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あとがきとAIイラスト

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改めまして、本作をお読みいただいて、本当にありがとうございました!!
ほぼ二年ぶりの続編ということで、大変お待たせしていました。
昨今のヤベェぐらいの情報化社会の中で、Webコンテンツは年々スピード感が必要になっている気がします。
個人での情報の積み重ねがすごいので、どうしても忘れ去ってしまうのが早いですよね。
そんな中での二年は、もはや太古の昔だと言っても過言ではないっ!
しかも、本シリーズは異世界転生の悪役王子もの(元ぽっちゃり)という、流行りの極みのような話ですからね……。
流行りジャンルは、作品が多いですし、興味関心がうつろうのも風のごとし!ではないでしょうか。
けれども、皆さんはテオドールを再び応援してくださって、本気で奇跡のようなことだと思っています。

嬉しすぎて、言葉にできないほどです!

せっかく読んでいただけるのならば、しっかりと続編だということを実感してもらいたいと思って、今作は「テオドールの成長」にスポットを当てています。
リーフェ編では前世の記憶を得て、深く傷つきながらも、王子として高みを目指していこうと決意したテオドール。
今作では謹慎があけて、前作で幻キャラであったクロードお兄ちゃんに会いに行くこととなりました。
テオドールは、この世界のことを一生懸命勉強し、持ち前の発想力で、前世の知識も応用していきます。
船の上では、雇用の拡大による治安の改善、なんて言って、お兄ちゃんを驚かせたり。
視察では、ドラントのブランディングを提案して、工場長たちを感激させたり。
このシーンは、テオドールの成長と周囲の驚きがコミカルで、とても気に入っています。
もちろん、知識だけではなく、気持ちもぐっと成長していて、浜辺デートのシーンでは、恋人の身を案じて協力を渋るフレデリクに対して「僕は変わったんだ」と宣言しました。
あのセリフは、テオの成長と高い志が感じられて、すごく好きなワンシーンです。
あまりのカッコよさに、フレデリクが「俺、テオの可能性を潰してるかも……っ」と不安を感じていましたね。
それぐらい、テオドールはどんどん強い心の持ち主へと成長しています。
そんな王子の心の動きを、皆さんにも小気味よく感じてもらえていれば嬉しいです!

それから、もう一つ続編でスポットを当てた部分は……皆さんも、すでにお分かりだとは思います。
「恋人との愛の深まり」つまりは、アダルトシーンですね。
前作に比べると、同じ話か?と思うぐらいアダルトシーンを強化しました。
R18のBL小説で、アダルトシーンは重要なものではありますが、非常に好みが分かれる部分でもありますよね。
いちゃいちゃを濃厚にするのは、読者の方を選別することにもなりますので、執筆の最終段階まで迷いに迷ったのですが、自分への挑戦という意味合いも含めて、チャレンジしてみることにしました。
お好みではなかった方は本当にすみません!!
やるからには、とことん!ということで、フレデリク視線の番外編もつけて、恋人同士の愛欲を深掘りしました。

「前作で恋人となったその先の二人」というのを、テオの成長や濃厚な交わりの描写で感じていただけたのではないでしょうか?

あと、フレデリクは……かなり素を見せてくれるようになりましたね!
これは、続編の成長とは言いがたいかなぁ~?
剣一筋で生きてきたフレデリクは、テオドールを愛することにより、沢山の感情を知っていきます。
そして、大人げない、カッコ悪いと分かっていながらも、嫉妬や独占欲を、つい恋人にぶつけてしまうわけです。
テオドールに対して、甘えているとも言えますね!
と真面目に解説をしてみましたが、作中では「秒でジェラるスケベ騎士」なわけですがww

次に、メインの二人と共に重要なキャラクターとして初登場したのが、第二王子っ!
クロード・レジス・クールトア殿下でございます。
どうでした?どうでした?
ずっっっっと書きたかったクロードお兄ちゃんに、やっと登場してもらえて嬉しい限りでした。
アルフィオお兄ちゃんとは別ベクトルの魅力を持つ王子様というキャラクターです。
柔和で凛々しい容姿に、強さと優しさを併せ持つ熱い心っ!
今回は領主退任をたくらむ人たちに苦心していました。
クロードが悩んでいく過程は、リーフェ編のテオドールとリンクしています。
誰が首謀者か分からず、一見さんお断りな古参の壁にぶち当たって苦しんでいるクロード。
テオドールはそんな兄に自分を重ね合わせながら、騒動を解決に導いていきます。
二人の兄弟愛も今作での大きなポイントですね!
前作では名前だけの匂わせ王子となっていましたが、皆さんのイメージとはかけ離れていなかったでしょうか?
ちなみに、クロードはスキンシップ大好き領主なので、今後、テオドールはもみくちゃになっていきます。
そして、フレデリクの機嫌が最悪になりま~す!

そんなクロードお兄ちゃんが悩まされた騒動の中心にいたのが、今作のヴィランであるガディオ伯爵です。
前作ではテオドールの侍従が首謀者だったので、今作ではフレデリク側にヴィランを置きました。
毒親のトラウマから悪行に走ってしまった彼ですが、作中でも言及されている通り、テオドールの人生と少しリンクしています。
二人の人生の流れは全く違いますが「忌むべき過去」と、どう向き合っていくか。
テオドールは「前世の記憶」というチートアイテムを手にしたから変われたわけで。
まっこう勝負で、第二の人生を送ろうとしていたガディオ伯爵が、トラウマに飲まれてしまったことに、テオドールは少し複雑な気持ちを抱いていました。
0話の最後にあったフレデリクを憎むモノローグは、ガディオ伯爵のものでもあります。
ガディオ伯爵が「憎しみ」の感情と上手く折り合いをつけることができて、ゴーチェ子爵と一緒にラオネスを支えていく未来もあったかもしれないと思うと、ちょっと悲しくなりますね。

あと、今作のMVPは、鐘楼で手下を確保したエヴァンではないでしょうか。
前作でレナルレへと追放になったデジレに次いで、侍従となったエヴァン・ボーシャン。
まさかの密偵ということで、テオドールも興奮しておりました。
エヴァンについても今後どんどんフィーチャーしていきたいと思っております!

ということで!話は全く変わっていきますが。

こんな感じで、続編を味わってもらおうと取り組んでいたところで出会ったのが……そう、AIイラストです!
今回の連載において、非常に重要なファクターですね!
少し前まで、自分がAIの協力を得て、小説を連載する日が来るとは思っていませんでした。
遠い未来がすぐそこにあったという感じで、非常に衝撃を受けました。
いやぁ~イラストの力って本当にすごいですね!
文字でキャラクターのイメージをお伝えしても、完全に通じ合うのは無理ですからね。
そこをイラストでは、一瞬で皆さんと同じものを共有できるわけです。
テオのピュアかわな感じとか、フレッドの美しく逞しい感じとか、クロードの柔和な男らしさだとか。
それをきれいなイラストでお伝えしながら小説を連載できるなんて、夢のようでした。
絵が全く書けない棒人間ガチ勢な私にとっては、大革命でした。
しかし、イラストに限らず生成AIは、ガイドラインがまだ定まっておらず、手放しで褒めるのは、よくないことなのかもしれません。
けれど、私個人とっては、皆さんと作中の世界をよりディープに楽しめる、ありがたいものとなりました。
……贅沢なわがままを言えば、キャラのビジュがしっかりと固定できた上でツーショットとかできたらいいな……なんて!
実は、二人のキスシーンがものすごく欲しくて、ものすごい量のイラストを生成したのですが、見知らぬ銀髪と茶髪のイケメンのキスシーンが量産されるだけに終わりました……っ!残念!!

そんなキスシーン以外にも、沢山のイラストを生成したので、この下にどどんと公開していこうと思います!
よろしければご覧になってくださいませ!!










まずはフレデリク。1話の挿絵とほぼ構図が同じです。
最初はこちらを載せようとしていたのですが、お顔立ち(微妙な差ですが)があちらの方が好みだったので不採用となりました。




赤い服が可愛らしいテオ。3話の馬車から降りた無双シーンで使おうとしていました。
もっと顔だちがよく分かるイラストの方がいいかなと思い、不採用に。




何だか神官のような雰囲気のクロード。初登場の挿絵(4話)候補でした。




夜のテオ。6話の夜会はこんな姿でも素敵だったのですが、背景が完全に東京っぽいのでボツに。




これもかわいい。




14話の闘犬から逃れるシーンの挿絵候補。




お座りテオ。16話、バッツィーニ伯爵の謁見で困惑している様子。
かわいいなと思ったのですが、服装がロベルティア風ではないような気がしたのと、髪が寝起き風だったので掲載を見送りました。




19話。視察シーンの候補。
後ろの塀(?)のラインがちぐはぐ!ソファの背もたれとかでもなるんですよね~。ちぐはぐ!




海っ!




21話。ぴえんテオ候補。服装の整合性がとれないので不採用に。




22話の入浴シーン候補。採用したのは、一番無難な構図のものでした。
男の子ですが、やはり肌を過剰に見せてしまうと、アルファポリスの中の人に怒られてしまうのでしょうか!?
男性キャラのイラストの肌見せ基準が分かりませぬ……!お胸はOKなのかな?




28話。るんるん気分な浜辺デート。ちょっと幼いような……?ということで不採用に。
ビジュアルを完全に固定して生成できたら嬉しいですね。




31話。おこなテオ。服装が異国風なので不採用。




32話の夜会。背後がもはやシンガポール!




35話~の進水式。不安な面持ちのテオ。このシーンは、さすがに隣にフレデリクがいてほしい。




40話バルコニー。寝間着がかわいい。背後の照明器具は何だろう。




かわいい。



あとは挿絵とは関係なく、色々載せていきます。



困り顔のテオが好きだということが、イラストを生成している時に発覚しました。
テオをからかうアルフィオの気持ちが分かった気がします。




雰囲気がすごいっ!!




黄色いバラがよく似合いますね!
ちょっとだけ魚眼レンズで撮ったみたいになってるのがいい感じ。





かわいい。




かわいい。




かわいいけど、服の仕組みが分からない。




「だからっ、兄上に嫉妬しないでって言ってるでしょっ! もうっ!!」




かわいい。




ひぇっ~~~!!かわいすぎるぅぅぅ!8歳(ぐらい)のテオちゃんヤベェ~~~!!!
こうなったら、マルチバースを採用して、様々な世界線のテオドールを表現するしかないですねっ!!

父上の一番仲のいいお友達は、宰相のテュレンヌ侯爵なんだよ。
それでね、テュレンヌ侯爵家には二人の兄弟がいて、お兄さんのフレデリクは、アルフィオ兄さまと同じ年なんだ。
立派な騎士になるために、何年もずっと修業をしてて、すごく強いんだって!
たまにしかお話しできなくて寂しいけど、会った時にはいっぱい遊んでくれるんだ。
……実はね、ぼく……フレデリクのことが好きなんだよ。
兄さま達が知ったら、絶対に怒られちゃうから内緒ね?
いつかね、フレデリクが騎士になったら……ぼくの専属になってほしいんだ。
来月のぼくの誕生日にね、フレデリクと会う約束をしてるから、その時にお願いしちゃおうかな。

みたいな!
あああああああああああ!!!!
同志を熱く募集します!





上のテオ(8)に対する見習い騎士フレデリクっ!!
14歳ぐらいでしょうか。か~わ~い~い~!!!!
将来、テオの専属になってあげてくださいっ!恋人になってあげてください!!




甲冑フレデリク。
最初はこの髪型にしようかと思っていました。騎士っぽく爽やかでいいかなと。
しかし、この髪型のフレデリクが全く出てくれなかったので断念。




厳しい表情の専属騎士様!




エヴァンです!
実はエヴァン、よきイラストが全然出てくれなくて。
本編で使用したものと、これの2枚しかありません。





今回はお留守番な近衛隊長です。
アカウント画像に使おうと思ったのですが、左側が切れているので断念!





雄味つよつよなレオン隊長。




上品なアルフィオお兄ちゃん。
話の流れで、クロードお兄ちゃんを先にフィーチャーしてしまったので、今度は王太子殿下をプッシュする話を書きたいですね~。




王太子その2!服装が現代的なので、ヤンエグ(古語)オーラが出ています。



まだ大量にイラストはあるのですが、今回はこの辺で!
番外編にも使用していく予定なので、よろしくです!

それでは、こんな私の脳内をひっくり返したようなあとがきを読んでくださって、ありがとうございます!
少し時間をいただきますが、また番外編でお会いしましょう!!


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