末っ子第三王女は竜王殿下に溺愛される【本編完結】

文字の大きさ
上 下
49 / 60
第三章

12/ 思いは遂げられる

しおりを挟む
※すいませんです。ちょっと配分を間違え朝からR18投稿となってしまいました(汗)
 今夜の投稿以降更新は夜だけとなります。
____________
 

 レオナルドはリディアの胸に顔を埋めた。
 布越しでも分かるほど主張した頂の周りを丁寧に舐めると、濡れた布がへばり付きピンクの飾りが透けて見えた。
 薄い布地に真珠色の肌が透けて見える。広がる美しい金色の髪。豊かに盛り上がる乳房と薄い腹、まろやかな腰回りを浮き彫りにする様は、十六才のリディアからは想像できないくらい煽情的な光景だった。

 からだをしならせて逃れようとするリディアの手をソファの上で縫い付ける。

「は、恥ずかしい……」
「恥じらうリディにもそそられるな」
「そんなこと……」

 リディアはレオナルドの大人の色香にあてられ息を呑む。
 何度も口づけられながら、胸を揉みしだかれリディアも小さな喘ぎ声を上げた。

「あんっ」

「可愛いリディ、もっと声を聞かせて欲しい」

 レオナルドがそう囁きながら肩紐をずらして乳房を露わにするとピンクの飾りをつまみ上げた。

「あっ、ああ」
 今まで経験したことのないような感覚がリディアの体の中を走り抜けた。
 レオナルドはリディアの嬌声を聞き満足げに笑みを浮かべる。
 上半身を隈なく舐められ吸われている内に、いつの間にか下履きだけの姿になっていたリディア。

「ああ、綺麗だ……リディ」

 レオナルドは自分もガウンを脱ぎ上半身裸の姿でリディアを抱き上げると、ソファから移動しベッドの上に優しく下ろした。

 昼間に付けたキスマークに、また新たな印が増えたのを見て口角を上がる。
 リディアが恥ずかしさの余り背を向けた。まだ何も描かれていない背中に口づけ、背筋に舌を這わせる。ちいさく震えたからだを撫で、うなじから順に花びらを散らしていった。
 項に軽く歯をあてながらやわらかく丸みを帯びたお尻を手のひらで撫でまわすとその手を下履きの中に入れ双丘の間に手を滑らせる。

「レニー、そこは……」
 秘めた部分に指が触れ慌てたリディアが逃げようと腰を浮かせた。
 ほんの少し触れた指先に湿り気を感じ取ったレオナルドは、持ち上がったリディアの腰を掴んで仰向けに返すとすばやく下履きを剥ぎ取ってしまう。
 完全に無防備となった体を隠そうと、手でシーツの上を探るがその手に掴めるものは何もない。
 レオナルドの指がリディアの唇をなぞりそのまま首筋から胸を通り秘所へと流れるように下りていく。
 辿り着いた先はあわいの入り口だ。割れ目に指を忍ばせればそこは既に蜜で濡れていた。

「リディの蜜だよ」
 レオナルドが濡れた指先をリディアに見せつけるように舐めるのを見てリディアは声を上げた。
「だ、だめよ、汚いわ」
 レオナルドの行動に驚きを隠せないでいるリディア。
「リディに汚いところなどない」
 そう言いながらリディアの両ひざを開き足の間に体を入れて覆い被さるように口づける。
 レオナルドの勃ち上がった陰茎がリディアの秘所に擦りつけられ、蜜壺の奥からじわりと蜜が沸いてきた。
「ああ、早くこの中に入りたい」
 レオナルドはそのまま頭をずらしてしいきリディアの足の間に顔を埋めた。
「レニーそんなとこっ!」
 思わずレオナルドの髪を両手で掴んでしまうが、そんな事はお構いなしに両方の指で金色の薄い下生えを掻き分けて合わさる膨らみを広げる。

「や、やだ!」
「綺麗だな。蜜で光っている」

 昼間下着を濡らしてしまった場所に、ぬるりと何かが後ろから前へと動いた。

「ひゃっ!」
 レオナルドの舌で舐め上げられ何かが一瞬目の前で弾けた。
 ゾクゾクとした感覚が走り抜け、下腹部の奥がきゅんと固くなったような気がした。

――番の蜜がこれ程甘いとは……
 レオナルドは舌でリディアの全てを味わう。
 まだ誰にも触られた事のない陰核を指で刺激していくと少しずつ固くなってきた。

「あっ、だめ……」
「だめじゃない。気持ちいいだろう?」
「そこで、喋らないで、、、あっ、あっ」

 リディアが素直に感じ始めているのが分かりレオナルドは笑みを浮かべた。
 頭上で熱い吐息を吐いている彼女の顔が見たくて体を起こし、秘所を指で弄りなら蜜壺にほんの少し中指を入れ親指で陰核の豆を押しつぶす。
「あ、あぁ……」
 リディアが全身を震わせる。
 頬を紅潮させ息を上げ涙目でレオナルドの事を憂いの帯びた瞳で見つめる。
 女性の色香を纏ったリディアの美しさに、彼女の内ももに押し付けられていたレオナルドの陰茎がびくりと跳ねた。
 言い表せない程の幸せにレオナルドの気持ちは高ぶっていく。

「ああ、リディ、きれいだ。もっと気持ち良くなろう」
 口づけをしながら指を少しずつ蜜壺へと沈めていくと蜜が溢れクチュクチュと卑猥な音が聞こえて来た。
 中はまだ狭いが指をもう一本増やし襞の中をまさぐるように動かした。
「ああ、レニー、変……」
「変で良いんだ、リディア」
 膣の上側を擦るように指を出し入れすると絡みつくように締め付けてくるのが分かる。
 強めに陰核を押し潰すのと同時に下肢に力が入りリディアが達したのも分かった。

 可愛い番……
 レオナルドは指を抜くと力が抜けている蜜口に自分の猛りを充てがった。ゆるゆると入り口の周りに撫でつける。

「リディ、君と一つになるぞ」
「レニー……」
 狭い蜜口はレオナルドの熱い思いを受け入れようと蜜を溢れさせている。
「リディ……愛している」
 レオナルドの熱棒の先端が小さなリディアの中へと少しずつ入っていった。
 「ん……」
 唇を噛むリディアの眉間に皺が寄るのを見て、レオナルドは一瞬動きを止めた。
「リディ、私を見て」
 ぎゅっと閉じた目を開けると瞼の縁から涙が零れて耳の方へと流れていくのを唇で拭う。

「痛いだろうけど、少しだけ我慢して欲しい。口づけに集中して」

 頷くリディアに舌を絡ませて何度か先だけを出し入れし中を解していくレオナルド。
 乳房を大きな手で包み込むようにして揉みしだき、先端を可愛がりながら濃厚な口づけをし続けた。
 唇を少し離すとリディアが大きく息を吐いた。体の力が抜けたタイミングをレオナルドは逃さず、一気に番の中を貫いた。

「あーっ!」

「リディ、全部入った。君を私だけの物にすることが出来た」
「レニーのでお腹がいっぱいに……」
「私だけの番、ああ、リディの中は。うっ、なんて……素晴らしい」
 レオナルドがゆっくりと抽送を始める。最初は初めて迎え入れた異物の重量に苦痛で眉を顰めていたリディアの表情が変わってきた。
「あ、あん」
 痛みはもうなかった。自分の中を番の熱棒が擦りあげるたびにじわじわと何かがせり上がってきて、リディアは自分でも驚くような嬌声を上げていた。
 徐々に早く強くなっていく動きに合わせるようにリディアの腰も自然と揺れる。
 レオナルドの背に両手を回した指に力が入り逞しい肩肌に爪を立てた。

「レニー、もうダメ。おかしくなっちゃう」

 リディアの中は暖かく心地よい。自分の動きに合わせるように無意識だと思われるが締め付けてくる。
 番の匂いが部屋いっぱいに漂い私を酔わせる。
 しかし、リディは初めてだ。無理はさせられない。一つになれただけでも願いは叶えられた。
 早めに精を放って魔力を流してやらなくては。
 
 レオナルドはリディアの気持ちに合わせるようにゆっくりと抽送を繰り返す。

「ああ、分かった。初めてでこれ以上は辛いだろう。いいよ、我慢しないで達していっていいぞ」
 レオナルドは大きく腰を引き蜜口から抜ける寸前で止め、打ち突けるようにレディアの奥を突いた。

「あっ、あんーーーレニー」
「くっ!」
 リディアがしがみ付つくようにして達したのを確認し、レオナルドも己の精を蜜道の奥へと放ち魔力を流していく。
 レオナルドの精を受けリディアの体に魔力の熱がじわじわと沁みていき、白い肌がほんのり桃色に染まっていった。

「大丈夫か、リディ?」
「レニー、体が熱いの」
「ああ、魔力を流したからな」
「子種も?」
「そうだよ。子が出来ることはまだないが、器を作るための魔力を含んだ精だ。気分は悪くないか?」

 汗でへばり付いた金色の髪を額から剥がしてやりながらリディアの体を気遣うレオナルドにリディアは微笑み返した。

「何だかポカポカしてきて気持ちが良い」
「そうか、精霊の秘薬のお陰だな。魔力に対する耐性が出来てきている」
「うん」

「リディ、無理をさせてしまったが、君と一つになることが出来て嬉しい」
「待たせてしまってごめんなさい。愛しています」
「……そんな可愛いことを言ってくれるな。また抱きたくなってしまう」
「それは……」
 慌てて起き上がろうとするリディアだったが体に力が入らない。
「くくっ。安心しろ。今夜はこれで我慢する。こんな状態のリディに無体な事は出来ないからな」
 レオナルドはリディアの額に口づけを落とす。

 暫く横になったまま肌をぴたりと合わせ余韻に浸る二人。
 リディアがウトウトし始めたのを見て、レオナルドはリディアを浴室に抱いていく。
 そして優しくリディアの体を洗い清めた。
 魔法で身体を乾かしながら戻ると、すでにリディアは夢の中に。
 そっとソファに下ろしシーツを変えると一糸まとわぬ姿のまままたベッドに入る。
 レオナルドとしてはまだ満足はしていない。やっと思いを遂げることが出来たのだから朝まで抱き潰したいと思う気持ちはある。

 それでも、リディアの事を思うとこれ以上の事は出来なかった。




しおりを挟む
感想 46

あなたにおすすめの小説

離婚した彼女は死ぬことにした

まとば 蒼
恋愛
2日に1回更新(希望)です。 ----------------- 事故で命を落とす瞬間、政略結婚で結ばれた夫のアルバートを愛していたことに気づいたエレノア。 もう一度彼との結婚生活をやり直したいと願うと、四年前に巻き戻っていた。 今度こそ彼に相応しい妻になりたいと、これまでの臆病な自分を脱ぎ捨て奮闘するエレノア。しかし、 「前にも言ったけど、君は妻としての役目を果たさなくていいんだよ」 返ってくるのは拒絶を含んだ鉄壁の笑みと、表面的で義務的な優しさ。 それでも夫に想いを捧げ続けていたある日のこと、アルバートの大事にしている弟妹が原因不明の体調不良に襲われた。 神官から、二人の体調不良はエレノアの体内に宿る瘴気が原因だと告げられる。 大切な人を守るために離婚して彼らから離れることをエレノアは決意するが──。 ----------------- とあるコンテストに応募するためにひっそり書いていた作品ですが、最近ダレてきたので公開してみることにしました。 まだまだ荒くて調整が必要な話ですが、どんなに些細な内容でも反応を頂けると大変励みになります。 書きながら色々修正していくので、読み返したら若干展開が変わってたりするかもしれません。 作風が好みじゃない場合は回れ右をして自衛をお願いいたします。

【完結】これでよろしいかしら?

ここ
恋愛
ルイーザはただの平民だった。 大人になったら、幼馴染のライトと結婚し、畑を耕し、子どもを育てる。 そんな未来が当たり前だった。 しかし、ルイーザは普通ではなかった。 あまりの魅力に貴族の養女となり、 領主の花嫁になることに。 しかし、そこで止まらないのが、 ルイーザの運命なのだった。

ただの新米騎士なのに、竜王陛下から妃として所望されています

柳葉うら
恋愛
北の砦で新米騎士をしているウェンディの相棒は美しい雄の黒竜のオブシディアン。 領主のアデルバートから譲り受けたその竜はウェンディを主人として認めておらず、背中に乗せてくれない。 しかしある日、砦に現れた刺客からオブシディアンを守ったウェンディは、武器に使われていた毒で生死を彷徨う。 幸にも目覚めたウェンディの前に現れたのは――竜王を名乗る美丈夫だった。 「命をかけ、勇気を振り絞って助けてくれたあなたを妃として迎える」 「お、畏れ多いので結構です!」 「それではあなたの忠実なしもべとして仕えよう」 「もっと重い提案がきた?!」 果たしてウェンディは竜王の求婚を断れるだろうか(※断れません。溺愛されて押されます)。 さくっとお読みいただけますと嬉しいです。

君は僕の番じゃないから

椎名さえら
恋愛
男女に番がいる、番同士は否応なしに惹かれ合う世界。 「君は僕の番じゃないから」 エリーゼは隣人のアーヴィンが子供の頃から好きだったが エリーゼは彼の番ではなかったため、フラれてしまった。 すると 「君こそ俺の番だ!」と突然接近してくる イケメンが登場してーーー!? ___________________________ 動機。 暗い話を書くと反動で明るい話が書きたくなります なので明るい話になります← 深く考えて読む話ではありません ※マーク編:3話+エピローグ ※超絶短編です ※さくっと読めるはず ※番の設定はゆるゆるです ※世界観としては割と近代チック ※ルーカス編思ったより明るくなかったごめんなさい ※マーク編は明るいです

断る――――前にもそう言ったはずだ

鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」  結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。  周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。  けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。  他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。 (わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)  そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。  ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。  そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?

急に運命の番と言われても。夜会で永遠の愛を誓われ駆け落ちし、数年後ぽい捨てされた母を持つ平民娘は、氷の騎士の甘い求婚を冷たく拒む。

石河 翠
恋愛
ルビーの花屋に、隣国の氷の騎士ディランが現れた。 雪豹の獣人である彼は番の匂いを追いかけていたらしい。ところが花屋に着いたとたんに、手がかりを失ってしまったというのだ。 一時的に鼻が詰まった人間並みの嗅覚になったディランだが、番が見つかるまでは帰らないと言い張る始末。ルビーは彼の世話をする羽目に。 ルビーと喧嘩をしつつ、人間についての理解を深めていくディラン。 その後嗅覚を取り戻したディランは番の正体に歓喜し、公衆の面前で結婚を申し込むが冷たく拒まれる。ルビーが求婚を断ったのには理由があって……。 愛されることが怖い臆病なヒロインと、彼女のためならすべてを捨てる一途でだだ甘なヒーローの恋物語。 この作品は、他サイトにも投稿しております。 扉絵は写真ACより、チョコラテさまの作品(ID25481643)をお借りしています。

[完結]間違えた国王〜のお陰で幸せライフ送れます。

キャロル
恋愛
国の駒として隣国の王と婚姻する事にになったマリアンヌ王女、王族に生まれたからにはいつかはこんな日が来ると覚悟はしていたが、その相手は獣人……番至上主義の…あの獣人……待てよ、これは逆にラッキーかもしれない。 離宮でスローライフ送れるのでは?うまく行けば…離縁、 窮屈な身分から解放され自由な生活目指して突き進む、美貌と能力だけチートなトンデモ王女の物語

番が見つけられなかったので諦めて婚約したら、番を見つけてしまった。←今ここ。

三谷朱花
恋愛
息が止まる。 フィオーレがその表現を理解したのは、今日が初めてだった。

処理中です...