12 / 35
第12話 アンネトワットの日記・後編
しおりを挟む
村にモンスターが入って来た。アンネの後ろに居る。
アンネ殺されるの?!
逃げなきゃ!
そう思うけどアンネは地面から立てない。足に腰に力が入らない。まるで下半身が無くなってしまったみたい。
ナニカがふわりとアンネを立たせてくれた。アンネの手と腰に手を回し、優しく抱き上げる。
あっ、と思う間もなくアンネは両足で立っていた。アンネの手を握っているのは男の子。ナイトくん。同年齢の同じ学校に通う少年。
「すまない、驚かせてしまったか?
一瞬殺気を放ってしまった」
「う……ううん。
ナイトくんだったの……
後ろからイキナリ声が聞こえてビックリしちゃっただけだよ」
あはははは。モンスターだって、アンネってば怖がり過ぎ。モンスターが村の中に入って来るワケない。入ってきたら騒動になってるもの。怖がり過ぎてナイトくんに助けて貰っちゃった。
立て無くなってるの抱き上げて貰っちゃった。
………………
…………????…………
…………!!!!…………
ナイトの手はアンネの手を握っていて、もう片方の手はアンネの腰に回されてるのだ。
「あのっ……あのっ……
ありがとうございます」
「うん?
もう大丈夫か。
一人で立てるか?」
「平気です。
ゴメンなさい!」
慌てて男の子から離れる。お父さん以外の男性とこんなに密着するのはハジメテ。
「小鳥か」
アンネの顔は赤くなってると思うけど、ナイトくんは気づかずヒナの方を見ている。
「……あのあの……助けてあげたいんだけど……
触っちゃいけないらしくて……」
助祭様に聞いた言葉を伝えるけれど、男の子は聞いていない。木の上の鳥さんの巣を確認してる。
「触れなければいいんだろう」
ナイトくんが言って軽く地面を蹴る。ジャンプするような仕草。
だけど、ええっ?!
そんな力を籠めて跳んだ様に見えなかったのに、どれだけ跳ぶの?
学友の男の子はアンネの頭の上、見上げなきゃいけない高さ。上から鳥の巣を確認してる。
男の子が指を差す。地面の方、そこに有るのは茶色い丸い生き物。鳴いてる小鳥のヒナ。茶色い丸い生き物がフワリと浮かび上がった。
ヒナが飛んでる?!
えーと……いや、鳥さんなんだから飛んでトーゼン。
違う、この仔はまだヒナ、フツーは飛べない。
……飛べないハズ……飛べないと思う……多分。
第一このヒナは翼を広げていない。
アンネの頭を通り過ぎ、ヒナは浮かんでいく。翼をはためかせるでも無くフワフワと上へと漂って行くのだ。
「ふーむ。
力を入れないよう優しくゆっくりと、ってのは案外難しいな」
ヒナが浮いて行く、その上空には男の子。ナイト・マーティンが眉を寄せて厳しい顔でヒナの方を睨んでいる。
……ナイトくん?!
なんだか少し辛そうに見える少年の顔。
思わずアンネトワットは叫んでいた。
「ナイトくん、頑張って!」
少年は一瞬驚いたような表情でアンネの方を見た。すぐに鳥のヒナの方に視線を向ける。ヒナはフワフワと漂っていて、アンネの方にもフワッと優しい風が吹いた気がする。
向かうは木の枝に作られた鳥の巣。ヒナは少し別の方向に風で飛ばされそうになったりしながらも巣を目指して飛んで行く。アンネはその光景を息を呑んで見守る。
なんでヒナが飛んでるの?
それ以上になんでナイトくんが浮かんでるの?!
とか考えなくちゃいけない事もある気がするけど、今はパス。
最初宙に浮かんで、不安そうにぴぃぴぃと鳴き声を強めていたヒナが現在は少し楽しそうに鳴いてる。フワフワ優しく風に吹かれて宙に舞い上がる事を、まだ空を飛ぶ能力の無いヒナが楽しんでいるみたい。
いいな。アンネもあんな風に飛んでみたいかも。
アンネは集中していて、とても長い時がかかったみたいに感じてしまったけど、実際には時間はそんなに経っていない。
ついにヒナは鳥の巣へと到着した。
ぴぃぴぃと鳴く声が途絶えた。おそらくは自分の家に辿り着いて安心したんだとアンネは思う。
「やった!!」
アンネはつい大きな声で叫んでしまった。
その横に少年が降りて来る。
「思ったより疲れたけど……なんとかなったな」
少年はその顔に少し笑みを浮かべていて。
「やった、やったね。
ナイトくん、凄いよ」
「……ん」
とアンネは少年の手を取って振り回す。
スゴイ、凄い、すごい、凄い凄いすごーーーーーい!!!
アンネが笑いながらそう言って、抱き着くとナイトくんも笑顔になった。
口の端で笑う小さな笑みじゃない。白い歯を見せて笑う、全開の微笑み。
少女は少年の笑顔に見惚れる。少年は普段、あまり笑わない。鋭い目つきは少女にとって厳しく感じられ、少し怖くすらあったのである。
それが現在白い歯を見せて、目尻を下げた顔は可愛くささえ感じさせた。
アンネが我に返ると、自分は男の子に抱き着いてその両手を握っている?!
「あっ……ゴメンなさい」
「……ん、謝る事は無い」
ナイトくんは又難しい顔つきになって帰って行った。
「悪いが……今日見た事は内密にしてくれるか?」
「……えっ……
分かった!
二人だけの秘密ね。
約束する。
わたし約束は守るよ」
「頼んだ」
去っていくその後ろ姿をアンネは見つめていた。
家に帰って、なんだかぼうっとしているアンネを家族は不審に思った。母親は声をかける。
「あらあら、アンネ、王子様にでも逢ったのかい?
そんな呆けた顔してるよ」
「……違うよ……」
……違うよ。違う。
王子様なんて……そんな在り来たりのモノじゃない。
アレは…………
全身に風を纏う少年。
舞うように空を飛んでいた。
アレはシルフィード。
最高神《オーディン》様に仕える風の精霊王。
アンネトワットはその日、風の精霊に逢ったのだ。
アンネ殺されるの?!
逃げなきゃ!
そう思うけどアンネは地面から立てない。足に腰に力が入らない。まるで下半身が無くなってしまったみたい。
ナニカがふわりとアンネを立たせてくれた。アンネの手と腰に手を回し、優しく抱き上げる。
あっ、と思う間もなくアンネは両足で立っていた。アンネの手を握っているのは男の子。ナイトくん。同年齢の同じ学校に通う少年。
「すまない、驚かせてしまったか?
一瞬殺気を放ってしまった」
「う……ううん。
ナイトくんだったの……
後ろからイキナリ声が聞こえてビックリしちゃっただけだよ」
あはははは。モンスターだって、アンネってば怖がり過ぎ。モンスターが村の中に入って来るワケない。入ってきたら騒動になってるもの。怖がり過ぎてナイトくんに助けて貰っちゃった。
立て無くなってるの抱き上げて貰っちゃった。
………………
…………????…………
…………!!!!…………
ナイトの手はアンネの手を握っていて、もう片方の手はアンネの腰に回されてるのだ。
「あのっ……あのっ……
ありがとうございます」
「うん?
もう大丈夫か。
一人で立てるか?」
「平気です。
ゴメンなさい!」
慌てて男の子から離れる。お父さん以外の男性とこんなに密着するのはハジメテ。
「小鳥か」
アンネの顔は赤くなってると思うけど、ナイトくんは気づかずヒナの方を見ている。
「……あのあの……助けてあげたいんだけど……
触っちゃいけないらしくて……」
助祭様に聞いた言葉を伝えるけれど、男の子は聞いていない。木の上の鳥さんの巣を確認してる。
「触れなければいいんだろう」
ナイトくんが言って軽く地面を蹴る。ジャンプするような仕草。
だけど、ええっ?!
そんな力を籠めて跳んだ様に見えなかったのに、どれだけ跳ぶの?
学友の男の子はアンネの頭の上、見上げなきゃいけない高さ。上から鳥の巣を確認してる。
男の子が指を差す。地面の方、そこに有るのは茶色い丸い生き物。鳴いてる小鳥のヒナ。茶色い丸い生き物がフワリと浮かび上がった。
ヒナが飛んでる?!
えーと……いや、鳥さんなんだから飛んでトーゼン。
違う、この仔はまだヒナ、フツーは飛べない。
……飛べないハズ……飛べないと思う……多分。
第一このヒナは翼を広げていない。
アンネの頭を通り過ぎ、ヒナは浮かんでいく。翼をはためかせるでも無くフワフワと上へと漂って行くのだ。
「ふーむ。
力を入れないよう優しくゆっくりと、ってのは案外難しいな」
ヒナが浮いて行く、その上空には男の子。ナイト・マーティンが眉を寄せて厳しい顔でヒナの方を睨んでいる。
……ナイトくん?!
なんだか少し辛そうに見える少年の顔。
思わずアンネトワットは叫んでいた。
「ナイトくん、頑張って!」
少年は一瞬驚いたような表情でアンネの方を見た。すぐに鳥のヒナの方に視線を向ける。ヒナはフワフワと漂っていて、アンネの方にもフワッと優しい風が吹いた気がする。
向かうは木の枝に作られた鳥の巣。ヒナは少し別の方向に風で飛ばされそうになったりしながらも巣を目指して飛んで行く。アンネはその光景を息を呑んで見守る。
なんでヒナが飛んでるの?
それ以上になんでナイトくんが浮かんでるの?!
とか考えなくちゃいけない事もある気がするけど、今はパス。
最初宙に浮かんで、不安そうにぴぃぴぃと鳴き声を強めていたヒナが現在は少し楽しそうに鳴いてる。フワフワ優しく風に吹かれて宙に舞い上がる事を、まだ空を飛ぶ能力の無いヒナが楽しんでいるみたい。
いいな。アンネもあんな風に飛んでみたいかも。
アンネは集中していて、とても長い時がかかったみたいに感じてしまったけど、実際には時間はそんなに経っていない。
ついにヒナは鳥の巣へと到着した。
ぴぃぴぃと鳴く声が途絶えた。おそらくは自分の家に辿り着いて安心したんだとアンネは思う。
「やった!!」
アンネはつい大きな声で叫んでしまった。
その横に少年が降りて来る。
「思ったより疲れたけど……なんとかなったな」
少年はその顔に少し笑みを浮かべていて。
「やった、やったね。
ナイトくん、凄いよ」
「……ん」
とアンネは少年の手を取って振り回す。
スゴイ、凄い、すごい、凄い凄いすごーーーーーい!!!
アンネが笑いながらそう言って、抱き着くとナイトくんも笑顔になった。
口の端で笑う小さな笑みじゃない。白い歯を見せて笑う、全開の微笑み。
少女は少年の笑顔に見惚れる。少年は普段、あまり笑わない。鋭い目つきは少女にとって厳しく感じられ、少し怖くすらあったのである。
それが現在白い歯を見せて、目尻を下げた顔は可愛くささえ感じさせた。
アンネが我に返ると、自分は男の子に抱き着いてその両手を握っている?!
「あっ……ゴメンなさい」
「……ん、謝る事は無い」
ナイトくんは又難しい顔つきになって帰って行った。
「悪いが……今日見た事は内密にしてくれるか?」
「……えっ……
分かった!
二人だけの秘密ね。
約束する。
わたし約束は守るよ」
「頼んだ」
去っていくその後ろ姿をアンネは見つめていた。
家に帰って、なんだかぼうっとしているアンネを家族は不審に思った。母親は声をかける。
「あらあら、アンネ、王子様にでも逢ったのかい?
そんな呆けた顔してるよ」
「……違うよ……」
……違うよ。違う。
王子様なんて……そんな在り来たりのモノじゃない。
アレは…………
全身に風を纏う少年。
舞うように空を飛んでいた。
アレはシルフィード。
最高神《オーディン》様に仕える風の精霊王。
アンネトワットはその日、風の精霊に逢ったのだ。
7
お気に入りに追加
82
あなたにおすすめの小説

異世界『魔術師』の孫〜婚約者のためなら国一つ消しても良いと思ってます(本音)〜
紫南
ファンタジー
現在女子高生の【東理修】(あずまりず)
天才魔術師であり、異世界【トゥルーベル】からやって来た祖父の後継者として、祖父の死後も異世界と現世を行き来している。
魔術師である事は家族も知らず、知っているのは亡くなった祖父だけだった。その幼い頃からの目標は、祖父の友人でもあった【魔王の妻】になること。
夢は偉大な伝説にもなった魔術師の祖父リュートリールを越える『魔術師』になる事だ。
魔術師名【リズリール】と名乗り世界を渡る二重生活。現世でのアルバイトは、異能者の組織でなぜかトラブル担当。
上司は魔女や雪女、龍神?
世界を自由に渡れるリズのここでの主な仕事は、異世界に召喚された『勇者のお迎え』?
【トゥルーベル】では祖父の友人達を繋いで国などの問題を手伝ったり、冒険者ギルドからの仕事依頼が舞い込む。
そんな中、忙しくても世界を渡る一番の理由は、大切な【婚約者】に会う為!
家族に明かせない秘密を抱えながらも学校に、仕事に大忙し!
天才魔術師のクールな日常。
◎息抜きで書き上げた作品です。
難しく考えずにお気軽にお読みください☆
◉『女神なんてお断りですっ。』と同時期に別サイトで公開していたものを改稿の後に投稿しています。文庫化の記念にお楽しみください♪
鋼なるドラーガ・ノート ~S級パーティーから超絶無能の烙印を押されて追放される賢者、今更やめてくれと言われてももう遅い~
月江堂
ファンタジー
― 後から俺の実力に気付いたところでもう遅い。絶対に辞めないからな ―
“賢者”ドラーガ・ノート。鋼の二つ名で知られる彼がSランク冒険者パーティー、メッツァトルに加入した時、誰もが彼の活躍を期待していた。
だが蓋を開けてみれば彼は無能の極致。強い魔法は使えず、運動神経は鈍くて小動物にすら勝てない。無能なだけならばまだしも味方の足を引っ張って仲間を危機に陥れる始末。
当然パーティーのリーダー“勇者”アルグスは彼に「無能」の烙印を押し、パーティーから追放する非情な決断をするのだが、しかしそこには彼を追い出すことのできない如何ともしがたい事情が存在するのだった。
ドラーガを追放できない理由とは一体何なのか!?
そしてこの賢者はなぜこんなにも無能なのに常に偉そうなのか!?
彼の秘められた実力とは一体何なのか? そもそもそんなもの実在するのか!?
力こそが全てであり、鋼の教えと闇を司る魔が支配する世界。ムカフ島と呼ばれる火山のダンジョンの攻略を通して彼らはやがて大きな陰謀に巻き込まれてゆく。

ズボラな私の異世界譚〜あれ?何も始まらない?〜
野鳥
ファンタジー
小町瀬良、享年35歳の枯れ女。日々の生活は会社と自宅の往復で、帰宅途中の不運な事故で死んでしまった。
気が付くと目の前には女神様がいて、私に世界を救えだなんて言い出した。
自慢じゃないけど、私、めちゃくちゃズボラなんで無理です。
そんな主人公が異世界に転生させられ、自由奔放に生きていくお話です。
※話のストックもない気ままに投稿していきますのでご了承ください。見切り発車もいいとこなので設定は穴だらけです。ご了承ください。
※シスコンとブラコンタグ増やしました。
短編は何処までが短編か分からないので、長くなりそうなら長編に変更いたします。
※シスコンタグ変更しました(笑)

【完結】二度目の人生、君ともう一度!〜彼女を守りたいだけなのに〜
トト
ファンタジー
震災で愛する彼女を助けられずに死んでしまったユアン。しかし気がつくと12歳に。
今度こそ幸せな未来のため、幼馴染みの指導のもと体を鍛えてゆく。だが彼女と歩んだ未来はどんどんズレていくばかり。それどころか、苦手だった公爵令嬢やアクの強い魔法道具研究所の面々の厄介ごとに巻き込まれていく。
それでも君を守りたい。もう一度君と生きていきたい。
すれ違った二人の運命は修正できるのか。
君を思う心だけは誰にも負けない一途な男の奮闘記。
カクヨム掲載の「二度目の人生、君ともう一度!」の改稿版です。

きっと幸せな異世界生活
スノウ
ファンタジー
神の手違いで日本人として15年間生きてきた倉本カノン。彼女は暴走トラックに轢かれて生死の境を彷徨い、魂の状態で女神のもとに喚ばれてしまう。女神の説明によれば、カノンは本来異世界レメイアで生まれるはずの魂であり、転生神の手違いで魂が入れ替わってしまっていたのだという。
そして、本来カノンとして日本で生まれるはずだった魂は異世界レメイアで生きており、カノンの事故とほぼ同時刻に真冬の川に転落して流され、仮死状態になっているという。
時を同じくして肉体から魂が離れようとしている2人の少女。2つの魂をあるべき器に戻せるたった一度のチャンスを神は見逃さず、実行に移すべく動き出すのだった。
異世界レメイアの女神メティスアメルの導きで新生活を送ることになったカノンの未来は…?
毎日12時頃に投稿します。
─────────────────
いいね、お気に入りをくださった方、どうもありがとうございます。
とても励みになります。

形成級メイクで異世界転生してしまった〜まじか最高!〜
ななこ
ファンタジー
ぱっちり二重、艶やかな唇、薄く色付いた頬、乳白色の肌、細身すぎないプロポーション。
全部努力の賜物だけどほんとの姿じゃない。
神様は勘違いしていたらしい。
形成級ナチュラルメイクのこの顔面が、素の顔だと!!
……ラッキーサイコー!!!
すっぴんが地味系女子だった主人公OL(二十代後半)が、全身形成級の姿が素の姿となった美少女冒険者(16歳)になり異世界を謳歌する話。

異世界人生を楽しみたい そのためにも赤ん坊から努力する
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕の名前は朝霧 雷斗(アサギリ ライト)
前世の記憶を持ったまま僕は別の世界に転生した
生まれてからすぐに両親の持っていた本を読み魔法があることを学ぶ
魔力は筋力と同じ、訓練をすれば上達する
ということで努力していくことにしました

聖女やめます……タダ働きは嫌!友達作ります!冒険者なります!お金稼ぎます!ちゃっかり世界も救います!
さくしゃ
ファンタジー
職業「聖女」としてお勤めに忙殺されるクミ
祈りに始まり、一日中治療、時にはドラゴン討伐……しかし、全てタダ働き!
も……もう嫌だぁ!
半狂乱の最強聖女は冒険者となり、軟禁生活では味わえなかった生活を知りはっちゃける!
時には、不労所得、冒険者業、アルバイトで稼ぐ!
大金持ちにもなっていき、世界も救いまーす。
色んなキャラ出しまくりぃ!
カクヨムでも掲載チュッ
⚠︎この物語は全てフィクションです。
⚠︎現実では絶対にマネはしないでください!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる