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本編 第8章
愛し合う(2)【☆】
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「っつ!」
それを実感し、ヴェルディアナがリベラトーレの手から逃れようと身をよじる。だが、彼はそれを許さないとばかりにヴェルディアナの足を大きく広げさせる。すると、ヴェルディアナは秘所をリベラトーレの眼下に晒してしまった。
「い、いや、だめ、だめ……!」
首を横にゆるゆると振りながらそう言えば、リベラトーレはヴェルディアナの下着を支えるひもを解いてしまう。多分、今日はこうなるだろうと思っていたため、下着も脱がせやすいものを選んでいた。
左右をひもでくくっただけの下着は大層脱がせやすい。リベラトーレはもう片方のひもを解くと、下着をヴェルディアナからはぎ取ってしまう。そうすれば、ヴェルディアナの秘所を隠すものは何もない。
「……もう、ぐしょぐしょ」
ヴェルディアナの蜜口を見つめながら、リベラトーレはそう呟く。その言葉にヴェルディアナが顔を真っ赤にしていれば、彼の指はヴェルディアナの蜜口に添えられる。そのまま指を挿入すれば、指の質量だけ蜜が溢れた。その蜜はヴェルディアナの臀部を伝い、寝台に敷かれたシーツにこぼれていく。
「あぁ、可愛らしい。……もっと、弄ってあげますね」
零れていく蜜を見つめ、リベラトーレはそう言う。彼の指はその宣言通りヴェルディアナの蜜壺を出入りする。徐々にぐちゅぐちゅという水音が大きくなり、ヴェルディアナの気持ちをさらに淫靡にしていく。
蜜壺をリベラトーレの指が出入りする。そして、彼の視線がその部分に注がれている。それを実感すると、ヴェルディアナの身体はさらに蜜を零してしまった。溢れてしまう蜜は止まることを知らず、リベラトーレの指を濡らしていく。
「……溢れて溢れて、止まりませんね。……いっそ、舐めちゃいましょうか」
しかし、その宣言はいただけない。そう思ったヴェルディアナが制止をかけるよりも早くにリベラトーレの顔がヴェルディアナの秘所に近づき――その蜜をすする。
「んんっぁあっ!」
音を立てて蜜をすすられ、ヴェルディアナの身体がびくんと跳ねる。逃げようと腰を引くものの、リベラトーレの手はヴェルディアナの腰をしっかりとつかんでおり逃げるに逃げられない。そのため、ヴェルディアナはこみあげてくる羞恥心と快楽に耐えることしかできなかった。
「ぁああっ! んぅ、んんっ……!」
この大きな水音が、自らの下腹部から聞こえているなど信じたくなかった。でも、この水音を出しているのは自分の身体なのだ。それを嫌というほど実感させられ、ヴェルディアナの腰がさらに跳ねる。
「……美味しい」
小さく聞こえてくるその声に、ヴェルディアナは嫌々という意味を込めて首を横に振る。けれど、蜜をすすることに必死なリベラトーレには見えていないらしい。
その証拠に彼の舌はヴェルディアナの蜜を舐めとったかと思えば、その上にある花芯をつつく。
――何となく、嫌な予感がする。
そう思ったのもつかの間、リベラトーレはヴェルディアナの花芯を思いきり吸い上げてきた。
「ぁああっ!」
敏感な神経の塊を強く刺激され、ヴェルディアナがより一層大きな嬌声を上げる。腰が跳ね、喉を晒しだしながらあっけなく快楽の波に流されていく。
「ぁああっ! や、め、やめて……!」
腰を引こうにも、引けない。それどころか、腰を引こうとすればリベラトーレがその腰をより一層引き寄せてくる。その所為で、ヴェルディアナは逃げることもできず、快楽を逃がすこともできず、あっけなく上り詰めそうになってしまう。
「い、いっちゃ、いっちゃう……!」
駄々をこねる子供のように首を横に振りながらそう言えば、リベラトーレは「イってもいいですよ」とヴェルディアナの秘所に顔をうずめたまま言う。
「むしろ、俺の愛撫で感じてください。……ほら、もっと吸ってあげますから」
「やだぁああ!」
そう言うのに、リベラトーレは容赦なくヴェルディアナの花芯を吸い上げ、ヴェルディアナを絶頂させてしまう。
絶頂の余韻から肩を揺らして息をしていれば、リベラトーレの顔が秘所から離れていく。その顔をぼんやりと見つめていれば、彼は自身の唇に伝うヴェルディアナの蜜をわざとらしく舐めとる。その仕草がどうしようもないほど色っぽくて、ヴェルディアナの心がきゅんとしてしまった。
「……あ」
それに、ヴェルディアナの下腹部に押し付けられるソレの質感に、息を呑む。
――ほしい。
脳内がそう訴え、ヴェルディアナはリベラトーレの目を見つめてしまった。
「……ほしい、ですか?」
優しくそう問いかけられ、ヴェルディアナはこくんと首を縦に振る。すると、彼は「じゃあ、脱がせて?」と言うとヴェルディアナの華奢な手を自身のベルトの部分に持っていく。
その行動に戸惑っていても、彼はヴェルディアナの目を見つめてくるだけだ。その目がどうしようもなく愛おしく感じるのは、彼にあの頃の面影を見つけてしまったからなのだろうか。
「……はい」
だからこそ、ヴェルディアナはそっとその手を動かす。
それを実感し、ヴェルディアナがリベラトーレの手から逃れようと身をよじる。だが、彼はそれを許さないとばかりにヴェルディアナの足を大きく広げさせる。すると、ヴェルディアナは秘所をリベラトーレの眼下に晒してしまった。
「い、いや、だめ、だめ……!」
首を横にゆるゆると振りながらそう言えば、リベラトーレはヴェルディアナの下着を支えるひもを解いてしまう。多分、今日はこうなるだろうと思っていたため、下着も脱がせやすいものを選んでいた。
左右をひもでくくっただけの下着は大層脱がせやすい。リベラトーレはもう片方のひもを解くと、下着をヴェルディアナからはぎ取ってしまう。そうすれば、ヴェルディアナの秘所を隠すものは何もない。
「……もう、ぐしょぐしょ」
ヴェルディアナの蜜口を見つめながら、リベラトーレはそう呟く。その言葉にヴェルディアナが顔を真っ赤にしていれば、彼の指はヴェルディアナの蜜口に添えられる。そのまま指を挿入すれば、指の質量だけ蜜が溢れた。その蜜はヴェルディアナの臀部を伝い、寝台に敷かれたシーツにこぼれていく。
「あぁ、可愛らしい。……もっと、弄ってあげますね」
零れていく蜜を見つめ、リベラトーレはそう言う。彼の指はその宣言通りヴェルディアナの蜜壺を出入りする。徐々にぐちゅぐちゅという水音が大きくなり、ヴェルディアナの気持ちをさらに淫靡にしていく。
蜜壺をリベラトーレの指が出入りする。そして、彼の視線がその部分に注がれている。それを実感すると、ヴェルディアナの身体はさらに蜜を零してしまった。溢れてしまう蜜は止まることを知らず、リベラトーレの指を濡らしていく。
「……溢れて溢れて、止まりませんね。……いっそ、舐めちゃいましょうか」
しかし、その宣言はいただけない。そう思ったヴェルディアナが制止をかけるよりも早くにリベラトーレの顔がヴェルディアナの秘所に近づき――その蜜をすする。
「んんっぁあっ!」
音を立てて蜜をすすられ、ヴェルディアナの身体がびくんと跳ねる。逃げようと腰を引くものの、リベラトーレの手はヴェルディアナの腰をしっかりとつかんでおり逃げるに逃げられない。そのため、ヴェルディアナはこみあげてくる羞恥心と快楽に耐えることしかできなかった。
「ぁああっ! んぅ、んんっ……!」
この大きな水音が、自らの下腹部から聞こえているなど信じたくなかった。でも、この水音を出しているのは自分の身体なのだ。それを嫌というほど実感させられ、ヴェルディアナの腰がさらに跳ねる。
「……美味しい」
小さく聞こえてくるその声に、ヴェルディアナは嫌々という意味を込めて首を横に振る。けれど、蜜をすすることに必死なリベラトーレには見えていないらしい。
その証拠に彼の舌はヴェルディアナの蜜を舐めとったかと思えば、その上にある花芯をつつく。
――何となく、嫌な予感がする。
そう思ったのもつかの間、リベラトーレはヴェルディアナの花芯を思いきり吸い上げてきた。
「ぁああっ!」
敏感な神経の塊を強く刺激され、ヴェルディアナがより一層大きな嬌声を上げる。腰が跳ね、喉を晒しだしながらあっけなく快楽の波に流されていく。
「ぁああっ! や、め、やめて……!」
腰を引こうにも、引けない。それどころか、腰を引こうとすればリベラトーレがその腰をより一層引き寄せてくる。その所為で、ヴェルディアナは逃げることもできず、快楽を逃がすこともできず、あっけなく上り詰めそうになってしまう。
「い、いっちゃ、いっちゃう……!」
駄々をこねる子供のように首を横に振りながらそう言えば、リベラトーレは「イってもいいですよ」とヴェルディアナの秘所に顔をうずめたまま言う。
「むしろ、俺の愛撫で感じてください。……ほら、もっと吸ってあげますから」
「やだぁああ!」
そう言うのに、リベラトーレは容赦なくヴェルディアナの花芯を吸い上げ、ヴェルディアナを絶頂させてしまう。
絶頂の余韻から肩を揺らして息をしていれば、リベラトーレの顔が秘所から離れていく。その顔をぼんやりと見つめていれば、彼は自身の唇に伝うヴェルディアナの蜜をわざとらしく舐めとる。その仕草がどうしようもないほど色っぽくて、ヴェルディアナの心がきゅんとしてしまった。
「……あ」
それに、ヴェルディアナの下腹部に押し付けられるソレの質感に、息を呑む。
――ほしい。
脳内がそう訴え、ヴェルディアナはリベラトーレの目を見つめてしまった。
「……ほしい、ですか?」
優しくそう問いかけられ、ヴェルディアナはこくんと首を縦に振る。すると、彼は「じゃあ、脱がせて?」と言うとヴェルディアナの華奢な手を自身のベルトの部分に持っていく。
その行動に戸惑っていても、彼はヴェルディアナの目を見つめてくるだけだ。その目がどうしようもなく愛おしく感じるのは、彼にあの頃の面影を見つけてしまったからなのだろうか。
「……はい」
だからこそ、ヴェルディアナはそっとその手を動かす。
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