60 / 67
その後のSARA
◆二度目のお泊り(真理と和宏)
しおりを挟む
八月の終わり。
真理のバースデー旅行で沖縄を満喫しているふたり。
知る人のいない場所では誰しもが開放的な気分になるものですよね。レンタカーを借りて定番の観光スポットを周り、手をつなぎ寄り添いながら夏の終わりを楽しんでいます。
一泊目は遊び疲れて何もせずに寝てしまった。
今夜はメインイベント、真理の誕生日なのでしっかりと準備をして来ている和宏なのですが。
『今夜真理を抱いて大丈夫だろうか?』
和宏はシャワーを浴びている真理を待ちながらオリオンビールを飲み考えていた。
和宏が二十五になって一目惚れした女子高生に、自分でもどう接して良いか分からなくなる時もありました。
あれから二年、彼女は今日で十九歳。
高校生の時に彼女の家に行き親も会っているので公認ではあります。
一人娘と聞き厳格な家庭かと思いきや、真面目っ子の真理からは想像できないくらいさばけたご両親だった。
父親には年上で安心したとも言われ、卒業後に母親にはこっそり『どこまでいったの?結婚するまでは子供を作らないように気を付けてね』と念を押され俺の方が焦ったくらいだった。で、今回の旅行もすんなり承諾してくれたそうだ。
『中学の時に先輩の女子に童貞を奪われたんだよな、オレ。
高校時代はバイク乗ってやんちゃしてたから相手の女子もそれなりに遊んでる子が多かった。それから後も年上だったりで、こんな真面目な娘と、それも八つも年下の。
ハッキリ言って処女の娘とセックスをしたことがないんだよ。
あの時泣かれて・・・そんなに怖かったんだろうか?やっと真理を自分のものに出来ると焦ったのかもしれない。
今日は焦らずゆっくりと優しくしよう。
真理が怖がらずに自然としたいと思ってくれるように』
そんな事を一人悶々と考えていると27才の大人。
暫くするとバスルームの扉が開き、パタパタとスリッパの音が近づいてきて自分の後ろで止まった。
「あっ、かず君ビール飲んでる!真理も飲みたい」
と後ろから抱き付いてきた。
「ばーか。未成年だろうが」
「周りのみんな結構飲んだりしてるよ。サークルの集まりとか合コンとかで」
『合コン』和宏はその言葉に反応し、
「まさか真理は合コン行って酒を飲んだりしてたの?」
振り向いた彼の目は怒っている?
「ち、ちがうの。合コンは人数合わせでどうしてもって頼まれて。お酒は飲んでない!ソフトドリンクです。でも家では親と一緒にビール少し飲んだりするけど・・・」
真理は和宏から一旦離れ、彼の横に座ろうとした。
「親と一緒に飲むのは良いけど、でも行ったんだ、合コン」
和宏は座ろうとしていた真理の腕を引っ張り自分の膝の上に座らせます。
ビックリした真理はごめんなさいと俯いてしまった。
和宏は真理の顎を持ち上げるとおもむろに唇を奪う。
『あー、オレ優しくって思っていたのに合コン行ったくらいでやきもち妬いて全然余裕ないじゃん』
そう思いながらも気持ちを抑えきれない。
何度も角度を変えながらされるキスに真理は息も絶え絶えといった状態で唇が離されると「はぁーーーっ。」と長く息を吐いていたのでした。
「今後、合コン禁止。いいね!」
彼の気迫に押され何度も頷く真理。
「お酒は・・・親と家でならいいけどそれ以外は駄目」
真理をソファの隣に降ろしおもむろに立ち上がると冷蔵からビールとグラスを持ってきた。
次に小さなケーキをテーブルに置いてビールを注ぎ彼女に持たせます。
真理はビックリして和宏の事を見上げている。
「これは?」
「ノンアル、カッコだけな」
そう言いながらロウソクに火をつけて
「十九歳の誕生日おめでとう」
とにっこり笑う。
「かず、、、くん」
真理は頷いてからロウソクを吹き消した。
カツンとグラスを合わせノンアルコールビールを口に運ぶ。
その様子をじっと見つめている和宏。
「ありがとう、かず君♪」
「うん。」と頭を撫でてから真理のグラスを取り上げテーブルに置いた。
きょとんとしている真理の手を取ると薬指に指輪を嵌めたのでした。
「婚約指輪だよ。大学を卒業したら俺と結婚して欲しい」
見る見るうちに真理の瞳から大粒の涙が零れ落ちる。
「かず君ありがとう・・・うれしい・・・宜しくお願いします」
和宏の胸に顔をうずめる真理。
真理の涙を拭いてあげ額にキスをして、もう一度乾杯とグラスを合わせたのでした。
そして一時間後、真理はノンアルにも関わらず頬をほんのり染め、瞳も潤ませていています。
和宏との甘いひと時に酔っているのでしょう。その姿を見て流石に和宏も我慢の限界と
「真理、今夜は良いよね」
と、耳元で囁き今までにないほどの深いキスをする。
真理も彼のキスを受けいれて抱きついた。
首から方へと落ちてゆく唇に真理の体も反応してゆく。
「好きだ真理、可愛いよ」
和宏の言葉に下腹の奥がきゅんとした。
バスローブから露わになった胸に吸い付くように唇を這わせられて思わず変な声が出てしまい恥ずかしくなってしまった。
「大丈夫、声を我慢しないでいい」
和宏の言葉に余計に恥ずかしが増していく。彼の大きな手が下へと進みショーツの上から中指で秘部を確かめるようになぞられ思わずビクンと身体を跳ねらせ涙目で彼の顔を見つめる。
「怖い?」心配そうに聞かれ「ううん」と首を横に振る。
不思議と前みたいに怖くなかった。
初めての感覚に真理は驚きながら体を震わせていた。
和宏にキスをされながら秘部を布越しに摩られたり、時々指先で押され何だかわからない感覚が襲ってくる。
でも不快では無かった。
むしろ・・・
真理のバースデー旅行で沖縄を満喫しているふたり。
知る人のいない場所では誰しもが開放的な気分になるものですよね。レンタカーを借りて定番の観光スポットを周り、手をつなぎ寄り添いながら夏の終わりを楽しんでいます。
一泊目は遊び疲れて何もせずに寝てしまった。
今夜はメインイベント、真理の誕生日なのでしっかりと準備をして来ている和宏なのですが。
『今夜真理を抱いて大丈夫だろうか?』
和宏はシャワーを浴びている真理を待ちながらオリオンビールを飲み考えていた。
和宏が二十五になって一目惚れした女子高生に、自分でもどう接して良いか分からなくなる時もありました。
あれから二年、彼女は今日で十九歳。
高校生の時に彼女の家に行き親も会っているので公認ではあります。
一人娘と聞き厳格な家庭かと思いきや、真面目っ子の真理からは想像できないくらいさばけたご両親だった。
父親には年上で安心したとも言われ、卒業後に母親にはこっそり『どこまでいったの?結婚するまでは子供を作らないように気を付けてね』と念を押され俺の方が焦ったくらいだった。で、今回の旅行もすんなり承諾してくれたそうだ。
『中学の時に先輩の女子に童貞を奪われたんだよな、オレ。
高校時代はバイク乗ってやんちゃしてたから相手の女子もそれなりに遊んでる子が多かった。それから後も年上だったりで、こんな真面目な娘と、それも八つも年下の。
ハッキリ言って処女の娘とセックスをしたことがないんだよ。
あの時泣かれて・・・そんなに怖かったんだろうか?やっと真理を自分のものに出来ると焦ったのかもしれない。
今日は焦らずゆっくりと優しくしよう。
真理が怖がらずに自然としたいと思ってくれるように』
そんな事を一人悶々と考えていると27才の大人。
暫くするとバスルームの扉が開き、パタパタとスリッパの音が近づいてきて自分の後ろで止まった。
「あっ、かず君ビール飲んでる!真理も飲みたい」
と後ろから抱き付いてきた。
「ばーか。未成年だろうが」
「周りのみんな結構飲んだりしてるよ。サークルの集まりとか合コンとかで」
『合コン』和宏はその言葉に反応し、
「まさか真理は合コン行って酒を飲んだりしてたの?」
振り向いた彼の目は怒っている?
「ち、ちがうの。合コンは人数合わせでどうしてもって頼まれて。お酒は飲んでない!ソフトドリンクです。でも家では親と一緒にビール少し飲んだりするけど・・・」
真理は和宏から一旦離れ、彼の横に座ろうとした。
「親と一緒に飲むのは良いけど、でも行ったんだ、合コン」
和宏は座ろうとしていた真理の腕を引っ張り自分の膝の上に座らせます。
ビックリした真理はごめんなさいと俯いてしまった。
和宏は真理の顎を持ち上げるとおもむろに唇を奪う。
『あー、オレ優しくって思っていたのに合コン行ったくらいでやきもち妬いて全然余裕ないじゃん』
そう思いながらも気持ちを抑えきれない。
何度も角度を変えながらされるキスに真理は息も絶え絶えといった状態で唇が離されると「はぁーーーっ。」と長く息を吐いていたのでした。
「今後、合コン禁止。いいね!」
彼の気迫に押され何度も頷く真理。
「お酒は・・・親と家でならいいけどそれ以外は駄目」
真理をソファの隣に降ろしおもむろに立ち上がると冷蔵からビールとグラスを持ってきた。
次に小さなケーキをテーブルに置いてビールを注ぎ彼女に持たせます。
真理はビックリして和宏の事を見上げている。
「これは?」
「ノンアル、カッコだけな」
そう言いながらロウソクに火をつけて
「十九歳の誕生日おめでとう」
とにっこり笑う。
「かず、、、くん」
真理は頷いてからロウソクを吹き消した。
カツンとグラスを合わせノンアルコールビールを口に運ぶ。
その様子をじっと見つめている和宏。
「ありがとう、かず君♪」
「うん。」と頭を撫でてから真理のグラスを取り上げテーブルに置いた。
きょとんとしている真理の手を取ると薬指に指輪を嵌めたのでした。
「婚約指輪だよ。大学を卒業したら俺と結婚して欲しい」
見る見るうちに真理の瞳から大粒の涙が零れ落ちる。
「かず君ありがとう・・・うれしい・・・宜しくお願いします」
和宏の胸に顔をうずめる真理。
真理の涙を拭いてあげ額にキスをして、もう一度乾杯とグラスを合わせたのでした。
そして一時間後、真理はノンアルにも関わらず頬をほんのり染め、瞳も潤ませていています。
和宏との甘いひと時に酔っているのでしょう。その姿を見て流石に和宏も我慢の限界と
「真理、今夜は良いよね」
と、耳元で囁き今までにないほどの深いキスをする。
真理も彼のキスを受けいれて抱きついた。
首から方へと落ちてゆく唇に真理の体も反応してゆく。
「好きだ真理、可愛いよ」
和宏の言葉に下腹の奥がきゅんとした。
バスローブから露わになった胸に吸い付くように唇を這わせられて思わず変な声が出てしまい恥ずかしくなってしまった。
「大丈夫、声を我慢しないでいい」
和宏の言葉に余計に恥ずかしが増していく。彼の大きな手が下へと進みショーツの上から中指で秘部を確かめるようになぞられ思わずビクンと身体を跳ねらせ涙目で彼の顔を見つめる。
「怖い?」心配そうに聞かれ「ううん」と首を横に振る。
不思議と前みたいに怖くなかった。
初めての感覚に真理は驚きながら体を震わせていた。
和宏にキスをされながら秘部を布越しに摩られたり、時々指先で押され何だかわからない感覚が襲ってくる。
でも不快では無かった。
むしろ・・・
0
お気に入りに追加
55
あなたにおすすめの小説
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
13歳女子は男友達のためヌードモデルになる
矢木羽研
青春
写真が趣味の男の子への「プレゼント」として、自らを被写体にする女の子の決意。「脱ぐ」までの過程の描写に力を入れました。裸体描写を含むのでR15にしましたが、性的な接触はありません。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
【R18】十六歳の誕生日、許嫁のハイスペお兄さんを私から解放します。
どん丸
恋愛
菖蒲(あやめ)にはイケメンで優しくて、将来を確約されている年上のかっこいい許嫁がいる。一方菖蒲は特別なことは何もないごく普通の高校生。許嫁に恋をしてしまった菖蒲は、許嫁の為に、十六歳の誕生日に彼を自分から解放することを決める。
婚約破棄ならぬ許嫁解消。
外面爽やか内面激重お兄さんのヤンデレっぷりを知らないヒロインが地雷原の上をタップダンスする話です。
※成人男性が未成年女性を無理矢理手込めにします。
R18はマーク付きのみ。
幼なじみとセックスごっこを始めて、10年がたった。
スタジオ.T
青春
幼なじみの鞠川春姫(まりかわはるひめ)は、学校内でも屈指の美少女だ。
そんな春姫と俺は、毎週水曜日にセックスごっこをする約束をしている。
ゆるいイチャラブ、そしてエッチなラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる