千晶さん達がひたすら爆食いするSS

千晶の感想とか①

ラーメンとおにぎりを山盛り食べた後、かなさんが持ってきてくれたゲームでまた遊んだ。
かなさんは、いっぱいゲームを持っているんだな。
今は午前2時。
うん、最高潮に眠たいな。
お腹もいっぱいだし、部屋は暖かい。
めちゃくちゃ幸せだ。

「うーん、眠いー」

いつも元気なかなさんもさすがに限界が近そうだな。

「今、布団を敷いてきますね」

千晶がそう言って立ち上がる。
俺も手伝うか。

一応この家には部屋が二部屋ある。
一つは俺達の寝室だ。
お客さんにはもうひとつの部屋で寝てもらうようにしていた。

千晶が布団を敷いている。俺もクローゼットからもう一組布団を取り出した。
千晶とこの前、一緒に買いに行った布団だ。
あった方がいいだろうとこの間話し合って決めた。
意外とうちに泊まりに来る人は多い。
暖房もつける。

「なんか楽しいな、千晶」

「はい。俺、こんなふうに友達と過ごすの初めてで」

「そうか」

もっと千晶には人生を楽しんでもらいたいな。

「真司さん、いつも俺に付き合ってくれてありがとうございます」

「俺も楽しいよ」

「よかった」

千晶が笑う。

こうして千晶の笑顔が見られて嬉しい。
俺はどこまでも千晶が好きらしいな。

「かなさん、布団が敷けましたよ」

かなさん、コントローラーを持ったままうとうとしてる。彼がぴくりと反応した。

「ん、ありがとう」

「ごめんな、あき。真司さんも」

「気にしないでくれ」

「二人共、おやすみなさい」

「ああ、おやすみ」

二人が部屋に入っていく。
そのあと千晶と一緒に、使った食器の片づけをした。

「またこういうことしたいですね」

「今日は結構食べたよな。さすがに腹いっぱいだ」

「食べ過ぎましたよね」

千晶にも食べ過ぎた自覚があったんだな。

「俺、とんかつ作ってる時すごく楽しくなっちゃって…今から思えば作り過ぎでした」

やっぱりそうだったのか。

「ゲームもみんなで出来たし嬉しかったです」

千晶はやっぱり可愛いな。

「真司さん、またやりましょう！」

「おう」

片付けも終わったし、俺達もそろそろ寝ようか。
そう思っていたら千晶が抱きついて来た。

「真司さん、キスしていいですか？」

返事しようと思って屈んだらそのまま軽く触れるだけのキスされた。
俺は千晶を抱き上げる。
軽いよな、本当に。

「真司さん、今日はだめ…ですよ？」

「わかった。なら予約はしても？」

「はい」

今日も千晶が可愛かった。

つづく