上 下
17 / 25

15話

しおりを挟む
オリバーは、腕の中にある三冊の本をぎゅっと抱きしめた。
先祖と祖母が遺した想いを、今度こそ大切にしなければ……。
一度は手放してしまった本の重みをひしひしと感じながら、オリバーは資料館を後にした。

「今回は、イートン君のお手柄だったね」

皆で研究棟へ向かいつつ、スティーヴンが優しい声音で言う。

「えっ? お手柄だなんて、そんな……っ。偶然、思いついただけですから」

管理官の賛辞に、助手は思いきり首を横に振った。

「謙虚だね。コリンズ家の本が資料館にあるとは思いもしなかったよ。しかも、こんなに大きな発見に繋がって」
「私も驚きました。魔力の承継……夢のような話ですね」
「うん。前代未聞の大魔法だよ。もし、子孫への承継が成功していたら、帝国の人々は大騒ぎしていただろうね」
「魔力を誰かに譲れるとなると、社会の常識が一変しそうですもんね」

親友と驚きを分かち合っていると、弟から尖った視線を感じた。
何事かと顔を向けてみれば、隙のない美貌が懐疑的な表情を浮かべている。

「お前……俺たちを資料館に誘導したんじゃないのか?」
「え……?」

アーノルドの鋭い疑問に、オリバーの心臓が不穏に鳴った。

「ゆ、誘導……?」
「俺の部屋にある本は全く読もうとしなかったくせに、資料館にはやけに行きたがったよな? コリンズ家の本を探すように提案したのもお前で、最初から分かっていたかのように、重要な本があった。偶然にしては、出来すぎだ」
「あ、の……」

漆黒の目に強く見据えられて、オリバーは視線を泳がせながら言葉を探した。
先程の資料館でもそうだったが、どうやらアーノルドに疑われているようだ。
きっと、何か秘密を抱えていることに気づいているのだろう。

――どうすればいいんだろう――……

口封じの魔法があるので、重要なことは口に出せない。
ここで無理に話そうとしても、不信感が増すだけだ。

――説明するより前に、口封じの魔法を緩めてもらわないと……。まずは学園に行かせてほしいって、頼むべきなのかな……。

上手く言葉が見つからずに無言でうろたえていると、オリバーの代わりにスティーヴンが口を開いた。

「アーノルド。そんなに強く睨んだら、イートン君が怯えるだけだろ?」
「別に睨んでない。聞いているだけだ」
「聞くにして――」

突然、声が中途半端に途切れる。
どうしたのかと問う間もなく、異常な光景が目の前に突きつけられた。

――え……!? 何が起こったの!?!?

アーノルドとスティーヴンが、ぴたりと体の動きを止めている。
彼らだけではない。
行き交う人々が、誰も動いていなかった。
歩いている人。話している人。
全てが不自然に固まって、もの言わぬ人形のようになっている。
まるで、流れる時間が止まったような。

――もしかして、時止めの魔法――!?

一瞬、十五年前のように時止めの魔法がかけられたのかと思ったが。
違う。
側にある木が、風にそよいでいる。
そして、何より――
オリバーの体は、自由だった。

「先生っ。管理官っ!!」

二人を呼びながら、動かない体に触れる。
よく見たら、どちらも四肢を震わせて、わずかに苦渋の表情を浮かべていた。
全力で体を動かそうとしているのだ。

「……っ……オリバー……逃げろっ……」

動かない唇の隙間から、アーノルドがかすれた声を絞り出す。

「先生……一体、何が……っ」
「にげろ……っ」
「先生たちを置いていくなんて、できませんっ」
「……いいから……行けっ」
「そんな……っ」

動かない体と戦っている二人を前に、どうすることもできずにいると、人形と化した人々の奥から男の声がした。
目を向ければ、こちらに向かってきている四人の男。
風体も歩き方も、この辺りで見かける人とはかけ離れている。
林で、オリバーを襲ってきた男たちと同じ雰囲気。

――こんなに人がいたら、さすがに狙われないと思っていたのに――……

警戒心を緩ませて、研究棟から出てしまった。
後悔と恐怖に、心が重く冷えていく。
けれど、ひるんでいる暇はない。
震える体を叱咤しったして、オリバーはすぐ側まで歩いてきた男たちの前に立ちふさがった。

「……お前、大魔導師の助手だろ? 助手のくせに、魔力が全くねぇのかよ」

四人の中の一人。代表格と思われる大柄な茶髪の男が、嘲笑しながら言う。
どうして、魔力の有無が一目で分かるのか。
オリバーの怪訝けげんそうな表情に応えるようにして、男が笑みを深める。

「魔力のある奴ほど、体が動かず、魔法も使えねぇようにしてんだよ。この辺りをうろついてる奴は、すげぇ魔力の持ち主ばかりだろうからな」

ここは魔法省の敷地内。
自然と、通行人のほとんどが高い魔力を持つ人になってしまう。
茶髪の男は、思惑通りとばかりに、固まっている人々を満足そうに眺めた。

「まさか、警吏けいりの前で襲われるとは思わなかっただろ? 世のことわりの一つにな、魔力が豊富な奴ほど油断するってのがあんだよ。何があっても、自分の力でどうにかできると思ってやがる。そんなわけねぇのにな。今だって、まるで人形市にんぎょういちじゃねぇか」

茶髪の男の言葉に、他の男たちが一斉に下品な笑い声をあげた。

「うちのもんが考えた魔法は傑作だよな~」

ヘラヘラと締まりのない表情を浮かべながら、男たちが徐々に近づいてくる。
今、動けるのはただ一人。
弟と親友を守れるのは、自分しかいない――!
オリバーは、二人をかばうようにして、両手を広げた。
その拍子に、持っていた三冊の本が足元に落ちるが、気にしている余裕はない。

「……コリンズ先生を狙っているんですか……?」

オリバーは、茶髪の男を鋭く見据える。

「ああ、そうだ。大魔導師様には、供物になっていただこうってな。俺たちは、共鳴を解きてぇんだ」
「……先生の命で解くつもりなんですね」
「理解が早くて助かるねぇ~」

やはり……。
コリンズ家の前で、アーノルドの命を奪う気なのだ。

「俺たちは大魔導師様にしか用はねぇから。痛い思いをしたくなかったら、そこをどいてろ」

四人の男に迫られるが、オリバーは一歩も引かなかった。
自分には、魔力も武力もない。
それどころか、危害を加えられたら、体が土塊つちくれに戻ってしまうかもしれない。

――けど、何が何でもアーニーを守らないと――!!

「……資料館に……はしって、もどれ……っ」
「……はやく――」

アーノルドとスティーヴンのかすれた声が、背後から聞こえてくる。
しかし、オリバーはそれには応えず、両手を広げたまま男たちを睨み続けた。

「先生の命を奪っても、必ず共鳴が解けるわけでもないのに、よくこんな大それたことができますね」
「あの家には、莫大な魔力が眠ってんだよ。魔力のねぇお前なら分かるだろ? でけぇ力が後天的に手に入るってことの価値を。少しでも可能性があるなら、試してみてぇじゃねぇか」
「試してって……人の命を何だと思ってるんですかっ!?」
「他人の命に、どれだけの価値があんだよ。俺たちだって、仲間の命は大事にする。大魔導師を殺せば、コリンズ家で凍ってる奴らを助けられるかもしれねぇ。それで魔力も手に入れば、一石二鳥ってやつだ」

男の言葉に、一つの疑惑が確信へと変わった。

――十五年前も、この男たちの仕業だったんだ――……

心臓が燃えるような激しい怒りが、心の奥から湧きあがる。
この男たちのせいで、アーノルドがどれだけ苦しんだことか。
失った十五年を返せと、男たちにつかみかかりたい衝動にかられた。

「もう、おしゃべりは終わりだ。ほら、どけよ」

兄の怒りをよそに、男たちはじりじりと距離を詰めてくる。

「嫌ですっ」

腕を広げて必死にアーノルドを守ろうとするオリバーに、男たちはそろって失笑した。

「ご主人様も逃げろって言ってんだから、言う通りにしとけよ。お前が助けられるわけねぇんだから」
「それでも……絶対に先生から離れませんっ」

何を言っても動こうとしない助手に、茶髪の男はわずらわしそうに息を吐く。

「こいつをどかせろ」

男の命令に、手下らしき他の男たちが、オリバーに手を伸ばしてきた。
無骨な指が肩に食い込み、痛みが走る。

「や、やめて……っ」
「おいっ。暴れるなっ」

男たちの手から逃げようとして揉み合いになるが、力の差は歴然だ。
すぐに体の自由を奪われて、オリバーは低くうめいた。
このままだと、アーノルドが捕らわれてしまう。
男たちに引きずられそうになって、激しく抵抗した。

「……だめっ……アーニーを連れて行かないでっ……!」

アーノルドの側から引きはがされたオリバーが叫んだ瞬間。
足元に落としていた本が浮き上がり、目の前で勢いよく開いた。

――これは、封魔書――……?

突然のことに驚いている皆の前で、本が閃光を放つ。
眩しさに、思わず顔を背けそうになっていると、本から大きな魔法陣が現れて、周囲に暴風が吹き荒れはじめた。
本に封じられていたショーン・コリンズの魔力だ。
先祖が遺してくれた風魔法が炸裂して、四人の男たちが吹き飛ぶ。
自分も強い風に体を押されて、後方へ飛ぶように地面を転がってしまった。
四肢に鈍い痛みが走るが、そんなものには構っていられない。
オリバーは、暴風の中でどうにか身を起こした。
あまりの強風に視界がきかず、そんなに離れていないはずなのに、弟たちがどこにいるのか分からない。
固まった体で風に耐えている人々がうっすら見えるが、どれも弟と親友ではなかった。

「……どこにいるの……?」

激しい風に揉まれながら彷徨さまよっていると、見慣れた黒髪が視界をかすめた。

――アーニー、見つけたっ……!

オリバーは長身の黒髪を目印に、吹きすさぶ風の中を少しずつ進んでいく。
男たちも風に飛ばされただけで、まだ弟を諦めていないだろう。

――早く、アーニーのところへ行かないと――!

「アーニーっ、スティーブっ……!」

長い時間をかけて、ようやく二人の前へ飛び込むようにたどり着くと、四つの目から驚愕の視線を向けられた。

「……っ……兄さん……?」
「エリー……っ?」

――あ……僕……つい、二人を愛称で……。

いつもの呼び方で、弟と親友はオリバーの正体に気づいたようだ。
いや、封魔書が開いた時点で分かっていただろう。

「……本当に……兄さん……?」

漆黒の瞳が、切実な光を宿して見つめてくる。
何か……何か言わないと。
そう思って、口を開いた刹那。
オリバーの背後から、炎が襲ってきた。

「っ、火が……! アーニーっ」

背中に熱を感じて、とっさにアーノルドの体に抱きついた。
炎は、すぐに風でかき消されたが、すぐに次が放たれるかもしれない。
前に林で追ってきた火の魔法使いが、四人の男たちの中にいるのだ。
どうしよう……。
人形化の魔法とショーンの魔法は、いつまで続くのか。
アーノルドを男たちから守るためには、どう動けば――

「兄さん……」

思考を巡らせていたオリバーの耳に、アーノルドのかすれた声が届く。
見上げると、万感の想いが溢れた漆黒の瞳と視線が交わった。

「ぁ……アーニー……」

全力で魔法にあらがうアーノルドが、震える手でオリバーの頬に触れてくる。

「……兄さん……兄さん……」

激しい風が吹き荒れる中、兄弟で深く静かに見つめ合った。
やっと、兄としてアーノルドの前に立つことができた。
この日を、どれだけ待ち望んでいたことか……。
大きな手に頬を寄せて喜びを感じていると、二人の空気を切り裂くように、後ろから男の唸り声が聞こえた。

「封魔書なんて、ふざけたもんを持ちやがって――!」

飛ばされた男たちが、火魔法で風を蹴散らしながら戻ってくる。
オリバーは、びくりと肩を震わせて振り返った。
そうだ。喜びに浸っている暇はない。
ショーンの魔力で一時はしのげたが、アーノルドはまだ狙われているのだから。

「魔法も切れかかってんじゃねぇかよっ」

人々が体をわずかに動かしているのを見て、茶髪の男が苛立ったように言う。

「すまねぇ。もう魔力が……」

人形化の魔法を発動させているだろう男が、弱りきった声を出した。
この様子だと、そろそろ魔法は解けそうだ。

「くそっ。この風のせいで計画が台無しだ」

男は茶色の髪を忌々しそうにかきむしると、オリバーを睨んできた。

「……策を変える。助手を連れていけ」

――えっ……僕――!?

男の一声で、標的が大魔導師から助手へと変わった。
再び、手下の男たちに体をつかまれて、オリバーは必死にアーノルドにしがみついた。

「や、やめっ……はなして……っ!」

弟に強く抱きつくが、それ以上の力で、男たちが引きはがしにかかってくる。

「やだっ……アーニー、アーニーっ……!」
「っ……兄さん……!」

アーノルドがわずかに動く手で兄の腰をつかむが、魔法のせいで力が入らない。

「抵抗すんなっ。めんどくせぇ」

複数人の力で思いきり引っ張られて、とうとう弟の体から離されてしまった。

――いやだっ。絶対に捕まりたくない……っ。

魔法に逆らって、渾身の力で伸ばしてくるアーノルドの腕に、全力でしがみつく。

「アーニーっ!」

しかし、男たちとの力の差は言うまでもなく――
必死につかんでいる二の腕から、ずるずると手がすべっていく。

――……離したくないのに、力がっ――!!

アーノルドの腕から指先にずれていく手は、どうあがいても止められず――

「兄さんっ……手を……っ」
「……アーニー……」

オリバーは、最後の力を振り絞って、弟の手指を握った。
アーノルドも、上手く動かない手で力の限り握り返してくるが……。

「いい加減、諦めろっ」

れた男たちがオリバーを持ち上げるように引っ張り、握り合っていた指先が離れてしまった。

――そんな――っ!

「はなして、はなしてっ!!」

抵抗するが、屈強な男たちによる拘束は全く緩まない。

「転移魔法を発動しろっ」

茶髪の男の指示で、誰かが呪文を唱えはじめる。
足元に魔法陣が現れて、オリバーは体を暴れさせた。
この魔法が発動してしまえば、自分は人質になってしまう。

――それだけは、絶対に嫌だ……っ!!!

「うるせぇ!」
「いっっ……」

振り回していた手をひねり上げられ、痛みで膝をつきそうになる。

「やめろ……っ」
「エリー……!」

弟と親友が懸命に体を動かそうとしているが、まだ魔法は解けないようだ。

――逃げたいっ、逃げたいのにっ。

全ての抵抗を抑えられて、オリバーは唇を噛みしめる。

かしらっ!」

そして、魔法陣が光を帯びて、今にも転移魔法が発動するという時。
手下の一人が驚いた様子で、落ちている本を拾った。

「これは、例の本の下巻です!」

ぱらぱらと中身を見て内容を確信した手下が、喜びの声をあげる。

「コリンズ家にあると思っていたが……こりゃあ、運が向いてきたなぁ」

かしらと呼ばれた茶髪の男が、嬉々として本を受け取った。

――なに?? どういうこと……!?

男が手にしているのは、祖母の書いた研究書だ。
何故、この本の存在を知っているのか。
手下の男の口ぶりでは、上巻はすでに持っているようだ。
祖母の本を、どうやって手に入れたのか――??
数多の疑問が頭をよぎる間にも、魔法陣の光はどんどん強くなっていく。

「魔法が解ける前に帰るぞ」

かしらの言葉と共に、周囲に光が広がった。

「い、いやだっ……はなして、はなして……!!」

これ以上、アーノルドを苦しませたくない。
自分が人質になるなんて、絶対にだめなのに――!

オリバーの抵抗など意にも介さず、転移魔法が発動する。
それと同時に、人形化の魔法が解けたようで、アーノルドたちが全力でこちらに向かってきた。

「兄さんっ!!」
「エリー!!」

二人が攻撃魔法を放ち、移動を止めようとする。
しかし、転移魔法の発動の方が、一瞬だけ早かった。

「アーニーっ!! スティーブ!!」

オリバーは、向かってくる二人に手を伸ばした。
けれど、その手は二人に届くことはなく――
周囲の景色が、強い光の中に消えていった。

――ああ……。人質に……なってしまった……。

男たちは、大魔導師と助手の命の交換を要求するつもりだろう。
オリバーは、深くうなだれた。
捕まった挙句に、こんな騒動の渦中で、エリオットだと告げる形になってしまった……。
今頃、アーノルドたちは、どれだけ心を乱しているか。
こんなことになるなら、先に口封じの魔法を緩めてもらおうと考えずに、無理やりにでも兄だと主張しておけばよかった。

――僕は、どれだけ馬鹿なんだ……。

捕らわれてしまった絶望の底で、オリバーは心を凍てつかせた。

――この十五年間……ずっと、アーニーを苦しめてばかりだ――……








転移魔法の魔法陣が足元に現れて焦るオリバー




もんのすごく連載が亀の歩みとなっております。
一日置きぐらいの連載と大嘘をついてごめんなさいっ!
これからクライマックスに入っていくのですが、連載は引き続き遅めとなります。
気長にコリンズ兄弟を応援していただけると嬉しいです~!
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

転生先の第三王子はただいま出張中につき各位ご確認ねがいます!

梅村香子
BL
※本作はシリーズ作品の続編です※ 「僕が……ラオネスに、ですか?」 ロベルティア王国の歩く災厄といえば、第三王子テオドール……そう、僕のこと。 前世の記憶がよみがえる前は、本当に最悪な王子だった。愚行を重ねて、父上から謹慎を命じられるほどに。 僕の中に現れた日本人男性の記憶と人格のおかげで、どうにか人生を軌道修正することができたんだけど、まだ自分への課題は山積み。 専属騎士で大好きな恋人のフレデリクと一緒に、王子として勉強の毎日なんだ。 そんなある日、長かった謹慎がとうとう終わったと思ったら、父上から湾岸都市のラオネスに行くようにって命じられたんだ。 王都から遠く離れた商業と海運の街。 クロード兄上が治める大都市ラオネス。 仲違いしてる兄上と会うのは少し不安だけど……初めて見る広い海や美味しい魚介類を楽しみにして、ラオネスに向かったんだ。 だけど、到着早々なんだか怪しい陰謀の影が見えはじめて……。 どうしようっ! 僕、また恐ろしい騒動に巻き込まれちゃうの!? でも、僕には頼れる白銀の騎士がいるからね! どんなことが起こっても、きっと二人なら乗り越えていける――! 元ぽっちゃり王子テオドールの第二弾! ラオネス出張編ですっ。どうぞよろしくお願いします! ※表紙や挿絵にAIイラストを使用しています。

ぼくは男なのにイケメンの獣人から愛されてヤバい!!【完結】

ぬこまる
BL
竜の獣人はスパダリの超絶イケメン!主人公は女の子と間違うほどの美少年。この物語は勘違いから始まるBLです。2人の視点が交互に読めてハラハラドキドキ!面白いと思います。ぜひご覧くださいませ。感想お待ちしております。

悪辣と花煙り――悪役令嬢の従者が大嫌いな騎士様に喰われる話――

BL
「ずっと前から、おまえが好きなんだ」 と、俺を容赦なく犯している男は、互いに互いを嫌い合っている(筈の)騎士様で――――。 「悪役令嬢」に仕えている性悪で悪辣な従者が、「没落エンド」とやらを回避しようと、裏で暗躍していたら、大嫌いな騎士様に見つかってしまった。双方の利益のために手を組んだものの、嫌いなことに変わりはないので、うっかり煽ってやったら、何故かがっつり喰われてしまった話。 ※ムーンライトノベルズでも公開しています(https://novel18.syosetu.com/n4448gl/)

転生したら魔王の息子だった。しかも出来損ないの方の…

月乃
BL
あぁ、やっとあの地獄から抜け出せた… 転生したと気づいてそう思った。 今世は周りの人も優しく友達もできた。 それもこれも弟があの日動いてくれたからだ。 前世と違ってとても優しく、俺のことを大切にしてくれる弟。 前世と違って…?いいや、前世はひとりぼっちだった。仲良くなれたと思ったらいつの間にかいなくなってしまった。俺に近づいたら消える、そんな噂がたって近づいてくる人は誰もいなかった。 しかも、両親は高校生の頃に亡くなっていた。 俺はこの幸せをなくならせたくない。 そう思っていた…

身代わりになって推しの思い出の中で永遠になりたいんです!

冨士原のもち
BL
桜舞う王立学院の入学式、ヤマトはカイユー王子を見てここが前世でやったゲームの世界だと気付く。ヤマトが一番好きなキャラであるカイユー王子は、ゲーム内では非業の死を遂げる。 「そうだ!カイユーを助けて死んだら、忘れられない恩人として永遠になれるんじゃないか?」 前世の死に際のせいで人間不信と恋愛不信を拗らせていたヤマトは、推しの心の中で永遠になるために身代わりになろうと決意した。しかし、カイユー王子はゲームの時の印象と違っていて…… 演技チャラ男攻め×美人人間不信受け ※最終的にはハッピーエンドです ※何かしら地雷のある方にはお勧めしません ※ムーンライトノベルズにも投稿しています

平民男子と騎士団長の行く末

きわ
BL
 平民のエリオットは貴族で騎士団長でもあるジェラルドと体だけの関係を持っていた。  ある日ジェラルドの見合い話を聞き、彼のためにも離れたほうがいいと決意する。  好きだという気持ちを隠したまま。  過去の出来事から貴族などの権力者が実は嫌いなエリオットと、エリオットのことが好きすぎて表からでは分からないように手を回す隠れ執着ジェラルドのお話です。  第十一回BL大賞参加作品です。

婚約破棄されたから能力隠すのやめまーすw

ミクリ21
BL
婚約破棄されたエドワードは、実は秘密をもっていた。それを知らない転生ヒロインは見事に王太子をゲットした。しかし、のちにこれが王太子とヒロインのざまぁに繋がる。 軽く説明 ★シンシア…乙女ゲームに転生したヒロイン。自分が主人公だと思っている。 ★エドワード…転生者だけど乙女ゲームの世界だとは知らない。本当の主人公です。

転生してエルフの青年になったけど

hina
BL
主人公のハーシェルはエルフの王様の運命の番で──? ◇ 不定期更新です。

処理中です...