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その5 幕間

68話時点でのウンチク By 護衛団の人

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交易都市ホルムスの護衛団、副団長のナシールだ」

「護衛団、一番隊隊長のエラティです」

「三波春夫でございます」

ゲシッ! ゲシゲシ!

「ああっ!、ナシール副団長!
 蹴らないでくださいよ」

「アレシュ、キサマがくだらんコトを言うからだ」

「そりゃそうだね。
 誰もそんな『レツゴー三匹』のギャグなんて知らないよ」

「エラティさん、知らないと言いつつそんなツッコミですか。
 まー大丈夫ですよ。
 パロディやらCMやらでイマドキの人だってなんとなく知ってます」

ガンッ! バキ!ドカ!

「ナシール副団長!
 殴らないでくださいってば」

「この世界は異世界なんだ。
 日本の話を持ち出すな」

「……今さらそんな……
 イエ、何でも無いです。
 副団長様の仰る通りです!」

「さて、そんじゃ。
 物語は途中では有るが……
 ここで一度、業務連絡だ」

「この物語はアルファポリス様に投稿されてるけど。
 実は先にカクヨム様にも投稿されてる。
 急いで先が読みたいと言う方はカクヨム様・くろねこ教授でも探してみて欲しいな。
 https://kakuyomu.jp/works/16816700426178581512 」

「その他にも、作者のtwitter くろねこ教授マークⅡ名義でこの小説のイメージイラストも投稿されている。
 良ければ見て見てくれ。
 ただイラストAIで作成されているからな。
 イメージに合うとは限らない。
 そこは覚悟しておいて欲しい」


「あれっ、エラティさんもナシールさんも異世界だから日本の話を持ち出すなとか言っておいて、バリバリに作者の話じゃないですか」

「やかましいっ!
 俺達は必要だから良いんだ。
 アレシュ、オマエは必要無いからダメだ!」

「そんなー。
 パワハラっすよ。
 モラハラかな?」

「だからそんなモンはこの異世界に無い、と言ってるだろうが!」


「さて、んじゃ
 登場人物も増えたので少しおさらいだよー」

〇わたし 
生後6か月ほどのくろねこ。
『みゃー』と呼ばれたり、『男爵』と呼ばれたりしてるんだ。
猫耳幼女神バステト様によって、ゲーム風に猫侍の力を操れる。
最近では『アネゴ』『天使サマ』と言う名前も増えたらしいよ。

〇エステル
護衛団の見習いに入団したばかりの新人。
12歳の少女。
白い肌がこの国の陽射しに焼けて痛々しい。
ウェーブの有る髪の毛を短めにしている。
キレイで大人しそうな子だよ。
黒猫のわたしちゃんの飼い主ヘレーナさんの娘。
なにか不安なコトが有るみたい。
まだわたしさんにも理由はよく分かっていない。

〇ヘレーナ
黒猫のわたしちゃんの飼い主。
エステルちゃんのお母さん。
浅黒い肌、漆黒の長い髪。
この砂の国らしい美女だね。

〇ライール
エステルちゃんのお父さん。
ヘレーナさんの旦那さん。
砂船乗りシンドバットで数ヶ月家を留守にしたりもする男の人。
元はエウロペの人らしい。
日焼けした現在では分からないけど元は白い肌。
青い瞳のハンサムさんなんだって。

〇アザム
護衛団の団長さん。
温和なクマさんみたいな風貌。
巨大な戦鎚を使って、戦う時は狂暴な熊になるんだ。

〇ナシール
護衛団の副団長。
今回は出番無いから気にしなくてオーケー。

〇エラティ
一番隊の隊長。
僕だよ、僕。
自分で自分の紹介するの?
えーと、剣は得意かな。
魔物ダェーヴァ退治ならボクがやる。
 正義の神アシャー様の加護を受けたボクが魔物ダェーヴァを倒すよ」
なんちゃって。

〇トーヤー
四番隊の隊長だね。
まだ若い女性だけど、腕は確か。
薬に詳しいし、ニャーヒード神の加護で力も強い。
頼りになる女性。
黄色い肌、髪の毛を上の方で細く編みこんでいる。
この国では珍しい髪型、当方のミャンゴールの人に多い髪型だね。
美人と言われてるみたいだよ。

〇サイラス
あれっ、シラスくんじゃなかったっけ。
功を上げようと焦ってる風だね。
その位の気概は有ってもいいんじゃないかな。
槍の腕はまだまだ、だけどやる気が有るのは良いコトだよね。

〇アントナン
護衛団に入団したばかりのコックさん。
戦いに駆り出されるとは思ってなかったみたいだね。

〇虎タル
元ボスのトラ猫。
丸々と太った体格。
そういう子もカワイイよね。

〇逃げ足のグレイ
片目に傷が有る背の高い灰色猫。
走るのが早い。
ネコは小さい体格の割にホント逃げ足は速いからねー。


以上、今回はそんなトコロだね。
では、紹介はエラティでしたー。

「アレッ、エラティさんが全部紹介しちゃった。
 じゃ、ホントに俺必要無かったじゃないですか……」

「だから、アレシュ、お前は必要無い、と言ってるだろ」

「そんなー、ナシール副団長!
 オレ殴られるために出てきたみたいじゃないですか……」


「じゃーまったねー」
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