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43話
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クジラさんもびっくりの潮〇き描写があります。
前作にもありましたが、より濃厚な描写となっておりますので、ご注意ください!
「テオは、日に日にきれいになるな……」
「フレッド……ぁんっ……っ」
僕を膝に乗せたフレデリクの両手が、体を這いまわる。
太腿を撫であげ、精液と蜜に濡れた性器をくすぐり、腰から胸をいやらしく愛撫する。
「……服を脱がせる度に、夢中になっていく」
「……っぁん、はぁぅ……っ」
指先で両の乳首をいじられて、背筋に甘い痺れが走った。
「ここを摘まむと、中が締まって気持ちいいな……」
「んんぅぅっ……」
熱くなった尖りをきゅっと摘ままれて、僕は膝を擦り合わせながら背をしならせた。
そんな僕を、淫欲をにじませたアクアマリンの瞳が、舐めるように見つめている。
うう……フレッドに見られると、それだけで興奮しちゃう……。
「ね……フレッドも脱いでよ……」
ズボンの全面を寛げただけで、近衛隊の制服をしっかりと着込んでいるフレデリク。
「肌、ぴとってしたい……」
僕はねだりながら、フレデリクの美しい顎のラインに唇を這わせる。
彼はくすぐったそうにすると、素早く上着とシャツを脱いでくれた。
隙間なく肌が触れ合うのが心地よくて、うっとりと息を吐いていると、フレデリクに腰を持ちあげられた。
「ぁっ……ぬけちゃう……あぅぅっ」
中をみっちりと満たしている雄の欲望がずるりと抜け出て、お尻が寂しくなる。
「続きはベッドの上で……」
そう言われて、ベッドに仰向けに寝かされると、靴を脱いで覆いかぶさってきたフレデリクに、びっくりするぐらいの速さで唇を奪われた。
「んぁっ! ふぁっ……んんぁ……」
角度を変えながら長く深く唇が交わり、舌が絡み合う。
甘く濃厚な口づけに、僕はすぐ虜になって、フレデリクに抱きついた。
「フレッド……すき、すき……」
「テオ……っ」
唾液をすすられながら、強く抱き返され、僕はフレデリクの愛欲にどっぷりと身を投じる。
互いの体をきつく抱きしめて、唇や舌に飽くことなく吸いつき合った。
「……ぼくたち、唇がふやけちゃうね」
たっぷりと口づけを味わうと、横臥して向き合っているアクアマリンの瞳に、キスでとろけた視線をおくる。
フレデリクは僕を熱く見つめ返しながら、優しく微笑んだ。
「テオ……」
大きな手が、僕の頬を撫でる。
「イネスの館で、俺の誇りを守ってくれてありがとな」
「え……?」
「テオが止めてくれなかったら、騎士としてあるまじき蛮行に及んでいたかもしれない」
「フレッド……」
「あの時のテオの言葉も、本当に嬉しかった……。テオは俺にとって、最高の主君だ」
愛おしげな眼差しと共に告げられて、僕は喜びで胸がいっぱいになった。
「僕こそ、ずっと守ってもらって……フレッドがくれる沢山の言葉に、いつも幸せを感じているんだから」
僕も白皙の美貌にそっと手を伸ばした。
なめらかな頬を撫で、銀色の髪を指で梳く。
「僕にとっても、フレッドは最高の騎士だよ。本当にありがとう。大好き……愛してる」
「テオ……」
再び僕の体に覆いかぶさると、フレデリクは噛みつくように唇を重ねてきた。
「ん、ふぁっ……んんぁ……」
「俺も愛してる。永遠にテオだけを……」
フレデリクは僕の口内を舐めつくすと、両足をぐいと持ちあげてきた。
「ぁっ……フレッド……」
そして、精液で濡れてヒクつく後孔に、猛った欲望を突き入れてくる。
「んああぁっ!!」
激しく肌がぶつかり合うほどの強い抜き差しがすぐに始まって、僕は鋭い快感に体をのけぞらせた。
「……そんな、はげしくっ……あぅっ……あっんん」
幾度かの絶頂でとろとろになったお尻の中が、フレデリクの欲望をいやらしく包み込んでいるのが分かる。
「気持ちいいだろ? ほら、こうやって擦りながら奥を突かれるの、好きだもんな」
前立腺をカリ首で摩擦されながら、奥まで穿たれ、僕は瞬く間に高まっていく快楽に、再び涙を流した。
「やぁっ……ぼく、すぐにきもちよくなっちゃうぅ……はずかしいよ……っ」
何度、絶頂を極めようとも、愛する人と交われば、すぐに快感に溺れてしまう。
……いやらしい僕の身体。
「俺は好きだ。柔らかい肌を撫でたら、すぐにもの欲しそうな顔をするテオも――」
フレデリクが、奥まで挿入している起立を、小刻みに抜き差ししながら続ける。
「キスをしたら、すぐに頬を染めてとろけた顔をするテオも――」
「あぁ、んんっ……フレッド……っ」
「俺を奥まで咥え込んで、中を締めつけながら嬉しそうな顔をするテオも……全部好きだ」
前立腺をこそぎ落とすように擦られ、激しい快感に思考が薄くなっていく。
「ぼくもっ……ぼくも、フレッドがぜんぶすきぃ……っ!」
逞しい体に手足を絡めて、ぎゅっと強くしがみつく。
お尻の奥の奥まで強く突かれて、強烈な快楽が身を襲う。
「ああっ……フレッド……すき、すきっ……いっぱい、あいしてるっ……んんぁっ!」
「俺も、いっぱい愛してる」
「んんんぅ……フレッド……フレッドぉ……っ」
愛する喜びと、愛される奇跡が、僕の身体中を駆け巡る。
「あ、んぁっ……おおきいの……き、きちゃうっ……あああっ!」
愛する人に深く貫かれながら、僕は絶頂に押し上げられる。
濃厚な快感の中で、更に激しく抜き差しされ、僕は大きく取り乱した。
「あ、んぁっ……だめっ、どうしよっ……きもちいいの……ぁっ…とまらなっ……あぁっ」
終わらない絶頂に飲まれて、悲鳴に近い声を出す僕に、フレデリクは雄の欲をあらわにした微笑みを浮かべる。
「……テオなら、もっと気持ちよくなれるよな……?」
そう言って、フレデリクは繋がったまま上体を起こすと、僕の性器をぎゅっと握った。
白濁と蜜を出しきって力を失くしているそれを、終わらない絶頂の中で扱かれて、僕はうろたえた。
「い、いま、さわっちゃだめぇっ……っ!」
僕の制止を受け流して、フレデリクは亀頭を指先でいじりはじめた。
敏感な先端への刺激に、僕は泣きながら懇願する。
「やめっ、おねがい……っ! さきっぽは……むりっ……ゃぁっ!!」
もはや快感を通り越した激烈な刺激に、完全に理性が飛んで、もう自分が何を言っているのか分からなくなる。
「ひゃああっ……ああんっ……ぼ、ぼく……お、おかしくなってっ……んんぐぅっ」
続く激しい抜き差しに、亀頭への執拗ないじり。
僕の身体は快楽絶頂に狂わされ、大きな手に包まれた性器から、透明な液を勢いよく吹き出した。
「やぁぁぁぁっ!!!」
大量のそれは、フレデリクの胸や顔を濡らしながら、盛大に放たれつづけて――
「あ、ああっ……フレッド、だめ、だめぇっ……みないでぇっ!!!」
背をしならせながら潮を吹いている僕を、フレデリクは嬉しそうに見つめている。
「……上手におもらしできて偉いな」
びゅっびゅ、と残滓を吹き終わって、震える性器を撫でられる。
フレデリクは自分の唇を濡らしている潮をおいしそうに舐めとると、僕を強く抱きしめながら抜き差しを再開した。
「……ひっ、あんぁぁ……フレッド、フレッドぉっ……」
もう、何が何だか分からない。
うわ言のように恋人の名を呼ぶ僕の唇に、噛みつくような口づけが降ってくる。
「んんんっ……ふぁっ、んぅ……っ」
前立腺をえぐる律動に、遠慮なく唾液を送り込まれる淫らな口づけに――
「テオ……テオ……」
身体がどうにかなりそうなほどの快感の只中で、フレデリクの欲望がお尻の奥で弾けたのを感じた。
「テオドール、愛してる……っ」
中に注がれる熱い精液と雄の脈動を感じて、えも言われぬ幸福感に包まれる。
「フレッドぉ……んんっ……」
僕も愛してる……フレデリクの全てを――
いやらしく唇に吸いつかれながら、僕の意識は遠くなっていった。
愛を伝え合いながらの濃厚な絡みを目指しましたが、いかがでしたか?
次話はとうとう最終話です。
ここまで本当にありがとうございました。
最後までどうぞよろしくお願いいたします!!
前作にもありましたが、より濃厚な描写となっておりますので、ご注意ください!
「テオは、日に日にきれいになるな……」
「フレッド……ぁんっ……っ」
僕を膝に乗せたフレデリクの両手が、体を這いまわる。
太腿を撫であげ、精液と蜜に濡れた性器をくすぐり、腰から胸をいやらしく愛撫する。
「……服を脱がせる度に、夢中になっていく」
「……っぁん、はぁぅ……っ」
指先で両の乳首をいじられて、背筋に甘い痺れが走った。
「ここを摘まむと、中が締まって気持ちいいな……」
「んんぅぅっ……」
熱くなった尖りをきゅっと摘ままれて、僕は膝を擦り合わせながら背をしならせた。
そんな僕を、淫欲をにじませたアクアマリンの瞳が、舐めるように見つめている。
うう……フレッドに見られると、それだけで興奮しちゃう……。
「ね……フレッドも脱いでよ……」
ズボンの全面を寛げただけで、近衛隊の制服をしっかりと着込んでいるフレデリク。
「肌、ぴとってしたい……」
僕はねだりながら、フレデリクの美しい顎のラインに唇を這わせる。
彼はくすぐったそうにすると、素早く上着とシャツを脱いでくれた。
隙間なく肌が触れ合うのが心地よくて、うっとりと息を吐いていると、フレデリクに腰を持ちあげられた。
「ぁっ……ぬけちゃう……あぅぅっ」
中をみっちりと満たしている雄の欲望がずるりと抜け出て、お尻が寂しくなる。
「続きはベッドの上で……」
そう言われて、ベッドに仰向けに寝かされると、靴を脱いで覆いかぶさってきたフレデリクに、びっくりするぐらいの速さで唇を奪われた。
「んぁっ! ふぁっ……んんぁ……」
角度を変えながら長く深く唇が交わり、舌が絡み合う。
甘く濃厚な口づけに、僕はすぐ虜になって、フレデリクに抱きついた。
「フレッド……すき、すき……」
「テオ……っ」
唾液をすすられながら、強く抱き返され、僕はフレデリクの愛欲にどっぷりと身を投じる。
互いの体をきつく抱きしめて、唇や舌に飽くことなく吸いつき合った。
「……ぼくたち、唇がふやけちゃうね」
たっぷりと口づけを味わうと、横臥して向き合っているアクアマリンの瞳に、キスでとろけた視線をおくる。
フレデリクは僕を熱く見つめ返しながら、優しく微笑んだ。
「テオ……」
大きな手が、僕の頬を撫でる。
「イネスの館で、俺の誇りを守ってくれてありがとな」
「え……?」
「テオが止めてくれなかったら、騎士としてあるまじき蛮行に及んでいたかもしれない」
「フレッド……」
「あの時のテオの言葉も、本当に嬉しかった……。テオは俺にとって、最高の主君だ」
愛おしげな眼差しと共に告げられて、僕は喜びで胸がいっぱいになった。
「僕こそ、ずっと守ってもらって……フレッドがくれる沢山の言葉に、いつも幸せを感じているんだから」
僕も白皙の美貌にそっと手を伸ばした。
なめらかな頬を撫で、銀色の髪を指で梳く。
「僕にとっても、フレッドは最高の騎士だよ。本当にありがとう。大好き……愛してる」
「テオ……」
再び僕の体に覆いかぶさると、フレデリクは噛みつくように唇を重ねてきた。
「ん、ふぁっ……んんぁ……」
「俺も愛してる。永遠にテオだけを……」
フレデリクは僕の口内を舐めつくすと、両足をぐいと持ちあげてきた。
「ぁっ……フレッド……」
そして、精液で濡れてヒクつく後孔に、猛った欲望を突き入れてくる。
「んああぁっ!!」
激しく肌がぶつかり合うほどの強い抜き差しがすぐに始まって、僕は鋭い快感に体をのけぞらせた。
「……そんな、はげしくっ……あぅっ……あっんん」
幾度かの絶頂でとろとろになったお尻の中が、フレデリクの欲望をいやらしく包み込んでいるのが分かる。
「気持ちいいだろ? ほら、こうやって擦りながら奥を突かれるの、好きだもんな」
前立腺をカリ首で摩擦されながら、奥まで穿たれ、僕は瞬く間に高まっていく快楽に、再び涙を流した。
「やぁっ……ぼく、すぐにきもちよくなっちゃうぅ……はずかしいよ……っ」
何度、絶頂を極めようとも、愛する人と交われば、すぐに快感に溺れてしまう。
……いやらしい僕の身体。
「俺は好きだ。柔らかい肌を撫でたら、すぐにもの欲しそうな顔をするテオも――」
フレデリクが、奥まで挿入している起立を、小刻みに抜き差ししながら続ける。
「キスをしたら、すぐに頬を染めてとろけた顔をするテオも――」
「あぁ、んんっ……フレッド……っ」
「俺を奥まで咥え込んで、中を締めつけながら嬉しそうな顔をするテオも……全部好きだ」
前立腺をこそぎ落とすように擦られ、激しい快感に思考が薄くなっていく。
「ぼくもっ……ぼくも、フレッドがぜんぶすきぃ……っ!」
逞しい体に手足を絡めて、ぎゅっと強くしがみつく。
お尻の奥の奥まで強く突かれて、強烈な快楽が身を襲う。
「ああっ……フレッド……すき、すきっ……いっぱい、あいしてるっ……んんぁっ!」
「俺も、いっぱい愛してる」
「んんんぅ……フレッド……フレッドぉ……っ」
愛する喜びと、愛される奇跡が、僕の身体中を駆け巡る。
「あ、んぁっ……おおきいの……き、きちゃうっ……あああっ!」
愛する人に深く貫かれながら、僕は絶頂に押し上げられる。
濃厚な快感の中で、更に激しく抜き差しされ、僕は大きく取り乱した。
「あ、んぁっ……だめっ、どうしよっ……きもちいいの……ぁっ…とまらなっ……あぁっ」
終わらない絶頂に飲まれて、悲鳴に近い声を出す僕に、フレデリクは雄の欲をあらわにした微笑みを浮かべる。
「……テオなら、もっと気持ちよくなれるよな……?」
そう言って、フレデリクは繋がったまま上体を起こすと、僕の性器をぎゅっと握った。
白濁と蜜を出しきって力を失くしているそれを、終わらない絶頂の中で扱かれて、僕はうろたえた。
「い、いま、さわっちゃだめぇっ……っ!」
僕の制止を受け流して、フレデリクは亀頭を指先でいじりはじめた。
敏感な先端への刺激に、僕は泣きながら懇願する。
「やめっ、おねがい……っ! さきっぽは……むりっ……ゃぁっ!!」
もはや快感を通り越した激烈な刺激に、完全に理性が飛んで、もう自分が何を言っているのか分からなくなる。
「ひゃああっ……ああんっ……ぼ、ぼく……お、おかしくなってっ……んんぐぅっ」
続く激しい抜き差しに、亀頭への執拗ないじり。
僕の身体は快楽絶頂に狂わされ、大きな手に包まれた性器から、透明な液を勢いよく吹き出した。
「やぁぁぁぁっ!!!」
大量のそれは、フレデリクの胸や顔を濡らしながら、盛大に放たれつづけて――
「あ、ああっ……フレッド、だめ、だめぇっ……みないでぇっ!!!」
背をしならせながら潮を吹いている僕を、フレデリクは嬉しそうに見つめている。
「……上手におもらしできて偉いな」
びゅっびゅ、と残滓を吹き終わって、震える性器を撫でられる。
フレデリクは自分の唇を濡らしている潮をおいしそうに舐めとると、僕を強く抱きしめながら抜き差しを再開した。
「……ひっ、あんぁぁ……フレッド、フレッドぉっ……」
もう、何が何だか分からない。
うわ言のように恋人の名を呼ぶ僕の唇に、噛みつくような口づけが降ってくる。
「んんんっ……ふぁっ、んぅ……っ」
前立腺をえぐる律動に、遠慮なく唾液を送り込まれる淫らな口づけに――
「テオ……テオ……」
身体がどうにかなりそうなほどの快感の只中で、フレデリクの欲望がお尻の奥で弾けたのを感じた。
「テオドール、愛してる……っ」
中に注がれる熱い精液と雄の脈動を感じて、えも言われぬ幸福感に包まれる。
「フレッドぉ……んんっ……」
僕も愛してる……フレデリクの全てを――
いやらしく唇に吸いつかれながら、僕の意識は遠くなっていった。
愛を伝え合いながらの濃厚な絡みを目指しましたが、いかがでしたか?
次話はとうとう最終話です。
ここまで本当にありがとうございました。
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