27 / 35
第27話 嵐を運ぶもの
しおりを挟む
「ナイト!」
「少年!」
ジーフクリードとハンプティ・ダンディの声である。
危機一髪がぴんちでやべー状況に、千両役者よろしくナイト・マーティンが現れたのである。
「さっすが、ナイト!
来てくれると思ってた。
この役立たず人ってばさ。
あっ、役立たず人ってハンプティさんの事ね。
大人で偉そうで見た目だけ少しハンサムのくせに、なんにも役に立たないの。
私には未成年を守る義務がある。
なんてカッコつけたくせに。
ギガントは見捨ててたもんね。
女の子は助けるけど、男の子は見捨てるんだ。
サイテー!
信用できないにも程があるよ」
「聞こえてるぞ!」
「……ナイト、なにやってんのさ?」
「……少年?」
カッコ良く登場したナイト・マーティンだがおかしな行動をしているのだ。
ナイトはギガントを突き飛ばした。そんなに力を入れて押したようにも見えなかったが、一般的成人男性より図体のデカイ男が飛んで行きピートロさんの畑に落ちた。ギガントは畑の肥料として使われる動物の排泄物に塗れているのである。
ギガントを槍で狙っていた人狼は誰だ?に操られた男から救ったのだ。
そして狼の外套《マント》を着た男の前に立ち塞がったナイトであった。
少年は黒光りする鞘から長剣を取り出した。どこにでも転がってるような鉄の剣には見えない。柄に意匠を凝らした壮麗な剣。
少年の身体には少し大きく感じるが、それでも黒髪の少年は危なげなく凶器を扱う。
周囲は既に暗くなっている。浅黒い肌に鋭い目つきの少年が月明りに照らされ、その取り出した長剣が光を反射する。
ところがである。
少年はいきなり、剣を畑に捨てた。
ぽいっ。
「捨てたーっ!!
何してんの、ナイト。
現在人狼は誰だ?に操られた戦士と睨み合ってるんでしょ。
これから戦うんでしょ。
武器を捨てて、どうすんの!
……って……あれ?」
捨てた様に見えた。とゆーか冴えた光を放つ剣をナイトは畑に向かって放った。間違いなく放った。そのまま畑に撒かれた動物の排泄物に剣は塗れるはずだった。
しかし。
何故か、剣はナイトの手の中。
排泄物に塗れる事無く、少年の手の中で冴えた光を放っているのである。
そしてなんでだか、ナイト・マーティンは疎ましそうに剣を見ている。
その口がつぶやくのである。
「うるさい、しゃべるな」
ナイトが何をやってるか、と言うと。
数分前の事である。
村長の建物が視認出来た処でナイトは、村長の孫娘デレージアと同学年の学友アンネトワットと別れた。
ナイトは長剣を使って、近くに居た一角兎《ホーンラビット》と邪悪犬《エビルドッグ》を切り伏せた。アンネには少し見られてしまったが、デレージアの前で風魔法を大っぴらに使いはしない。どのくらい魔法が珍しいものか、ナイトには良く分かっていないが、少なくとも村に他に魔法が使える人間はいない。秘密にしておいた方が良いだろう。
剣を使うのにナイトは慣れていない。その練習でもある。目立たない程度に風を使い、巻き上げた砂で邪悪犬《エビルドッグ》の視界を奪う。動きを止めたモンスターの身体に長剣を突き立てる。
父親の物から適当に目に入った剣を借りて来ただけなのだ。が、剣は良いモノであったらしい。剣を扱い慣れないナイトにも判別が着く業物。スルリと抵抗なく邪悪犬《エビルドッグ》の身体へとその刃先が吸い込まれて行くのである。
近くのモンスターを一掃し、少女達と別れたナイトはジーフクリードやハンプティが居る場所へと急いだ。走りつつ、ついでに自分の背中を風を使って押す。加速度の乗った身体はおもしろいほど、早く走れる。
その走る中で誰かがナイトに語り掛けた。
「ご馳走さん、モンスターの魂か。
適度に邪悪なスパイスが効いて、目覚めの食事にはもってこいじゃのー」
ナイトは周囲を見回すが、彼の視界には話し声を出す事が出来る存在はいない。
「何処を見とるんじゃ。
ワシじゃよ。ワシ」
その声はナイトの腰から聞こえる気がした。正確に言うと腰の革ベルトに下げた剣の鞘。
「そーゆー事じゃ。
我が名は魔剣『ストームブリンガー』。
吸精のツルギ、魂を喰らうモノ、意志を持つ人に造られた存在。
持ち主から持ち主へ彷徨い歩く邪悪なる凶器。
伝説に讃えられる大いなる魔剣。
それがワシ『嵐を運ぶもの』じゃ」
その瞬間、ナイトは剣を自分の横に広がる森へと捨てていた。移動する速度を緩めず進む。
「……なにさらすんじゃーっ!!!
伝説の剣じゃぞ。
なんでぽいっつと捨てるーっ!?」
「……剣は喋らない」
言葉少なく答えるナイトである。
「じゃから!
伝説の魔剣じゃとゆーとろうが。
意思を持つ武器なんじゃ。
最近は珍しいのかもしれんが、昔はけっこう有ったんじゃ。
この世に二つと無い話す剣とかふれこんでおいてのー。
ところが話が続くうちに同じような武器がポンポン幾つも出てきたもんなんじゃ。
じゃから、ワシはこの世に二つと無い貴重な魔剣。
じゃけんども、そんなに恐れて捨てるような危険な剣じゃ無い。
どうじゃ!
言う事にスジが通っとるじゃろう」
「いや……全く矛盾してると思うが。
とにかく戦いの最中に話しかけられても、気が散るだけでなんのメリットも無い。
やはり要らない」
黒く塗られた壮麗な鞘を剣ごと投げ捨てるナイトなのである。
「やじゃもん!
もうオヌシが次の持ち主と決めちゃったもん。
魂と魂の契約じゃもん。
変えられやせんもん」
捨てた筈の鞘が再度ナイトの手の中に戻って来ているのだ。
そしてナイトはギガントを突き飛ばした。
ついでに風に乗せて畑に放り込んだのは、耕してある畑なら怪我をする事も無い、とゆー計算からである。決して動物の排泄物に塗れさせたれ、とゆー気持ちからでは無い。
狼の外套《マント》を被った男と対峙する。
風で聞いた話が真実ならばこの外套《マント》が人狼は誰だ?。この外套《マント》を剣で切り裂けばいいのか。
剣を鞘から抜いた途端、ナイトに声が聞こえるのである。
「ヒャッホー!!!
敵か?
敵じゃな!
殺せ、殺せ、殺せーーーっ!!!
心の臓を貫いて、熱い血をドクドクと流させるんじゃー。
脳天をカチ割って、髄液チュウチュウ吸うてまえー。
斬れっ!
刺せっ!
砕けっ!
やれっ! 殺せ! いてもうたれ!
殺せ、殺せ、殺せ、殺し尽くすんじゃーーーーー!!!!!」
即座に捨てた。
なのに!
何故か手の中に剣があるのである。
「なにさらすんじゃーっ?!
敵を前に武器を捨てるヤツがあるかーっ」
「武器がしゃべるな。
気が散る」
「……おんどりゃー、伝説の武器をなんだと思うてけつかるんじゃ……
いや……
すまんこった。
ついな、久々の実戦なもんじゃから、テンション上がり過ぎじゃった。
もう少し冷静にするからのう、使ってくれんか」
ナイトは長剣を確認する。手にしっくりと来る握り。鍔《ガード》は広く飾りのついた美しい拵え、しかし戦いの邪魔にはならないよう工夫されている。柄頭《ポンメル》には宝石なのか昏い色を放つ石が備え付けられている。
刀身《ブレード》は長く先端に向かって流麗に研ぎ澄まされた両刃の造り。
相当に出来の良いモノである事は剣に詳しくないナイトでも分かる。モンスターを切った時の手応え。スルリと剣が敵の身体に吸い込まれて行った。
「良いだろう」
ナイト・マーティンは伝説の魔剣『嵐を運ぶもの』を手に入れたのであった。
ちなみに少し離れた場所ではジーフクリード少年がつぶやいている。
ナイトってば、剣に向かって話しかけてない?
うわー、どうしたんだろう。
さしものナイトも村にパニックが起きてる状況にココロ病んじゃった!?
それともアレかな。
絵物語や紙芝居で主役が愛用の武器に語り掛けてるシーン。
「いつも苦労かけるな、今日が最後だからよ、付き合ってくれよ」
とか
「俺にはオマエという強い味方があったのだ~~」
みたいなアレの気分に浸っちゃってるの。
うわー、意外!
ナイトそういうキャラだったんだ!
などと好き勝手言っているのだが、敵を前にしたナイトには聞こえていないのであった。
「少年!」
ジーフクリードとハンプティ・ダンディの声である。
危機一髪がぴんちでやべー状況に、千両役者よろしくナイト・マーティンが現れたのである。
「さっすが、ナイト!
来てくれると思ってた。
この役立たず人ってばさ。
あっ、役立たず人ってハンプティさんの事ね。
大人で偉そうで見た目だけ少しハンサムのくせに、なんにも役に立たないの。
私には未成年を守る義務がある。
なんてカッコつけたくせに。
ギガントは見捨ててたもんね。
女の子は助けるけど、男の子は見捨てるんだ。
サイテー!
信用できないにも程があるよ」
「聞こえてるぞ!」
「……ナイト、なにやってんのさ?」
「……少年?」
カッコ良く登場したナイト・マーティンだがおかしな行動をしているのだ。
ナイトはギガントを突き飛ばした。そんなに力を入れて押したようにも見えなかったが、一般的成人男性より図体のデカイ男が飛んで行きピートロさんの畑に落ちた。ギガントは畑の肥料として使われる動物の排泄物に塗れているのである。
ギガントを槍で狙っていた人狼は誰だ?に操られた男から救ったのだ。
そして狼の外套《マント》を着た男の前に立ち塞がったナイトであった。
少年は黒光りする鞘から長剣を取り出した。どこにでも転がってるような鉄の剣には見えない。柄に意匠を凝らした壮麗な剣。
少年の身体には少し大きく感じるが、それでも黒髪の少年は危なげなく凶器を扱う。
周囲は既に暗くなっている。浅黒い肌に鋭い目つきの少年が月明りに照らされ、その取り出した長剣が光を反射する。
ところがである。
少年はいきなり、剣を畑に捨てた。
ぽいっ。
「捨てたーっ!!
何してんの、ナイト。
現在人狼は誰だ?に操られた戦士と睨み合ってるんでしょ。
これから戦うんでしょ。
武器を捨てて、どうすんの!
……って……あれ?」
捨てた様に見えた。とゆーか冴えた光を放つ剣をナイトは畑に向かって放った。間違いなく放った。そのまま畑に撒かれた動物の排泄物に剣は塗れるはずだった。
しかし。
何故か、剣はナイトの手の中。
排泄物に塗れる事無く、少年の手の中で冴えた光を放っているのである。
そしてなんでだか、ナイト・マーティンは疎ましそうに剣を見ている。
その口がつぶやくのである。
「うるさい、しゃべるな」
ナイトが何をやってるか、と言うと。
数分前の事である。
村長の建物が視認出来た処でナイトは、村長の孫娘デレージアと同学年の学友アンネトワットと別れた。
ナイトは長剣を使って、近くに居た一角兎《ホーンラビット》と邪悪犬《エビルドッグ》を切り伏せた。アンネには少し見られてしまったが、デレージアの前で風魔法を大っぴらに使いはしない。どのくらい魔法が珍しいものか、ナイトには良く分かっていないが、少なくとも村に他に魔法が使える人間はいない。秘密にしておいた方が良いだろう。
剣を使うのにナイトは慣れていない。その練習でもある。目立たない程度に風を使い、巻き上げた砂で邪悪犬《エビルドッグ》の視界を奪う。動きを止めたモンスターの身体に長剣を突き立てる。
父親の物から適当に目に入った剣を借りて来ただけなのだ。が、剣は良いモノであったらしい。剣を扱い慣れないナイトにも判別が着く業物。スルリと抵抗なく邪悪犬《エビルドッグ》の身体へとその刃先が吸い込まれて行くのである。
近くのモンスターを一掃し、少女達と別れたナイトはジーフクリードやハンプティが居る場所へと急いだ。走りつつ、ついでに自分の背中を風を使って押す。加速度の乗った身体はおもしろいほど、早く走れる。
その走る中で誰かがナイトに語り掛けた。
「ご馳走さん、モンスターの魂か。
適度に邪悪なスパイスが効いて、目覚めの食事にはもってこいじゃのー」
ナイトは周囲を見回すが、彼の視界には話し声を出す事が出来る存在はいない。
「何処を見とるんじゃ。
ワシじゃよ。ワシ」
その声はナイトの腰から聞こえる気がした。正確に言うと腰の革ベルトに下げた剣の鞘。
「そーゆー事じゃ。
我が名は魔剣『ストームブリンガー』。
吸精のツルギ、魂を喰らうモノ、意志を持つ人に造られた存在。
持ち主から持ち主へ彷徨い歩く邪悪なる凶器。
伝説に讃えられる大いなる魔剣。
それがワシ『嵐を運ぶもの』じゃ」
その瞬間、ナイトは剣を自分の横に広がる森へと捨てていた。移動する速度を緩めず進む。
「……なにさらすんじゃーっ!!!
伝説の剣じゃぞ。
なんでぽいっつと捨てるーっ!?」
「……剣は喋らない」
言葉少なく答えるナイトである。
「じゃから!
伝説の魔剣じゃとゆーとろうが。
意思を持つ武器なんじゃ。
最近は珍しいのかもしれんが、昔はけっこう有ったんじゃ。
この世に二つと無い話す剣とかふれこんでおいてのー。
ところが話が続くうちに同じような武器がポンポン幾つも出てきたもんなんじゃ。
じゃから、ワシはこの世に二つと無い貴重な魔剣。
じゃけんども、そんなに恐れて捨てるような危険な剣じゃ無い。
どうじゃ!
言う事にスジが通っとるじゃろう」
「いや……全く矛盾してると思うが。
とにかく戦いの最中に話しかけられても、気が散るだけでなんのメリットも無い。
やはり要らない」
黒く塗られた壮麗な鞘を剣ごと投げ捨てるナイトなのである。
「やじゃもん!
もうオヌシが次の持ち主と決めちゃったもん。
魂と魂の契約じゃもん。
変えられやせんもん」
捨てた筈の鞘が再度ナイトの手の中に戻って来ているのだ。
そしてナイトはギガントを突き飛ばした。
ついでに風に乗せて畑に放り込んだのは、耕してある畑なら怪我をする事も無い、とゆー計算からである。決して動物の排泄物に塗れさせたれ、とゆー気持ちからでは無い。
狼の外套《マント》を被った男と対峙する。
風で聞いた話が真実ならばこの外套《マント》が人狼は誰だ?。この外套《マント》を剣で切り裂けばいいのか。
剣を鞘から抜いた途端、ナイトに声が聞こえるのである。
「ヒャッホー!!!
敵か?
敵じゃな!
殺せ、殺せ、殺せーーーっ!!!
心の臓を貫いて、熱い血をドクドクと流させるんじゃー。
脳天をカチ割って、髄液チュウチュウ吸うてまえー。
斬れっ!
刺せっ!
砕けっ!
やれっ! 殺せ! いてもうたれ!
殺せ、殺せ、殺せ、殺し尽くすんじゃーーーーー!!!!!」
即座に捨てた。
なのに!
何故か手の中に剣があるのである。
「なにさらすんじゃーっ?!
敵を前に武器を捨てるヤツがあるかーっ」
「武器がしゃべるな。
気が散る」
「……おんどりゃー、伝説の武器をなんだと思うてけつかるんじゃ……
いや……
すまんこった。
ついな、久々の実戦なもんじゃから、テンション上がり過ぎじゃった。
もう少し冷静にするからのう、使ってくれんか」
ナイトは長剣を確認する。手にしっくりと来る握り。鍔《ガード》は広く飾りのついた美しい拵え、しかし戦いの邪魔にはならないよう工夫されている。柄頭《ポンメル》には宝石なのか昏い色を放つ石が備え付けられている。
刀身《ブレード》は長く先端に向かって流麗に研ぎ澄まされた両刃の造り。
相当に出来の良いモノである事は剣に詳しくないナイトでも分かる。モンスターを切った時の手応え。スルリと剣が敵の身体に吸い込まれて行った。
「良いだろう」
ナイト・マーティンは伝説の魔剣『嵐を運ぶもの』を手に入れたのであった。
ちなみに少し離れた場所ではジーフクリード少年がつぶやいている。
ナイトってば、剣に向かって話しかけてない?
うわー、どうしたんだろう。
さしものナイトも村にパニックが起きてる状況にココロ病んじゃった!?
それともアレかな。
絵物語や紙芝居で主役が愛用の武器に語り掛けてるシーン。
「いつも苦労かけるな、今日が最後だからよ、付き合ってくれよ」
とか
「俺にはオマエという強い味方があったのだ~~」
みたいなアレの気分に浸っちゃってるの。
うわー、意外!
ナイトそういうキャラだったんだ!
などと好き勝手言っているのだが、敵を前にしたナイトには聞こえていないのであった。
0
お気に入りに追加
110
あなたにおすすめの小説
家族みんなで没落王族に転生しました!? 〜元エリート家族が滅びかけの王国を立て直します〜
パクパク
恋愛
交通事故で命を落とした家族5人。
目覚めたら、なんと“滅び寸前の王国の王族一家”に転生していた!?
政治腐敗・軍の崩壊・貴族の暴走——あらゆる問題が山積みの中、
元・国会議員の父、弁護士の母、情報エリートの兄、自衛隊レンジャーの弟は、
持ち前の知識とスキルで本気の改革に乗り出す!
そして主人公である末娘(元・ただの大学生)は、
ひとりだけ「何もない私に、何ができる?」と悩みながらも、
持ち前の“言葉と優しさ”で、庶民や貴族たちの心を動かしていく——。
これは、“最強の家族”が織りなす、
異世界王政リスタート・ほんのりコメディ・時々ガチの改革物語!
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?


異世界に転生したので幸せに暮らします、多分
かのこkanoko
ファンタジー
物心ついたら、異世界に転生していた事を思い出した。
前世の分も幸せに暮らします!
平成30年3月26日完結しました。
番外編、書くかもです。
5月9日、番外編追加しました。
小説家になろう様でも公開してます。
エブリスタ様でも公開してます。
【草】限定の錬金術師は辺境の地で【薬屋】をしながらスローライフを楽しみたい!
黒猫
ファンタジー
旅行会社に勤める会社の山神 慎太郎。32歳。
登山に出かけて事故で死んでしまう。
転生した先でユニークな草を見つける。
手にした錬金術で生成できた物は……!?
夢の【草】ファンタジーが今、始まる!!
神隠し令嬢は騎士様と幸せになりたいんです
珂里
ファンタジー
ある日、5歳の彩菜は突然神隠しに遭い異世界へ迷い込んでしまう。
そんな迷子の彩菜を助けてくれたのは王国の騎士団長だった。元の世界に帰れない彩菜を、子供のいない団長夫婦は自分の娘として育ててくれることに……。
日本のお父さんお母さん、会えなくて寂しいけれど、彩菜は優しい大人の人達に助けられて毎日元気に暮らしてます!


RD令嬢のまかないごはん
雨愁軒経
ファンタジー
辺境都市ケレスの片隅で食堂を営む少女・エリカ――またの名を、小日向絵梨花。
都市を治める伯爵家の令嬢として転生していた彼女だったが、性に合わないという理由で家を飛び出し、野望のために突き進んでいた。
そんなある日、家が勝手に決めた婚約の報せが届く。
相手は、最近ケレスに移住してきてシアリーズ家の預かりとなった子爵・ヒース。
彼は呪われているために追放されたという噂で有名だった。
礼儀として一度は会っておこうとヒースの下を訪れたエリカは、そこで彼の『呪い』の正体に気が付いた。
「――たとえ天が見放しても、私は絶対に見放さないわ」
元管理栄養士の伯爵令嬢は、今日も誰かの笑顔のためにフライパンを握る。
大さじの願いに、夢と希望をひとつまみ。お悩み解決異世界ごはんファンタジー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる