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第三章キモヤロウ暴走編
暴走3:キモヤロウ、アンド、何かあった未来のキモヤロウ
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それから一週間、
「今日のスキルはテイムッス」
「人も魔物も力を示せば従いますよー。昨日のツワモノさん達は例外ですけど」
ニクちゃんは毎日スキルを得て試用していたのだが、
「今日はアイテムボックスてやつッス。馬車一台分は物を収納できちゃうッス」
「ニクちゃんは馬車三台までならリフト出来ます!」
結果は、
「今日のスキルは暴食ッス!魔物を食べればどんどん強くなるッス!」
「付与魔術同様、効果ゼロでしたー!」
どれも、
「剣聖ッス!」
「ニクちゃんはもう達人ですので!」
「経験値獲得百倍ッス!」
「足りません!というか、ニクちゃんもうカンストしてる可能性大なのです!せめて、限界突破とか無いんですか?」
これも、
「オートクラフト!素材さえあれば、防具やら武器やらが一瞬で出来るッス!」
「このニクちゃん、我が肉体こそが最強と自負してます!残念ながら、武具は特にいらないのです!」
「農業ッス…」
「スキルって聖女様の代わりに現地民がバトる為のものですよね?神様ネタ切れしてて、適当なので数合わせしてるのですか?」
散々だった。
そんなこんなで更に一ヶ月程が過ぎ、ニクちゃんは貸し与えられた全部のスキルを何周かしたのだが、良し悪し以前にマトモに発動してるかも怪しいスキルが大半だった。これを報告する為、レーゼは一旦天界に帰る事になった。
「えー、ニクちゃんに割り振った十のスキルの内、半分以上が効果を実感出来ないという悲しい結果を神様に報告に行くッス。多分神様激おこぷんぷん丸ッス」
「天狗様は悪くないです!だから、神様に怒られても気にしないで下さい!」
ニクちゃんの励ましを背中に受け、レーゼは天界へと戻って行った。つまり、現在久しぶりにニクちゃんは独り身に戻っちゃったのだ。
「天狗様がお家に居ないのは寂しいですねー。最近はツワモノも来ないし、ニクちゃんお暇モードです」
ちなみに、ニクちゃんは働いていない。ホーガンステーキ系列店からの上納金と、道場破りから巻き上げる臨時収入でお金は腐る程持っている。
「誰かニクちゃんをお嫁さんにしたい人はいませんかぁー!」
ニクちゃんは玄関の前で仁王立ちになり、挑戦者を求める。だが、最近では既に一部のストーカーを除き近隣のツワモノは皆ニクちゃんに勝てない事を悟り目を合わせない。そして、ストーカーは先月くたばったし、マジでヒアカムニューチャレンジャ待ち状態である。しかし、ニクちゃんに挑む無謀な余所者がそう都合よく現れるのか?
「話は聞かせて貰った!」
無駄な挑戦者は居た。この辺りの人間では無さそうな金髪の男が挑戦者として現れた。
「俺の名はテスター!ホーガンステーキが大好きな十八歳の冒険者だ!魔王退治を目指してカシューからインゲンに来たのだが、本場のホーガンステーキが食べたくなってここに来たらオーナーさんの挑戦者募集の叫びが聞こえて飛んできたのさ!」
挑戦者はご存知この物語の主人公、バカヤロウことテスターだった。現在の話は、テスターがインゲンの港で魔王のいる島までの船が出せない事を知る少し前。つまり、第三章は一章と二章の間の話という事なので、そこん所さんよろしくお願いします。
「おおーっ、ウチのステーキの大ファンでしたか!しかし、やめとけやめとけです。失礼ですが、お客様はツワモノの域に達していません」
ニクちゃんの願力はテスターの身体能力を正確に見抜いていた。そして、残念ながらテスターの実力はニクちゃんの求める基準には届いていなかった。
「テスターさん、カシュー出身の冒険者ならゴブリン殺しのブライアンは知ってますよね?」
「ああ。よく知ってるさ」
「そのブライアンがニクちゃんの求めるツワモノ最低ラインです。それ以下の人は殺してしまうのでお断りします」
「確かに俺はブライアンさんみたいな強さは無い。だが、体力や剣技だけが人の強さじゃないだろ?」
テスターは右手を前に出し、魔術の構えを見せる。それを見たニクちゃんは、テスターから何度も死線をくぐり抜けてきた猛者の出す空気を感じ取った。
「ムムッ、不思議な方ですね。貴方は強いのかクソ雑魚なのかちょっと分からなくなりました」
「なら勝負してみようじゃないか。俺は、今の実力がインゲンの最上位の戦士にどれだけ通じるか試したい」
「良いでしょう、道場にドウジョなのです!だけど危なくなったら直ぐに止めますからね!」
二人は玄関から道場へと移り、一礼の後に戦闘が静かに始まった。
「テスターさん、先手は譲ります。貴方の得意な魔術やら何やらを遠慮なくぶつけて下さい。終わったらニクちゃんのターンです!」
「そんじゃ、お言葉に甘えて…英雄召喚!」
テスター初手スキル発動。ヒースが横に居たら「他人の前でスキル堂々と使うなやアホ」と殴られていただろうが、ヒースは今日は天界だ。今頃は他の天使と一緒に今までこデータを報告しているだろう。そして、天使達が居ない日に出会った事でテスターとニクちゃんはお互いがスキル試用者だと知らないまま出会い、戦闘をしている。
「英雄召喚?そんな魔術があるんですね!ワクワクします!」
ニクちゃんはテスターの英雄召喚をスキルだと気付かす、未知の英雄の出現に心からワクワクする。二人の間に閃光が走り、光が収まるとそこには丸々と太ったオバハンが居た。
「ゲップー!二十九代目ホーガンここに参上ー!バトルなんてめんどいですー!でも召喚されちゃったから、さっさと敵を倒しで帰るのですよ」
現れたオバハンは年齢と体格こそ違うが、どうみてもニクちゃんです。本当にありがとうございます。
「何でぇ!?」
未来の自分に何かあったのを察してニクちゃん大ショック。
「何でぇ!?」
勝負の相手の何かあった未来の姿を召喚してしまった事にテスターも大ショック。
「何でぇ!?」
若い頃の自分とやらなあかん事に未来のニクちゃんも大ショック。
「今日のスキルはテイムッス」
「人も魔物も力を示せば従いますよー。昨日のツワモノさん達は例外ですけど」
ニクちゃんは毎日スキルを得て試用していたのだが、
「今日はアイテムボックスてやつッス。馬車一台分は物を収納できちゃうッス」
「ニクちゃんは馬車三台までならリフト出来ます!」
結果は、
「今日のスキルは暴食ッス!魔物を食べればどんどん強くなるッス!」
「付与魔術同様、効果ゼロでしたー!」
どれも、
「剣聖ッス!」
「ニクちゃんはもう達人ですので!」
「経験値獲得百倍ッス!」
「足りません!というか、ニクちゃんもうカンストしてる可能性大なのです!せめて、限界突破とか無いんですか?」
これも、
「オートクラフト!素材さえあれば、防具やら武器やらが一瞬で出来るッス!」
「このニクちゃん、我が肉体こそが最強と自負してます!残念ながら、武具は特にいらないのです!」
「農業ッス…」
「スキルって聖女様の代わりに現地民がバトる為のものですよね?神様ネタ切れしてて、適当なので数合わせしてるのですか?」
散々だった。
そんなこんなで更に一ヶ月程が過ぎ、ニクちゃんは貸し与えられた全部のスキルを何周かしたのだが、良し悪し以前にマトモに発動してるかも怪しいスキルが大半だった。これを報告する為、レーゼは一旦天界に帰る事になった。
「えー、ニクちゃんに割り振った十のスキルの内、半分以上が効果を実感出来ないという悲しい結果を神様に報告に行くッス。多分神様激おこぷんぷん丸ッス」
「天狗様は悪くないです!だから、神様に怒られても気にしないで下さい!」
ニクちゃんの励ましを背中に受け、レーゼは天界へと戻って行った。つまり、現在久しぶりにニクちゃんは独り身に戻っちゃったのだ。
「天狗様がお家に居ないのは寂しいですねー。最近はツワモノも来ないし、ニクちゃんお暇モードです」
ちなみに、ニクちゃんは働いていない。ホーガンステーキ系列店からの上納金と、道場破りから巻き上げる臨時収入でお金は腐る程持っている。
「誰かニクちゃんをお嫁さんにしたい人はいませんかぁー!」
ニクちゃんは玄関の前で仁王立ちになり、挑戦者を求める。だが、最近では既に一部のストーカーを除き近隣のツワモノは皆ニクちゃんに勝てない事を悟り目を合わせない。そして、ストーカーは先月くたばったし、マジでヒアカムニューチャレンジャ待ち状態である。しかし、ニクちゃんに挑む無謀な余所者がそう都合よく現れるのか?
「話は聞かせて貰った!」
無駄な挑戦者は居た。この辺りの人間では無さそうな金髪の男が挑戦者として現れた。
「俺の名はテスター!ホーガンステーキが大好きな十八歳の冒険者だ!魔王退治を目指してカシューからインゲンに来たのだが、本場のホーガンステーキが食べたくなってここに来たらオーナーさんの挑戦者募集の叫びが聞こえて飛んできたのさ!」
挑戦者はご存知この物語の主人公、バカヤロウことテスターだった。現在の話は、テスターがインゲンの港で魔王のいる島までの船が出せない事を知る少し前。つまり、第三章は一章と二章の間の話という事なので、そこん所さんよろしくお願いします。
「おおーっ、ウチのステーキの大ファンでしたか!しかし、やめとけやめとけです。失礼ですが、お客様はツワモノの域に達していません」
ニクちゃんの願力はテスターの身体能力を正確に見抜いていた。そして、残念ながらテスターの実力はニクちゃんの求める基準には届いていなかった。
「テスターさん、カシュー出身の冒険者ならゴブリン殺しのブライアンは知ってますよね?」
「ああ。よく知ってるさ」
「そのブライアンがニクちゃんの求めるツワモノ最低ラインです。それ以下の人は殺してしまうのでお断りします」
「確かに俺はブライアンさんみたいな強さは無い。だが、体力や剣技だけが人の強さじゃないだろ?」
テスターは右手を前に出し、魔術の構えを見せる。それを見たニクちゃんは、テスターから何度も死線をくぐり抜けてきた猛者の出す空気を感じ取った。
「ムムッ、不思議な方ですね。貴方は強いのかクソ雑魚なのかちょっと分からなくなりました」
「なら勝負してみようじゃないか。俺は、今の実力がインゲンの最上位の戦士にどれだけ通じるか試したい」
「良いでしょう、道場にドウジョなのです!だけど危なくなったら直ぐに止めますからね!」
二人は玄関から道場へと移り、一礼の後に戦闘が静かに始まった。
「テスターさん、先手は譲ります。貴方の得意な魔術やら何やらを遠慮なくぶつけて下さい。終わったらニクちゃんのターンです!」
「そんじゃ、お言葉に甘えて…英雄召喚!」
テスター初手スキル発動。ヒースが横に居たら「他人の前でスキル堂々と使うなやアホ」と殴られていただろうが、ヒースは今日は天界だ。今頃は他の天使と一緒に今までこデータを報告しているだろう。そして、天使達が居ない日に出会った事でテスターとニクちゃんはお互いがスキル試用者だと知らないまま出会い、戦闘をしている。
「英雄召喚?そんな魔術があるんですね!ワクワクします!」
ニクちゃんはテスターの英雄召喚をスキルだと気付かす、未知の英雄の出現に心からワクワクする。二人の間に閃光が走り、光が収まるとそこには丸々と太ったオバハンが居た。
「ゲップー!二十九代目ホーガンここに参上ー!バトルなんてめんどいですー!でも召喚されちゃったから、さっさと敵を倒しで帰るのですよ」
現れたオバハンは年齢と体格こそ違うが、どうみてもニクちゃんです。本当にありがとうございます。
「何でぇ!?」
未来の自分に何かあったのを察してニクちゃん大ショック。
「何でぇ!?」
勝負の相手の何かあった未来の姿を召喚してしまった事にテスターも大ショック。
「何でぇ!?」
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