16 / 16
16・合同コンパ
しおりを挟む
「慧―、眉間に皴寄ってる」
「うう。緊張するんだ。合コンの幹事なんて初めてだからな」
慧は今日、白のフリルが付いたノースリーブのワンピースを着ている。肌の手入れはもちろん、髪の毛の手入れも毎日している。自分を可愛くして、保に『可愛い』と言ってもらいたいという野望は、もうほとんど消えかけているが、どこかでぽろっと言ってくれないかなあと期待している自分もいる。すでに七月だ。夏休みも目前である。
「大丈夫。幹事の仕事は俺に任せてくれていいよ」
「でも・・・」
慧はうーんと考えた。確かに保に任せた方が確実で安心なのはよく分かっている。だが自分が言い出しっぺでもある。
「俺にも仕事をくれ」
そう保に頼むと、保はそうだなあと考えた。
「じゃあ慧は司会進行で」
「え?俺が会の進行をするのか?」
「うん、皆のことよく知ってるの慧だけだしね」
「確かに」
慧はだんだん燃えてきた。自分に出来そうな仕事を任されて嬉しくなったのだ。
「おし、進行は俺に任せてくれ!」
「じゃあそろそろ出かけようか」
慧と保は待ち合わせの場所に向かった。約束していた場所に向かうとすでにはじめがいる。彼は慧が選んだシャツにパンツを合わせている。慧の目論見通り彼はかっちりして見えた。慧は思わず、はじめに駆け寄る。
「はじめ!それ着てくれたんだな!」
「慧ちゃん、うん。こういう場所でチャラ男に見えると良くないのかなって」
どうやら彼なりに見た目を気にしているらしい。
「おはよう、はじめくん」
「あ、おはよう。山川くん。俺、緊張しちゃってさ」
「大丈夫。はじめくんのコミュ力なら」
「こいつ、コミュ力あるのか?」
慧がはじめを指さしながら尋ねると保は苦笑しながら答えた。
「はじめくん、ゼミでかなり頼りにされてるって聞いたよ。俺の所にその情報が入って来るんだから相当だよね」
「え、いや、その、あの」
はじめは青くなったり赤くなったりしている。
「なんだ、お前やっぱりチャラ男じゃねえか」
「ほら、やっぱりこう言われるじゃん」
がくっとはじめが項垂れて慧と保は笑った。
「慧―、来てあげたよー」
「お、皆も到着したみたいだな」
モデル陣、そして巧が現れる。
「慧、その服この前の」
巧が気が付いたように言う。
「あぁ。これ着たら皆良いって言ってくれたからな」
「慧、今日もマジまぶいね。めちゃ憧れる」
まさにギャルという出で立ちの女子に慧は笑い掛けた。
「レオナもめっちゃ可愛いぜ。そのスカート、ちゃんとキュロットになってるの可愛いよな」
「そ。駅とかでパンツ撮ろうとしてくるやついるからね」
「レオナ、私もいるのよ、ね?慧さま?」
「おう、美帆もめちゃくちゃ可愛いぞ。ロリータのブラウスってデザイン無限大だよな」
「そうなんですの」
美帆と呼ばれた小柄な彼女が笑う。
「なんだ、普段のメンツと変わらんじゃん」
スラッとした長身の男子が腕を組む。彼はTシャツに黒いパンツというラフな格好だった。
「章、ちゃんとはじめと保がいるだろ」
慧がそう答えると章と呼ばれた彼は笑った。
「まあ俺なりに楽しみにしてたけどさ」
「さ、全員集まったみたいだし、そろそろお店に行こうか」
一行は歩き出した。
***
店に入るとそれだけで歓声が上がる。
「わ、なんだこれ、すごくお洒落じゃん」
「保が探して来てくれたんだ」
「いや、なんで慧が自慢げ?」
エッヘンとしている慧にツッコミが入る。店員に席に案内された。皆が席についたのを見計らい、慧は立ち上がった。こほんと咳払いをする。
「ええ、では皆さん」
「校長先生か」
皆がそれに噴き出す。
「校長の話はちゃんと聞くものだぞ」
慧は腕を組みふんぞり返る。
「とんでもなく偉そうな校長だわあ」
外野の言葉を慧は気にせず続けた。いつもと同じ空気感にホッとしている。モデル仲間はもちろん、保やはじめも一緒に楽しんでくれている。それが実感できて嬉しい。
「これより合コンを始めます。まったりお話を楽しみましょう。どうぞお互いの親睦を深めてください」
頼んでいたドリンクや軽食が届く。
「わ、このメロンソーダ美味しそう。綺麗な色だね」
はじめが嬉しそうに声を上げる。慧が保をちらっと見ると頷かれた。
「はじめくんはメロンソーダ好きなんだ」
早速他のモデル男子とはじめが仲良く話をしている。
「慧、美帆、一緒に写真撮ろ」
「おう」
「私たちにも写真のデータをくださいな」
「もちー」
レオナがスマートフォンを片手に自分たちの写真を撮る。
「慧って盛らなくても可愛いよねえ?ウラヤマシイッタラ」
レオナがスマートフォンの画面をポチポチしながら呟いた。
「ってか、保くんって慧の彼氏だよね?いつも慧の迎えに来てくれてるでしょ!」
「あ、うん」
保が困ったように頷く。
「いいなあ、あたしも彼氏欲しいー」
「モデル仲間はレオナにとって全員ライバルですもんね」
「そうなの!」
それから慧と保は計画通り合コンを進行した。サイコロを転がし、一つお題を決めて一人ずつそれについて話す。思っていたより色々な話が聞けた。帰り際、楽しめたと皆が笑顔で、開催して良かったと慧と保は笑い合った。
***
「保、お風呂空いたぞ」
「急に泊らせてもらってごめんね」
「いや、保ママ、仕事なら仕方ねえだろ。保が家に一人で居る必要はないんだし。パパも出張か、忙しいよなぁ」
「ありがとう。あと今日の合コン無事に終わって良かったね」
「本当だな。なあ保?」
「ん?」
慧は床に座っていた保を押し倒した。彼の頬を触る。
「なに?急に?」
「俺のこと、お前はどう思う?」
慧は正直に言ってもう限界だった。『可愛い』と言ってもらいたい欲がカンストしてしまっている。
「すごく素敵だなって思ってる…それに…」
保が視線を慧から反らした。彼の頬がほんのり赤いのは気のせいだろうか。
「慧はすごく、すごーく可愛い人だって」
慧は急な言葉にびっくりして固まった。
「え…なんで?なんで今言うんだよ!」
「その…ずっと可愛いって言えなくてごめん。どうしても照れ臭くて言えなかった。でも俺も一歩踏み出さなきゃって」
「保…」
保が起き上がり、慧を抱き寄せた。ぎゅっとされると心地良い。
「俺は、ずっと慧だけを見ていたいんだ」
「ん、俺も保だけ見ていたいよ」
保が口付けてくる。
「ん…ふ…た…もつ」
「愛してる、ずっと」
「俺も!俺もだよ」
二人は抱き合った。かちり、と全てが綺麗に収まったようなすっきり感がある。今までのモヤが綺麗に消えた。
「ずっと保が可愛いって言ってくれなくて、俺、寂しかったんだからな!」
「ごめんね。今度からはちゃんと言うから」
それはそれで照れ臭いかもしれない、と慧は思ったが、ここは頷いておいた。保に身を委ねる。彼は誰よりも自分を愛してくれる。そんな彼だから自分は保を好きになったのだから。
彼の熱っぽい眼差しが慧は嬉しい。二人は何度目か分からない深い口付けを交わしたのだった。
おわり
「うう。緊張するんだ。合コンの幹事なんて初めてだからな」
慧は今日、白のフリルが付いたノースリーブのワンピースを着ている。肌の手入れはもちろん、髪の毛の手入れも毎日している。自分を可愛くして、保に『可愛い』と言ってもらいたいという野望は、もうほとんど消えかけているが、どこかでぽろっと言ってくれないかなあと期待している自分もいる。すでに七月だ。夏休みも目前である。
「大丈夫。幹事の仕事は俺に任せてくれていいよ」
「でも・・・」
慧はうーんと考えた。確かに保に任せた方が確実で安心なのはよく分かっている。だが自分が言い出しっぺでもある。
「俺にも仕事をくれ」
そう保に頼むと、保はそうだなあと考えた。
「じゃあ慧は司会進行で」
「え?俺が会の進行をするのか?」
「うん、皆のことよく知ってるの慧だけだしね」
「確かに」
慧はだんだん燃えてきた。自分に出来そうな仕事を任されて嬉しくなったのだ。
「おし、進行は俺に任せてくれ!」
「じゃあそろそろ出かけようか」
慧と保は待ち合わせの場所に向かった。約束していた場所に向かうとすでにはじめがいる。彼は慧が選んだシャツにパンツを合わせている。慧の目論見通り彼はかっちりして見えた。慧は思わず、はじめに駆け寄る。
「はじめ!それ着てくれたんだな!」
「慧ちゃん、うん。こういう場所でチャラ男に見えると良くないのかなって」
どうやら彼なりに見た目を気にしているらしい。
「おはよう、はじめくん」
「あ、おはよう。山川くん。俺、緊張しちゃってさ」
「大丈夫。はじめくんのコミュ力なら」
「こいつ、コミュ力あるのか?」
慧がはじめを指さしながら尋ねると保は苦笑しながら答えた。
「はじめくん、ゼミでかなり頼りにされてるって聞いたよ。俺の所にその情報が入って来るんだから相当だよね」
「え、いや、その、あの」
はじめは青くなったり赤くなったりしている。
「なんだ、お前やっぱりチャラ男じゃねえか」
「ほら、やっぱりこう言われるじゃん」
がくっとはじめが項垂れて慧と保は笑った。
「慧―、来てあげたよー」
「お、皆も到着したみたいだな」
モデル陣、そして巧が現れる。
「慧、その服この前の」
巧が気が付いたように言う。
「あぁ。これ着たら皆良いって言ってくれたからな」
「慧、今日もマジまぶいね。めちゃ憧れる」
まさにギャルという出で立ちの女子に慧は笑い掛けた。
「レオナもめっちゃ可愛いぜ。そのスカート、ちゃんとキュロットになってるの可愛いよな」
「そ。駅とかでパンツ撮ろうとしてくるやついるからね」
「レオナ、私もいるのよ、ね?慧さま?」
「おう、美帆もめちゃくちゃ可愛いぞ。ロリータのブラウスってデザイン無限大だよな」
「そうなんですの」
美帆と呼ばれた小柄な彼女が笑う。
「なんだ、普段のメンツと変わらんじゃん」
スラッとした長身の男子が腕を組む。彼はTシャツに黒いパンツというラフな格好だった。
「章、ちゃんとはじめと保がいるだろ」
慧がそう答えると章と呼ばれた彼は笑った。
「まあ俺なりに楽しみにしてたけどさ」
「さ、全員集まったみたいだし、そろそろお店に行こうか」
一行は歩き出した。
***
店に入るとそれだけで歓声が上がる。
「わ、なんだこれ、すごくお洒落じゃん」
「保が探して来てくれたんだ」
「いや、なんで慧が自慢げ?」
エッヘンとしている慧にツッコミが入る。店員に席に案内された。皆が席についたのを見計らい、慧は立ち上がった。こほんと咳払いをする。
「ええ、では皆さん」
「校長先生か」
皆がそれに噴き出す。
「校長の話はちゃんと聞くものだぞ」
慧は腕を組みふんぞり返る。
「とんでもなく偉そうな校長だわあ」
外野の言葉を慧は気にせず続けた。いつもと同じ空気感にホッとしている。モデル仲間はもちろん、保やはじめも一緒に楽しんでくれている。それが実感できて嬉しい。
「これより合コンを始めます。まったりお話を楽しみましょう。どうぞお互いの親睦を深めてください」
頼んでいたドリンクや軽食が届く。
「わ、このメロンソーダ美味しそう。綺麗な色だね」
はじめが嬉しそうに声を上げる。慧が保をちらっと見ると頷かれた。
「はじめくんはメロンソーダ好きなんだ」
早速他のモデル男子とはじめが仲良く話をしている。
「慧、美帆、一緒に写真撮ろ」
「おう」
「私たちにも写真のデータをくださいな」
「もちー」
レオナがスマートフォンを片手に自分たちの写真を撮る。
「慧って盛らなくても可愛いよねえ?ウラヤマシイッタラ」
レオナがスマートフォンの画面をポチポチしながら呟いた。
「ってか、保くんって慧の彼氏だよね?いつも慧の迎えに来てくれてるでしょ!」
「あ、うん」
保が困ったように頷く。
「いいなあ、あたしも彼氏欲しいー」
「モデル仲間はレオナにとって全員ライバルですもんね」
「そうなの!」
それから慧と保は計画通り合コンを進行した。サイコロを転がし、一つお題を決めて一人ずつそれについて話す。思っていたより色々な話が聞けた。帰り際、楽しめたと皆が笑顔で、開催して良かったと慧と保は笑い合った。
***
「保、お風呂空いたぞ」
「急に泊らせてもらってごめんね」
「いや、保ママ、仕事なら仕方ねえだろ。保が家に一人で居る必要はないんだし。パパも出張か、忙しいよなぁ」
「ありがとう。あと今日の合コン無事に終わって良かったね」
「本当だな。なあ保?」
「ん?」
慧は床に座っていた保を押し倒した。彼の頬を触る。
「なに?急に?」
「俺のこと、お前はどう思う?」
慧は正直に言ってもう限界だった。『可愛い』と言ってもらいたい欲がカンストしてしまっている。
「すごく素敵だなって思ってる…それに…」
保が視線を慧から反らした。彼の頬がほんのり赤いのは気のせいだろうか。
「慧はすごく、すごーく可愛い人だって」
慧は急な言葉にびっくりして固まった。
「え…なんで?なんで今言うんだよ!」
「その…ずっと可愛いって言えなくてごめん。どうしても照れ臭くて言えなかった。でも俺も一歩踏み出さなきゃって」
「保…」
保が起き上がり、慧を抱き寄せた。ぎゅっとされると心地良い。
「俺は、ずっと慧だけを見ていたいんだ」
「ん、俺も保だけ見ていたいよ」
保が口付けてくる。
「ん…ふ…た…もつ」
「愛してる、ずっと」
「俺も!俺もだよ」
二人は抱き合った。かちり、と全てが綺麗に収まったようなすっきり感がある。今までのモヤが綺麗に消えた。
「ずっと保が可愛いって言ってくれなくて、俺、寂しかったんだからな!」
「ごめんね。今度からはちゃんと言うから」
それはそれで照れ臭いかもしれない、と慧は思ったが、ここは頷いておいた。保に身を委ねる。彼は誰よりも自分を愛してくれる。そんな彼だから自分は保を好きになったのだから。
彼の熱っぽい眼差しが慧は嬉しい。二人は何度目か分からない深い口付けを交わしたのだった。
おわり
0
お気に入りに追加
27
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
黄色い水仙を君に贈る
えんがわ
BL
──────────
「ねぇ、別れよっか……俺たち……。」
「ああ、そうだな」
「っ……ばいばい……」
俺は……ただっ……
「うわああああああああ!」
君に愛して欲しかっただけなのに……
学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語
紅林
BL
『桜田門学院高等学校』
日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する野球ドーム五個分の土地が学院としてなる巨大学園だ
しかし生徒数は300人程の少人数の学院だ
そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語である
夏の扉を開けるとき
萩尾雅縁
BL
「霧のはし 虹のたもとで 2nd season」
アルビーの留学を控えた二か月間の夏物語。
僕の心はきみには見えない――。
やっと通じ合えたと思ったのに――。
思いがけない闖入者に平穏を乱され、冷静ではいられないアルビー。
不可思議で傍若無人、何やら訳アリなコウの友人たちに振り回され、断ち切れない過去のしがらみが浮かび上がる。
夢と現を両手に掬い、境界線を綱渡りする。
アルビーの心に映る万華鏡のように脆く、危うい世界が広がる――。
*****
コウからアルビーへ一人称視点が切り替わっていますが、続編として内容は続いています。独立した作品としては読めませんので、「霧のはし 虹のたもとで」からお読み下さい。
注・精神疾患に関する記述があります。ご不快に感じられる面があるかもしれません。
(番外編「憂鬱な朝」をプロローグとして挿入しています)
鈍感モブは俺様主人公に溺愛される?
桃栗
BL
地味なモブがカーストトップに溺愛される、ただそれだけの話。
前作がなかなか進まないので、とりあえずリハビリ的に書きました。
ほんの少しの間お付き合い下さい。
家事代行サービスにdomの溺愛は必要ありません!
灯璃
BL
家事代行サービスで働く鏑木(かぶらぎ) 慧(けい)はある日、高級マンションの一室に仕事に向かった。だが、住人の男性は入る事すら拒否し、何故かなかなか中に入れてくれない。
何度かの押し問答の後、なんとか慧は中に入れてもらえる事になった。だが、男性からは冷たくオレの部屋には入るなと言われてしまう。
仕方ないと気にせず仕事をし、気が重いまま次の日も訪れると、昨日とは打って変わって男性、秋水(しゅうすい) 龍士郎(りゅうしろう)は慧の料理を褒めた。
思ったより悪い人ではないのかもと慧が思った時、彼がdom、支配する側の人間だという事に気づいてしまう。subである慧は彼と一定の距離を置こうとするがーー。
みたいな、ゆるいdom/subユニバース。ふんわり過ぎてdom/subユニバースにする必要あったのかとか疑問に思ってはいけない。
※完結しました!ありがとうございました!
平凡ハイスペックのマイペース少年!〜王道学園風〜
ミクリ21
BL
竜城 梓という平凡な見た目のハイスペック高校生の話です。
王道学園物が元ネタで、とにかくコメディに走る物語を心掛けています!
※作者の遊び心を詰め込んだ作品になります。
※現在連載中止中で、途中までしかないです。
【完結】遍く、歪んだ花たちに。
古都まとい
BL
職場の部下 和泉周(いずみしゅう)は、はっきり言って根暗でオタクっぽい。目にかかる長い前髪に、覇気のない視線を隠す黒縁眼鏡。仕事ぶりは可もなく不可もなく。そう、凡人の中の凡人である。
和泉の直属の上司である村谷(むらや)はある日、ひょんなことから繁華街のホストクラブへと連れて行かれてしまう。そこで出会ったNo.1ホスト天音(あまね)には、どこか和泉の面影があって――。
「先輩、僕のこと何も知っちゃいないくせに」
No.1ホスト部下×堅物上司の現代BL。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる