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その3 女神さまの指令
第47話 ゲーム
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「ゲームっぽいインターフェイスが分かり易いでしょ」
そう猫耳幼女神様に言われても。
どう答えたモノかしら。
わたしお婆ちゃんだったのよ。
PS5とかSWITCHとかいじったコトも無いの。
でも実は昔のゲームはやった事が有るのよ。
わたしの勤めていた会社では早いうちからPCを導入していて、
わたしもその扱いに慣れようと家でも買ったりしたの。
WINDOWSが出回る前の話。
NECのPC8800とか9800とか言っていた頃。
そこで初期のPCゲームに少しハマったりしたわ。
『Wizardry』に『大戦略』『プリンセスメーカー』懐かしいわねぇ。
若い人たちには全然伝わらないと思うけど、そんな時代が有ったの。
ファミコンやSFCの時代には、もう結婚していたから。
『ドラゴンクエスト』の大ヒットを横目でチラリと見て、少し手を付けたりもしたのだけれど本格的にはプレイしなかった。
だから平成初期位までなら、なんとなく分かるのだけど。
令和時代のゲームとなると少し厳しいわ。
スマートフォンも専ら会話やメール用でゲームにはほとんど使っていないの。
そんなコトを思い出してにゃつかしがっていたわたし。
「はい、もう良いわよ。
まずは自分のステータス画面を見て」
そんにゃセリフを猫耳幼女神様に言われて目を丸くするわ。
ステータス?
どうするの?
「自分のステータスを見ようと意識してみるのよー」
わたしはキっと目を凝らしてみる。
見えた。
名前:みゃー
職業:猫侍
種族:猫侍
年齢:0歳
強さ:メッチャ強い
知恵:ハイパー賢い
速さ:すげー早い
体力:ウルトラタフ
幸運:途方も無い
スキル:爪攻撃
称号:バステト神の加護
:ヘレーナの飼い猫
:最強無敵猫侍
…………
にゃによ、コレ……
「どーお?
分かりやっすいでしょー」
ニコニコと全開の笑顔で微笑む猫耳幼女神様。
「分かるワケにゃいでしょーっ!!」
思わずその顔を爪でバリバリと引っかいちゃうわ。
しまった!
相手は女神様だったー。
「ゴメンにゃさい。
ゴメンにゃさい。
思わずやっちゃったの」
ペコペコと頭を下げて、幼女の頬の傷をにゃめるわたし。
「いいわよー。
わたし、カワイイ女の子ちゃんには優しいの。
アニャタがオスネコだったりしたら、アヌビスちゃんに言って冥府送りにするトコロだけどー。
メスの仔猫ちゃんだから許してあげるー」
そう猫耳幼女神様に言われても。
どう答えたモノかしら。
わたしお婆ちゃんだったのよ。
PS5とかSWITCHとかいじったコトも無いの。
でも実は昔のゲームはやった事が有るのよ。
わたしの勤めていた会社では早いうちからPCを導入していて、
わたしもその扱いに慣れようと家でも買ったりしたの。
WINDOWSが出回る前の話。
NECのPC8800とか9800とか言っていた頃。
そこで初期のPCゲームに少しハマったりしたわ。
『Wizardry』に『大戦略』『プリンセスメーカー』懐かしいわねぇ。
若い人たちには全然伝わらないと思うけど、そんな時代が有ったの。
ファミコンやSFCの時代には、もう結婚していたから。
『ドラゴンクエスト』の大ヒットを横目でチラリと見て、少し手を付けたりもしたのだけれど本格的にはプレイしなかった。
だから平成初期位までなら、なんとなく分かるのだけど。
令和時代のゲームとなると少し厳しいわ。
スマートフォンも専ら会話やメール用でゲームにはほとんど使っていないの。
そんなコトを思い出してにゃつかしがっていたわたし。
「はい、もう良いわよ。
まずは自分のステータス画面を見て」
そんにゃセリフを猫耳幼女神様に言われて目を丸くするわ。
ステータス?
どうするの?
「自分のステータスを見ようと意識してみるのよー」
わたしはキっと目を凝らしてみる。
見えた。
名前:みゃー
職業:猫侍
種族:猫侍
年齢:0歳
強さ:メッチャ強い
知恵:ハイパー賢い
速さ:すげー早い
体力:ウルトラタフ
幸運:途方も無い
スキル:爪攻撃
称号:バステト神の加護
:ヘレーナの飼い猫
:最強無敵猫侍
…………
にゃによ、コレ……
「どーお?
分かりやっすいでしょー」
ニコニコと全開の笑顔で微笑む猫耳幼女神様。
「分かるワケにゃいでしょーっ!!」
思わずその顔を爪でバリバリと引っかいちゃうわ。
しまった!
相手は女神様だったー。
「ゴメンにゃさい。
ゴメンにゃさい。
思わずやっちゃったの」
ペコペコと頭を下げて、幼女の頬の傷をにゃめるわたし。
「いいわよー。
わたし、カワイイ女の子ちゃんには優しいの。
アニャタがオスネコだったりしたら、アヌビスちゃんに言って冥府送りにするトコロだけどー。
メスの仔猫ちゃんだから許してあげるー」
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