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17.地固まった
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「智……、来てくれてありがとな」
ギュウギュウにオレを抱きしめていた亮介が、おでこをコテンとくっつけてそう言った。うん、オレも来て良かったと思う。
「智って男前だな」
「えっ?」
「ますます好きになった」
またまたオレをギュウって抱きしめて、それから頭のテッペンにキスされた。
「しかも智の方からキスしてくれた。オレ今すっげー幸せ」
「いやあの……、さっきはオレも必死だったからで……。なんか照れる」
自分からキスしたんだよな。よく考えたら自分でもビックリだ。
でも、自然とそうなったんだ。
そして亮介の顔が近づいてきて、オレたちはキスをした。
「智、口開けて」
亮介の舌が入ってきた。オレは少し遠慮がちに舌を絡めてみた。
舌と舌がこすれ合う感触にゾクっとする。
ピチャピチャって音が聞こえてきて恥ずかしいけど、その音にますますゾクゾクしてしまう。
「智の顔すげーエロい。目が潤んでてめちゃ色っぽい」
そう言う亮介の顔の方が色っぽい。でも、何かボーっとしちゃって声が出ない。
「これ以上やったら智を食いたくなっちゃうからさ、今日はここまでにする。泊まってくだろ? 明日も学校あるし……寝よっか」
そしてオレたちは一緒のベッドで抱き合って寝た。向かい合わせで。恥ずかしかったけど亮介の「これでやっと安心して眠れる」って言葉が嬉しかった。最初はドキドキしてたけど、規則的な亮介の寝息を聞いてるうちにオレもいつの間にか眠ってた。
翌日学校で、オレたちは仲直りしたことを伝えた。そして謝った。
「心配したんだからねぇ」と、愛理ちゃん。
「お前らがギクシャクしてると何か調子出ねぇんだよ」と、雅人。
信一と梨奈ちゃんは何も言わなかったけど、安心したようだった。
「今日さ、智んち行っていい? 今朝は時間が無くておばさんにちゃんと謝ってないからさ」
帰り道で亮介がそう言ってくれた。やっぱ亮介ってマジメだよな。
「気にしないでいいのよ~。仲直りできたんでしょう? 良かったわね。ウチの智くんは末っ子で甘えん坊だから、亮介くんみたいなしっかりした子が必要だと思うの。見捨てないであげてね」
マジメに謝った亮介に対し、お母さんはいつも通りだった。でも甘えん坊って何だよ。思わず頬を膨らませると、「そうやってふくれっ面するところが甘えん坊だって言うのよ」とたしなめられた。ちぇっ。
でもこれで、オレんちも亮介んちも今まで通りだ。
部屋に入ってすぐ、オレたちはキスをした。
亮介の舌が気持ち良くて、夢中になって舌を絡めた。ちょっと息苦しくてボーっとするけど、でも口を離したくなかった。
「智かわいい……」
「亮介ぇ、オレちょっとヘンかも。立ってるのしんどい……」
「キス感じてくれたんだ。嬉しい」
なんでだろう。腰が抜けたようなカンジなんだ。
亮介に支えてもらってベッドまで移動して、そこでまたキスの続きをした。
「ふ……っ、ん……っ、んん……っ、はぁ……」
誰かの声がするって思ったら自分のだった。
亮介の舌が零れたオレの唾液を舐めとった。なんかそれだけでゾクゾクしちゃう。
「亮介……もっと……」
「智の顔、めちゃエロい」
オレの方からキスをねだった。自分の気持ちを認めてしまったら、もう歯止めがきかない。また夢中で亮介の舌を追った。
「――――ッ!」
「智の、硬くなってる」
服越しに亮介の手が触れてきた。オレ、いつのまに硬くなってた?
「オレも一緒……、ほら」
手を引かれて触れたそこも硬くなっていて、服の上からにもかかわらず熱く感じた。
「智の見ていい? 見たい」
亮介がそう言いながらオレのベルトに手をかけた。恥ずかしくって、思わずギュッと目を瞑ってしまった。
「気持ち良くしてあげる」
「あっ、亮介っ」
突然扱かれて思わず目を開ける。そしたら硬くなったオレの息子さんと、それを包み込む亮介の手が目に入って……。
「あっ、あっ、りょうすっ、亮介っ」
「イっていいよ」
「あっ、ぁあーッ、イクッ、亮介っ、もうイクッ」
目の前で星が弾けた気がした。ハアハアと肩で息をしていたオレの前で、亮介は手についたそれ……、オレから出たものをペロっと舐めた。
「智が出したモノだと思うと、美味しく感じる」
「そっ、そんなもん舐めんなよっ!」
一瞬で我に返って、慌てて亮介の手を引っ掴んでティッシュで拭き取った。こんなの舐めるだなんて恥ずかしすぎる。亮介は「あーもったいない」なんて言ってるけど、何だよそれ。ヤメロよ……。
「オレだけ気持ち良くなっちゃって……ゴメン」
「そんなことないよ。オレの手でイってくれて嬉しいし」
落ち着いてきたら、そんなことに気がついた。亮介だって痛いくらいに硬くなってたのに。
「じゃあさ、智もっかいイケる? 今度はふたりで気持ち良くなろ」
そう言って亮介はまたオレのを扱いてきた。オレの息子さんは、オレの意思に関係なくすぐ硬くなった。恥ずかしい……。
亮介のは……オレのより立派だった。色からして全然違う。思わずオレは唾を飲み込んでしまった。
向かい合わせにくっついて座って、亮介の手がふたりのモノを一緒に扱いてる。見てるだけでもうダメ……ガマンできなくて、すぐイキそうになってしまう。
「亮介……、オレ、もう、もう……」
「うん、智。一緒にイこ」
手の動きが激しくなって……そして一緒に……果てた。
どちらからとも無く、キスをした。
それからベッドに寝転んで、ふたりでいろんな話をした。
何かいろいろあったような気がするけど、オレと亮介は恋人同士になったんだと思う。
ギュウギュウにオレを抱きしめていた亮介が、おでこをコテンとくっつけてそう言った。うん、オレも来て良かったと思う。
「智って男前だな」
「えっ?」
「ますます好きになった」
またまたオレをギュウって抱きしめて、それから頭のテッペンにキスされた。
「しかも智の方からキスしてくれた。オレ今すっげー幸せ」
「いやあの……、さっきはオレも必死だったからで……。なんか照れる」
自分からキスしたんだよな。よく考えたら自分でもビックリだ。
でも、自然とそうなったんだ。
そして亮介の顔が近づいてきて、オレたちはキスをした。
「智、口開けて」
亮介の舌が入ってきた。オレは少し遠慮がちに舌を絡めてみた。
舌と舌がこすれ合う感触にゾクっとする。
ピチャピチャって音が聞こえてきて恥ずかしいけど、その音にますますゾクゾクしてしまう。
「智の顔すげーエロい。目が潤んでてめちゃ色っぽい」
そう言う亮介の顔の方が色っぽい。でも、何かボーっとしちゃって声が出ない。
「これ以上やったら智を食いたくなっちゃうからさ、今日はここまでにする。泊まってくだろ? 明日も学校あるし……寝よっか」
そしてオレたちは一緒のベッドで抱き合って寝た。向かい合わせで。恥ずかしかったけど亮介の「これでやっと安心して眠れる」って言葉が嬉しかった。最初はドキドキしてたけど、規則的な亮介の寝息を聞いてるうちにオレもいつの間にか眠ってた。
翌日学校で、オレたちは仲直りしたことを伝えた。そして謝った。
「心配したんだからねぇ」と、愛理ちゃん。
「お前らがギクシャクしてると何か調子出ねぇんだよ」と、雅人。
信一と梨奈ちゃんは何も言わなかったけど、安心したようだった。
「今日さ、智んち行っていい? 今朝は時間が無くておばさんにちゃんと謝ってないからさ」
帰り道で亮介がそう言ってくれた。やっぱ亮介ってマジメだよな。
「気にしないでいいのよ~。仲直りできたんでしょう? 良かったわね。ウチの智くんは末っ子で甘えん坊だから、亮介くんみたいなしっかりした子が必要だと思うの。見捨てないであげてね」
マジメに謝った亮介に対し、お母さんはいつも通りだった。でも甘えん坊って何だよ。思わず頬を膨らませると、「そうやってふくれっ面するところが甘えん坊だって言うのよ」とたしなめられた。ちぇっ。
でもこれで、オレんちも亮介んちも今まで通りだ。
部屋に入ってすぐ、オレたちはキスをした。
亮介の舌が気持ち良くて、夢中になって舌を絡めた。ちょっと息苦しくてボーっとするけど、でも口を離したくなかった。
「智かわいい……」
「亮介ぇ、オレちょっとヘンかも。立ってるのしんどい……」
「キス感じてくれたんだ。嬉しい」
なんでだろう。腰が抜けたようなカンジなんだ。
亮介に支えてもらってベッドまで移動して、そこでまたキスの続きをした。
「ふ……っ、ん……っ、んん……っ、はぁ……」
誰かの声がするって思ったら自分のだった。
亮介の舌が零れたオレの唾液を舐めとった。なんかそれだけでゾクゾクしちゃう。
「亮介……もっと……」
「智の顔、めちゃエロい」
オレの方からキスをねだった。自分の気持ちを認めてしまったら、もう歯止めがきかない。また夢中で亮介の舌を追った。
「――――ッ!」
「智の、硬くなってる」
服越しに亮介の手が触れてきた。オレ、いつのまに硬くなってた?
「オレも一緒……、ほら」
手を引かれて触れたそこも硬くなっていて、服の上からにもかかわらず熱く感じた。
「智の見ていい? 見たい」
亮介がそう言いながらオレのベルトに手をかけた。恥ずかしくって、思わずギュッと目を瞑ってしまった。
「気持ち良くしてあげる」
「あっ、亮介っ」
突然扱かれて思わず目を開ける。そしたら硬くなったオレの息子さんと、それを包み込む亮介の手が目に入って……。
「あっ、あっ、りょうすっ、亮介っ」
「イっていいよ」
「あっ、ぁあーッ、イクッ、亮介っ、もうイクッ」
目の前で星が弾けた気がした。ハアハアと肩で息をしていたオレの前で、亮介は手についたそれ……、オレから出たものをペロっと舐めた。
「智が出したモノだと思うと、美味しく感じる」
「そっ、そんなもん舐めんなよっ!」
一瞬で我に返って、慌てて亮介の手を引っ掴んでティッシュで拭き取った。こんなの舐めるだなんて恥ずかしすぎる。亮介は「あーもったいない」なんて言ってるけど、何だよそれ。ヤメロよ……。
「オレだけ気持ち良くなっちゃって……ゴメン」
「そんなことないよ。オレの手でイってくれて嬉しいし」
落ち着いてきたら、そんなことに気がついた。亮介だって痛いくらいに硬くなってたのに。
「じゃあさ、智もっかいイケる? 今度はふたりで気持ち良くなろ」
そう言って亮介はまたオレのを扱いてきた。オレの息子さんは、オレの意思に関係なくすぐ硬くなった。恥ずかしい……。
亮介のは……オレのより立派だった。色からして全然違う。思わずオレは唾を飲み込んでしまった。
向かい合わせにくっついて座って、亮介の手がふたりのモノを一緒に扱いてる。見てるだけでもうダメ……ガマンできなくて、すぐイキそうになってしまう。
「亮介……、オレ、もう、もう……」
「うん、智。一緒にイこ」
手の動きが激しくなって……そして一緒に……果てた。
どちらからとも無く、キスをした。
それからベッドに寝転んで、ふたりでいろんな話をした。
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