35 / 167
お母さんドール
しおりを挟む
◆お母さんドール
植村は戸建ての家に住んでいる。母親はいない。
この家は父親と植村のローンで建てたということだ。いずれ結婚する息子に早すぎる家を与えたということだ。
それはそれで、立派な事なのだが、
この家の中には、植村の購入したAIドールがいる。
それも、植村のお母さん的存在のドールだ。けっこう好奇心が沸く。
どんなドールなのだろう?
イズミのように、頭の中に変な思考回路があるのだろうか?
僕は植村に案内された駐車場に愛車のムーブを車庫入れした。
イズミが車外にすぐに出てしまわないように「ちょっと待ってろよ」と制し、助手席のドアを開け、シートベルトを外してあげた。
シートベルトが苦しかったのか、外れるなりイズミは大きく息を吐いた。
「なあ、ちょっと聞くけど、イズミは口呼吸をしているのか?」
僕の素朴な疑問にイズミは、
「空気を体内に取り込みます」と答えた。「そのあと、ワタシの中で分解して、ハイセツします」
空気を排泄?・・息を吐くということだな。
基本的に人間と似通っている。・・いや、同じだ。
「井村、休みなのに、わざわざすまんな」
植村は横目でイズミを鑑賞しながら言った。
「これが・・いや、この子がイズミちゃんかあ」
イズミは車から降り立つと、ペコリと腰を折り、
「コンニチワ・・ウエムラのおじさん」と丁寧に挨拶をした。
そう言われた植村は「おじさんかあ・・ま、そうだけどな」と頭を掻いて、「こんにちは、イズミちゃん。初めまして」
「ま、家に上がれよ」という植村の言葉に促され、僕とイズミは家に入った。
なんか父娘で遊びに来たみたいだな。
「お邪魔しま~す」と僕が言うと、イズミも合わせて「オジャマシマ~ス」と言った。
すると、廊下の向こうから、ゆっくりと歩いてきたのは・・
びっくり!
優雅、かつ上品な足の運び方・・
そのドールは・・いや、遠目に見れば、それは成熟した大人の女性に見紛うほどだ。
かなり精巧にできている。
更に近づいてくると、肌の感じでようやくフィギュアプリンターで作られたドールなのだとわかる。
身長は約1メートル60㎝ほど、肉感的な体つき・・これは植村の思念の結果か?
「まあっ、コウイチがオトモダチを連れてきたのね」
それに流暢な口調・・
その肌の質感はイズミと大差ない。
端正な顔立ち、セミロングの髪、なぜか綺麗にカールされている。
そして、決して安物ではない上品な洋服・・
あとから買ったのか?
「ぼ、僕、井村です」と僕はそのドールに言った。
僕は何を緊張してるんだよ! 相手はただの物、たかだかドールだぞ。
「コチラのお嬢さんは?」と物であるはずのドールが訊ねた。
僕が「こいつは・・」と言いかけると、イズミが僕を見上げ「コイツ?」と言った。
気に入らないんだな・・と思っていると、イズミが僕のジャケットをクイクイと引っ張り、僕が「なんだ?」と言うと、
「あの人の服・・ヤスモノ?」と僕に訊いた。
僕は怒るのを堪えて「高いやつだよ」と答えた。イズミは「タカイやつ」と復唱した。
もしかして、自分の服をを卑下してる?
僕は植村の母親に・・じゃなかった、お母さんドールに、
「この子・・イズミって言うんです・・ま、友達みたいなもんです」と説明した。
イズミはまた「トモダチみたいなもんです」と口調を真似て言った。
イズミさん・・何か、気に入りませんか?
植村が、「案内するよ」と言って僕とイズミは居間に通された。
ソファーに腰かけたイズミは「ホワホワします」とお尻を上下させた。
僕は「こら、あんまり動くんじゃない!」とイズミを制した。
「イズミちゃん、帽子を預かるわ」
お母さんドールがそう話しかけると、イズミは帽子を手で押さえ、拒否のサインを送った。
「ほら、イズミ、帽子を脱ぐんだよ」
イズミは帽子を脱ぐことに抵抗があるのか、首を振っている。まるで子供だ。
「イズミ、屋内では帽子は被らないものなのだよ」
まるで聞き分けのない子供を戒めるように言うと、
「オクナイではボウシはかぶらないもの」と言って、帽子をお母さんドールに手渡した。
お母さんドールは帽子を壁際の帽子掛けにかけ部屋を出たのだが、イズミはずっと帽子の方ばかり見ている。
ここで、ちょっとAIドールについてわかったことがある。
・・植村のドールの方が優秀じゃないかっ!
イズミはまるで子供、お母さんドール十分すぎるほどに大人だ。
それともなにか・・この差異は僕と植村の思念の相違だっていうのか?
しばらくすると、母親ドールが再び現れ、テーブルの上に、紅茶とケーキを丁寧に置いた。人間と変わらない動きに感動を覚える。これ・・イズミにもできる動作なのか?
しかし、これはまずいぞ・・
最初から、試練到来だ。
イズミは人間の飲食する物は喉に通すことはできない。
当然ながら、母親ドールも同じだ。
・・イズミが食せないことを説明するには、イズミがAIドールだということを言わなければならない。
母親ドールはそれらをテーブルに配し終えると目の前のソファーに腰かけた。タイトスカートから伸びた両脚が綺麗に揃えられている。
これはもう・・立派な女性の格好だ。山田課長の秘書ドールとはまた違った魅力を感じる。
そして、僕のことなど一向に気にしないイズミは、
「ミノルさん、これ・・」と言って紅茶を指し「飲んでもカマイマセンカ?」と訊ねた。
飲めるものならな・・
いや、待てよ、イズミは錠剤を飲むことに加えて、ミネラルウォーターを飲んでいるではないか・・
「飲んでもかまわないけど・・イズミ・・飲めるのか?」
そう行った時、植村が入ってきて、「わるいわるい・・井村、イズミちゃんはケーキなんて食べられないよな」と言った。
イズミはケーキを指し「この固形物はムリ」と言って「飲み物は飲んでみたいです」と言った。
飲んでみたい・・それは好奇心なのか、
出されたせっかくの紅茶を断るのが悪いと思っているのか?
いや、これまでのイズミの経緯から想像するに好奇心が正解だろう。
「飲みたければ、飲んでもいいぞ」
そう僕が言うと、何かから解放された子供のようにティーカップに手をつけた。
「こぼすなよ」と僕が言うと、
前に座った植村が「へえ、イズミちゃん、紅茶が飲めるのかあ」と感心したように言った。
僕はお母さんドールが何かを飲むことが知りたくて、
「植村・・おまえの・・その・・」さすがに本人、いや、本ドールを目の前にして、お母さんドールと呼べない。
なにせお母さんドールは自分のことをドールだとは認識していなく、人間・・植村の母親だと本気で思っている。
すると、植村は、
「お母さんはお茶や、ジュースは飲むぜ」と言って「食事は・・食欲がない、と言って食べないんだ」と続けた。
食欲がない?・・それは何かの言い訳じゃないのか?
食べない人間などいない。
植村の言葉を受けて、横のお母さんドールが、
「ええ、コウイチの言うとおりなのよ。食欲がゼンゼンなくて」と悩ましい表情を見せた。
このお母さんドール、人間と同じような表情が作れる。イズミよりも先に作成されたドールだからなのか? もし、そうなら、イズミもこれくらいの表情をするようになるのか? それは楽しみだな。
そう思っていると、イズミが、グダーっと僕に寄りかかってきた。
おいおい、一体どうした?
イズミは全身の力が抜けたように僕の体に全体重を任せている。
「なんだ? 充電切れか?」
僕が問いかけると、
「イズミはヨッタようです」と小さく言った。口調に力がない。
「酔っただと!」
「たぶん。お紅茶のせいです」
「だから、大丈夫か? と訊いたじゃないか」
すると、イズミは、
「紅茶は、イズミにはまだ早かったようです」と言った。
なんだそりゃ、まるで子供じゃないか。
その一部始終を見ていたお母さんドールが
「ええっ・・イズミちゃん、紅茶に酔ったの?」と心配しながら言った。
僕は慌てて「たぶん。カフェインですよ。飲みなれていないから」と言い繕った。
紅茶のカフェイン量はコーヒーに比べると少ない。だから言い訳にもならない。
しかし、この段階ではイズミをドールだと思われてもまずい。
イズミの顔をよく見れば、フィギュアプリンターで作られた造形だとわかるが、植村のお母さんドールがどの辺りまでイズミを認識しているのかは不明だ。
僕の体に安心したようにもたれかかっているイズミに「大丈夫か?」と再び訊いた。
「あと、3分で、イズミはフッカツします・・ということです」とイズミは小さく答えた。
3分で復活?
それもすごいな。復活予告か? かなり正確に自身の体の情報がわかるんだな。やはりイズミは高性能だ。
植村は戸建ての家に住んでいる。母親はいない。
この家は父親と植村のローンで建てたということだ。いずれ結婚する息子に早すぎる家を与えたということだ。
それはそれで、立派な事なのだが、
この家の中には、植村の購入したAIドールがいる。
それも、植村のお母さん的存在のドールだ。けっこう好奇心が沸く。
どんなドールなのだろう?
イズミのように、頭の中に変な思考回路があるのだろうか?
僕は植村に案内された駐車場に愛車のムーブを車庫入れした。
イズミが車外にすぐに出てしまわないように「ちょっと待ってろよ」と制し、助手席のドアを開け、シートベルトを外してあげた。
シートベルトが苦しかったのか、外れるなりイズミは大きく息を吐いた。
「なあ、ちょっと聞くけど、イズミは口呼吸をしているのか?」
僕の素朴な疑問にイズミは、
「空気を体内に取り込みます」と答えた。「そのあと、ワタシの中で分解して、ハイセツします」
空気を排泄?・・息を吐くということだな。
基本的に人間と似通っている。・・いや、同じだ。
「井村、休みなのに、わざわざすまんな」
植村は横目でイズミを鑑賞しながら言った。
「これが・・いや、この子がイズミちゃんかあ」
イズミは車から降り立つと、ペコリと腰を折り、
「コンニチワ・・ウエムラのおじさん」と丁寧に挨拶をした。
そう言われた植村は「おじさんかあ・・ま、そうだけどな」と頭を掻いて、「こんにちは、イズミちゃん。初めまして」
「ま、家に上がれよ」という植村の言葉に促され、僕とイズミは家に入った。
なんか父娘で遊びに来たみたいだな。
「お邪魔しま~す」と僕が言うと、イズミも合わせて「オジャマシマ~ス」と言った。
すると、廊下の向こうから、ゆっくりと歩いてきたのは・・
びっくり!
優雅、かつ上品な足の運び方・・
そのドールは・・いや、遠目に見れば、それは成熟した大人の女性に見紛うほどだ。
かなり精巧にできている。
更に近づいてくると、肌の感じでようやくフィギュアプリンターで作られたドールなのだとわかる。
身長は約1メートル60㎝ほど、肉感的な体つき・・これは植村の思念の結果か?
「まあっ、コウイチがオトモダチを連れてきたのね」
それに流暢な口調・・
その肌の質感はイズミと大差ない。
端正な顔立ち、セミロングの髪、なぜか綺麗にカールされている。
そして、決して安物ではない上品な洋服・・
あとから買ったのか?
「ぼ、僕、井村です」と僕はそのドールに言った。
僕は何を緊張してるんだよ! 相手はただの物、たかだかドールだぞ。
「コチラのお嬢さんは?」と物であるはずのドールが訊ねた。
僕が「こいつは・・」と言いかけると、イズミが僕を見上げ「コイツ?」と言った。
気に入らないんだな・・と思っていると、イズミが僕のジャケットをクイクイと引っ張り、僕が「なんだ?」と言うと、
「あの人の服・・ヤスモノ?」と僕に訊いた。
僕は怒るのを堪えて「高いやつだよ」と答えた。イズミは「タカイやつ」と復唱した。
もしかして、自分の服をを卑下してる?
僕は植村の母親に・・じゃなかった、お母さんドールに、
「この子・・イズミって言うんです・・ま、友達みたいなもんです」と説明した。
イズミはまた「トモダチみたいなもんです」と口調を真似て言った。
イズミさん・・何か、気に入りませんか?
植村が、「案内するよ」と言って僕とイズミは居間に通された。
ソファーに腰かけたイズミは「ホワホワします」とお尻を上下させた。
僕は「こら、あんまり動くんじゃない!」とイズミを制した。
「イズミちゃん、帽子を預かるわ」
お母さんドールがそう話しかけると、イズミは帽子を手で押さえ、拒否のサインを送った。
「ほら、イズミ、帽子を脱ぐんだよ」
イズミは帽子を脱ぐことに抵抗があるのか、首を振っている。まるで子供だ。
「イズミ、屋内では帽子は被らないものなのだよ」
まるで聞き分けのない子供を戒めるように言うと、
「オクナイではボウシはかぶらないもの」と言って、帽子をお母さんドールに手渡した。
お母さんドールは帽子を壁際の帽子掛けにかけ部屋を出たのだが、イズミはずっと帽子の方ばかり見ている。
ここで、ちょっとAIドールについてわかったことがある。
・・植村のドールの方が優秀じゃないかっ!
イズミはまるで子供、お母さんドール十分すぎるほどに大人だ。
それともなにか・・この差異は僕と植村の思念の相違だっていうのか?
しばらくすると、母親ドールが再び現れ、テーブルの上に、紅茶とケーキを丁寧に置いた。人間と変わらない動きに感動を覚える。これ・・イズミにもできる動作なのか?
しかし、これはまずいぞ・・
最初から、試練到来だ。
イズミは人間の飲食する物は喉に通すことはできない。
当然ながら、母親ドールも同じだ。
・・イズミが食せないことを説明するには、イズミがAIドールだということを言わなければならない。
母親ドールはそれらをテーブルに配し終えると目の前のソファーに腰かけた。タイトスカートから伸びた両脚が綺麗に揃えられている。
これはもう・・立派な女性の格好だ。山田課長の秘書ドールとはまた違った魅力を感じる。
そして、僕のことなど一向に気にしないイズミは、
「ミノルさん、これ・・」と言って紅茶を指し「飲んでもカマイマセンカ?」と訊ねた。
飲めるものならな・・
いや、待てよ、イズミは錠剤を飲むことに加えて、ミネラルウォーターを飲んでいるではないか・・
「飲んでもかまわないけど・・イズミ・・飲めるのか?」
そう行った時、植村が入ってきて、「わるいわるい・・井村、イズミちゃんはケーキなんて食べられないよな」と言った。
イズミはケーキを指し「この固形物はムリ」と言って「飲み物は飲んでみたいです」と言った。
飲んでみたい・・それは好奇心なのか、
出されたせっかくの紅茶を断るのが悪いと思っているのか?
いや、これまでのイズミの経緯から想像するに好奇心が正解だろう。
「飲みたければ、飲んでもいいぞ」
そう僕が言うと、何かから解放された子供のようにティーカップに手をつけた。
「こぼすなよ」と僕が言うと、
前に座った植村が「へえ、イズミちゃん、紅茶が飲めるのかあ」と感心したように言った。
僕はお母さんドールが何かを飲むことが知りたくて、
「植村・・おまえの・・その・・」さすがに本人、いや、本ドールを目の前にして、お母さんドールと呼べない。
なにせお母さんドールは自分のことをドールだとは認識していなく、人間・・植村の母親だと本気で思っている。
すると、植村は、
「お母さんはお茶や、ジュースは飲むぜ」と言って「食事は・・食欲がない、と言って食べないんだ」と続けた。
食欲がない?・・それは何かの言い訳じゃないのか?
食べない人間などいない。
植村の言葉を受けて、横のお母さんドールが、
「ええ、コウイチの言うとおりなのよ。食欲がゼンゼンなくて」と悩ましい表情を見せた。
このお母さんドール、人間と同じような表情が作れる。イズミよりも先に作成されたドールだからなのか? もし、そうなら、イズミもこれくらいの表情をするようになるのか? それは楽しみだな。
そう思っていると、イズミが、グダーっと僕に寄りかかってきた。
おいおい、一体どうした?
イズミは全身の力が抜けたように僕の体に全体重を任せている。
「なんだ? 充電切れか?」
僕が問いかけると、
「イズミはヨッタようです」と小さく言った。口調に力がない。
「酔っただと!」
「たぶん。お紅茶のせいです」
「だから、大丈夫か? と訊いたじゃないか」
すると、イズミは、
「紅茶は、イズミにはまだ早かったようです」と言った。
なんだそりゃ、まるで子供じゃないか。
その一部始終を見ていたお母さんドールが
「ええっ・・イズミちゃん、紅茶に酔ったの?」と心配しながら言った。
僕は慌てて「たぶん。カフェインですよ。飲みなれていないから」と言い繕った。
紅茶のカフェイン量はコーヒーに比べると少ない。だから言い訳にもならない。
しかし、この段階ではイズミをドールだと思われてもまずい。
イズミの顔をよく見れば、フィギュアプリンターで作られた造形だとわかるが、植村のお母さんドールがどの辺りまでイズミを認識しているのかは不明だ。
僕の体に安心したようにもたれかかっているイズミに「大丈夫か?」と再び訊いた。
「あと、3分で、イズミはフッカツします・・ということです」とイズミは小さく答えた。
3分で復活?
それもすごいな。復活予告か? かなり正確に自身の体の情報がわかるんだな。やはりイズミは高性能だ。
0
お気に入りに追加
12
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子
ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。
Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
神様との賭けに勝ったので、スキルを沢山貰えた件。
猫丸
ファンタジー
ある日の放課後。突然足元に魔法陣が現れると、気付けば目の前には神を名乗る存在が居た。
そこで神は異世界に送るからスキルを1つ選べと言ってくる。
あれ?これもしかして頑張ったらもっと貰えるパターンでは?
そこで彼は思った――もっと欲しい!
欲をかいた少年は神様に賭けをしないかと提案した。
神様とゲームをすることになった悠斗はその結果――
※過去に投稿していたものを大きく加筆修正したものになります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる