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第一章領地拡大編
それぞれの思惑
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「それでなんでこれを買ったんだ?あと変装は?」(ペン)
これというのは店舗という点と古いって点だろう
「うん、今から説明しよう」
端的に言えば労働者組合を立ち上げるための箱を買ったってことだ
古いもので良かった理由は創造のスキルで立て直すことが出来るからだ
変装した理由は、領民5000程度の男爵がやったとなれば目を付けられるから
以上、
「大まかなことは理解できた」
「細かいことは作業を見ながら覚えてもらうよ」
「え?俺もやるのか?」
「...ペン。お前視力が落ちてるだろ。」
これは前レオンの記憶である
「知ってたのか...」
「あぁ、今の状態で冒険者をやり続けるには危険が大きすぎる」
「そうか、そうだな。」
「まぁすぐに切り替えろとは言わないけどさ。それに、危険がない程度で好きにすれば良いよ」
「あぁすまない。で、具体的にはどうやって稼ぐんだ」
「うん、説明するよ」
まずは仕事がない人だったり
仕事はあるけど追加でお金が欲しいから休みに働きたいとかいう人に登録をしてもらう
その時お金はとらない
ならばどうやってお金を儲けるか
それは雇用主から手数料代としてお金をもらう
その料金はあっせする仕事内容や期間、人材の能力によって変化する
もう一つは宿
宿は新しい形態を採用しようと思う
これによって安値での提供が可能となる
では新しい形態とはなにか?
それは大部屋(2階全部)2段ベッドだけを大量に並べて寝るだけの配置にすること
これによって一度に泊まれる人の人数が大幅に増える
4.5で区切った部屋にしなかった理由は、防犯目的だ
人の目が多いと悪さをしにくいだろう。
また閉鎖空間ではなく、解放されてた空間である心理的な効果もある
ただ冒険者たちは荷物が多い
そのためにロッカーを作る
宿は食事付きと素泊まりと選べるが、他で食べることを考えると
ここで食事付きにした方が安くつくような値段設定にしている
具体例を挙げてみてみよう
・普通の宿素泊まり 銀貨3枚(銅貨で30枚)
・うちの宿素泊まり 銅貨5枚
・普通の宿食事つき 銀貨3枚と銅貨5枚
・うちの宿食事付き 銅貨7枚
・ご飯屋 銅貨5枚小銅貨5枚
って感じだからかなり安いだろう
ちなみにもとは部屋が10室あった
今は2段ベッドが22個置いている
普通に部屋のままだったほうが良いだろって?
労働者組合に来るようなひとが泊まるには難しい
だって銀貨3枚も払ったら働いたお金が全部なくなる
普段は寝床のないやつばかりだ
だからこうする
食事はもう原価販売だな
一般客にも公開しているがそっちは普通の値段だ
これは提供する種類を極端に減らすことで可能にする
ただそれだと何日も泊まっている人が飽きてしまうので2.3日で仕入れを変える
「って感じだ」
「まぁ何となくはわかった。でもどうするんだ?雇い主たちに宣伝することと、知ってもらえたとしてその人たちが受けてくれるかって言うのが難しくないか?」
「そこは神表登録だな、ただネックであることは違いない。実績が出るまでの辛抱だ」
それに別に金を稼ぐためだけのものじゃない。
労働者組合を作ったもう一つの理由は俺が良い人材を見つけるためでもある
「なるほど...頑張るかー」
「取り合えず、さっき上を作り変えたようにこの宿全体をきれいにする」
「了解」
ーーー
「アームストロング=フォン=エリーザよ、そろそろ婚約を考える歳だな」
「はい。お父様」
「それでだ。候補としていろいろあるんだが、こちらですでに調査をしたうえで残ったのは、バハムート男爵、モーリング伯爵の三男、帝国第5皇子だどうしたい?」
「そうですね...」
私が相手に求めることはお金持ちであること。
いや、お金を稼ぐ能力があること。
この中なら王子は有力候補だ。
ただ継承権争いで危険が多い上にすでに何人か妻がいらしたはず
第5皇子は危険と旨味の度合いが釣り合ってないように思う
伯爵はどうだろう...
三男とはいえどあそこならそれなりに稼ぎは保証されるはず
バハムート男爵は1人息子で両親ともに亡くなられている
つまり当主と言うことになる
でも5000人程度の田舎男爵領だ
そうなれば答えはモーリング=フォン=ライム一択でしょう
しかし...
「お父様はどの方がよろしいと思っておられるですか?私は危なそうなところには行きたくありませんが...」
父は私にこう言って欲しいのだ
質問しているのは体裁で、すでに相手は決まっている
父の性格を考えると第5皇子のところはない。
だからあえて自分からその選択肢を消しに行く
「そうか...エリーザは第5皇子のところが良いというと思ったのだがな。私も娘を危険なところへは行かせたくない。ならばバハムート=フォン=レオンのところに嫁ぎなさい」
2分の1を外したー
なんでーー
これから私は農地でせっせと働く運命なのね
「わかりました」
「うむ。ではそのように送っておく」
ーーー
「ホライン様。バハムート男爵から先日の返事が届きました」
「うむ。見せてみなさい」
バハムートのことだ、どうせ俺に泣きつくしかないんだ
...
ぐちゃっ
カキカキ
「これをスナイデル子爵に送れ。バハムートは敵だそうだ」
「わかりました」
バハムート男爵の手紙は丁寧に書かれていて敵対を表すようなものではなかったが...
ーーー
ん?
僕のクマ殺されちゃった?
マジで?
瞬殺されたじゃん
誰だろ?
あのルートならバハムート、ホライン、アームストロング領のどれかに入っていった人間だな
ちょっと確認しようか(笑)
これから楽しくなりそうだ(笑)
これというのは店舗という点と古いって点だろう
「うん、今から説明しよう」
端的に言えば労働者組合を立ち上げるための箱を買ったってことだ
古いもので良かった理由は創造のスキルで立て直すことが出来るからだ
変装した理由は、領民5000程度の男爵がやったとなれば目を付けられるから
以上、
「大まかなことは理解できた」
「細かいことは作業を見ながら覚えてもらうよ」
「え?俺もやるのか?」
「...ペン。お前視力が落ちてるだろ。」
これは前レオンの記憶である
「知ってたのか...」
「あぁ、今の状態で冒険者をやり続けるには危険が大きすぎる」
「そうか、そうだな。」
「まぁすぐに切り替えろとは言わないけどさ。それに、危険がない程度で好きにすれば良いよ」
「あぁすまない。で、具体的にはどうやって稼ぐんだ」
「うん、説明するよ」
まずは仕事がない人だったり
仕事はあるけど追加でお金が欲しいから休みに働きたいとかいう人に登録をしてもらう
その時お金はとらない
ならばどうやってお金を儲けるか
それは雇用主から手数料代としてお金をもらう
その料金はあっせする仕事内容や期間、人材の能力によって変化する
もう一つは宿
宿は新しい形態を採用しようと思う
これによって安値での提供が可能となる
では新しい形態とはなにか?
それは大部屋(2階全部)2段ベッドだけを大量に並べて寝るだけの配置にすること
これによって一度に泊まれる人の人数が大幅に増える
4.5で区切った部屋にしなかった理由は、防犯目的だ
人の目が多いと悪さをしにくいだろう。
また閉鎖空間ではなく、解放されてた空間である心理的な効果もある
ただ冒険者たちは荷物が多い
そのためにロッカーを作る
宿は食事付きと素泊まりと選べるが、他で食べることを考えると
ここで食事付きにした方が安くつくような値段設定にしている
具体例を挙げてみてみよう
・普通の宿素泊まり 銀貨3枚(銅貨で30枚)
・うちの宿素泊まり 銅貨5枚
・普通の宿食事つき 銀貨3枚と銅貨5枚
・うちの宿食事付き 銅貨7枚
・ご飯屋 銅貨5枚小銅貨5枚
って感じだからかなり安いだろう
ちなみにもとは部屋が10室あった
今は2段ベッドが22個置いている
普通に部屋のままだったほうが良いだろって?
労働者組合に来るようなひとが泊まるには難しい
だって銀貨3枚も払ったら働いたお金が全部なくなる
普段は寝床のないやつばかりだ
だからこうする
食事はもう原価販売だな
一般客にも公開しているがそっちは普通の値段だ
これは提供する種類を極端に減らすことで可能にする
ただそれだと何日も泊まっている人が飽きてしまうので2.3日で仕入れを変える
「って感じだ」
「まぁ何となくはわかった。でもどうするんだ?雇い主たちに宣伝することと、知ってもらえたとしてその人たちが受けてくれるかって言うのが難しくないか?」
「そこは神表登録だな、ただネックであることは違いない。実績が出るまでの辛抱だ」
それに別に金を稼ぐためだけのものじゃない。
労働者組合を作ったもう一つの理由は俺が良い人材を見つけるためでもある
「なるほど...頑張るかー」
「取り合えず、さっき上を作り変えたようにこの宿全体をきれいにする」
「了解」
ーーー
「アームストロング=フォン=エリーザよ、そろそろ婚約を考える歳だな」
「はい。お父様」
「それでだ。候補としていろいろあるんだが、こちらですでに調査をしたうえで残ったのは、バハムート男爵、モーリング伯爵の三男、帝国第5皇子だどうしたい?」
「そうですね...」
私が相手に求めることはお金持ちであること。
いや、お金を稼ぐ能力があること。
この中なら王子は有力候補だ。
ただ継承権争いで危険が多い上にすでに何人か妻がいらしたはず
第5皇子は危険と旨味の度合いが釣り合ってないように思う
伯爵はどうだろう...
三男とはいえどあそこならそれなりに稼ぎは保証されるはず
バハムート男爵は1人息子で両親ともに亡くなられている
つまり当主と言うことになる
でも5000人程度の田舎男爵領だ
そうなれば答えはモーリング=フォン=ライム一択でしょう
しかし...
「お父様はどの方がよろしいと思っておられるですか?私は危なそうなところには行きたくありませんが...」
父は私にこう言って欲しいのだ
質問しているのは体裁で、すでに相手は決まっている
父の性格を考えると第5皇子のところはない。
だからあえて自分からその選択肢を消しに行く
「そうか...エリーザは第5皇子のところが良いというと思ったのだがな。私も娘を危険なところへは行かせたくない。ならばバハムート=フォン=レオンのところに嫁ぎなさい」
2分の1を外したー
なんでーー
これから私は農地でせっせと働く運命なのね
「わかりました」
「うむ。ではそのように送っておく」
ーーー
「ホライン様。バハムート男爵から先日の返事が届きました」
「うむ。見せてみなさい」
バハムートのことだ、どうせ俺に泣きつくしかないんだ
...
ぐちゃっ
カキカキ
「これをスナイデル子爵に送れ。バハムートは敵だそうだ」
「わかりました」
バハムート男爵の手紙は丁寧に書かれていて敵対を表すようなものではなかったが...
ーーー
ん?
僕のクマ殺されちゃった?
マジで?
瞬殺されたじゃん
誰だろ?
あのルートならバハムート、ホライン、アームストロング領のどれかに入っていった人間だな
ちょっと確認しようか(笑)
これから楽しくなりそうだ(笑)
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