王妃から夜伽を命じられたメイドのささやかな復讐

没落した貴族令嬢という過去を隠して、ロッタは王宮でメイドとして日々業務に勤しむ毎日。

でもある日、子宝に恵まれない王妃のマルガリータから国王との夜伽を命じられてしまう。

その理由は、ロッタとマルガリータの髪と目の色が同じという至極単純なもの。

ただし、夜伽を務めてもらうが側室として召し上げることは無い。所謂、使い捨ての世継ぎ製造機になれと言われたのだ。

馬鹿馬鹿しい話であるが、これは王命─── 断れば即、極刑。逃げても、極刑。

途方に暮れたロッタだけれど、そこに友人のアサギが現れて、この危機を切り抜けるとんでもない策を教えてくれるのだが……。
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