48 / 68
48
しおりを挟む
俺は慌てて飛び起きた。今、何時だ?随分寝てしまったと思っていたら、まだ昼間の3時半だ。良かった。これなら頼まれていた簡易ギルドの仕事に遅れなさそうだ。
「ショーゴ、おはよぉー」
ルネも今起きたばかりらしい。ふああと欠伸をしている。
「眠れた?」
「うん、もうぐっすり。コトリタクシーあってよかったぁ」
確かに。なかったらまた来た道を引き返さなければいけないわけで。多分そうしていたらまだ帰ってこられていない。そう思うと気が遠のくな。
「ルネが前に神殿巡りをした時はどうだったの?」
「うん、当時は誰でも転移できる魔法道具があったからね。帰りはそれを使ったよ。今は防犯上がどうとかで製造が禁止されているみたい」
なるほどなぁ。魔法道具にもそういう事情があるのか。ルネが言うには現在、移動魔法の習得には3カ月間の座学と実技訓練が必要らしい。厳しいな。しかもその訓練を行う際、警察のリストにデータが渡るようだ。悪いことが出来ないようにという配慮らしい。
「ほら、ショーゴ。早く簡易ギルド行くよ!」
「うん。行こう」
簡易ギルドに向かうとわいわいと賑やかだった。赤ちゃんたちが全員泣いている。フィーナさんとピンフィーネさんがミルクを与えたりおむつを確認したり、てんてこ舞いだ。
「フィーナ!ピンフィーネ!あとは僕たちに任せて!」
ルネが声を掛けると二人はようやく俺たちに気が付いたようだ。ホッとしたように笑った。子育てって本当に大変だよな。関わってみてよく分かる。俺もこうやって子供時代を過ごしたんだな。父さんや母さんは元気かな。
「フィーナ、よく休んでね」
「ありがとうございます。龍姫様、ショーゴ様も」
フィーナさんは簡易ギルドの二階で暮らしているらしい。色々荷物を持っていたからそこでなにかする気だな。
「ショーゴ、龍姫様、よく来てくれた。最近子供たちがますます元気でな」
シャナもマヨイもチサトもルネが現れた途端、気を引かれたのか泣き止んでいる。
きょとん、って感じだ。
「シャナくん、元気ですか?マヨイちゃんもいい子にしていたみたいだね。チサトちゃん、お腹空いたの?」
ルネは子育てに関して、驚異的な才能を発揮している。その場に座ると子供たちが群がってくるのだ。ルネはチサトを優しく抱き締めている。
まだぐずっているようだ。
「ショーゴ、ミルク!」
「はい!」
ルネに命じられて、俺は給湯室に向かった。ここには便利な魔法道具もあるし、ミルクならすぐ作れる。
ついでにお茶でも淹れよう。ピンフィーネさんも喉が渇いているかもしれないしな。俺は温度に気を付けながらミルクを作った。お茶は少し熱めに淹れる。ルネに哺乳瓶を渡すと、チサトはすぐに飲み始める。
「団長、お茶です」
育児モードから仕事モードに戻ったピンフィーネさんに俺はお茶を出した。
「ありがとう、ショーゴ。明後日の夕方、あの子らを祝う会を開こうと思っているのだ」
「いいですね!」
皆で誕生日会、みたいなもんだよな。ピンフィーネさんが何かを差し出してくる。なんだ?何かのメモ?
「明日、店で買い物を頼みたい。子供たちはブロリアとディアが引き受けてくれる」
「分かりました。ルネと行ってきます」
「あぁ、頼んだぞ」
買い物が明日でいいならプレゼントも一緒に買ってこよう。ルネがいい店を知っているみたいだしな。
「そうそう。ツネキ製薬だが、尻尾を出したぞ」
「え?関係ないって言ってたんじゃ?」
ピンフィーネさんがペンをくるん、と回した。
「まだ上は否定しているが時間の問題じゃないか」
「そうなんですね」
レジスタンスの人たちも、今は正規の代金で物々交換が出来ているようだ。良かったな。
「ショーゴ、手伝ってよ!君、お父さんでしょ!」
ルネが大変そうだ。俺は囲いをまたいだ。じ、と指を口に咥えたマヨイに見つめられる。
「マヨイちゃん、こんにちは」
声を掛けるとマヨイはさっとルネの後ろに隠れた。早いな。
「ショーゴは怖くないよ」
ルネがフォローしてくれたけど、ちょっとつらい。俺、なんかしちゃったのか?その場に座ってルネの様子を眺めていたら、シャナがやってきた。本当に大きくなったよな。俺を不思議そうに見つめているかと思ったらにこっと笑った。可愛い。絶対この子は将来、イケメンになる。親バカだけど、そう確信した。
シャナが俺の膝の上にちょこん、と座る。にしても、皆、お揃いのオーバーオール着てるの、可愛いな。どうやらフィーナさんの手作りらしい。すごいな。当たり前だけど簡易ギルドにも人が来てクエストの手続きをしていく。ルネに子守をほとんど任せきりにしてしまったな。夕飯はフィーナさんが作ってくれたチキンカツを食べた。豪快にざく切りにされた葉物野菜がシャキシャキ、カツはザクザクで美味しい。
子供たちもちゃんと食事を完食していた。チサトはともかく、シャナもマヨイも離乳食を始めているらしい。二人共、今の所目立った好き嫌いはないという。
アレルギーもないようだ。良かった。今日はこのまま子供たちと夜を過ごす。とにかくずっと夜泣きで大変だったらしい。一人泣くと他の眠っていたはずの子供たちも泣くのだ。地獄絵図が過ぎる。俺たちは二人で子供たちの寝かしつけをした。チサトがずっとぐずっている。ルネが歌い出した。言葉は分からなかったけど優しい旋律の歌だ。チサトがすやすやと眠り始める。
「良かった。そうだ、ショーゴ、お茶飲もうよ」
「うん、そうだね」
小声で話し合う。
「明日買い物を頼まれたからプレゼントもその時でいい?」
「うん、間に合って良かった」
「本当に」
ルネが子供を産んだらきっとこれ以上に大変なんだろう。でも多分、愛は消えないと思うんだ。
「ショーゴ、おはよぉー」
ルネも今起きたばかりらしい。ふああと欠伸をしている。
「眠れた?」
「うん、もうぐっすり。コトリタクシーあってよかったぁ」
確かに。なかったらまた来た道を引き返さなければいけないわけで。多分そうしていたらまだ帰ってこられていない。そう思うと気が遠のくな。
「ルネが前に神殿巡りをした時はどうだったの?」
「うん、当時は誰でも転移できる魔法道具があったからね。帰りはそれを使ったよ。今は防犯上がどうとかで製造が禁止されているみたい」
なるほどなぁ。魔法道具にもそういう事情があるのか。ルネが言うには現在、移動魔法の習得には3カ月間の座学と実技訓練が必要らしい。厳しいな。しかもその訓練を行う際、警察のリストにデータが渡るようだ。悪いことが出来ないようにという配慮らしい。
「ほら、ショーゴ。早く簡易ギルド行くよ!」
「うん。行こう」
簡易ギルドに向かうとわいわいと賑やかだった。赤ちゃんたちが全員泣いている。フィーナさんとピンフィーネさんがミルクを与えたりおむつを確認したり、てんてこ舞いだ。
「フィーナ!ピンフィーネ!あとは僕たちに任せて!」
ルネが声を掛けると二人はようやく俺たちに気が付いたようだ。ホッとしたように笑った。子育てって本当に大変だよな。関わってみてよく分かる。俺もこうやって子供時代を過ごしたんだな。父さんや母さんは元気かな。
「フィーナ、よく休んでね」
「ありがとうございます。龍姫様、ショーゴ様も」
フィーナさんは簡易ギルドの二階で暮らしているらしい。色々荷物を持っていたからそこでなにかする気だな。
「ショーゴ、龍姫様、よく来てくれた。最近子供たちがますます元気でな」
シャナもマヨイもチサトもルネが現れた途端、気を引かれたのか泣き止んでいる。
きょとん、って感じだ。
「シャナくん、元気ですか?マヨイちゃんもいい子にしていたみたいだね。チサトちゃん、お腹空いたの?」
ルネは子育てに関して、驚異的な才能を発揮している。その場に座ると子供たちが群がってくるのだ。ルネはチサトを優しく抱き締めている。
まだぐずっているようだ。
「ショーゴ、ミルク!」
「はい!」
ルネに命じられて、俺は給湯室に向かった。ここには便利な魔法道具もあるし、ミルクならすぐ作れる。
ついでにお茶でも淹れよう。ピンフィーネさんも喉が渇いているかもしれないしな。俺は温度に気を付けながらミルクを作った。お茶は少し熱めに淹れる。ルネに哺乳瓶を渡すと、チサトはすぐに飲み始める。
「団長、お茶です」
育児モードから仕事モードに戻ったピンフィーネさんに俺はお茶を出した。
「ありがとう、ショーゴ。明後日の夕方、あの子らを祝う会を開こうと思っているのだ」
「いいですね!」
皆で誕生日会、みたいなもんだよな。ピンフィーネさんが何かを差し出してくる。なんだ?何かのメモ?
「明日、店で買い物を頼みたい。子供たちはブロリアとディアが引き受けてくれる」
「分かりました。ルネと行ってきます」
「あぁ、頼んだぞ」
買い物が明日でいいならプレゼントも一緒に買ってこよう。ルネがいい店を知っているみたいだしな。
「そうそう。ツネキ製薬だが、尻尾を出したぞ」
「え?関係ないって言ってたんじゃ?」
ピンフィーネさんがペンをくるん、と回した。
「まだ上は否定しているが時間の問題じゃないか」
「そうなんですね」
レジスタンスの人たちも、今は正規の代金で物々交換が出来ているようだ。良かったな。
「ショーゴ、手伝ってよ!君、お父さんでしょ!」
ルネが大変そうだ。俺は囲いをまたいだ。じ、と指を口に咥えたマヨイに見つめられる。
「マヨイちゃん、こんにちは」
声を掛けるとマヨイはさっとルネの後ろに隠れた。早いな。
「ショーゴは怖くないよ」
ルネがフォローしてくれたけど、ちょっとつらい。俺、なんかしちゃったのか?その場に座ってルネの様子を眺めていたら、シャナがやってきた。本当に大きくなったよな。俺を不思議そうに見つめているかと思ったらにこっと笑った。可愛い。絶対この子は将来、イケメンになる。親バカだけど、そう確信した。
シャナが俺の膝の上にちょこん、と座る。にしても、皆、お揃いのオーバーオール着てるの、可愛いな。どうやらフィーナさんの手作りらしい。すごいな。当たり前だけど簡易ギルドにも人が来てクエストの手続きをしていく。ルネに子守をほとんど任せきりにしてしまったな。夕飯はフィーナさんが作ってくれたチキンカツを食べた。豪快にざく切りにされた葉物野菜がシャキシャキ、カツはザクザクで美味しい。
子供たちもちゃんと食事を完食していた。チサトはともかく、シャナもマヨイも離乳食を始めているらしい。二人共、今の所目立った好き嫌いはないという。
アレルギーもないようだ。良かった。今日はこのまま子供たちと夜を過ごす。とにかくずっと夜泣きで大変だったらしい。一人泣くと他の眠っていたはずの子供たちも泣くのだ。地獄絵図が過ぎる。俺たちは二人で子供たちの寝かしつけをした。チサトがずっとぐずっている。ルネが歌い出した。言葉は分からなかったけど優しい旋律の歌だ。チサトがすやすやと眠り始める。
「良かった。そうだ、ショーゴ、お茶飲もうよ」
「うん、そうだね」
小声で話し合う。
「明日買い物を頼まれたからプレゼントもその時でいい?」
「うん、間に合って良かった」
「本当に」
ルネが子供を産んだらきっとこれ以上に大変なんだろう。でも多分、愛は消えないと思うんだ。
0
お気に入りに追加
37
あなたにおすすめの小説
チート魔王はつまらない。
碧月 晶
BL
お人好し真面目勇者×やる気皆無のチート魔王
───────────
~あらすじ~
優秀過ぎて毎日をつまらなく生きてきた雨(アメ)は卒業を目前に控えた高校三年の冬、突然異世界に召喚された。
その世界は勇者、魔王、魔法、魔族に魔物やモンスターが普通に存在する異世界ファンタジーRPGっぽい要素が盛り沢山な世界だった。
そんな世界にやって来たアメは、実は自分は数十年前勇者に敗れた先代魔王の息子だと聞かされる。
しかし取りあえず魔王になってみたものの、アメのつまらない日常は変わらなかった。
そんな日々を送っていたある日、やって来た勇者がアメに言った言葉とは──?
───────────
何だかんだで様々な事件(クエスト)をチートな魔王の力で(ちょいちょい腹黒もはさみながら)勇者と攻略していくお話(*´▽`*)
最終的にいちゃいちゃゴールデンコンビ?いやカップルにしたいなと思ってます( ´艸`)
※BLove様でも掲載中の作品です。
※感想、質問大歓迎です!!
冤罪で投獄された異世界で、脱獄からスローライフを手に入れろ!
風早 るう
BL
ある日突然異世界へ転移した25歳の青年学人(マナト)は、無実の罪で投獄されてしまう。
物騒な囚人達に囲まれた監獄生活は、平和な日本でサラリーマンをしていたマナトにとって当然過酷だった。
異世界転移したとはいえ、何の魔力もなく、標準的な日本人男性の体格しかないマナトは、囚人達から揶揄われ、性的な嫌がらせまで受ける始末。
失意のどん底に落ちた時、新しい囚人がやって来る。
その飛び抜けて綺麗な顔をした青年、グレイを見た他の囚人達は色めき立ち、彼をモノにしようとちょっかいをかけにいくが、彼はとんでもなく強かった。
とある罪で投獄されたが、仲間思いで弱い者を守ろうとするグレイに助けられ、マナトは急速に彼に惹かれていく。
しかし監獄の外では魔王が復活してしまい、マナトに隠された神秘の力が必要に…。
脱獄から魔王討伐し、異世界でスローライフを目指すお話です。
*異世界もの初挑戦で、かなりのご都合展開です。
*性描写はライトです。
ポメラニアンになった僕は初めて愛を知る【完結】
君影 ルナ
BL
動物大好き包容力カンスト攻め
×
愛を知らない薄幸系ポメ受け
が、お互いに癒され幸せになっていくほのぼのストーリー
────────
※物語の構成上、受けの過去が苦しいものになっております。
※この話をざっくり言うなら、攻めによる受けよしよし話。
※攻めは親バカ炸裂するレベルで動物(後の受け)好き。
※受けは「癒しとは何だ?」と首を傾げるレベルで愛や幸せに疎い。
彼の至宝
まめ
BL
十五歳の誕生日を迎えた主人公が、突如として思い出した前世の記憶を、本当にこれって前世なの、どうなのとあれこれ悩みながら、自分の中で色々と折り合いをつけ、それぞれの幸せを見つける話。
異世界音楽成り上がり ーその世界の人は『一切の例外なく全員』、音楽を聴くだけで俺のことを好きになったー
大野原幸雄
ファンタジー
・開始6話で成り上がる、異世界音楽ファンタジー
・音楽の存在しない世界で、音楽を広めて成り上がる
・『一切の例外なく全員』が、主人公を好きになる
ーあらすじー
家に引きこもり、楽器ばかり弾いていたサクライ・ミナト20歳。
唯一の家族だったギタリストの祖父が死に、ミナトは祖父の形見であるクラシックギターを片手に自殺を図る。
……その瞬間、ミナトは、ギターと共に『音楽が存在しない』異世界に召喚された。
最初は典型的な異世界チート主人公になれるかと期待したミナト。
しかし冒険者ギルドでは何のスキルの才能も無いと言われ……
魔法は使うのが非常に難しく、身体も強くなったわけではない。
「想像してたのとは全く違う異世界。どうやらこの物語の主人公は俺ではないらしい。」
ミナトはその事実に落ち込むものの……
「むしろ気楽でいい」「現実はこんなものだ」と、何気なくギターを演奏する。
この時、ミナトはこの世界の人にとって音楽がどんな意味を持つのか理解する。
麻薬のような感動は、”一切の例外なく全世界の人”が防御できない攻撃。
理性を飛ばす興奮は、そこにいる誰も経験したことの無い新たな欲求。
初めて音楽を聴いた衝撃に、誰もがミナトに恋をした。
開始から6話で成り上がり、世界を音楽で満たす優しい異世界音楽ファンタジー。
※無双展開はありますが、主題は無双ではありません
【完結】父を探して異世界転生したら男なのに歌姫になってしまったっぽい
おだししょうゆ
BL
超人気芸能人として活躍していた男主人公が、痴情のもつれで、女性に刺され、死んでしまう。
生前の行いから、地獄行き確定と思われたが、閻魔様の気まぐれで、異世界転生することになる。
地獄行き回避の条件は、同じ世界に転生した父親を探し出し、罪を償うことだった。
転生した主人公は、仲間の助けを得ながら、父を探して旅をし、成長していく。
※含まれる要素
異世界転生、男主人公、ファンタジー、ブロマンス、BL的な表現、恋愛
※小説家になろうに重複投稿しています
【再掲】オメガバースの世界のΩが異世界召喚でオメガバースではない世界へ行って溺愛されてます
緒沢 利乃
BL
突然、異世界に召喚されたΩ(オメガ)の帯刀瑠偉。
運命の番は信じていないけれど、愛している人と結ばれたいとは思っていたのに、ある日、親に騙されてα(アルファ)とのお見合いをすることになってしまう。
独身の俺を心配しているのはわかるけど、騙されたことに腹を立てた俺は、無理矢理のお見合いに反発してホテルの二階からダーイブ!
そして、神子召喚として異世界へこんにちは。
ここは女性が極端に少ない世界。妊娠できる女性が貴ばれる世界。
およそ百年に一人、鷹の痣を体に持つ選ばれた男を聖痕者とし、その者が世界の中心の聖地にて祈ると伴侶が現れるという神子召喚。そのチャンスは一年に一度、生涯で四回のみ。
今代の聖痕者は西国の王太子、最後のチャンス四回目の祈りで見事召喚に成功したのだが……俺?
「……今代の神子は……男性です」
神子召喚された神子は聖痕者の伴侶になり、聖痕者の住む国を繁栄に導くと言われているが……。
でも、俺、男……。
Ωなので妊娠できるんだけどなー、と思ったけど黙っておこう。
望んで来た世界じゃないのに、聖痕者の異母弟はムカつくし、聖痕者の元婚約者は意地悪だし、そんでもって聖痕者は溺愛してくるって、なんなんだーっ。
αとのお見合いが嫌で逃げた異世界で、なんだが不憫なイケメンに絆されて愛し合ってしまうかも?
以前、別名義で掲載した作品の再掲載となります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる