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1年
学園祭2
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「うわあ、いっぱい人が来てるね!」
楽しみにしていた学園祭が今日から始まった。2年生以上の生徒は朝早くから準備とかに出掛けてしまったけど、僕たち1年生だけは学園祭開始時間まで寮でのんびり待機なんだ。1年生はお客の立場だから、始まる前に寮から出るのは禁止なんだって。皆初めての学園祭が楽しみでたまらなくて、食堂や談話室で集まってソワソワしてたよ。もちろん僕もそのひとりだ。
「なあなあ、最初は模擬店から行かないか? オレその為に朝飯抜いたんだぜ」
「僕も。実はちょっとしか食べてないんだ」
「アルト君もトーマ君も気合入ってるんだね」
「普通に朝ごはんを食べたのはセインだけだぜ。オレも普段より軽めにしたし」
「えー、皆ずるい」
「模擬店があるんだから普通だろう」
「うー……」
なんと、普段と同じ量の朝ごはんを食べたのは僕だけだったみたい。そう言えば普段は一種類しかない朝ごはんが、今日に限って四種類もあったんだ。と言ってもメニューはほぼ一緒で、大、普通、小、極小って選べるだけだけど。そう言えば目の前で食べたマシューの朝ごはんは、僕より少なかったような気がする。と言うか、学園側でもそれが分かってるから、朝食の量にバリエーションをつけてたのかも。
「まあまあ。セインには、オレの食べ残しを分けてやるよ。そしたらちょっとは食べれるだろう?」
「嬉しいけど、何か納得いかない」
「食べ残しを恵んでやるぜ、みたいな?」
「そんなカンジ。なんかヤダなぁ」
「ハハハ。まあ諦めろ」
時間になって寮を飛び出した僕たち四人は、ワイワイ騒ぎながら模擬店があるエリアへ向かって行った。四人と言うのはいつものメンバーだよ。僕とマシュー、それからアルト君とトーマ君だ。クラスでも仲が良いし、自然とそうなるんだよね。
模擬店ではいろんな食べ物が売ってたよ。定番の串焼きもタレのバリエーションが豊富だったし、他には数種のサンドイッチやスープ、クッキーやタルトと言ったお菓子もあった。その中で面白かったのは携帯食食べ比べだ。一口サイズに切り分けた携帯食を、自分の好みで数種類選んで注文できるんだ。これは生徒だけじゃなく、一般の人や冒険者にも人気があるみたい。特に新しく出た携帯食は、冒険者たちがこぞって注文してた。
「アルト君は携帯食は食べてみないの?」
「4年になったら騎士科の生徒は魔物の森に入れるからさ、3年になったら食べてみるかも」
「ああそっか、今食べても味を忘れちゃうもんね」
「そっ! だからオレは他のものを食う!」
「アルトはちょっと食べすぎじゃないか?」
「そう言うマシューだってオレと同じくらい食ってるじゃん」
「ふたり共すごい食欲だよね。さすがに僕はもう無理だよ」
アルト君とマシューは本当にすごいよ。ふたり共放課後も走ったりして身体を鍛えてるせいなのか、普段から食欲旺盛だ。模擬店に備えて朝食をほとんど食べなかったトーマ君だけど、さすがにこの二人にはかなわなかったみたい。ちなみに僕はほとんど食べてないよ。時々マシューに一口貰うくらいかな。美味しいのもあっただけに残念。まあ学園祭は今日だけじゃないからね、明日は僕も朝食を抜くつもりだ。
「ねえ、そろそろ食べ物じゃないお店にも行ってみない?」
「良いけど、またこっちに戻って来るよな?」
「アルト君て……」
僕たち三人に呆れた目で見られても、アルト君はマイペースなままだった。さすがアルト君!なんだろうな。でも憎めない子なんだよ。クラスのムードメーカー的な存在なんだ。
食べ物以外の模擬店ではいろんなものを売ってたよ。ちょっとした小物を扱う店が多かったかな。アクセサリーの店は女の子がたくさん詰めかけてた。さすがにそこは僕たちは素通りしたよ。あの中に入る勇気は僕たち全員が持ち合わせてなかったんだ。
冒険者のお古の剣とかを売ってる店も、残念ながら僕たちは見ることが出来なかった。上級生や冒険者が真剣に商品を選んでるんだもの。迫力負けしちゃって、結局遠巻きに眺めて終わり。アルト君とマシューはものすごく見たかったみたい。まあでも実際に商品を買うのは上級生になってからだから、今回は仕方ないって気持ちもあるみたいかな。
「そろそろ2年の剣術大会が始まる時間じゃないか?」
「もうそんな時間かー。オレ食いもん買ってくからさ、席取っといてくれよ」
「分かった」
「じゃあ僕はアルト君と一緒に行くね。君たちの分の果実水も買っていくから」
「ありがとう。席取ったらセインに任せて、オレは入り口のところで待ってるから」
「りょーかい!」
そんな話をしながら、僕たちは屋外訓練場の方へ移動していった。観客席があるのは一番広い訓練場なんだ。そこを結界で囲って試合をするらしいよ。初日の今日は2年と3年の予選と、上級生部門の予選があるんだって。上級生部門てのは学年別じゃなく、4年から6年なら誰でもエントリーできる試合なんだってさ。しかもこの部門だけは、騎士科以外の生徒もエントリー可能なんだって。要望があってエントリー基準を変更したそうだよ。ただ残念なことに、騎士科以外でエントリーする生徒はごくわずかだってことだ。
「マシュー、あそこにいるのが回復系の人たちかな?」
「その根拠は?」
「バグズダッド先生が一緒にいるから」
「嗚呼、治療室の熊さんか」
「ふふっ。本人はそのあだ名は好きじゃないらしいよ」
屋外訓練場の隅の方に、バグズダッド先生と一緒に数名の生徒が待機してたんだ。だからきっとあの人たちが回復系の先輩たちだね。来年は僕もあの場所に待機してるんだろうな。あの場所だと試合を間近で見れるから、考えてみれば特等席みたいなもんだね。
2年と3年の試合は、二組ずつ試合をしてたよ。訓練場は広いし、予選だからそんなものなのかも。試合で彼らが手にしてたのは木剣だった。上級生になると刃引きした剣を使うらしい。そっちの方は迫力があるのかも。
「なんか微笑ましいな」
「試合が? マシューも来年はあの仲間だよ」
「あーそうか。来年のオレも、観客からは微笑ましく見えるのかもな」
「ふふっ、そうだね」
下級生の試合は、試合と言うよりは、じゃれて遊んでるってカンジに見えた。たまに鋭い打ち込みを見せる子もいたけど、ほとんどは見てて微笑ましいカンジ。特に2年生は素振りに毛が生えた程度しかまだ習ってないからね、剣を振った勢いに逆によろめいて自爆してる子もいたよ。観客の声援は励ますようなのが多くて、すっごく良い雰囲気の中の試合だった。
逆にその後に始まった上級生部門は、凄いの一言だった。きっとこれにエントリーするのは、剣の腕に自信がある生徒たちなんだろうね。剣筋も鋭いし、予選とは言えかなり白熱した試合ばかりだった。前世の僕は第5騎士団に在籍してたことがあったけど、もしかしたら当時の僕は、今の彼らに勝てないかもしれないな。僕に剣の才能が無いってのもあるけど、それだけ彼らが凄いんだ。
「あの4年の生徒、本戦でも良いところまで行くと思うぜ」
「そうなの?」
「背が小さいのが残念だな。もしかしたら成長期がまだなのかもしれない」
マシューは目が肥えてるから、言ってることは信用できるんだ。彼は自分より体格が良い人の剣は、受けるんじゃなく受け流すようなカンジにしてたかな。微妙に位置をずらして、まともに衝撃を受けないようにしてたんだ。上手いなって思った。
試合が終了して今日の学園祭は終了。明日も楽しみだ。
楽しみにしていた学園祭が今日から始まった。2年生以上の生徒は朝早くから準備とかに出掛けてしまったけど、僕たち1年生だけは学園祭開始時間まで寮でのんびり待機なんだ。1年生はお客の立場だから、始まる前に寮から出るのは禁止なんだって。皆初めての学園祭が楽しみでたまらなくて、食堂や談話室で集まってソワソワしてたよ。もちろん僕もそのひとりだ。
「なあなあ、最初は模擬店から行かないか? オレその為に朝飯抜いたんだぜ」
「僕も。実はちょっとしか食べてないんだ」
「アルト君もトーマ君も気合入ってるんだね」
「普通に朝ごはんを食べたのはセインだけだぜ。オレも普段より軽めにしたし」
「えー、皆ずるい」
「模擬店があるんだから普通だろう」
「うー……」
なんと、普段と同じ量の朝ごはんを食べたのは僕だけだったみたい。そう言えば普段は一種類しかない朝ごはんが、今日に限って四種類もあったんだ。と言ってもメニューはほぼ一緒で、大、普通、小、極小って選べるだけだけど。そう言えば目の前で食べたマシューの朝ごはんは、僕より少なかったような気がする。と言うか、学園側でもそれが分かってるから、朝食の量にバリエーションをつけてたのかも。
「まあまあ。セインには、オレの食べ残しを分けてやるよ。そしたらちょっとは食べれるだろう?」
「嬉しいけど、何か納得いかない」
「食べ残しを恵んでやるぜ、みたいな?」
「そんなカンジ。なんかヤダなぁ」
「ハハハ。まあ諦めろ」
時間になって寮を飛び出した僕たち四人は、ワイワイ騒ぎながら模擬店があるエリアへ向かって行った。四人と言うのはいつものメンバーだよ。僕とマシュー、それからアルト君とトーマ君だ。クラスでも仲が良いし、自然とそうなるんだよね。
模擬店ではいろんな食べ物が売ってたよ。定番の串焼きもタレのバリエーションが豊富だったし、他には数種のサンドイッチやスープ、クッキーやタルトと言ったお菓子もあった。その中で面白かったのは携帯食食べ比べだ。一口サイズに切り分けた携帯食を、自分の好みで数種類選んで注文できるんだ。これは生徒だけじゃなく、一般の人や冒険者にも人気があるみたい。特に新しく出た携帯食は、冒険者たちがこぞって注文してた。
「アルト君は携帯食は食べてみないの?」
「4年になったら騎士科の生徒は魔物の森に入れるからさ、3年になったら食べてみるかも」
「ああそっか、今食べても味を忘れちゃうもんね」
「そっ! だからオレは他のものを食う!」
「アルトはちょっと食べすぎじゃないか?」
「そう言うマシューだってオレと同じくらい食ってるじゃん」
「ふたり共すごい食欲だよね。さすがに僕はもう無理だよ」
アルト君とマシューは本当にすごいよ。ふたり共放課後も走ったりして身体を鍛えてるせいなのか、普段から食欲旺盛だ。模擬店に備えて朝食をほとんど食べなかったトーマ君だけど、さすがにこの二人にはかなわなかったみたい。ちなみに僕はほとんど食べてないよ。時々マシューに一口貰うくらいかな。美味しいのもあっただけに残念。まあ学園祭は今日だけじゃないからね、明日は僕も朝食を抜くつもりだ。
「ねえ、そろそろ食べ物じゃないお店にも行ってみない?」
「良いけど、またこっちに戻って来るよな?」
「アルト君て……」
僕たち三人に呆れた目で見られても、アルト君はマイペースなままだった。さすがアルト君!なんだろうな。でも憎めない子なんだよ。クラスのムードメーカー的な存在なんだ。
食べ物以外の模擬店ではいろんなものを売ってたよ。ちょっとした小物を扱う店が多かったかな。アクセサリーの店は女の子がたくさん詰めかけてた。さすがにそこは僕たちは素通りしたよ。あの中に入る勇気は僕たち全員が持ち合わせてなかったんだ。
冒険者のお古の剣とかを売ってる店も、残念ながら僕たちは見ることが出来なかった。上級生や冒険者が真剣に商品を選んでるんだもの。迫力負けしちゃって、結局遠巻きに眺めて終わり。アルト君とマシューはものすごく見たかったみたい。まあでも実際に商品を買うのは上級生になってからだから、今回は仕方ないって気持ちもあるみたいかな。
「そろそろ2年の剣術大会が始まる時間じゃないか?」
「もうそんな時間かー。オレ食いもん買ってくからさ、席取っといてくれよ」
「分かった」
「じゃあ僕はアルト君と一緒に行くね。君たちの分の果実水も買っていくから」
「ありがとう。席取ったらセインに任せて、オレは入り口のところで待ってるから」
「りょーかい!」
そんな話をしながら、僕たちは屋外訓練場の方へ移動していった。観客席があるのは一番広い訓練場なんだ。そこを結界で囲って試合をするらしいよ。初日の今日は2年と3年の予選と、上級生部門の予選があるんだって。上級生部門てのは学年別じゃなく、4年から6年なら誰でもエントリーできる試合なんだってさ。しかもこの部門だけは、騎士科以外の生徒もエントリー可能なんだって。要望があってエントリー基準を変更したそうだよ。ただ残念なことに、騎士科以外でエントリーする生徒はごくわずかだってことだ。
「マシュー、あそこにいるのが回復系の人たちかな?」
「その根拠は?」
「バグズダッド先生が一緒にいるから」
「嗚呼、治療室の熊さんか」
「ふふっ。本人はそのあだ名は好きじゃないらしいよ」
屋外訓練場の隅の方に、バグズダッド先生と一緒に数名の生徒が待機してたんだ。だからきっとあの人たちが回復系の先輩たちだね。来年は僕もあの場所に待機してるんだろうな。あの場所だと試合を間近で見れるから、考えてみれば特等席みたいなもんだね。
2年と3年の試合は、二組ずつ試合をしてたよ。訓練場は広いし、予選だからそんなものなのかも。試合で彼らが手にしてたのは木剣だった。上級生になると刃引きした剣を使うらしい。そっちの方は迫力があるのかも。
「なんか微笑ましいな」
「試合が? マシューも来年はあの仲間だよ」
「あーそうか。来年のオレも、観客からは微笑ましく見えるのかもな」
「ふふっ、そうだね」
下級生の試合は、試合と言うよりは、じゃれて遊んでるってカンジに見えた。たまに鋭い打ち込みを見せる子もいたけど、ほとんどは見てて微笑ましいカンジ。特に2年生は素振りに毛が生えた程度しかまだ習ってないからね、剣を振った勢いに逆によろめいて自爆してる子もいたよ。観客の声援は励ますようなのが多くて、すっごく良い雰囲気の中の試合だった。
逆にその後に始まった上級生部門は、凄いの一言だった。きっとこれにエントリーするのは、剣の腕に自信がある生徒たちなんだろうね。剣筋も鋭いし、予選とは言えかなり白熱した試合ばかりだった。前世の僕は第5騎士団に在籍してたことがあったけど、もしかしたら当時の僕は、今の彼らに勝てないかもしれないな。僕に剣の才能が無いってのもあるけど、それだけ彼らが凄いんだ。
「あの4年の生徒、本戦でも良いところまで行くと思うぜ」
「そうなの?」
「背が小さいのが残念だな。もしかしたら成長期がまだなのかもしれない」
マシューは目が肥えてるから、言ってることは信用できるんだ。彼は自分より体格が良い人の剣は、受けるんじゃなく受け流すようなカンジにしてたかな。微妙に位置をずらして、まともに衝撃を受けないようにしてたんだ。上手いなって思った。
試合が終了して今日の学園祭は終了。明日も楽しみだ。
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