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第1章始まり編

外出

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今まではあまり見れてないから実質はじめ手みたいなものだな、やっぴり自分の領地を領主が見回るのって簡単にはできないよな。
でも見回らないと状況を肌で感じ取れないしなぁ
まぁ俺の場合はお忍びで行くとしよう。
今はいいとこのお坊ちゃんって感じで領主の子だとはばれないだろう


うん、前世とそんなに変わらないな。
同じ世界の人に転移したのか?(この世界の人は神を信じていて、死んだら別世界の人に生まれ変わるという考えの宗教がある。実際神がいる。。。)

にしても相変わらず娯楽がないよなぁ、
まぁ普通の家庭だと、大きくなるとすぐに家業を手伝わさせられるしあんまりそんなことを考えないんだろうな、
実際俺も前世じゃ考えなかったし。でもなんかそういうちょっとした楽しめるものってはやると思うだよなぁ

ご飯の質はどうだろ、貴族のご飯しか食べてこなかったからなぁ

「おっちゃん、串焼き一本頂戴!」

「あいよ!80ユロだ!」

「はい」

「まいど!ほらよ、アツアツだから気をつけろよ!」

「はい、ありがとうございます」

「アルベルト様、食べられるのですか?」

「そりゃ食べるでしょ」

「私が先に毒見をします!」

「いらないよ」
いくら何でもやりすぎでしょ(笑)

「しかしそれでは護衛とは何でしょう?」

「護衛は悪い人から守ることであって普通の露店で狩った串の毒見をすることじゃないよ。欲しいなら買ってあげるけど」

「そ、そうですか。それは大丈夫です。護衛中ですので」

「え、もしかして向こうでの昼ご飯も食べないつもり?」

「もちろんです!」

いやいや堅物すぎるだろ...
「えーっとオルトもそのつもりだった?」

「いえ、ご一緒させていただくつもりでした」

「なっ、無礼では?あなた執事なのでしょう?」

「まぁなんて言うか、僕としてはオルトみたいにもうちょっと砕けた感じで接してほしいかな。」

「よろしいのですか?」

「逆にこれから長く付き合っていくのに距離がありすぎてもだめでしょ。他に家臣は雇うつもりだし上司が仲良くしてた方がみんなやりやすいいでしょ」

「なるほど」

「まぁいきなりとは言わなよ、ルカの考えもあるんだろうし、でも昼は一緒に食べよう、腹ペコで力出せないってなっても困るし」

「わかりました、ありがとうございます」

「うん、じゃあ行こうか」
あー話してたら冷めちゃったな、
パクッ
うん、前世とそんな変わんないな、塩味だ久々でおいしいけどこれもすぐ飽きそうだ。
新しいメニューとか作ってご飯屋作るのもいいな



今日はお金あるしいいと思う人は鑑定しながら歩こうかなぁー(家臣にできない状態で鑑定をしているときにいい人材を見てしまうと、その人を家臣にしようと視野が狭まったりしそうだから普段はしていない)

でも今すぐに欲しい人材ってなんだろ、
人材じゃないけど情報屋だよなぁ、
でもそうなるとその情報をとってくる人が必要だな
じゃあその係と情報屋が必要になるな

前世のやり方で合ってたらいいが
あれ、てかこの年でバー入れないよな、どうしようか。
それも頼めるような奴にするかー
なかなかむずいなぁーーーーー
頑張ろう。。。


「向こうのほうが騒がしいな」

「そうですね。何かあったのでしょうか」

ガラガラ

「殺してしまえー」

「「そうだぞ!」」

「くそ獣人が!お前みたいなやつがいるからいつも溝があるんあろ!」

「公開処刑しろー!!!」


獣人か、
何かしたってことか?
鑑定使ってみるか。

「少し見に行こう」

「!?いかれるのですか?」

「まぁ見るくらいいいだろう」

「...わかりました」

ローガ 18歳
武力 125/125
 ➝剣術 45/45
  小刀 15/15
知力 100/100
 ➝毒術 30/30
カリスマ 145/145
 ➝指導者 70/70
特殊技能
 ➝影の者 156/156
  ➝暗術 65/65
   危機察知 1/1
称号
裏切られし者

誰か殺したのか?
ん?称号が裏切られし者?
確か称号って命が危機的状況になるような出来事や通常考えられないようなことをされたりしたりすると付くことがあるってやつだよな
この性質上良い意味の称号を持っている人は少ないって話だ。

にしても裏切られし者か。
能力的にはいいけどももともと人に不信感を抱いてることが多い獣人
それに加え裏切られし者の称号がついてるのか。
まぁ物は試しだ

「近くに行こう」

「はい。えぇ!!!中にですか?」

「うん」

「だめですよ、ていうかあなたもなんか言いなさいよ!さっきからずっとついてきてるだけじゃない」

「まぁアルベルト様のすることですから問題ないでしょう。あんまりにも無茶が過ぎると止めますが」

「なんですかそれは、ってちょっとアルベルト様!いかないでくださいって!」

「追いかけましょうか(笑)」

「もう!」
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