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その2 護衛団のマイペースな人々
第39話 涼しい樹の上
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エステルちゃん、そんなコトを気にしてたのね。
お父さんは元エウロペの人。
この街周辺の国にエウロペが攻めて来るにゃんて良く起こるコトみたい。
それは気ににゃっちゃうわね。
まだ12歳にゃのに。
そんなコトで胸を痛めていたにゃんて。
気づかにゃくてゴメンにゃさい。
エステルちゃん、今日は一緒に寝ましょう。
わたしが付いてるわ。
「じゃあ、この街の状況は分かったわね。
もう話が進まないじゃない。
とっとと行くわよ」
「最近、気をつけなきゃいけないのが街に近いニャーヒードの森。
あそこでやたらと魔物が増えてるって言うの。
近く討伐隊を出す事になると思うわ」
「現在は2番隊と3番隊が砂海賊退治に砂海へ出陣しちゃってる。
正直、あんまり大規模に部隊を出したくないんだけど……
ナシール副団長のコトだから放ってはおかないのよね」
バゼルさんのおはにゃしはまだ続くみたい。
ステュティラちゃんが寝そうににゃってるわね。
わたしも少し眠くにゃって来ちゃった。
木の上は葉が茂って、強すぎる陽射しから護ってくれてる。
後ろではエラティさんがお昼寝してる。
人間の背の高さを軽く超える高い場所にゃんだけど。
少しも恐くにゃいみたい。
その寝息を聞いてるとわたしも眠くにゃってくる。
…………
「じゃあ、今日はここまでよ。
今日は手続きと簡単な挨拶程度の学習だったけど。
明日からは、武術練習に隊舎の掃除、学習も本気でやるから覚悟して来なさいーね」
…………
あらっ。
いけにゃい、いけにゃい。
ついお昼寝しちゃった。
どれくらい寝ちゃったのかしら。
気が付くとわたしはエラティ隊長の身体の上で丸くにゃってた。
彼の手が黒猫のわたしをささえる。
いやーん。
別にエラティさんが美少年だからって、くっついてたワケじゃにゃいのよ。
樹の上は風が涼しいもの。
くっついてたら温かいモノね。
エラティ隊長はこっちを見てる。
「ああ、起きたのみゃーちゃん」
にゃんて言って軽く微笑む。
彼も眠そう。
目が半目、長い睫毛がくっつきそうになってるわ。
いやーん。
寝姿バッチリ見られちゃったのね。
わたしはとととっと彼の身体からはにゃれる。
枝の先へ行って部屋の方へに意識を向けて見る。
もうみんな帰り支度ね。
ステュティラちゃんたらまだ机につっぷして寝てる。
ヨダレ垂れてるわよ。
帰ろうとしてるアントナンさん。
その中年男にエステルちゃんが話しかけてるわ。
「あの、アントナンさん。
少しだけお話伺っても良いですか?」
お父さんは元エウロペの人。
この街周辺の国にエウロペが攻めて来るにゃんて良く起こるコトみたい。
それは気ににゃっちゃうわね。
まだ12歳にゃのに。
そんなコトで胸を痛めていたにゃんて。
気づかにゃくてゴメンにゃさい。
エステルちゃん、今日は一緒に寝ましょう。
わたしが付いてるわ。
「じゃあ、この街の状況は分かったわね。
もう話が進まないじゃない。
とっとと行くわよ」
「最近、気をつけなきゃいけないのが街に近いニャーヒードの森。
あそこでやたらと魔物が増えてるって言うの。
近く討伐隊を出す事になると思うわ」
「現在は2番隊と3番隊が砂海賊退治に砂海へ出陣しちゃってる。
正直、あんまり大規模に部隊を出したくないんだけど……
ナシール副団長のコトだから放ってはおかないのよね」
バゼルさんのおはにゃしはまだ続くみたい。
ステュティラちゃんが寝そうににゃってるわね。
わたしも少し眠くにゃって来ちゃった。
木の上は葉が茂って、強すぎる陽射しから護ってくれてる。
後ろではエラティさんがお昼寝してる。
人間の背の高さを軽く超える高い場所にゃんだけど。
少しも恐くにゃいみたい。
その寝息を聞いてるとわたしも眠くにゃってくる。
…………
「じゃあ、今日はここまでよ。
今日は手続きと簡単な挨拶程度の学習だったけど。
明日からは、武術練習に隊舎の掃除、学習も本気でやるから覚悟して来なさいーね」
…………
あらっ。
いけにゃい、いけにゃい。
ついお昼寝しちゃった。
どれくらい寝ちゃったのかしら。
気が付くとわたしはエラティ隊長の身体の上で丸くにゃってた。
彼の手が黒猫のわたしをささえる。
いやーん。
別にエラティさんが美少年だからって、くっついてたワケじゃにゃいのよ。
樹の上は風が涼しいもの。
くっついてたら温かいモノね。
エラティ隊長はこっちを見てる。
「ああ、起きたのみゃーちゃん」
にゃんて言って軽く微笑む。
彼も眠そう。
目が半目、長い睫毛がくっつきそうになってるわ。
いやーん。
寝姿バッチリ見られちゃったのね。
わたしはとととっと彼の身体からはにゃれる。
枝の先へ行って部屋の方へに意識を向けて見る。
もうみんな帰り支度ね。
ステュティラちゃんたらまだ机につっぷして寝てる。
ヨダレ垂れてるわよ。
帰ろうとしてるアントナンさん。
その中年男にエステルちゃんが話しかけてるわ。
「あの、アントナンさん。
少しだけお話伺っても良いですか?」
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