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三章・具材ゴロゴロミートソーススパゲティ
旅
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目を開けると綺麗な場所にいた。はっきりとはしないけど、キラキラした綺麗な場所。僕はそこを一人で歩いている。夢の中かなとは思ったけれど、目は覚めなかった。
「カルマや、おいで」
声がして僕はそちらを見た。
向こうにいたのは長い黒髪の女の子だ。もしかして、彼女が姫君?
僕は駆け出した。姫君は綺麗な黒い着物を着て、そこに佇んでいた。
「お主は選ばれし者。これを受け取るがよい」
姫君がくれたもの、それは七色に輝く髪飾りだった。僕がいつも付けているリボンに付けられそうな形。
「これはな、特級を目指すものの証じゃ。
お主はいつも舞うように調理をする。カルマ、お前の成長を願っているぞ」
「あ、ありがとうございます!!」
「カルマ、妾と約束せよ。特級となるという夢を現実にすることを。妾はお主を信じている。忘れるな」
姫君はそう言って消えた。目を開けると真っ暗で、寝返りを打つと隣で炎さんが眠っている。僕は現実に帰ってきたんだ。
気になって起き上がると、あの七色の髪飾りがあった。不思議な人だな、姫君は。
この3日間、本当に色々経験した。
僕はまだ歩いていける?
まだまだ僕は未熟だ。子供みたいなところなんて挙げればキリがない。
でも僕の成長を願って、喜んでくれる人がいる。僕は一人じゃない。
だから僕は歩けるだけ歩いてみよう、自分の出来る事を全力でしよう。
僕はそっと髪飾りを撫でた。きらり、とそれが輝いたような気がした。
おわり
スペシャルサンクス
うさまろさんにイラストをお願いしました。
ありがとうございました。
「カルマや、おいで」
声がして僕はそちらを見た。
向こうにいたのは長い黒髪の女の子だ。もしかして、彼女が姫君?
僕は駆け出した。姫君は綺麗な黒い着物を着て、そこに佇んでいた。
「お主は選ばれし者。これを受け取るがよい」
姫君がくれたもの、それは七色に輝く髪飾りだった。僕がいつも付けているリボンに付けられそうな形。
「これはな、特級を目指すものの証じゃ。
お主はいつも舞うように調理をする。カルマ、お前の成長を願っているぞ」
「あ、ありがとうございます!!」
「カルマ、妾と約束せよ。特級となるという夢を現実にすることを。妾はお主を信じている。忘れるな」
姫君はそう言って消えた。目を開けると真っ暗で、寝返りを打つと隣で炎さんが眠っている。僕は現実に帰ってきたんだ。
気になって起き上がると、あの七色の髪飾りがあった。不思議な人だな、姫君は。
この3日間、本当に色々経験した。
僕はまだ歩いていける?
まだまだ僕は未熟だ。子供みたいなところなんて挙げればキリがない。
でも僕の成長を願って、喜んでくれる人がいる。僕は一人じゃない。
だから僕は歩けるだけ歩いてみよう、自分の出来る事を全力でしよう。
僕はそっと髪飾りを撫でた。きらり、とそれが輝いたような気がした。
おわり
スペシャルサンクス
うさまろさんにイラストをお願いしました。
ありがとうございました。
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