を踏み外し、前世の記憶を思い出した私。 離縁に応じましょう!未練なし!どうぞ愛する方と結婚し末永くお幸せに! *女性軽視の言葉が一部あります(すみません)

男女の友人関係は成立する?……無理です。

しゃーりん
恋愛
ローゼマリーには懇意にしている男女の友人がいる。 ローゼマリーと婚約者ロベルト、親友マチルダと婚約者グレッグ。 ある令嬢から、ロベルトとマチルダが二人で一緒にいたと言われても『友人だから』と気に留めなかった。 それでも気にした方がいいと言われたローゼマリーは、母に男女でも友人関係にはなれるよね?と聞いてみたが、母の答えは否定的だった。同性と同じような関係は無理だ、と。 その上、マチルダが親友に相応しくないと母に言われたローゼマリーは腹が立ったが、兄からその理由を説明された。そして父からも20年以上前にあった母の婚約者と友人の裏切りの話を聞くことになるというお話です。

ひとりぼっち令嬢は正しく生きたい~婚約者様、その罪悪感は不要です~

参谷しのぶ
恋愛
十七歳の伯爵令嬢アイシアと、公爵令息で王女の護衛官でもある十九歳のランダルが婚約したのは三年前。月に一度のお茶会は婚約時に交わされた約束事だが、ランダルはエイドリアナ王女の護衛という仕事が忙しいらしく、ドタキャンや遅刻や途中退席は数知れず。先代国王の娘であるエイドリアナ王女は、現国王夫妻から虐げられているらしい。 二人が久しぶりにまともに顔を合わせたお茶会で、ランダルの口から出た言葉は「誰よりも大切なエイドリアナ王女の、十七歳のデビュタントのために君の宝石を貸してほしい」で──。 アイシアはじっとランダル様を見つめる。 「忘れていらっしゃるようなので申し上げますけれど」 「何だ?」 「私も、エイドリアナ王女殿下と同じ十七歳なんです」 「は?」 「ですから、私もデビュタントなんです。フォレット伯爵家のジュエリーセットをお貸しすることは構わないにしても、大舞踏会でランダル様がエスコートしてくださらないと私、ひとりぼっちなんですけど」 婚約者にデビュタントのエスコートをしてもらえないという辛すぎる現実。 傷ついたアイシアは『ランダルと婚約した理由』を思い出した。三年前に両親と弟がいっぺんに亡くなり唯一の相続人となった自分が、国中の『ろくでなし』からロックオンされたことを。領民のことを思えばランダルが一番マシだったことを。 「婚約者として正しく扱ってほしいなんて、欲張りになっていた自分が恥ずかしい!」 初心に返ったアイシアは、立派にひとりぼっちのデビュタントを乗り切ろうと心に誓う。それどころか、エイドリアナ王女のデビュタントを成功させるため、全力でランダルを支援し始めて──。 (あれ? ランダル様が罪悪感に駆られているように見えるのは、私の気のせいよね?) ★小説家になろう様にも投稿しました★

アルバートの屈辱

プラネットプラント
恋愛
妻の姉に恋をして妻を蔑ろにするアルバートとそんな夫を愛するのを諦めてしまった妻の話。 『詰んでる不憫系悪役令嬢はチャラ男騎士として生活しています』の10年ほど前の話ですが、ほぼ無関係なので単体で読めます。

紡織師アネモネは、恋する騎士の心に留まれない

当麻月菜
恋愛
人が持つ記憶や、叶えられなかった願いや祈りをそっくりそのまま他人の心に伝えることができる不思議な術を使うアネモネは、一人立ちしてまだ1年とちょっとの新米紡織師。 今回のお仕事は、とある事情でややこしい家庭で生まれ育った侯爵家当主であるアニスに、お祖父様の記憶を届けること。 けれどアニスはそれを拒み、遠路はるばるやって来たアネモネを屋敷から摘み出す始末。 途方に暮れるアネモネだけれど、ひょんなことからアニスの護衛騎士ソレールに拾われ、これまた成り行きで彼の家に居候させてもらうことに。 同じ時間を共有する二人は、ごく自然に惹かれていく。けれど互いに伝えることができない秘密を抱えているせいで、あと一歩が踏み出せなくて……。 これは新米紡織師のアネモネが、お仕事を通してちょっとだけ落ち込んだり、成長したりするお話。 あるいは期間限定の泡沫のような恋のおはなし。 ※小説家になろう様にも、重複投稿しています。

処理中です...