元盗賊団のリーダーが貧困貴族家を立て直す

第１章始まり編

助言

「すみませんちょっといいですか？」

「なんだ？」

「父に連れられてきました。アルベルトと言います」

「あぁ領主様の、失礼しました。」

「いえ、顔を知らないのは当然ですし子供ですので敬語を使わなくても大丈夫です。それよりかなり年季の入った剣ですがあなたのですか？」

「目があるのでそういうわけにはいきません。はい。これは私が使っているものです。どうしてですか？」

「いえ、他に何か武器を扱っているのですか？」

「いや、これだけです。」

「過去に試したことは？」

「実はあんまり剣の才能がないみたいで遠距離の弓を試したのですが、あまり変わりなくそれなら昔から使っている剣を頑張ろうと思いまして」

「そうなんですね。槍を使ったことはないのですか？」

「じゃい、ないですね。」

「一度槍を使ってみてください」

「はぁ、槍ですか。」

「子供のたわごとに付き合わされると思って、お願いします」

「そういわれちゃうと．．．わかりました」

おっ、なんか手になじむな。
スッスッ、
シュッ

「おう、マルコ！悪くないじゃないか」

「自分でもなんかなじむ感じがする」

「それならよかったです。」

「ありがとうございます。だけどなんで．．．」

「なんとなくそんな感じがしたってだけです。たまたまですよ」

「．．．」

マルコ　24歳
武力　25/58
　➝剣術　3/3
　　槍術　2/35
知力　29/31
カリスマ　5/5
特殊技能
　➝兵士　55/55
　　➝馬術40/40