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第一章バカヤロウやらかし編
やらかし3:バカヤロウ、エリクサーと爆弾ポーションを同時に作りどっちがどっちか分からなくなる。
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「鑑定、ありゃダメだ。敵の情報見ている間に殴られる」
「ふむ」
「無詠唱魔術もスキルとしてはハズレだな。撃ちたいと思った途端に発射されるなんて絶対事故に繋がる」
首の骨が折れて死んだ翌日、復活したテスターはヒースにこれまでのスキルの使用感を話していた。
「では、自動復活についてはどうや?」
「これは悪くない。俺みたいに魔王を倒したい人間には必須のスキルじゃないか?」
日替わりのスキルは二つともハズレと評価したテスターだったが、復活については文句は無かった。肉体だけで無く、心の傷まで癒やされており、死を繰り返す事への恐怖なども特に感じないし、死んだ時は自宅代わりにしている宿屋のベッドにワープするから、悪趣味な輩の実験体にされる心配も無い。
「なるほどなあ。貴重なご意見感謝やで。んじゃ、引き続きスキルの試用者としてきばってくれやテスター」
「おう、今日はどんなスキルなんだ?もう、暴発する可能性のあるスキルは勘弁してくれよ」
「多分、その心配はいらんで。今日のスキルはポーション作成や。エリクサーから爆薬まで材料無しで作れる大当たり候補やで」
ヒースの説明を聞いた直後、テスターは尻に異物感を感じた。ズボンのポケットを漁ると、赤と青の二種類の薬瓶が出てきた。
「なるほど。無詠唱と同じく、スキルを意識した途端発動したが、こうして瓶に入っているなら暴発事故の不安は無いな」
テスターは話の流れ的に、この二つの内片方がエリクサーでもう片方が爆薬とまでは理解した。だが、どちらの瓶にもラベルが無い。その事実に気付いたテスターの顔ガみるみる青ざめる。
「な、なあヒース。お前、これどっちがエリクサーでどっちが爆薬か分かるか?」
「そんなんアタシに分かるわけないやん。正解は?」
「正解は…俺にもわからん」
ヒースの顔もマッハで青ざめた。
「お前これどないすんねん!アンタ以外の無関係の人間が死んだら、アタシが神様に怒られるんやぞ!」
「うっせえ!お前がエリクサーから爆薬まで作れるっていきなり言うから、反射的にその両方ができちゃったんだよ!」
「この馬鹿金髪!」
「なんだと!お前だって馬鹿金髪だろ!」
カッとなったテスターは手にしていた青い薬瓶をヒースの顔に投げつける。その直後マズイと思ったテスターは、必死に手を伸ばし自分の投げた薬瓶を受け止めようとしたが、指で弾いてしまいその衝撃で瓶の蓋を開けてしまう。
「あ、わりぃ」
青い薬はヒースの顔にぶっかかり、その直後顔全体が光に包まれた。
「…肌ツヤ良くなったわ」
「…こっちはエリクサーだったか」
どちらが爆薬か分からないという状況でパニックを起こしていた二人は、爆薬だけになった事で事態がシンプルになり冷静さを取り戻して行く。
「後はそれを安全な場所で処理するだけやな」
「それなら、うってつけの場所がある。俺達が最初に出会った場所だ」
という訳で、二人は夜の採取地にやってきた。ゴブリンが活動するこの時間帯にここに来るのは、死んでも構わない馬鹿ぐらいである。
「よし、ここにこの瓶を置いて…と。後はゴブリンがこれを飲むのを待つだけだ」
エリクサーとセットで作られた爆薬ならば、相当の威力だと推察できる。普通に爆破処理したら採取地がメチャメチャになる可能性が高い。だから、ゴブリンの体内で爆発させようという作戦だ。
暫くすると、食料を求めさ迷うゴブリンが瓶の前まで来た。
「ヨッシャ」
「Vやねん」
物陰で見守るテスター達は小声でガッツポーズ。後は、ゴブリンが爆薬を飲み自爆するのを待つだけだ。
「ゴブー?」
ゴブリンは瓶を拾い上げ、蓋を開けて臭いを確認した後、それをポイっとテスター達の隠れている茂みに投げ込んだ。ここはゴブリンにとって庭の様なもの。初心者冒険者が物影に隠れたのも、罠を張ったのもお見通しだったのだ。
「うわー!こっち来た!採取地に損害が出るのだけは防がねばー!」
パニックになったテスターは、落ちて来た薬を瓶ごと飲み込んでしまう。
「「あっ」」
この日、テスターは多くの過ちを犯し死に至った。もし、脊髄反射でポーション制作をしなければ、もし、赤の薬を先に開けていれば、もし、採取地の被害など気にせず爆破処理していれば今日テスターが死ぬことは無かった。
しかし、そのテスターも一つだけ正しい判断をしていた。体内で爆破すれば被害を抑えられるという推察。それは正にその通りで、採取地に損害は出る事は無く、バラバラ死体が地面に転がるだけだった。
「ふむ」
「無詠唱魔術もスキルとしてはハズレだな。撃ちたいと思った途端に発射されるなんて絶対事故に繋がる」
首の骨が折れて死んだ翌日、復活したテスターはヒースにこれまでのスキルの使用感を話していた。
「では、自動復活についてはどうや?」
「これは悪くない。俺みたいに魔王を倒したい人間には必須のスキルじゃないか?」
日替わりのスキルは二つともハズレと評価したテスターだったが、復活については文句は無かった。肉体だけで無く、心の傷まで癒やされており、死を繰り返す事への恐怖なども特に感じないし、死んだ時は自宅代わりにしている宿屋のベッドにワープするから、悪趣味な輩の実験体にされる心配も無い。
「なるほどなあ。貴重なご意見感謝やで。んじゃ、引き続きスキルの試用者としてきばってくれやテスター」
「おう、今日はどんなスキルなんだ?もう、暴発する可能性のあるスキルは勘弁してくれよ」
「多分、その心配はいらんで。今日のスキルはポーション作成や。エリクサーから爆薬まで材料無しで作れる大当たり候補やで」
ヒースの説明を聞いた直後、テスターは尻に異物感を感じた。ズボンのポケットを漁ると、赤と青の二種類の薬瓶が出てきた。
「なるほど。無詠唱と同じく、スキルを意識した途端発動したが、こうして瓶に入っているなら暴発事故の不安は無いな」
テスターは話の流れ的に、この二つの内片方がエリクサーでもう片方が爆薬とまでは理解した。だが、どちらの瓶にもラベルが無い。その事実に気付いたテスターの顔ガみるみる青ざめる。
「な、なあヒース。お前、これどっちがエリクサーでどっちが爆薬か分かるか?」
「そんなんアタシに分かるわけないやん。正解は?」
「正解は…俺にもわからん」
ヒースの顔もマッハで青ざめた。
「お前これどないすんねん!アンタ以外の無関係の人間が死んだら、アタシが神様に怒られるんやぞ!」
「うっせえ!お前がエリクサーから爆薬まで作れるっていきなり言うから、反射的にその両方ができちゃったんだよ!」
「この馬鹿金髪!」
「なんだと!お前だって馬鹿金髪だろ!」
カッとなったテスターは手にしていた青い薬瓶をヒースの顔に投げつける。その直後マズイと思ったテスターは、必死に手を伸ばし自分の投げた薬瓶を受け止めようとしたが、指で弾いてしまいその衝撃で瓶の蓋を開けてしまう。
「あ、わりぃ」
青い薬はヒースの顔にぶっかかり、その直後顔全体が光に包まれた。
「…肌ツヤ良くなったわ」
「…こっちはエリクサーだったか」
どちらが爆薬か分からないという状況でパニックを起こしていた二人は、爆薬だけになった事で事態がシンプルになり冷静さを取り戻して行く。
「後はそれを安全な場所で処理するだけやな」
「それなら、うってつけの場所がある。俺達が最初に出会った場所だ」
という訳で、二人は夜の採取地にやってきた。ゴブリンが活動するこの時間帯にここに来るのは、死んでも構わない馬鹿ぐらいである。
「よし、ここにこの瓶を置いて…と。後はゴブリンがこれを飲むのを待つだけだ」
エリクサーとセットで作られた爆薬ならば、相当の威力だと推察できる。普通に爆破処理したら採取地がメチャメチャになる可能性が高い。だから、ゴブリンの体内で爆発させようという作戦だ。
暫くすると、食料を求めさ迷うゴブリンが瓶の前まで来た。
「ヨッシャ」
「Vやねん」
物陰で見守るテスター達は小声でガッツポーズ。後は、ゴブリンが爆薬を飲み自爆するのを待つだけだ。
「ゴブー?」
ゴブリンは瓶を拾い上げ、蓋を開けて臭いを確認した後、それをポイっとテスター達の隠れている茂みに投げ込んだ。ここはゴブリンにとって庭の様なもの。初心者冒険者が物影に隠れたのも、罠を張ったのもお見通しだったのだ。
「うわー!こっち来た!採取地に損害が出るのだけは防がねばー!」
パニックになったテスターは、落ちて来た薬を瓶ごと飲み込んでしまう。
「「あっ」」
この日、テスターは多くの過ちを犯し死に至った。もし、脊髄反射でポーション制作をしなければ、もし、赤の薬を先に開けていれば、もし、採取地の被害など気にせず爆破処理していれば今日テスターが死ぬことは無かった。
しかし、そのテスターも一つだけ正しい判断をしていた。体内で爆破すれば被害を抑えられるという推察。それは正にその通りで、採取地に損害は出る事は無く、バラバラ死体が地面に転がるだけだった。
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