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第3章*婚約期
16聖女の素行とアンナの秘密
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バージルから時間を取れたと使いが来たのは五日程たってからでした。
【秘密厳守】と伝えてあったので場所はバージルの執務室に通されました。
アンナ久しぶり~と抱きしめ頬ずりをしてくるバージル。
気が済んだであろうと思われる時を見計らい「オホン」とダニエルさんが咳ばらいをするとそれに合わせ王子の顔に戻るバージル。切り替えが早いです。
「で、マリーの話だが」
私も背筋を伸ばします。
「はい、マリー様の普段の生活状況などは把握しておられますか?」
「多少の報告は上がっている。我儘がかなり酷いらしいな。幼いゆえ多少は見過ごしているのだが」
「ええ、でもじきに九つになるんですよ。物事の良し悪しは判断できる年です。それに癇癪を起しメイドにカップを投げつけ怪我をさせたとお聞きしました」
「怪我を?それは聞いてないぞ」
「上には報告できないのでしょう」
少し沈黙した後はビオラから離宮内でのマリーの傍若無人振りが報告された。
「はぁ、やはり聖女だからと甘やかしすぎだな。両陛下も王女に恵まれなかったので我が娘の様に扱ってきた。その所為もあって王女気取りになっているのだろう」
「王女様だってきちんと教育がされている筈です」
「確かにそうだがマリーの場合は機嫌を損ねると神殿に行かないと言い出すからな」
お手上げだとういう風にバージルは天井見上げる。
「そもそもそれが間違いなのですよ」
「そうは言ってもな」
「まずは暫く神殿へは行かせず人としての教育からやり直すべきだと思います」
アンナの言葉にバージルは背もたれに預けていた身体をガバッと起こし驚く。
「そんなこと出来ない、祈りはどうなる。国を守る結界は?」
結界は毎日の祈りでその強さを保っているのだ。それがなければまた十数年前の様に瘴気襲われてしまうではないか」
「あと数年は大丈夫よ。誕生した時の加護はまだ続いているから」
「そ、そうなのか。ビオラにはそれが分かるのか?」
「分かるわよ!」
ビオラは突然光に包まれたかと思うと女神のような姿に変わった。
これにはバージルもダニエルも勿論私も腰を抜かすくらい驚いた。
「侍女姿じゃ説得力がないでしょう。光の精霊の姿の方が効果がありそうね」
そういって微笑む。(実際はこの姿も作り物で精霊自体かたちのあるものではないのだけれどまっ、いいか)
「バージル」
ビオラが名前を呼びつけにしてきつい口調で言うとバージルも姿勢を正した。
「バージル、このままマリーに祈りを続けさせるともっと早い時期に瘴気は現れるかもしれないわ」
「どういうことだ?」
「マリーの中にある邪気が大きくなりつつある状態で祈りを捧げても意味がないからよ」
「邪気?」
「そう、前に庭で体験したでしょう。地震の様な揺れを」
「えっ?」
「私とアンナにはあの少し前からマリーの身体から出ている邪気が見えていたわ。そしてアンタがアンナに近づいて触れたことにより邪気が濃くなりアタシ達のいる場所だけあの状態になったのよ」
「そんな・・・マリーから」
「そう、アレはアンナに対するヤキモチから発生したもの。マリーだって聖女なんだから多少の魔力は持っているわ。でもこのまま制御出来ずにいるとアンナを攻撃し傷つけようとするかもしれない」
「マリーがアンナを傷つける。。。」
「まぁアンナにそれは通用しないけどね、ふふ。」
バージルとダニエルは『ふふ』と不気味に笑うビオラに背筋が凍る思いがした。
「あの時、私の腕の中にいたアンナの体が少し熱を帯びたのを感じた。そして指先から何かが・・・アンナがマリーに何かしたのか?」
「あの時のアンナの微弱な熱を感じるんなんて流石ねバージル。そうよ、私が指示してアンナからマリーへ癒しの力を送るように言ったの」
「えっ!今、癒しの力といったか?」
「言ったわ」
「アンナに癒しの力があると云うのか?」
「ではあの時、マリー様の身体が暖かくなり眠ってしまったのはお嬢に癒されたからという事ですか?」
「そうよ、ダニエル」
「まぁそれは、また後で分かることだけど、人間誰でも悪しき心は少なからずある。ちゃんと育っていれば我慢する事も覚えてくるのよ。でもマリーにはそれが欠如しているわ。もとはと言えば神官たちからだけど、ここへ来てからはアンタたち大人のせいでもある訳よ」
「面目ない話だ」
「そんな気持ちを抱えてるマリーの祈りが神に届くと思ってるワケ?マリーが神殿でどんな風に祈りを捧げているのも知らないでしょう?」
「ああ、祈りの間は神官と聖女しか入れぬからな」
ビオラがお膳立てをしてくれたので私は映像が残る魔道具を取り出した。
「何だいこれは?」
「コレは私が作った魔道具です。見た風景をこの中に残すことが出来ます」
「そんなことが出来るのか?」
バージルはタブレット型の魔道具を手に取り不思議そうに眺めています。
「とりあえず見て下さい」
アンナが魔道具に手を翳すとマリーが神殿に着いたところからの映像が流れ始めた。
「「「!」」」動く映像に驚くバージルとダニエルだが瞳は食い入るように画面の中のマリーを追って行った。
マリーと神官の行動の一部始終を見てショックが隠せないバージル。
「なんて事だ。これが祈りと言えるのか・・・」
「はい、言えませんね。代わりに私が行って祈りたくなります」
「自分でもできそうですよ」
アンナが呆れながら言うとダニエルまでも呟く。
「なるほどこれではよくない事は分かった。が、しかし、これはいったい誰が?それにかなりかなり上からのように見えるが。祈りの間に部外者は入れないだろう」
だよね、やっぱりそこに気付くよね。
【秘密厳守】と伝えてあったので場所はバージルの執務室に通されました。
アンナ久しぶり~と抱きしめ頬ずりをしてくるバージル。
気が済んだであろうと思われる時を見計らい「オホン」とダニエルさんが咳ばらいをするとそれに合わせ王子の顔に戻るバージル。切り替えが早いです。
「で、マリーの話だが」
私も背筋を伸ばします。
「はい、マリー様の普段の生活状況などは把握しておられますか?」
「多少の報告は上がっている。我儘がかなり酷いらしいな。幼いゆえ多少は見過ごしているのだが」
「ええ、でもじきに九つになるんですよ。物事の良し悪しは判断できる年です。それに癇癪を起しメイドにカップを投げつけ怪我をさせたとお聞きしました」
「怪我を?それは聞いてないぞ」
「上には報告できないのでしょう」
少し沈黙した後はビオラから離宮内でのマリーの傍若無人振りが報告された。
「はぁ、やはり聖女だからと甘やかしすぎだな。両陛下も王女に恵まれなかったので我が娘の様に扱ってきた。その所為もあって王女気取りになっているのだろう」
「王女様だってきちんと教育がされている筈です」
「確かにそうだがマリーの場合は機嫌を損ねると神殿に行かないと言い出すからな」
お手上げだとういう風にバージルは天井見上げる。
「そもそもそれが間違いなのですよ」
「そうは言ってもな」
「まずは暫く神殿へは行かせず人としての教育からやり直すべきだと思います」
アンナの言葉にバージルは背もたれに預けていた身体をガバッと起こし驚く。
「そんなこと出来ない、祈りはどうなる。国を守る結界は?」
結界は毎日の祈りでその強さを保っているのだ。それがなければまた十数年前の様に瘴気襲われてしまうではないか」
「あと数年は大丈夫よ。誕生した時の加護はまだ続いているから」
「そ、そうなのか。ビオラにはそれが分かるのか?」
「分かるわよ!」
ビオラは突然光に包まれたかと思うと女神のような姿に変わった。
これにはバージルもダニエルも勿論私も腰を抜かすくらい驚いた。
「侍女姿じゃ説得力がないでしょう。光の精霊の姿の方が効果がありそうね」
そういって微笑む。(実際はこの姿も作り物で精霊自体かたちのあるものではないのだけれどまっ、いいか)
「バージル」
ビオラが名前を呼びつけにしてきつい口調で言うとバージルも姿勢を正した。
「バージル、このままマリーに祈りを続けさせるともっと早い時期に瘴気は現れるかもしれないわ」
「どういうことだ?」
「マリーの中にある邪気が大きくなりつつある状態で祈りを捧げても意味がないからよ」
「邪気?」
「そう、前に庭で体験したでしょう。地震の様な揺れを」
「えっ?」
「私とアンナにはあの少し前からマリーの身体から出ている邪気が見えていたわ。そしてアンタがアンナに近づいて触れたことにより邪気が濃くなりアタシ達のいる場所だけあの状態になったのよ」
「そんな・・・マリーから」
「そう、アレはアンナに対するヤキモチから発生したもの。マリーだって聖女なんだから多少の魔力は持っているわ。でもこのまま制御出来ずにいるとアンナを攻撃し傷つけようとするかもしれない」
「マリーがアンナを傷つける。。。」
「まぁアンナにそれは通用しないけどね、ふふ。」
バージルとダニエルは『ふふ』と不気味に笑うビオラに背筋が凍る思いがした。
「あの時、私の腕の中にいたアンナの体が少し熱を帯びたのを感じた。そして指先から何かが・・・アンナがマリーに何かしたのか?」
「あの時のアンナの微弱な熱を感じるんなんて流石ねバージル。そうよ、私が指示してアンナからマリーへ癒しの力を送るように言ったの」
「えっ!今、癒しの力といったか?」
「言ったわ」
「アンナに癒しの力があると云うのか?」
「ではあの時、マリー様の身体が暖かくなり眠ってしまったのはお嬢に癒されたからという事ですか?」
「そうよ、ダニエル」
「まぁそれは、また後で分かることだけど、人間誰でも悪しき心は少なからずある。ちゃんと育っていれば我慢する事も覚えてくるのよ。でもマリーにはそれが欠如しているわ。もとはと言えば神官たちからだけど、ここへ来てからはアンタたち大人のせいでもある訳よ」
「面目ない話だ」
「そんな気持ちを抱えてるマリーの祈りが神に届くと思ってるワケ?マリーが神殿でどんな風に祈りを捧げているのも知らないでしょう?」
「ああ、祈りの間は神官と聖女しか入れぬからな」
ビオラがお膳立てをしてくれたので私は映像が残る魔道具を取り出した。
「何だいこれは?」
「コレは私が作った魔道具です。見た風景をこの中に残すことが出来ます」
「そんなことが出来るのか?」
バージルはタブレット型の魔道具を手に取り不思議そうに眺めています。
「とりあえず見て下さい」
アンナが魔道具に手を翳すとマリーが神殿に着いたところからの映像が流れ始めた。
「「「!」」」動く映像に驚くバージルとダニエルだが瞳は食い入るように画面の中のマリーを追って行った。
マリーと神官の行動の一部始終を見てショックが隠せないバージル。
「なんて事だ。これが祈りと言えるのか・・・」
「はい、言えませんね。代わりに私が行って祈りたくなります」
「自分でもできそうですよ」
アンナが呆れながら言うとダニエルまでも呟く。
「なるほどこれではよくない事は分かった。が、しかし、これはいったい誰が?それにかなりかなり上からのように見えるが。祈りの間に部外者は入れないだろう」
だよね、やっぱりそこに気付くよね。
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