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第二章:三軍としての険しい道
屈辱の”躾け”
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躾け係である、中3女子のユイナに連れられ、男子4人は、近くの人気のないガード下に到着。
そこには既に4人の女子、タバコを吸いながら待っていた。この日の躾けのため、ユイナが二軍から選んだ4人とのことであったが、全員中学生と見える。
ユイナが彼女らに話す。
「こいつらが、三軍に入ってきたやつらなんだってぇ~。」
「へぇ~。」
女子4人がこちらを見ているが、1人が純一を指差した。
「あっ、こいつこいつ。こいつがこの間、総長からボッコボコにされてたやつだよ。」
「あぁ、あの桐南高でブイブイ言わせてたって、あいつね。」
「強がってたみたいなんだけど、総長の前じゃ、こいつぜぇんぜんだったよねぇ。」
「だよねぇ、総長のパンチが、おもしろいように食い込んでたもんね。」
「そうそう、殴られる度に、ヒイヒイ言ってたよね。」
「でさ、最後に泣きながら土下座しちゃってさ。ゆるしてくださぁ~い、って言ってたんだよね。」
「あはは、言ってた、言ってた。なっさけなかったぁ~。」
「あれで学校を仕切ってたって言ってるんだからねぇ~。レベル低!」
純一は、河川敷での惨めな思い出が完全によみがえり、けどなにも言えず、悔しくて悔しくてならなかった。
彼女たちに対しても自己紹介をひととおりさせられ、その後のユイナの言葉。
「まず全員、これまでの特攻服を持って来ただろ。それを出せ。」
言われてたように、手にしていた紙袋から、特攻服を出した。ほんの1週間前は、これを着て暴れ回っていたもの。それがいまは、年下女子たちを前に、自分は怯えてしまっているのだ。
惜しむ暇なく、ユイナから特攻服を取り上げられた。ユイナは全員分のそれを、無造作に隅に放り投げて重ねる。そして、こにガソリンらしきものをかけた上、火を点けた。
男たちの特攻服は、すごい勢いで黒煙を出しながら炎を上げ、空しく灰になっていく。
「おまえらの弱っちい族は、これで解散だよ。はい、おつかれさまでしたぁ~。」
4人はだまって、炎を見つめている。
「さぁて、じゃぁ、始めるよ。」
ユイナを含む、二軍女子5人が立ち上がり、三軍男子4人を取り囲む。上位階級の中学生女子たちに囲まれ、蛇に睨まれた蛙の様な、高校生男子4人。
いつの間にか、暇つぶしであろうか、躾けの様子を他の女子たちが見物に来ていた。無論、総長・直美も、副総長・沙紀も、姿を見せている。純一たちは、二重の堀に囲まれたような形で、女子たちに完全に包囲されてしまっている。
ユイナが切り出す。
「は~い、ではこれから、三軍の躾けの儀式をはじめま~す。」
急に、妙に形式ばった言い方をされ、ドキッとして身が引き締まる。
「じゃぁお前ら、その今着ているものぜんぶ、脱いでみな。」
耳を疑うような言葉。
「え。。。?、脱ぐ?」
「そうだよ、脱げよ。だいたい、なんだ、その言葉。お前ら三軍のくせに、なにわたしに向かって、ため口叩いてんだよ。鬼女のルールを舐めてんじゃねえのか、こらぁ?」
ユイナが啖呵を切る。
実際、仮にここで三軍そろって、この二軍女子たちと喧嘩をすれば、勝てる確率はかなり高いと思われるものの、すぐ近くには直美が見ている状況。怒りを買ってしまっては、どれだけ恐ろしいことになるやら。身を守るためには、耐えるしかない。
そそくさと
「すみません、大変失礼いたしました。」
と頭を下げて謝罪する。
横から、二軍女子の、樹莉が叫んだ。
「ほらぁ、早く脱げよ。貴様ら、揃って早々に潰されててぇのかよ?」
樹莉は、秀麗中1年。非常に元気が良く、根っからのヤンキー気質といった雰囲気である。正直言って、まだまだ武闘派と呼ぶにはほど遠そうなほど、華奢な身体つき。しかし樹莉であっても、純一よりも上位階級なのである。ここも言いなりになるしかない。
他の3人も全員、純一と同様、屈辱に黙って耐えているようだ。
女子たちに囲まれ、睨まれながら、その場でいそいそと、服を脱ぎだす。
上半身を脱いだところで、周囲を見る。まだまだ無言で睨まれている。いかにも、これでは不十分と言いたげである。
仕方なく、靴も靴下も取り、ベルトを外し、ズボンもおろした。
下着1枚のみを身に纏った姿で、女子たちの前に立っている。動きを止めて、数秒が過ぎた。
すると、ユイナから、怒りの言葉が発せられる。
「なに手を止めてんだよ、早くしろって言ってんだろがよぉ、おらぁ。」
---まじか...。
全部脱げとは、これ以上のことを、要求されていたのだ。
相変わらず女子たちから睨みつけられており、足が震えだしてきた。
---仕方がない...。
純一はすべてを観念した。
前かがみになって、最後の一枚を身体から取り去り、全身をさらけだしてしまった。
女子たちの前で、なんという屈辱。
あまりの恥ずかしさから、両手で前下半身を隠しながら、ユイナたちの方を向いた。
周囲では、クスクスとした女子たちの笑い声が、高まっていくのを感じた。
再び横で、樹莉が叫ぶ。
「貴様、なめるのもいい加減にしろよ。その手をおろせっ!」
「...はい。」
とうとう最後のプライドまで否定されてしまい、両手を脇におろした。
全身をいっさい、隠すことを許されなかった、男子4人。二軍女子たちは、にやにやしながら、近づいて囲みだした。
そのさらに周りでは、クスクス笑いはついに、大笑いに発展していた。直美も沙紀も、手を叩いて笑いこけている。
ユイナが主導をつづける。
「じゃぁ、順番に横に並べ。」
男4人で目で合図しながら背丈の順に並ぶと
「違うよ。おめえらの、●んぽの大きさ順に並べって言ってんだよ!」
---う...。
恥かしさが、脳から全身に直下する。
周囲の笑い声が、どっと大きくなり、ユイナを評価する声が上がる。
「さすがユイナ、やるじゃん。」
「躾け係が、様になってるね。」
男4人、それぞれ自分たちの下半身を見比べはじめる。無言でそれぞれの大きさを確認し、横に順番に並ぶ。
並び具合を確認する、ユイナ。
「まぁ、だいたいそんなもんだな。」
二軍女子たちは、男4人それぞれの前に来て、そのまましゃがみこむ。いまは、しゃがんだ女子たちのすぐ目の前に、男の”それ”が正面に見えている状態。
指を指しながらはしゃぐ、二軍女子たち。
「なぁんか、どいつもこいつも、ふにゃふにゃじゃぁん。」
「ちょっと樹莉ぃ~、ふにゃふにゃじゃなかったら、この場はいったいどうなると思ってんのよぉ~?」
「あ、そっかぁ~。(笑)」
「見て、こいつの。ちっちゃぁ~。」
「こいつなんか、こんなにかぶってるよ、ほらぁ~。」
「ほぉんと、不潔~。(笑)」
しばらくは笑いながら、棒で突いたり、軽く前蹴りを入れ痛がる様を見て遊び、盛り上がる。男4人には、屈辱でしかない時間。
「よし、じゃあみんな、行くよ」
二軍女子4人、全員一斉に立ち上がり、タバコに火を点ける。純一の前には、樹莉が立っている。
女子たちは一息吸って、煙を口から三軍たちの顔に向かって、フーっと吹き付ける。そして4人は、再び座る。
ユイナが叫ぶ。
「よぉし、スタートぉ!」
二軍女子たちは、火が付いたたばこの先端を、三軍たちのそれに一斉にすりつけたのであった。
「うあぁぁっ!」
三軍たちは悲鳴を上げて、思わず後退。すかさず二軍女子たちは立ち上がり、三軍をそれぞれ、痛めつけにかかる。拳で殴る者、蹴りを入れる者。それを無防備な姿で無抵抗に受けつづける三軍たち。これが、最初の躾けであった。
しかし、まだまだ序盤...。
お仕置きが落ち着くと、ユイナが、少々長めの白い紐を1本、男4人に放り投げて与えた。
「ほら、三軍ども、お前らのその”4本”、これで結び合わせろ。」
4人の”それ”を、この1本の紐で結んで繋げろと、命令されているのだ。
周囲の女子たちは、さらに爆笑している。
「間隔はだいたい、1メートルから2メートル、いいな?。」
一人ずつ、じぶんのものの先端を結び、あまった紐を次の者に渡し、また結んで渡す。間隔を目測しながら、紐を手繰る。
1人目は簡単に結べるが、2人目以降は紐のあまりが長く、やや苦労している。
「ほらっ、遅いんだよ!」
ユイナに怒鳴られながら、4人が紐で繋がった形となった。紐の残った部分の先端は、ユイナに取り上げられられた。
「ほら、三軍ども、全員四つん這いになれっ!」
全員したがって四つん這いになった。もちろん純一も。以降、三軍は膝を伸ばすことが許されなかった。
「よし、じゃぁ、一列になって歩け。散歩に連れてってやるよ。」
四つん這いで一列になった男4人の先頭にユイナが立ち、紐の先端を引っ張って、歩き出した。紐でつながれた男たちは、這いつくばりながら、前について行くしかない。
ガード下のスペースいっぱいに、大きく円を描いて歩くユイナ、それにつづく、一列の四つん這いの男たち。
「さっさと歩けよ、おらぁ!」
樹莉たちが、男たちの周りに付き、お尻やお腹を蹴りつけながら、歩かせる。
周囲の女子たちは、またもや大爆笑。その脇を、まるで無様な様で歩く男子たち。
女子たちは、隊列が自分の近くにやってきたら、罵声を浴びせたり蹴りを入れたりしている。
あまりの情けなさに、泣きじゃくる男もいた。
これはもう、躾けという名の、虐待であった。
その後も三軍は、この上ない屈辱を味合わされつづける。
この躾けは、三軍が今後反抗心を抱くことがないよう、精神的に服従させることを目的とした儀式であった。直美が二軍に申し付け、リーダーのユイナが考え出したものであった。
ただ、ここまで全体が盛り上がっることは予想外だったようで、直美も沙紀も、躾けの間はご満悦であった。
そこには既に4人の女子、タバコを吸いながら待っていた。この日の躾けのため、ユイナが二軍から選んだ4人とのことであったが、全員中学生と見える。
ユイナが彼女らに話す。
「こいつらが、三軍に入ってきたやつらなんだってぇ~。」
「へぇ~。」
女子4人がこちらを見ているが、1人が純一を指差した。
「あっ、こいつこいつ。こいつがこの間、総長からボッコボコにされてたやつだよ。」
「あぁ、あの桐南高でブイブイ言わせてたって、あいつね。」
「強がってたみたいなんだけど、総長の前じゃ、こいつぜぇんぜんだったよねぇ。」
「だよねぇ、総長のパンチが、おもしろいように食い込んでたもんね。」
「そうそう、殴られる度に、ヒイヒイ言ってたよね。」
「でさ、最後に泣きながら土下座しちゃってさ。ゆるしてくださぁ~い、って言ってたんだよね。」
「あはは、言ってた、言ってた。なっさけなかったぁ~。」
「あれで学校を仕切ってたって言ってるんだからねぇ~。レベル低!」
純一は、河川敷での惨めな思い出が完全によみがえり、けどなにも言えず、悔しくて悔しくてならなかった。
彼女たちに対しても自己紹介をひととおりさせられ、その後のユイナの言葉。
「まず全員、これまでの特攻服を持って来ただろ。それを出せ。」
言われてたように、手にしていた紙袋から、特攻服を出した。ほんの1週間前は、これを着て暴れ回っていたもの。それがいまは、年下女子たちを前に、自分は怯えてしまっているのだ。
惜しむ暇なく、ユイナから特攻服を取り上げられた。ユイナは全員分のそれを、無造作に隅に放り投げて重ねる。そして、こにガソリンらしきものをかけた上、火を点けた。
男たちの特攻服は、すごい勢いで黒煙を出しながら炎を上げ、空しく灰になっていく。
「おまえらの弱っちい族は、これで解散だよ。はい、おつかれさまでしたぁ~。」
4人はだまって、炎を見つめている。
「さぁて、じゃぁ、始めるよ。」
ユイナを含む、二軍女子5人が立ち上がり、三軍男子4人を取り囲む。上位階級の中学生女子たちに囲まれ、蛇に睨まれた蛙の様な、高校生男子4人。
いつの間にか、暇つぶしであろうか、躾けの様子を他の女子たちが見物に来ていた。無論、総長・直美も、副総長・沙紀も、姿を見せている。純一たちは、二重の堀に囲まれたような形で、女子たちに完全に包囲されてしまっている。
ユイナが切り出す。
「は~い、ではこれから、三軍の躾けの儀式をはじめま~す。」
急に、妙に形式ばった言い方をされ、ドキッとして身が引き締まる。
「じゃぁお前ら、その今着ているものぜんぶ、脱いでみな。」
耳を疑うような言葉。
「え。。。?、脱ぐ?」
「そうだよ、脱げよ。だいたい、なんだ、その言葉。お前ら三軍のくせに、なにわたしに向かって、ため口叩いてんだよ。鬼女のルールを舐めてんじゃねえのか、こらぁ?」
ユイナが啖呵を切る。
実際、仮にここで三軍そろって、この二軍女子たちと喧嘩をすれば、勝てる確率はかなり高いと思われるものの、すぐ近くには直美が見ている状況。怒りを買ってしまっては、どれだけ恐ろしいことになるやら。身を守るためには、耐えるしかない。
そそくさと
「すみません、大変失礼いたしました。」
と頭を下げて謝罪する。
横から、二軍女子の、樹莉が叫んだ。
「ほらぁ、早く脱げよ。貴様ら、揃って早々に潰されててぇのかよ?」
樹莉は、秀麗中1年。非常に元気が良く、根っからのヤンキー気質といった雰囲気である。正直言って、まだまだ武闘派と呼ぶにはほど遠そうなほど、華奢な身体つき。しかし樹莉であっても、純一よりも上位階級なのである。ここも言いなりになるしかない。
他の3人も全員、純一と同様、屈辱に黙って耐えているようだ。
女子たちに囲まれ、睨まれながら、その場でいそいそと、服を脱ぎだす。
上半身を脱いだところで、周囲を見る。まだまだ無言で睨まれている。いかにも、これでは不十分と言いたげである。
仕方なく、靴も靴下も取り、ベルトを外し、ズボンもおろした。
下着1枚のみを身に纏った姿で、女子たちの前に立っている。動きを止めて、数秒が過ぎた。
すると、ユイナから、怒りの言葉が発せられる。
「なに手を止めてんだよ、早くしろって言ってんだろがよぉ、おらぁ。」
---まじか...。
全部脱げとは、これ以上のことを、要求されていたのだ。
相変わらず女子たちから睨みつけられており、足が震えだしてきた。
---仕方がない...。
純一はすべてを観念した。
前かがみになって、最後の一枚を身体から取り去り、全身をさらけだしてしまった。
女子たちの前で、なんという屈辱。
あまりの恥ずかしさから、両手で前下半身を隠しながら、ユイナたちの方を向いた。
周囲では、クスクスとした女子たちの笑い声が、高まっていくのを感じた。
再び横で、樹莉が叫ぶ。
「貴様、なめるのもいい加減にしろよ。その手をおろせっ!」
「...はい。」
とうとう最後のプライドまで否定されてしまい、両手を脇におろした。
全身をいっさい、隠すことを許されなかった、男子4人。二軍女子たちは、にやにやしながら、近づいて囲みだした。
そのさらに周りでは、クスクス笑いはついに、大笑いに発展していた。直美も沙紀も、手を叩いて笑いこけている。
ユイナが主導をつづける。
「じゃぁ、順番に横に並べ。」
男4人で目で合図しながら背丈の順に並ぶと
「違うよ。おめえらの、●んぽの大きさ順に並べって言ってんだよ!」
---う...。
恥かしさが、脳から全身に直下する。
周囲の笑い声が、どっと大きくなり、ユイナを評価する声が上がる。
「さすがユイナ、やるじゃん。」
「躾け係が、様になってるね。」
男4人、それぞれ自分たちの下半身を見比べはじめる。無言でそれぞれの大きさを確認し、横に順番に並ぶ。
並び具合を確認する、ユイナ。
「まぁ、だいたいそんなもんだな。」
二軍女子たちは、男4人それぞれの前に来て、そのまましゃがみこむ。いまは、しゃがんだ女子たちのすぐ目の前に、男の”それ”が正面に見えている状態。
指を指しながらはしゃぐ、二軍女子たち。
「なぁんか、どいつもこいつも、ふにゃふにゃじゃぁん。」
「ちょっと樹莉ぃ~、ふにゃふにゃじゃなかったら、この場はいったいどうなると思ってんのよぉ~?」
「あ、そっかぁ~。(笑)」
「見て、こいつの。ちっちゃぁ~。」
「こいつなんか、こんなにかぶってるよ、ほらぁ~。」
「ほぉんと、不潔~。(笑)」
しばらくは笑いながら、棒で突いたり、軽く前蹴りを入れ痛がる様を見て遊び、盛り上がる。男4人には、屈辱でしかない時間。
「よし、じゃあみんな、行くよ」
二軍女子4人、全員一斉に立ち上がり、タバコに火を点ける。純一の前には、樹莉が立っている。
女子たちは一息吸って、煙を口から三軍たちの顔に向かって、フーっと吹き付ける。そして4人は、再び座る。
ユイナが叫ぶ。
「よぉし、スタートぉ!」
二軍女子たちは、火が付いたたばこの先端を、三軍たちのそれに一斉にすりつけたのであった。
「うあぁぁっ!」
三軍たちは悲鳴を上げて、思わず後退。すかさず二軍女子たちは立ち上がり、三軍をそれぞれ、痛めつけにかかる。拳で殴る者、蹴りを入れる者。それを無防備な姿で無抵抗に受けつづける三軍たち。これが、最初の躾けであった。
しかし、まだまだ序盤...。
お仕置きが落ち着くと、ユイナが、少々長めの白い紐を1本、男4人に放り投げて与えた。
「ほら、三軍ども、お前らのその”4本”、これで結び合わせろ。」
4人の”それ”を、この1本の紐で結んで繋げろと、命令されているのだ。
周囲の女子たちは、さらに爆笑している。
「間隔はだいたい、1メートルから2メートル、いいな?。」
一人ずつ、じぶんのものの先端を結び、あまった紐を次の者に渡し、また結んで渡す。間隔を目測しながら、紐を手繰る。
1人目は簡単に結べるが、2人目以降は紐のあまりが長く、やや苦労している。
「ほらっ、遅いんだよ!」
ユイナに怒鳴られながら、4人が紐で繋がった形となった。紐の残った部分の先端は、ユイナに取り上げられられた。
「ほら、三軍ども、全員四つん這いになれっ!」
全員したがって四つん這いになった。もちろん純一も。以降、三軍は膝を伸ばすことが許されなかった。
「よし、じゃぁ、一列になって歩け。散歩に連れてってやるよ。」
四つん這いで一列になった男4人の先頭にユイナが立ち、紐の先端を引っ張って、歩き出した。紐でつながれた男たちは、這いつくばりながら、前について行くしかない。
ガード下のスペースいっぱいに、大きく円を描いて歩くユイナ、それにつづく、一列の四つん這いの男たち。
「さっさと歩けよ、おらぁ!」
樹莉たちが、男たちの周りに付き、お尻やお腹を蹴りつけながら、歩かせる。
周囲の女子たちは、またもや大爆笑。その脇を、まるで無様な様で歩く男子たち。
女子たちは、隊列が自分の近くにやってきたら、罵声を浴びせたり蹴りを入れたりしている。
あまりの情けなさに、泣きじゃくる男もいた。
これはもう、躾けという名の、虐待であった。
その後も三軍は、この上ない屈辱を味合わされつづける。
この躾けは、三軍が今後反抗心を抱くことがないよう、精神的に服従させることを目的とした儀式であった。直美が二軍に申し付け、リーダーのユイナが考え出したものであった。
ただ、ここまで全体が盛り上がっることは予想外だったようで、直美も沙紀も、躾けの間はご満悦であった。
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