小悪魔兄貴

らいむせいか

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第4話

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朝、昨日は2人して寝付けなかった。思ってる事は同じ、なんであんな事してしまったのだろう。
刹がドアを開けると同時に、もう片方のドアから堤斗が出てきた。目が合い、動きが止まる。堤斗が先に、目を逸らした。
「あー、おはよう」
口元を抑え、堤斗はもごもごと言う。
「おっおはようございます。すみません、どうやら寝坊したみたいで。直ぐ、本当直ぐにご飯作りますね」
刹は天を仰ぎ、わざと明るい声を出しながら歩すと台所に向かった。変な笑い方だ、堤斗も近寄ってきて刹の頭に手をのっけた。
「昨日はすまなかった。嫌だったろ、忘れてくれ」
ポンっと軽く叩かれ、ソファに向かって歩く後ろ姿を刹は目で追う。
忘れる?無理だ。だって、だってあんなに…。
「嫌じゃなかったです!俺は、むしろ…じゃなくて…。あんな事、嫌悪しかなかったです。
けど、嫌じゃなかったです」
顔を真っ赤にして、刹は思わず叫んでしまった。ソファに座り、眼鏡をかけ新聞を開いていた堤斗が振り向き唖然としていた。
間が開き、刹は変なことを言ってしまったと思い慌てた。
「そっそうか…。でも、しない様にするよ。無かったことにしよう、俺もそうするから」
堤斗も驚きつつ、語り新聞にまた目を通した。刹はキャベツを切りながら、思った。
無かったことになんか、出来っこない。だって、声を聞くたび顔を見る度切なくてドキドキする。手が、行動が全て覚えてるんだ。忘れるなんて、出来ないほどに。どうしてしまったんだろう。相手は男なのに、姉の友達なのに。男なんて、誰も信じられない。友達だと言って近づいて、舌舐めずりの様な目で体を眺めて。吐き気だって毎日してた。不登校になりたくなくて、行ってたけど味方なんて1人しかいなかった。毎日地獄で、1人になれば男が狙って、先生まで…。この顔、身体が大っ嫌いだった。トイレに連れ込まれて、大勢で悪戯されたこともあった。
そんな男が嫌いだったのに、今好きになろうとしている。
周の事は?あれは親友…。でも心ではまだ信用なんてしていない。壊したく無くて、極力口にはしないけどまだ距離も置いている。
トーストとキャベツのサラダを出し、ヨーグルトもおいた。
料理の気分でも無かったので、手抜きだ。刹はため息をついた。堤斗は机に置いてあった、スマホが鳴り電話している。
「もしもし、どうした?ん…あー来るのか?俺その時間、休憩中だぞ。…分かった、出てきてやるから。切るぞ、会社遅れるなよ」
堤斗は髪の毛をかきながら、通話を切った。
「堤斗さん、すみません俺そろそろ行きますね」
リュックを背負い、玄関に向かう。靴を履きながら、相手を見ると少し笑みを浮かべた堤斗を見て刹は頬に赤みが刺す。
「おう、行ってらっしゃい。俺も仕事だから、帰りLINEする」
刹は軽く頷き、顔がバレない様に外に出た。
堤斗は口元を抑え、またソファに座った。
何恋人みたいなことしてんだか…。LINEするとか、そんな事やらんでもいいのに。最近の自分が、おかしすぎる。おかしくなるほど、周りが変なのか。いきなり元カノが、押しかけてくるし。構ってモデルが、ストーカしてくるし。本当くじ運悪い…。自分は、構ってちゃんしか寄ってこないのだろうか。刹は違う。あいつは構ってより、むしろ距離を置きたがるやつだ。粗方、雅に聞いているが過去が原因らしい。男は極端に距離を、置きたがる。それも見せない様に、普段は良さげにしてるが信用はしてない。昨日の夜は、あれは本音だったのだろうか。嫌とは、思わなかったらしい。過去にはもっと酷いこと、されてたらしいけど。それは聞けない、聞く理由もない。
今日は、最近の刹を姉が聴きにくると電話が来た。あいつはあいつで、いつまでブラコンやってるんだかと思ってしまう。
朝の9時、堤斗は食器を片付け二度寝することにした。出勤は16時、オープンは17時から。それまでゆっくりする。ベッドにダイブした。
 寝てたら14時になった。むくりと起きて、冷凍のご飯をあっためておにぎりを作り食べる。食べながらクローゼットを開け、服を出す。それを持ち、風呂場に行き体と頭を洗う。服に腕を通し、ドライヤーしながら、ボタンを止め。髪の毛に、ワックスと体に香水をつける。我ながら素早く、準備出来たところで家を出た。

開店17時、店を開けると同時にスーツ姿の雅が堤斗を見つけニカッと笑いかけてきた。カウンター席に座る。
「久し振り、おすすめでいいや。甘いお酒作って」
簡単に挨拶し、雅は喋りながら髪の毛を括る。堤斗も適当に返事をし、好きそうな味のものをセレクト。シェイカーに入れて振り始めた。その間に雅はメニューを、鼻歌歌いながら見つめる。
「元気?ちゃんと行けてる?」
雅が出されたカクテルを飲む。相変わらず、頭は弟の事でいっぱいなのだろう。
「あぁ、休まず行ってるよ。真面目そうだから、サボりもしてないだろう」
雅は、小さい声で「そっか」と呟いた。
「後、近々面接するんだと。アルバイト先は一応、本屋さんの店員らしい」
それを聞いて、雅は大きなため息を吐き倒れ込んだ。堤斗は、呆れ顔になる。
「本当はさー、大学もアルバイトも嫌なのよ。私勝手よね、弟を大勢の前に出させたくない。人間恐怖症だった過去の姿見てると尚更、閉じ込めたくなるのよ」
「そのブラコン、どうにかしろ。あいつは自分なりに、努力してるぞ」
つまみのチーズ煎餅を雅は、口に運び地団駄をする。
「だって、心配なんだもの。毎日さ怯えながら無理して、うちらに迷惑かからないように学校通っちゃ部屋で泣いてるの見てきたのよ。泣いてない時は、あー今日は何もなかったのねとか…」
雅は飲み終わったグラスを出すと、堤斗が2杯目を入れた。
「女の子に告白されるより、男に告白される方が苦痛なのよ。あの子ノンケだから。そのせいで、彼女できなくて経験なくてそれも原因で虐められたり」
「いい加減、お前も男作れよ。ブラコンなお前の原因もあるぞ」
「あー!お母さんみたいなこと言う!いつから生意気に、なったのよ堤斗のくせに!」
雅はお酒を一気飲みし、怒る。
「私は、彼氏も欲しいけど…刹の方が心配なだけなの!世界一、可愛いんだからね!見ててわかるでしょ」
「あぁ、可愛いよ。見た目はな、中身はまだ本音出せてねー見たいだから分からんが」
雅ははそれを聞いて、3杯目のお酒を吹き出した。軽く咳き込む。
「意外ね、あんたが男褒めるとか。惚れないでよ、許さないからね」
「惚れるかよ、俺だってノンケだ。辞めてくれ」
堤斗は語りながら、昨日のことを思い出してしまいため息を吐く。そんな事、言えた口じゃないなと。
気の迷いでも、手を出してしまった自分を情けなく思う。でもなぜだろう、刹は満更でもなかったと言っていた。普通嫌悪する物だが…。

大学の図書室、刹は皆が帰って行く中頬杖をつきながら外を見ていた。もう外も夕陽が、差し込んできてる。外からはサークルの人たちの声が、聞こえてきた。
今日は、ずっと勉強が手につかなかった。昨日の事ばかり、脳裏に浮かびボーとしてしまう。なんだろ、もやもやした気持ち。
刹は気づかなかった、後ろから変な笑みを浮かべた男の集団が近づいてきてる事に。
「安蒜刹君、どうかした?」
刹は後ろから呼ばれて、ゆっくり振り向く。手前でニコニコとしたメガネの男が、声をかけてきていた。刹は次に、後ろの男たちに目が行く。その顔には、恐怖が浮かび上がった。男たちの顔が、あの時の顔とそっくりだったからだ。刹を品定めする様な目付き。刹は唾を飲み込み、震えを抑え込んだ。心臓は妙に、大きく脈を打つ。
「なっ、なんで…すか…。俺に、用事ですか?」
刹は変に声が、上擦ってしまった。
「用事だよ、とーても大事な。先生が、倉庫にある荷物を明日のために運んで欲しいって。俺らはその手伝いで、集まったんだ」
ねっとりとした声で言う。刹は、嘘だと思い動けなかった。でももし、本当だったらどうしようとも心の片隅に思ってしまう。
椅子から立とうとしない刹を、男は腕を掴み引っ張った。
「行こう、遅くなると帰れなくなるよ」
メガネ越しの眼球が怪しく光、刹は吐き気がした。ほぼ引きずられる感じで図書室から、出て倉庫に向かう。
振り解いて、逃げればいい。そんな単純な事さえ、怖くてできなかった。頭の中にフラッシュバックする、恐怖の出来事。堤斗にされたのは、嫌ではなかったがこれは嫌でしかない。静かな廊下、ほぼ生徒が帰ってしまったり、サークルでいないので助けも呼べない。周も塾があると、先に帰ってしまった。
ほぼ使われていない、倉庫に入る。埃ぽかった、咳き込んでいると鍵をかける音が耳に聞こえ心臓が飛び跳ねる。
どうしようと思っていると、メガネの男が刹の真横に手をついた。思わず目を閉じてしまう。どうやらこいつがリーダーらしい。
「本当、可愛い顔してるよな。女に見間違えるほど。でもクラスの女子よりキレーだし」
顔を逸らした刹の顎をメガネの男は掴み、自分の方へ向ける。
「なぁ、相手してくれない?俺たち別にゲイでもないけど、君見てると悪戯したくなるんだよ。得意だろ?経験済みっぽいし」
頭を掴まれ、下に押さえつけられる。地べたに座り込むと、他の男が目の前に立ちズボンのチャックを下ろす音が鳴り響く。変な笑い声が耳に入ってきた。目の前にパンツ越しにそそり立った、あれが見え刹の顔は真っ青になった。
同じだ、中学の時から経験してきた悪戯と…。
「いっいやだ!俺は、得意じゃない!辞めて…」
「嘘つくんじゃない!」
刹の開いた口に、無理やりあれが入り込んできた。喉の奥に当たり、気持ち悪くなった。舌が当たると、苦くて不味い。押し出そうと、我慢して舌で押すとそれが気持ちよかったらしく、相手は腰を動かしてきた。
「やっぱ、慣れてんじゃん。上手いぜ」
吐き出されると、解放されたと思い息を吐くと同時にまた違う人のあれが入って来た。刹の目には涙が溜まって来た。その顔で、相手を見てしまい更に大きくなるのを口の中で感じた。
「その顔いいな、そそる。女よりいいわ、惚れちまいそうだな」
他の男たちも寄ってきて、ポケットからオモチャを出すと刹の胸に押し当てた。小刻みに震えるオモチャが、両胸に当てられゾクリとする。
「んっ、やぁ。やめっ」
口から抜かれた瞬間、変な声が出てしまった。乳首がシャツ越しに、立ってしまった。
「可愛い。最高だな、安蒜君は。思った通りだ」
オモチャを当てながら、舌で乳首を舐めてくる。気持ちよく感じてしまった。
「なっ舐めちゃ…やだ。だ…だめ…」
シャツのボタンを外され、上半身が露わにされる。
「おい、見ろよ。乳首がピンクだぜ。それにめっちゃ綺麗だ」
男たちが群がる。
嫌だ、気持ち悪い。刹は近くにいた男の腕を思いっきり噛んだ。のたうち回る。他の男たちの目が、そっちに集中し群がりに隙間ができた。
刹はそこに体を滑り込ませ、鍵がかかってないドアの方かに向かって走り廊下に出た。
「逃げたぞ!追いかけろ!許さねぇ」
刹は真っ赤になり息を切らしながら走り。靴を雑に履きながらも止めず走った。外は真っ暗だった。刹はもう追いかけてきていないのに、走り続けていた。訳がわからない、取り敢えず家に向かって足を動かす。途中で誰かとぶつかった。
「いったっ!ちゃんと前見て…」
相手が肩を抑え、声を上げた。刹は怯え切った顔で立ち止まる。
「刹…?お前、どうした…。その格好…」
周だった、丁度塾が終わったのだろう。周は乱れた服に震える体が、心配になり手を伸ばす。刹はそれが怖くなり、振り払う。2人の間が空き、いけないことをしたとハッとなり刹はまた逃げ出した。
後ろから周の声が聞こえたが、立ち止まることなく走りアパートに着く。
玄関を開けると、中は真っ暗だった。まだ堤斗は帰ってきてない。当たり前だ、時計はまだ19時だったのだから。
刹はやっと解放されたと思い、その場に崩れると膝を抱え真っ暗の部屋の中で泣きじゃくった。
 しばらく立ってドアが開く音がした。泣き疲れて、寝てしまっていた刹が目を開ける。電気をつけ堤斗が、驚いた。
「おい、どうした?真っ暗のままで、服も着替えてないだろう」
座り込んでいた刹が、堤斗の姿を見て立ち上がりふらふらと近づく。
「取り敢えず、着替えて寝ろ。もう夜中の2時だぞ。お風呂は朝でいいから」
荷物を下ろす堤斗に、刹はしがみ付いた。堤斗は戸惑う。
「どおしたんだ?変だぞ、何があったのか?」
堤斗はどうしたら良いか分からなかったが、優しく頭を撫でる。刹が震え出した。
「泣いて済むなら、思いっきり泣け」
その声に安心したのか、刹の目から自然に涙が流れた。泣きすぎて目が痛いのに、止まらない。
「……して下さい…」
小さい声で聞き取りづらかった。堤斗はもう一回耳を傾ける。泣き腫らした目を向け、刹が呟いた。
「だ…いて、下さい」
堤斗はその言葉を聞いて、ギョッとする。刹は自分がおかしかった。変な事を言っているのは、分かっている。だが止まらなかった。
堤斗は慌てて、刹の体を離した。
「やっぱ変だぞ!落ち着け」
「昨日見たく、してください。じゃないと…俺…」
また震え出す刹を見て、堤斗は頭を掻いた。
どうしたらいい、もうしないと言ったのに…。求めてきてる、やっぱしちゃいけなかったのだ。寂しいのか、辛いのかその気持ちを抑えたいのか…。
堤斗はため息を吐いた。仕方ない、それで治るならと刹の顎を掴んだ。
「これで最後だからな」
堤斗が近づき、刹の唇を塞いだ。刹が体を擦り寄せる。待っていたかの様に、密着してきた。やがて離れる。
「これでいいか?もう、部屋行って休め。明日も大学だろう」
刹は堤斗の服を掴んで、離さない。
「もっとして下さい。変なのは、分かってるんです!でも…止まらないんです」
刹は顔を真っ赤にし、訴える。堤斗は刹の手を包み込むと、ゆっくりとしたに下ろす。
「男相手に何言ってんだ。生憎だが、俺は男なんて抱いた事ない。それ以上は無理だ。お前も求めるな、お姉ちゃんに怒られるぞ」
それだけ言うと、堤斗は部屋に行った。
なんであんな事言ってしまったんだろう。あの事を、消し去りたかったのは事実。でもそれを好き同士でもない、ましてや男に求めてはいけない。でも堤斗なら、抱かれたって構わないって、どうして思ってしまったのだろう。この気持ちは好きなのか?それとも身近にいるから、利用してやろうという気持ちなのか…。とにかくあの行動は、自分的に失礼だったのだ。
刹はゆっくりと歩き、自分の部屋に入った。

そのことがあってから3日間、刹は自分の部屋から出てこなくなった。体調でも悪いのか、取り敢えず大学も休んでいる。
でも今日は出てくるだろう、なんせアルバイトの面接日。堤斗は、刹の部屋のドアを見るたびため息を吐いた。あまりうるさく言わないでおこうと、放置していた。が流石に心配になってきた。ご飯もどうやら、食べていない様だ。冷蔵庫の中身が動いていない。
仕方なく、堤斗はドアをノックした。
「おい、刹。今日バイトの面接日だぞ。流石に出てこい」
しばらくすると、ドアが開き私服姿で刹が出てきた。堤斗が顔を覗き込む。それに気づき、刹は振り払った。顔が見えた瞬間、刹の顔は真っ赤だった。堤斗は、口を継ぐんだ。
「おっ俺…、ここ出ていく!」
刹は、握り拳をつくり堤斗に向かって叫んだ。
この気持ちに気づいた今、ここにはいられない。いたら辛い。男なんて最低な生き物だって思って、でも堤斗は違って。好きな気持ちが抑えられなくなる前に、出ていく。
刹はリュックを背負うと、アパートを出て行った。
堤斗は後を置い、手を伸ばしたが辞めた。
自分で撒いたこのタネが、原因ならなんて言ってやればいい。雅に怒られるべきは、自分だ。堤斗はゆっくりと、ドアを閉めた。
刹は走った。どこに向かえばいい?もう、面接とかそんなのどうでもいい。刹は足を止めると、スマホを取り出しメールを打ち込む。面接先に謝りの、メールを送った。行きたい気分でもない。また走り出す。すると誰かが、刹の肩を掴んだ。
「何やってんだ!大学3日も、連絡なしで休んで!心配してんだぞ、こっちは」
振り向くと、息を切らした周がいた。刹を見るなり、睨みつける。
「LINEもスルーしやがって。俺はお前の、友達じゃないのかよ!」
刹は、無言で2、3歩後ろに下がる。下を向いた。
「ごめん…、俺…大学…辞めるから」
「辞めるって…。何のために、こんな難易度高い大学選んだんだよ!夢あって受けたんだろ。だったら叶えて卒業しろ!親が一生懸命働いたお金で、通えてるんだ!恩を返せ」
刹は、歯軋りをし前を向く。怒りに満ちていた。
「分かってる、分かってるさそんな事!なんで俺の事そんなに知らないくせに、説教なんかするんだよ!俺があの時、何されたか知らないくせに!過去に何があったかも知らない奴に、言われたくない」
「あーそうだよ、知らねーよ!自分からはなんも話さないくせに、知るかよ!大学からしか知らないからな。だったら話してみろよ、分かって欲しけりゃ話せ」
周の開き直った声に、刹はまた怒りを覚えた。確かに教えてもいないし、言ってもいない知るはずがないのだ。
「簡単に、話せる内容じゃない。話したら絶対、軽蔑する…」
刹の声のトーンが、暗くなった。間が空き、周が頭を掻いた。
「俺の家、来いよ。怒鳴って悪かった」
それだけ言うと、周は前を歩く。刹はその背中を見つめ、少し距離を置き付いて行った。




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