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小さな抵抗 希望の光
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声のする方から腹部に衝撃が入る。
「ぐぅっ!!」
俺はその勢いに耐え切れず後方へと吹き飛ばされる。
背面、腹部がこれまでの比じゃない程の痛みを感じる。
『HP300/500』
一気に百以上削られた……。
「シオさん……。あの人のステータスを……」
ツイは驚きながらにそう言った。
「す……ステータス」
毅然たる態度で構える軍服ワンピースを来た黒髪の美しい女性のステータスを俺は確認した。
『黒壁 白星 LV.45 HP2000 ATK50 VIT40 SPD45 INT30 LUK8』
頭、おかしいんじゃないの?
「は、はぁ……?」
ほんとに人間かよ……。
その桁違いのステータスに俺は気圧されることしかない。
正直心がぽっきりといきそうだ。
……でもあの時見たいに。もう、死んだほうがましなんて思いたくない。
体はまだ動く大丈夫だ。
「何度も立ち上がるな……」
黒壁白星の名を付けた者が俺の顔を見ながらそう言った。
「なんだよ…、情けかよ」
俺は少ないやる気を相手に送る。
「ああ、そうだな。立ち上がれば私は人を斬らねばならない」
「なんだそれ……、出会った全員立ち上がったら切り刻むのかよ」
「私の前に立ちはだかるならなっ!」
黒壁白星は気付かぬうちに俺の懐に入る。そして、剣を俺の体に刻む。
……分かってるさ。そうしてくることくらい。
俺は体に剣が当たった瞬間、木の棒を剣の先、つまりは黒壁の体に叩きこむ。
痛みなんて!怖くない!!
『黒壁 白星 HP1999/2000』
1ダメージかよ。でも、1ダメージ通った……。まだ、いけなくないぞ。
『シオ HP250/500』
「はは、良い反撃だ。自分の身を犠牲に敵へ攻撃を仕掛けるか。余程の覚悟でその化け物を守っているんだな」
「化け物?俺からしたら人を切り刻むあんたの方がよっぽど化け物だよ」
「良い目だ。それにまだ私に歯向かう心を持っている。仲間だったらどれだけ心強いか」
「化け物の下になんかつくか!!」
「知ってるさ。もしも。もしもの話だ。現状、私と相反する者。ああ、もったいない。が、私にも譲れないものはある。覚悟しろよ?」
黒壁は剣を上段に構える。
『纏焔』
彼女の胸元にはそう書かれたモニターが出現する。
そして、剣には幾重にも重なった炎を纏う魔法陣が出現する。
先程の一撃、か……。どうする。
「すまない、さようならだ」
黒壁をそう言うと剣を振り下ろす。
刹那、振り下ろされた剣から纏っていた炎が俺に向って放たれる。膨大な力だ。炎は一瞬にして俺の視界を全て覆い尽くし波の様に迫ってきた。
「シオさん!」
ツイは辛そうな声で俺の名前を強く呼ぶ。
「駄目なんだよ……。私が後悔しちゃうから」
「ぐぅっ!!」
俺はその勢いに耐え切れず後方へと吹き飛ばされる。
背面、腹部がこれまでの比じゃない程の痛みを感じる。
『HP300/500』
一気に百以上削られた……。
「シオさん……。あの人のステータスを……」
ツイは驚きながらにそう言った。
「す……ステータス」
毅然たる態度で構える軍服ワンピースを来た黒髪の美しい女性のステータスを俺は確認した。
『黒壁 白星 LV.45 HP2000 ATK50 VIT40 SPD45 INT30 LUK8』
頭、おかしいんじゃないの?
「は、はぁ……?」
ほんとに人間かよ……。
その桁違いのステータスに俺は気圧されることしかない。
正直心がぽっきりといきそうだ。
……でもあの時見たいに。もう、死んだほうがましなんて思いたくない。
体はまだ動く大丈夫だ。
「何度も立ち上がるな……」
黒壁白星の名を付けた者が俺の顔を見ながらそう言った。
「なんだよ…、情けかよ」
俺は少ないやる気を相手に送る。
「ああ、そうだな。立ち上がれば私は人を斬らねばならない」
「なんだそれ……、出会った全員立ち上がったら切り刻むのかよ」
「私の前に立ちはだかるならなっ!」
黒壁白星は気付かぬうちに俺の懐に入る。そして、剣を俺の体に刻む。
……分かってるさ。そうしてくることくらい。
俺は体に剣が当たった瞬間、木の棒を剣の先、つまりは黒壁の体に叩きこむ。
痛みなんて!怖くない!!
『黒壁 白星 HP1999/2000』
1ダメージかよ。でも、1ダメージ通った……。まだ、いけなくないぞ。
『シオ HP250/500』
「はは、良い反撃だ。自分の身を犠牲に敵へ攻撃を仕掛けるか。余程の覚悟でその化け物を守っているんだな」
「化け物?俺からしたら人を切り刻むあんたの方がよっぽど化け物だよ」
「良い目だ。それにまだ私に歯向かう心を持っている。仲間だったらどれだけ心強いか」
「化け物の下になんかつくか!!」
「知ってるさ。もしも。もしもの話だ。現状、私と相反する者。ああ、もったいない。が、私にも譲れないものはある。覚悟しろよ?」
黒壁は剣を上段に構える。
『纏焔』
彼女の胸元にはそう書かれたモニターが出現する。
そして、剣には幾重にも重なった炎を纏う魔法陣が出現する。
先程の一撃、か……。どうする。
「すまない、さようならだ」
黒壁をそう言うと剣を振り下ろす。
刹那、振り下ろされた剣から纏っていた炎が俺に向って放たれる。膨大な力だ。炎は一瞬にして俺の視界を全て覆い尽くし波の様に迫ってきた。
「シオさん!」
ツイは辛そうな声で俺の名前を強く呼ぶ。
「駄目なんだよ……。私が後悔しちゃうから」
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