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俺はどうしてしまったんだろう。体が重たくて一切動かない。もしかして死んでしまったのか?一体、俺の身に何があったっていうんだ?まだ23歳なのに。やりたいゲームだっていっぱいあったし、観たいアニメだっていっぱいあった。今季のアニメ、絶対観たかったのに。冬には新作のゲームソフトを注文していた。死ぬなんて絶対に嫌だ。あぁなんだかすごく寒い。このままだと凍えきってしまうぞ。俺が気合いを込めて目を思い切り開けると、薄暗い空間に立っていた。
ここ、どこだ?俺は本当にどうしたっていうんだ?俺は台座の上にいる。
「失敗だ。また召喚しなくては…」
オオォ、と嘆くような声が四方からする。周りにいたのは黒いローブを着た人たちだった。みんな目深にフードを被っていて誰の顔も分からない。もしかしてこれって。俺はこの様子に見覚えがあった。これ、異世界召喚で転生っていうパターンなんじゃないか?漫画で読んだことがある!
「えーと、俺は失敗なんですか?あのー」
俺がこう周りにいる人に尋ねても、いないかのように無視された。次の召喚がどうとか、ぶつぶつ呪文を唱えている人ばかりだ。この人たち、やっばいな。でももしかしてこれって、すごくラッキーなんじゃないか?だって、異世界召喚だよ?満員電車に毎日乗って出社しなくていいし、クレームの対応でペコペコしなくてもいい。素晴らしいことじゃないか!俺はそーっとその場を後にした。せっかくだ、新しい世界を堪能しようじゃないか!そう思って建物を出てみたら誰もいないし、なんかカラスみたいな黒いでかい鳥がいっぱいバサバサ飛んでいる。え、何ここ。こわーい。空も厚い雲に覆われて、日すら差していない。わー、これじゃ俺の体で、いやこの世界の人間はビタミンDが作れないよ。もしかしてこの世界、実はすごい危機が訪れているんじゃ?じゃあ、あの人たち、勇者を召喚しようとしていたとか?そう思うと俺は勇者ってガラじゃないよな。うーん、ちょっとモヤモヤするけど。そういえば俺の服、スーツだ。確か帰りの電車で疲れて寝ちまったんだっけ。今日もハードだったからな。
午前中は営業で外回りだったし、午後は明日の会議の準備、合間に電話応対。うん、フツーのサラリーマンだ。にしても、本当に人いなくね?どうしたらいいんだ?
「おい!」
「ひっ!!」
野太い声に俺は思わず悲鳴を上げていた。恐る恐る振り返ると、2メートルくらいあるごつい男性といかにもチャラそうな男性がいる。二人共イケメンなのは間違いない。
「大丈夫、大丈夫。ブロリアくんは怖くないよ!すっごく優しいんだから」
「お前な…」
はぁ、とブロリアと呼ばれた人がため息を吐いている。そのブロリアが俺を睨むように見てきた。がっしりとした手で俺の腕を握る。熊かな?っていう位強い力だった。逃げるのは許さないって感じだ。怖すぎる。
「お前、召喚された異世界人なんだろ?今は冒険者がとにかく不足しているから、ちょっとこっちこい」
え、何この状況?もしかしてやばい目に遭うやつか?冒険者って強い敵と戦わなくちゃいけないんじゃ。この薄暗くて不気味な怖い世界で?そんなの嫌だったのに力で敵わず、俺はズルズルとブロリアに引きずられて、ある建物にやってきた。もしかして、ここはギルド?すげー、本物だー!俺は心の中で叫んでいた。大人だからはしゃがないけど。
「おい、カーナ。冒険者見習いを連れてきたぞ」
ブロリアが声をかけたのはカウンター越しにいた美人なお姉さんだった。カーナさんか、可愛い。彼女が微笑むとぱっと華やかになる。美人っていくらでも見てられる。
「あらあら、また召喚されてきてしまったのね」
「ギルドに登録を頼む。こいつも仕事がなきゃ食ってけないからな」
「はい、じゃあ名前を教えて頂戴」
俺は改めてカウンターの前にある椅子に座って必要なことを彼女に伝えた。
「ショーゴ・シカノね。異世界の人は名前も独特ね」
カーナさんがまた柔らかく微笑んだ。
「はい、これで登録完了よ。装備はディアくんに揃えてもらえるから安心してね」
ディアって誰だろう?と首を傾げていたらブロリアと一緒にいた彼がディアらしい。ここで着る服や装備一式を運んできてくれた。そうだよな、流石にスーツのままじゃ格好がつかないし。
「君、ショーゴっていうんだ。もう知ってると思うけど俺がディア。この服と装備品、分割でいいからお金払ってね。支払いはカーナさんに言えば出来るし、今だけ分割手数料は無料だからお得だよ!ラッキーだったね!」
「分割…え?」
「そうそう!1年かけて払ってもらえばいいからさ!踏み倒すとか無理だからね。こう見えて俺強いから」
「ちゃんと払います」
異世界に来て早々、俺に出来たのは借金だった。マジかよ。まあ一括でって言われなかっただけ良心的とも言えるよな。俺は装備を着けてみた。
服はジャージみたいな感じだから動きやすい。防具もそこそこ強度がありそうだ。武器は片手剣だ。盾も付いていた。でもこの盾、なんだか心許ない。鍋の蓋みたいだし。
「あ、いいじゃん!似合ってるよー!」
分かった。このディアって人、巷で言うところの陽キャだ。パリピともいう。バーベキューをしているイメージだ。
「あれ?ちょっと不安そうだね?装備ならクエストをちゃちゃっとこなせば強くなるし、強くなれば魔王を倒せちゃうかもね!まあ先に勇者様が降臨してくれるといいんだけど」
そう言って、ディアがはぁとため息をつく。
「勇者を呼び出してるんですか?」
色々言いたいこともあるけれど、俺はこの世界について何も知らないので情報を集めることにした。それがロールプレイの基本だからな。こんなところでゲームの知識が役立つとは。
「そ、若くて、頑健な肉体を持っていて、凄まじい力を持ってる子を探してるんだけどなかなかいないみたい。早くなんとかならないかなー」
「そうなんですね」
なんかソシャゲのガチャを思い出すのは俺だけだろうか。いや、ソシャゲのガチャはリセマラ出来るだけまだマシかもしれないな。ゲームによって
は天井もあるしな。
「とりあえずショーゴ、頑張って強くなってね!死なないように気を付けるんだよ?」
「は、はあ」
俺は今、お金もアイテムすらも持っていないらしい。やばいな。宿に泊まるのは当然金がかかるし、このままここにいてもしょうがないし、試しにクエストにでも行ってみよう。
俺はカーナさんのいるカウンターに向かった。
「あの…俺でも出来そうなクエストはありますか?」
カーナさんは優しく微笑む。
「一番最初なら採集クエストがオススメよ。
必要な素材を集めるだけだから、君もクリア出来ると思うわ」
「じゃあそれを」
「大型の凶暴なモンスターにはくれぐれ気を付けてね」
やっぱりそういうのいるんですね?!
俺はフィールドに向かった。とりあえずクエストクリアを目指そう。
ここ、どこだ?俺は本当にどうしたっていうんだ?俺は台座の上にいる。
「失敗だ。また召喚しなくては…」
オオォ、と嘆くような声が四方からする。周りにいたのは黒いローブを着た人たちだった。みんな目深にフードを被っていて誰の顔も分からない。もしかしてこれって。俺はこの様子に見覚えがあった。これ、異世界召喚で転生っていうパターンなんじゃないか?漫画で読んだことがある!
「えーと、俺は失敗なんですか?あのー」
俺がこう周りにいる人に尋ねても、いないかのように無視された。次の召喚がどうとか、ぶつぶつ呪文を唱えている人ばかりだ。この人たち、やっばいな。でももしかしてこれって、すごくラッキーなんじゃないか?だって、異世界召喚だよ?満員電車に毎日乗って出社しなくていいし、クレームの対応でペコペコしなくてもいい。素晴らしいことじゃないか!俺はそーっとその場を後にした。せっかくだ、新しい世界を堪能しようじゃないか!そう思って建物を出てみたら誰もいないし、なんかカラスみたいな黒いでかい鳥がいっぱいバサバサ飛んでいる。え、何ここ。こわーい。空も厚い雲に覆われて、日すら差していない。わー、これじゃ俺の体で、いやこの世界の人間はビタミンDが作れないよ。もしかしてこの世界、実はすごい危機が訪れているんじゃ?じゃあ、あの人たち、勇者を召喚しようとしていたとか?そう思うと俺は勇者ってガラじゃないよな。うーん、ちょっとモヤモヤするけど。そういえば俺の服、スーツだ。確か帰りの電車で疲れて寝ちまったんだっけ。今日もハードだったからな。
午前中は営業で外回りだったし、午後は明日の会議の準備、合間に電話応対。うん、フツーのサラリーマンだ。にしても、本当に人いなくね?どうしたらいいんだ?
「おい!」
「ひっ!!」
野太い声に俺は思わず悲鳴を上げていた。恐る恐る振り返ると、2メートルくらいあるごつい男性といかにもチャラそうな男性がいる。二人共イケメンなのは間違いない。
「大丈夫、大丈夫。ブロリアくんは怖くないよ!すっごく優しいんだから」
「お前な…」
はぁ、とブロリアと呼ばれた人がため息を吐いている。そのブロリアが俺を睨むように見てきた。がっしりとした手で俺の腕を握る。熊かな?っていう位強い力だった。逃げるのは許さないって感じだ。怖すぎる。
「お前、召喚された異世界人なんだろ?今は冒険者がとにかく不足しているから、ちょっとこっちこい」
え、何この状況?もしかしてやばい目に遭うやつか?冒険者って強い敵と戦わなくちゃいけないんじゃ。この薄暗くて不気味な怖い世界で?そんなの嫌だったのに力で敵わず、俺はズルズルとブロリアに引きずられて、ある建物にやってきた。もしかして、ここはギルド?すげー、本物だー!俺は心の中で叫んでいた。大人だからはしゃがないけど。
「おい、カーナ。冒険者見習いを連れてきたぞ」
ブロリアが声をかけたのはカウンター越しにいた美人なお姉さんだった。カーナさんか、可愛い。彼女が微笑むとぱっと華やかになる。美人っていくらでも見てられる。
「あらあら、また召喚されてきてしまったのね」
「ギルドに登録を頼む。こいつも仕事がなきゃ食ってけないからな」
「はい、じゃあ名前を教えて頂戴」
俺は改めてカウンターの前にある椅子に座って必要なことを彼女に伝えた。
「ショーゴ・シカノね。異世界の人は名前も独特ね」
カーナさんがまた柔らかく微笑んだ。
「はい、これで登録完了よ。装備はディアくんに揃えてもらえるから安心してね」
ディアって誰だろう?と首を傾げていたらブロリアと一緒にいた彼がディアらしい。ここで着る服や装備一式を運んできてくれた。そうだよな、流石にスーツのままじゃ格好がつかないし。
「君、ショーゴっていうんだ。もう知ってると思うけど俺がディア。この服と装備品、分割でいいからお金払ってね。支払いはカーナさんに言えば出来るし、今だけ分割手数料は無料だからお得だよ!ラッキーだったね!」
「分割…え?」
「そうそう!1年かけて払ってもらえばいいからさ!踏み倒すとか無理だからね。こう見えて俺強いから」
「ちゃんと払います」
異世界に来て早々、俺に出来たのは借金だった。マジかよ。まあ一括でって言われなかっただけ良心的とも言えるよな。俺は装備を着けてみた。
服はジャージみたいな感じだから動きやすい。防具もそこそこ強度がありそうだ。武器は片手剣だ。盾も付いていた。でもこの盾、なんだか心許ない。鍋の蓋みたいだし。
「あ、いいじゃん!似合ってるよー!」
分かった。このディアって人、巷で言うところの陽キャだ。パリピともいう。バーベキューをしているイメージだ。
「あれ?ちょっと不安そうだね?装備ならクエストをちゃちゃっとこなせば強くなるし、強くなれば魔王を倒せちゃうかもね!まあ先に勇者様が降臨してくれるといいんだけど」
そう言って、ディアがはぁとため息をつく。
「勇者を呼び出してるんですか?」
色々言いたいこともあるけれど、俺はこの世界について何も知らないので情報を集めることにした。それがロールプレイの基本だからな。こんなところでゲームの知識が役立つとは。
「そ、若くて、頑健な肉体を持っていて、凄まじい力を持ってる子を探してるんだけどなかなかいないみたい。早くなんとかならないかなー」
「そうなんですね」
なんかソシャゲのガチャを思い出すのは俺だけだろうか。いや、ソシャゲのガチャはリセマラ出来るだけまだマシかもしれないな。ゲームによって
は天井もあるしな。
「とりあえずショーゴ、頑張って強くなってね!死なないように気を付けるんだよ?」
「は、はあ」
俺は今、お金もアイテムすらも持っていないらしい。やばいな。宿に泊まるのは当然金がかかるし、このままここにいてもしょうがないし、試しにクエストにでも行ってみよう。
俺はカーナさんのいるカウンターに向かった。
「あの…俺でも出来そうなクエストはありますか?」
カーナさんは優しく微笑む。
「一番最初なら採集クエストがオススメよ。
必要な素材を集めるだけだから、君もクリア出来ると思うわ」
「じゃあそれを」
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