82 / 92
82
しおりを挟む
「先に墓参りに行こう」
神々の世界にも夜はあるらしい。キメルは再び幻獣の姿になり、ソータを背に乗せてくれた。
ドラゴはスピスピ眠っている。
「ねえ、キメル?キメルのお母様は?」
そのことについてもソータは気になっていた。父がいれば母もいるのが普通である。
「母さんは父さんが死んだ時、一緒についていった。死んではいないけど多分もう会えない」
「そうなんだ。キメルも私もそういうとこ似てるよね」
「…そうかもしれないな。だから引き合わせてくれたのかもな」
誰に?とソータが尋ねるとキメルが鼻を鳴らす。
「運命の神様ってやつだ。今まで会ったことないけどな」
「本当だ。私も会ったことない」
だろう?とキメルが笑う。しばらく坂道を歩くとぽつん、と石碑が立っていた。
「あれが?」
「あぁ。親父の墓だ。神々は基本的に死なねえ。だから死んだ親父はレアケースなんだ」
ソータを降ろし、キメルが人型になる。花を手向けて墓石に水をかけた。
「ソータ、親父に祈ってやってくれないか?」
「もちろん。お母様にもね」
ソータはその場で跪き祈り始めた。聖女の祈りは死の痛みを和らげてくれる。遺された者の痛みもだ。
「ありがとう、ソータ」
ソータが立ち上がると、キメルに腕を引かれていた。
「よし、爺に戦いを挑むか。ボッコボコにしてやるからな」
「やり過ぎないようにね」
ソータが不安になって言うと、キメルが自信満々に笑う。
「あの爺は殺そうとして殺せるもんじゃねえんだ」
やはりキメルの祖父だ。実力に間違いはない。二人が家に戻ると、既に準備をして待っていた。
「覚悟はいいか?」
「あぁ。かかってきやがれ、クソ爺」
二人が対峙する。どんな戦いが繰り広げられるのだろうとソータはハラハラした。
✢✢✢
「く…やっぱりまだついていけないのかよ」
キメルは幻獣の姿で野原を疾走している。後ろからバリバリバリと雷が連続で落ちてくる。キメルの祖父、ラムゥの魔法の力だ。自分との明らかな力量差にキメルは落ち込みそうになった。だが、ここで立ち止まるわけにはいかない。
「逃げ回っているだけでは儂には勝てまい!!」
追撃の雷を放ちながらラムゥが怒鳴った。確かにその通りだ。キメルはズザザと足を止めた。
自分に向かって打たれた雷を自慢の角で受け止め、力を更に溜める。そしてそれをラムゥに向かって放つ。
「ほほ、儂の雷を受け止めるとは」
「俺だっていつまでも子供じゃないんだぜ」
ラムゥが飛び掛かってきたので、キメルも瞬時に人型になり受け止めた。
「魔法が効かないなら接近戦ってわけかよ」
ラムゥの重い拳を受け止めながらキメルは笑った。
「儂は元来こちらの方が得意でな」
キメルは防戦一方だ。
「ぐっ…くそっ…」
ガッ、ガガッと二人の攻防が繰り広げられる。
ソータはそれをハラハラしながら見守っていた。
「負けねえぜ、爺!!」
キメルが隙を狙い、拳をラムゥの腹に鋭く打ち込んだ。
「ぐふっ!ぐうう」
ズザザ、とラムゥが衝撃で後ろに飛ばされるが、なんとかその場に堪えた。
「ふむ…」
ラムゥが唸る。
「この儂に一撃与えるか。儂も耄碌したかもな」
「爺、どうする?まだ続けるのか?」
キメルが構え直す。
「いや、聖女さんがそれどころじゃないが」
ソータはボロボロ涙をこぼしている。
「ソータ!どうした!!」
キメルはソータに駆け寄った。泣いているソータを見るとオロオロしてしまうのは毎度のことだ。
「大丈夫か?ソータ」
「きめる…」
ソータにぎゅうと抱き着かれたので、キメルは彼女の頭を撫でた。
「もう戦っちゃいや」
ふるふるとソータが震えている。どうやら怖かったらしい。キメルはそんな彼女を愛おしく思う。
「大丈夫だ、ソータ。もう戦わないから」
「本当?」
ソータが涙目のまま尋ねると、ラムゥもやってくる。
「うむ、キメルは確かに一人前で間違いないようじゃ」
「ふん、爺、やっと分かったか」
「お前が一人前になれたのはソータさんがいたからだろう。キメル、お前は謙虚さを忘れるな」
「わあってるよ」
「皆さん、お夜食が出来てますよー」
カホがやって来て言った。
「戻るとするかの」
「行こう、ソータ」
「うん」
涙を拭いながらソータは笑った。
「キメル、すごくかっこよかったよ!」
「っ!!」
キメルからすれば不意打ちにも近い。その場に蹲りそうになったが、なんとか堪えた。
「ありがとう、ソータ」
「ふふ」
家に戻り、ソータたちは野菜が挟まったサンドイッチをご馳走になった。スープも数種類の野菜が溶け込んだ特別製だ。
「美味しい」
「あぎゅあ?」
ドラゴがふんふん、と鼻を動かしている。眠っていたが、良い匂いに気が付いたらしい。
「ドラゴ、サンドイッチ食べる?」
「たべ…る!」
少しずつ言語を獲得しているドラゴだ。
「ふむ、真龍の子か」
「はい。一時的に預かっていて」
ラムゥがふうむと唸った。
「何かあったのか?」
キメルが尋ねるとラムゥが眉を顰める。
「真龍の里で何やら揉め事があったようじゃ」
「は?なんでまた?」
「詳しくは儂も知らん。だが、その子の親御さんに挨拶位はしに行った方がいいかもしれん」
「確かにその通りなのです。キメル、真龍の里の場所を知ってる?」
「あぁ。ルーゴとはよく遊んでたからな。そんなことあいつ、一言も言ってなかったのに」
キメルも心配になったらしい。このまま聖域に一度帰ることになった。
「次は式の日取りを決めましょうね」
カホにそう言われてキメルはまた慌て始めていた。
「ありがとうございました」
「あぎゃ」
ソータ、キメル、ドラゴはお礼を言って元の世界へ戻った。
神々の世界にも夜はあるらしい。キメルは再び幻獣の姿になり、ソータを背に乗せてくれた。
ドラゴはスピスピ眠っている。
「ねえ、キメル?キメルのお母様は?」
そのことについてもソータは気になっていた。父がいれば母もいるのが普通である。
「母さんは父さんが死んだ時、一緒についていった。死んではいないけど多分もう会えない」
「そうなんだ。キメルも私もそういうとこ似てるよね」
「…そうかもしれないな。だから引き合わせてくれたのかもな」
誰に?とソータが尋ねるとキメルが鼻を鳴らす。
「運命の神様ってやつだ。今まで会ったことないけどな」
「本当だ。私も会ったことない」
だろう?とキメルが笑う。しばらく坂道を歩くとぽつん、と石碑が立っていた。
「あれが?」
「あぁ。親父の墓だ。神々は基本的に死なねえ。だから死んだ親父はレアケースなんだ」
ソータを降ろし、キメルが人型になる。花を手向けて墓石に水をかけた。
「ソータ、親父に祈ってやってくれないか?」
「もちろん。お母様にもね」
ソータはその場で跪き祈り始めた。聖女の祈りは死の痛みを和らげてくれる。遺された者の痛みもだ。
「ありがとう、ソータ」
ソータが立ち上がると、キメルに腕を引かれていた。
「よし、爺に戦いを挑むか。ボッコボコにしてやるからな」
「やり過ぎないようにね」
ソータが不安になって言うと、キメルが自信満々に笑う。
「あの爺は殺そうとして殺せるもんじゃねえんだ」
やはりキメルの祖父だ。実力に間違いはない。二人が家に戻ると、既に準備をして待っていた。
「覚悟はいいか?」
「あぁ。かかってきやがれ、クソ爺」
二人が対峙する。どんな戦いが繰り広げられるのだろうとソータはハラハラした。
✢✢✢
「く…やっぱりまだついていけないのかよ」
キメルは幻獣の姿で野原を疾走している。後ろからバリバリバリと雷が連続で落ちてくる。キメルの祖父、ラムゥの魔法の力だ。自分との明らかな力量差にキメルは落ち込みそうになった。だが、ここで立ち止まるわけにはいかない。
「逃げ回っているだけでは儂には勝てまい!!」
追撃の雷を放ちながらラムゥが怒鳴った。確かにその通りだ。キメルはズザザと足を止めた。
自分に向かって打たれた雷を自慢の角で受け止め、力を更に溜める。そしてそれをラムゥに向かって放つ。
「ほほ、儂の雷を受け止めるとは」
「俺だっていつまでも子供じゃないんだぜ」
ラムゥが飛び掛かってきたので、キメルも瞬時に人型になり受け止めた。
「魔法が効かないなら接近戦ってわけかよ」
ラムゥの重い拳を受け止めながらキメルは笑った。
「儂は元来こちらの方が得意でな」
キメルは防戦一方だ。
「ぐっ…くそっ…」
ガッ、ガガッと二人の攻防が繰り広げられる。
ソータはそれをハラハラしながら見守っていた。
「負けねえぜ、爺!!」
キメルが隙を狙い、拳をラムゥの腹に鋭く打ち込んだ。
「ぐふっ!ぐうう」
ズザザ、とラムゥが衝撃で後ろに飛ばされるが、なんとかその場に堪えた。
「ふむ…」
ラムゥが唸る。
「この儂に一撃与えるか。儂も耄碌したかもな」
「爺、どうする?まだ続けるのか?」
キメルが構え直す。
「いや、聖女さんがそれどころじゃないが」
ソータはボロボロ涙をこぼしている。
「ソータ!どうした!!」
キメルはソータに駆け寄った。泣いているソータを見るとオロオロしてしまうのは毎度のことだ。
「大丈夫か?ソータ」
「きめる…」
ソータにぎゅうと抱き着かれたので、キメルは彼女の頭を撫でた。
「もう戦っちゃいや」
ふるふるとソータが震えている。どうやら怖かったらしい。キメルはそんな彼女を愛おしく思う。
「大丈夫だ、ソータ。もう戦わないから」
「本当?」
ソータが涙目のまま尋ねると、ラムゥもやってくる。
「うむ、キメルは確かに一人前で間違いないようじゃ」
「ふん、爺、やっと分かったか」
「お前が一人前になれたのはソータさんがいたからだろう。キメル、お前は謙虚さを忘れるな」
「わあってるよ」
「皆さん、お夜食が出来てますよー」
カホがやって来て言った。
「戻るとするかの」
「行こう、ソータ」
「うん」
涙を拭いながらソータは笑った。
「キメル、すごくかっこよかったよ!」
「っ!!」
キメルからすれば不意打ちにも近い。その場に蹲りそうになったが、なんとか堪えた。
「ありがとう、ソータ」
「ふふ」
家に戻り、ソータたちは野菜が挟まったサンドイッチをご馳走になった。スープも数種類の野菜が溶け込んだ特別製だ。
「美味しい」
「あぎゅあ?」
ドラゴがふんふん、と鼻を動かしている。眠っていたが、良い匂いに気が付いたらしい。
「ドラゴ、サンドイッチ食べる?」
「たべ…る!」
少しずつ言語を獲得しているドラゴだ。
「ふむ、真龍の子か」
「はい。一時的に預かっていて」
ラムゥがふうむと唸った。
「何かあったのか?」
キメルが尋ねるとラムゥが眉を顰める。
「真龍の里で何やら揉め事があったようじゃ」
「は?なんでまた?」
「詳しくは儂も知らん。だが、その子の親御さんに挨拶位はしに行った方がいいかもしれん」
「確かにその通りなのです。キメル、真龍の里の場所を知ってる?」
「あぁ。ルーゴとはよく遊んでたからな。そんなことあいつ、一言も言ってなかったのに」
キメルも心配になったらしい。このまま聖域に一度帰ることになった。
「次は式の日取りを決めましょうね」
カホにそう言われてキメルはまた慌て始めていた。
「ありがとうございました」
「あぎゃ」
ソータ、キメル、ドラゴはお礼を言って元の世界へ戻った。
0
お気に入りに追加
28
あなたにおすすめの小説
聖女を騙った少女は、二度目の生を自由に生きる
夕立悠理
恋愛
ある日、聖女として異世界に召喚された美香。その国は、魔物と戦っているらしく、兵士たちを励まして欲しいと頼まれた。しかし、徐々に戦況もよくなってきたところで、魔法の力をもった本物の『聖女』様が現れてしまい、美香は、聖女を騙った罪で、処刑される。
しかし、ギロチンの刃が落とされた瞬間、時間が巻き戻り、美香が召喚された時に戻り、美香は二度目の生を得る。美香は今度は魔物の元へ行き、自由に生きることにすると、かつては敵だったはずの魔王に溺愛される。
しかし、なぜか、美香を見捨てたはずの護衛も執着してきて――。
※小説家になろう様にも投稿しています
※感想をいただけると、とても嬉しいです
※著作権は放棄してません
悪役令嬢は二度も断罪されたくない!~あのー、私に平穏な暮らしをさせてくれませんか?~
イトカワジンカイ
恋愛
(あれって…もしや断罪イベントだった?)
グランディアス王国の貴族令嬢で王子の婚約者だったアドリアーヌは、国外追放になり敵国に送られる馬車の中で不意に前世の記憶を思い出した。
「あー、小説とかでよく似たパターンがあったような」
そう、これは前世でプレイした乙女ゲームの世界。だが、元社畜だった社畜パワーを活かしアドリアーヌは逆にこの世界を満喫することを決意する。
(これで憧れのスローライフが楽しめる。ターシャ・デューダのような自給自足ののんびり生活をするぞ!)
と公爵令嬢という貴族社会から離れた”平穏な暮らし”を夢見ながら敵国での生活をはじめるのだが、そこはアドリアーヌが断罪されたゲームの続編の世界だった。
続編の世界でも断罪されることを思い出したアドリアーヌだったが、悲しいかな攻略対象たちと必然のように関わることになってしまう。
さぁ…アドリアーヌは2度目の断罪イベントを受けることなく、平穏な暮らしを取り戻すことができるのか!?
「あのー、私に平穏な暮らしをさせてくれませんか?」
※ファンタジーなので細かいご都合設定は多めに見てください(´・ω・`)
※小説家になろう、ノベルバにも掲載
旦那様が多すぎて困っています!? 〜逆ハー異世界ラブコメ〜
ことりとりとん
恋愛
男女比8:1の逆ハーレム異世界に転移してしまった女子大生・大森泉
転移早々旦那さんが6人もできて、しかも魔力無限チートがあると教えられて!?
のんびりまったり暮らしたいのにいつの間にか国を救うハメになりました……
イケメン山盛りの逆ハーです
前半はラブラブまったりの予定。後半で主人公が頑張ります
小説家になろう、カクヨムに転載しています
【完結】甘やかな聖獣たちは、聖女様がとろけるようにキスをする
楠結衣
恋愛
女子大生の花恋は、いつものように大学に向かう途中、季節外れの鯉のぼりと共に異世界に聖女として召喚される。
ところが花恋を召喚した王様や黒ローブの集団に偽聖女と言われて知らない森に放り出されてしまう。
涙がこぼれてしまうと鯉のぼりがなぜか執事の格好をした三人組みの聖獣に変わり、元の世界に戻るために、一日三回のキスが必要だと言いだして……。
女子大生の花恋と甘やかな聖獣たちが、いちゃいちゃほのぼの逆ハーレムをしながら元の世界に戻るためにちょこっと冒険するおはなし。
◇表紙イラスト/知さま
◇鯉のぼりについては諸説あります。
◇小説家になろうさまでも連載しています。
【本編完結】五人のイケメン薔薇騎士団団長に溺愛されて200年の眠りから覚めた聖女王女は困惑するばかりです!
七海美桜
恋愛
フーゲンベルク大陸で、長く大陸の大半を治めていたバッハシュタイン王国で、最後の古龍への生贄となった第三王女のヴェンデルガルト。しかしそれ以降古龍が亡くなり王国は滅びバルシュミーデ皇国の治世になり二百年後。封印されていたヴェンデルガルトが目覚めると、魔法は滅びた世で「治癒魔法」を使えるのは彼女だけ。亡き王国の王女という事で城に客人として滞在する事になるのだが、治癒魔法を使える上「金髪」である事から「黄金の魔女」と恐れられてしまう。しかしそんな中。五人の美青年騎士団長たちに溺愛されて、愛され過ぎて困惑する毎日。彼女を生涯の伴侶として愛する古龍・コンスタンティンは生まれ変わり彼女と出逢う事が出来るのか。龍と薔薇に愛されたヴェンデルガルトは、誰と結ばれるのか。
この作品は、小説家になろうにも掲載しています。
【完結】身を引いたつもりが逆効果でした
風見ゆうみ
恋愛
6年前に別れの言葉もなく、あたしの前から姿を消した彼と再会したのは、王子の婚約パレードの時だった。
一緒に遊んでいた頃には知らなかったけれど、彼は実は王子だったらしい。しかもあたしの親友と彼の弟も幼い頃に将来の約束をしていたようで・・・・・。
平民と王族ではつりあわない、そう思い、身を引こうとしたのだけど、なぜか逃してくれません!
というか、婚約者にされそうです!
そんなにその方が気になるなら、どうぞずっと一緒にいて下さい。私は二度とあなたとは関わりませんので……。
しげむろ ゆうき
恋愛
男爵令嬢と仲良くする婚約者に、何度注意しても聞いてくれない
そして、ある日、婚約者のある言葉を聞き、私はつい言ってしまうのだった
全五話
※ホラー無し
女嫌いな辺境伯と歴史狂いの子爵令嬢の、どうしようもなくマイペースな婚姻
野菜ばたけ@既刊5冊📚好評発売中!
恋愛
「友好と借金の形に、辺境伯家に嫁いでくれ」
行き遅れの私・マリーリーフに、突然婚約話が持ち上がった。
相手は女嫌いに社交嫌いな若き辺境伯。子爵令嬢の私にはまたとない好条件ではあるけど、相手の人柄が心配……と普通は思うでしょう。
でも私はそんな事より、嫁げば他に時間を取られて大好きな歴史研究に没頭できない事の方が問題!
それでも互いの領地の友好と借金の形として仕方がなく嫁いだ先で、「家の事には何も手出し・口出しするな」と言われて……。
え、「何もしなくていい」?!
じゃあ私、今まで通り、歴史研究してていいの?!
こうして始まる結婚(ただの同居)生活が、普通なわけはなく……?
どうやらプライベートな時間はずっと剣を振っていたい旦那様と、ずっと歴史に浸っていたい私。
二人が歩み寄る日は、来るのか。
得意分野が文と武でかけ離れている二人だけど、マイペース過ぎるところは、どこか似ている?
意外とお似合いなのかもしれません。笑
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる