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第五章 アルク野獣の森
第249話 サルビア女兵曹その3
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「“金環形邪蟲”どもさ。
この地域一帯を災いの魔獣が荒らしまわった。
酸を撒き散らし、土中に潜り地形さえ変えちまう。
街なんてあっという間に崩れて行った」
「この傷痕もそうさ。
魔獣の体液にやられたんだ。
父親が庇ってくれたから死なずに済んだがね。
替わりに父親は一人じゃ立てない身体になっちまった」
「あの災いの魔獣から助けてくれたのは誰だった。
ムラード大佐、アンタ達じゃないぜ」
サルビアの言葉は続く。
鋭い目をした女兵曹。
その上半身ははだけている。
黒い帝国軍の制服。
ボタンが外され、胸元が大きく広げられているのだ。
しかし好色の目で見る男はいない。
右胸には大きな傷跡。
赤黒く肌が染まっている。
胸を隠す包帯の上からも分かってしまう。
“金環形邪蟲”の酸にやられた傷痕。
彼女が縛られながらも大佐を睨みつける。
大佐は苦い物を呑み込むような表情で言う。
「……そんな頃ワシはまだ軍に入りたての新人だ。
重要な作戦に関わっていない」
「はっ、そんなコトを言ってるんじゃない」
「この辺の領主、貴族のアンタに言ってるんだぜ。
鉱山と国境の街を仕切る貴族だったアンタら。
普段鉱山から得られる利益で贅沢三昧してたアンタらは何をした?」
「その金で冒険者を呼んで来たのか。
帝国に直訴して大軍を派遣してもらったのか。
さぁどうだ、あの時アンタらは何をした」
大佐は黙り込む。
面の皮が厚い男。
司令官が女兵曹の言葉に下を向く。
「思いだせないか、ムラード。
あの時街に住んでいた人間なら全員知ってるぜ。
忘れるモノか。
オマエラは逃げたんだ。
金目の物だけ持って逃げ出した。
ご丁寧に軍隊まで自分達の護衛に連れて行った」
「後に残ったのは武器も持たない市民達。
そんな中にまだ子供だったアタシもいたよ。
救いは勇気の有る冒険者達が居てくれた事くらい」
「しかしね。
その冒険者達は一人、又一人死んでいった。
勇気の有るヤツから死んでいくのさ」
「昨日戦いから帰ってきて、
アタシの頭を撫でてくれた男。
そいつが今日は帰ってこないんだ」
「そんな日々が続いて、
アタシ達は全滅を覚悟した。
自分達を死人だと思う事にしたのさ。
まだ生きてはいるが、もう死人と一緒だってね。
死んでいった仲間、友人家族と一緒だ。
そう思えば怖く無いだろう」
女兵曹の言葉が響く。
闇色の様な言葉。
絶望に染められた響き。
アイリスは全く知らなかった。
いや知っている。
絵物語にすらなってる有名な話。
心ときめかせる冒険譚。
しかしその陰で市民達がどんな思いでいたか。
そこまでは知らない。
考えなかった。
サルビア兵曹が続ける。
「もうみんな生きながら死んでるようなもんだったろうね。
通りを歩いても誰も笑わない。
話もしない。
話したって、誰が死んだアイツが死んだってそんな話題しかないからね」
「その時だ。
来てくれたんだ。
彼らが、あの人が」
そう。
その先はアイリスでも知っている。
女冒険者サラ。
その英雄譚。
“金環形邪蟲”退治。
彼女が遠く離れた地下迷宮からわざわざ野獣の森まで遠征したのだ。
彼女は勇気ある冒険者達を募った。
迷宮都市から、王国から、帝国のあちこちからツワモノがサラの下に集結した。
『名も無き兵団』。
そう呼ばれた冒険者達。
彼女とその冒険者達が必死の戦いで“金環形邪蟲”を退治したのだ。
周りにいる若い下士官達。
彼等も言葉を返せないでいる。
恐らくは彼らも知っていただろう。
女冒険者サラの“金環形邪蟲”退治。
そこには書いてあった筈だ。
子供の頃聞いた事が有った筈だ。
サラは苦しんでいた人々を救いました。
苦しんでいた人々。
苦しんでいた人々とはどういう人達だったか。
そこまでは考えなかっただろう。
下士官達は言い返す言葉を失っている。
言葉を無くす男達の中。
ムラード大佐だけは黙っていない。
「フン。
それが職務怠慢の言い訳か」
下士官ほど若くは無い。
女兵曹に気圧されてはいるが。
糾弾されたまま済ますほど青臭く無いのだ。
「我らは逃げた訳じゃない。
あの時いたのは小規模な軍勢だけ。
帝都方面へ撤退し、本軍と合流する。
合流した上で進軍する予定だったのだ。
正しい軍事行動だ。
我ら貴族たちはそれを手伝ったに過ぎない」
言い残して女兵曹の前から大佐は去った。
モノは言い様だ。
軍事行動としては正しい側面も有るだろう。
だが市民を連れず貴族だけが軍隊と一緒に逃げた。
いくらなんでも正当化するのは無理が有る。
そうアイリスは思う。
「キサマラ行くぞ。
明日は出撃だ、準備をしておけ」
「やめろムラード。
行くな。
後悔するぞ」
動き出すムラード大佐と従う下士官達。
サルビア兵曹は最後まで言っていた。
アイリスは兵曹の部下が逃げるのに協力した。
自分が大佐に報告した情報。
それが招いた事態。
何かせずにはいられなかった。
二人の兵士は亜人の村に行くと言う。
亜人に状況を伝える。
それとあの人にも。
白いローブを着た男。
サラソウジュホウガンの指輪を持つ男。
彼なら何とかしてくれるかもしれない。
そして夜の闇の中亜人の村へ急いだのだ。
しかし亜人戦士達のリーダーキバトラは聖者には伝えないと言う。
「聖者サマは『野獣の森』探索に向かうハズだ。
あの人には恩義が有り過ぎる。
巻き込まないで済むならそれが一番だ」
本当にそれでいいのだろうか。
今日には帝国軍三個中隊が出陣してしまう。
行先はアイリスが今居る亜人の村だ。
「アイリス、大丈夫だ。
悩み過ぎないで」
ムスターファが言う。
再会出来た愛しい人。
「聖者サマには女神が付いている。
きっと何とかなる。
私はそう思う事にしたよ」
彼が笑いながら言う。
こんなに余裕の有る人だっただろうか。
国を出る前、いつもピリピリとしていた少年。
分かれていた月日で成長したのか。
それとも先程会った聖者サマの影響。
愛しい人の笑顔にアイリスも顔を綻ばせる。
「そうね、私も信じるわ」
「チッ」
大佐は舌打ちする。
勝手な事をほざいてた女兵曹。
昨日はイヤな事を思いだした。
あの事件で被害を被ったのが自分達だけだと思っているのか。
我々だってえらい目に会ったのだ。
冒険者達の株が上がった。
そのせいで逆にムラード達、貴族の株は下がった。
この辺の住民達は貴族の言う事に従わなくなった。
せっかくベオグレイドが大きな街として復興したと言うのに。
ムラードの親戚連中は美味しい利権に有りつけていない。
しかも鉱山の権利まで帝国に取り上げられたのだ。
軍の官給品の横流し、そんなせこいマネをしなければいかんのはそのせいだ。
しかも魔法効果の有る防具、最も金になった品が売れなくなってしまった。
亜人の村にその原因がある。
亜人どもとホウガンの関係者。
そいつらを痛い目に合わせる。
どうやら儲けているらしい。
不当な利益を貪っている。
それを全てこちらが戴いてやる。
この地域一帯を災いの魔獣が荒らしまわった。
酸を撒き散らし、土中に潜り地形さえ変えちまう。
街なんてあっという間に崩れて行った」
「この傷痕もそうさ。
魔獣の体液にやられたんだ。
父親が庇ってくれたから死なずに済んだがね。
替わりに父親は一人じゃ立てない身体になっちまった」
「あの災いの魔獣から助けてくれたのは誰だった。
ムラード大佐、アンタ達じゃないぜ」
サルビアの言葉は続く。
鋭い目をした女兵曹。
その上半身ははだけている。
黒い帝国軍の制服。
ボタンが外され、胸元が大きく広げられているのだ。
しかし好色の目で見る男はいない。
右胸には大きな傷跡。
赤黒く肌が染まっている。
胸を隠す包帯の上からも分かってしまう。
“金環形邪蟲”の酸にやられた傷痕。
彼女が縛られながらも大佐を睨みつける。
大佐は苦い物を呑み込むような表情で言う。
「……そんな頃ワシはまだ軍に入りたての新人だ。
重要な作戦に関わっていない」
「はっ、そんなコトを言ってるんじゃない」
「この辺の領主、貴族のアンタに言ってるんだぜ。
鉱山と国境の街を仕切る貴族だったアンタら。
普段鉱山から得られる利益で贅沢三昧してたアンタらは何をした?」
「その金で冒険者を呼んで来たのか。
帝国に直訴して大軍を派遣してもらったのか。
さぁどうだ、あの時アンタらは何をした」
大佐は黙り込む。
面の皮が厚い男。
司令官が女兵曹の言葉に下を向く。
「思いだせないか、ムラード。
あの時街に住んでいた人間なら全員知ってるぜ。
忘れるモノか。
オマエラは逃げたんだ。
金目の物だけ持って逃げ出した。
ご丁寧に軍隊まで自分達の護衛に連れて行った」
「後に残ったのは武器も持たない市民達。
そんな中にまだ子供だったアタシもいたよ。
救いは勇気の有る冒険者達が居てくれた事くらい」
「しかしね。
その冒険者達は一人、又一人死んでいった。
勇気の有るヤツから死んでいくのさ」
「昨日戦いから帰ってきて、
アタシの頭を撫でてくれた男。
そいつが今日は帰ってこないんだ」
「そんな日々が続いて、
アタシ達は全滅を覚悟した。
自分達を死人だと思う事にしたのさ。
まだ生きてはいるが、もう死人と一緒だってね。
死んでいった仲間、友人家族と一緒だ。
そう思えば怖く無いだろう」
女兵曹の言葉が響く。
闇色の様な言葉。
絶望に染められた響き。
アイリスは全く知らなかった。
いや知っている。
絵物語にすらなってる有名な話。
心ときめかせる冒険譚。
しかしその陰で市民達がどんな思いでいたか。
そこまでは知らない。
考えなかった。
サルビア兵曹が続ける。
「もうみんな生きながら死んでるようなもんだったろうね。
通りを歩いても誰も笑わない。
話もしない。
話したって、誰が死んだアイツが死んだってそんな話題しかないからね」
「その時だ。
来てくれたんだ。
彼らが、あの人が」
そう。
その先はアイリスでも知っている。
女冒険者サラ。
その英雄譚。
“金環形邪蟲”退治。
彼女が遠く離れた地下迷宮からわざわざ野獣の森まで遠征したのだ。
彼女は勇気ある冒険者達を募った。
迷宮都市から、王国から、帝国のあちこちからツワモノがサラの下に集結した。
『名も無き兵団』。
そう呼ばれた冒険者達。
彼女とその冒険者達が必死の戦いで“金環形邪蟲”を退治したのだ。
周りにいる若い下士官達。
彼等も言葉を返せないでいる。
恐らくは彼らも知っていただろう。
女冒険者サラの“金環形邪蟲”退治。
そこには書いてあった筈だ。
子供の頃聞いた事が有った筈だ。
サラは苦しんでいた人々を救いました。
苦しんでいた人々。
苦しんでいた人々とはどういう人達だったか。
そこまでは考えなかっただろう。
下士官達は言い返す言葉を失っている。
言葉を無くす男達の中。
ムラード大佐だけは黙っていない。
「フン。
それが職務怠慢の言い訳か」
下士官ほど若くは無い。
女兵曹に気圧されてはいるが。
糾弾されたまま済ますほど青臭く無いのだ。
「我らは逃げた訳じゃない。
あの時いたのは小規模な軍勢だけ。
帝都方面へ撤退し、本軍と合流する。
合流した上で進軍する予定だったのだ。
正しい軍事行動だ。
我ら貴族たちはそれを手伝ったに過ぎない」
言い残して女兵曹の前から大佐は去った。
モノは言い様だ。
軍事行動としては正しい側面も有るだろう。
だが市民を連れず貴族だけが軍隊と一緒に逃げた。
いくらなんでも正当化するのは無理が有る。
そうアイリスは思う。
「キサマラ行くぞ。
明日は出撃だ、準備をしておけ」
「やめろムラード。
行くな。
後悔するぞ」
動き出すムラード大佐と従う下士官達。
サルビア兵曹は最後まで言っていた。
アイリスは兵曹の部下が逃げるのに協力した。
自分が大佐に報告した情報。
それが招いた事態。
何かせずにはいられなかった。
二人の兵士は亜人の村に行くと言う。
亜人に状況を伝える。
それとあの人にも。
白いローブを着た男。
サラソウジュホウガンの指輪を持つ男。
彼なら何とかしてくれるかもしれない。
そして夜の闇の中亜人の村へ急いだのだ。
しかし亜人戦士達のリーダーキバトラは聖者には伝えないと言う。
「聖者サマは『野獣の森』探索に向かうハズだ。
あの人には恩義が有り過ぎる。
巻き込まないで済むならそれが一番だ」
本当にそれでいいのだろうか。
今日には帝国軍三個中隊が出陣してしまう。
行先はアイリスが今居る亜人の村だ。
「アイリス、大丈夫だ。
悩み過ぎないで」
ムスターファが言う。
再会出来た愛しい人。
「聖者サマには女神が付いている。
きっと何とかなる。
私はそう思う事にしたよ」
彼が笑いながら言う。
こんなに余裕の有る人だっただろうか。
国を出る前、いつもピリピリとしていた少年。
分かれていた月日で成長したのか。
それとも先程会った聖者サマの影響。
愛しい人の笑顔にアイリスも顔を綻ばせる。
「そうね、私も信じるわ」
「チッ」
大佐は舌打ちする。
勝手な事をほざいてた女兵曹。
昨日はイヤな事を思いだした。
あの事件で被害を被ったのが自分達だけだと思っているのか。
我々だってえらい目に会ったのだ。
冒険者達の株が上がった。
そのせいで逆にムラード達、貴族の株は下がった。
この辺の住民達は貴族の言う事に従わなくなった。
せっかくベオグレイドが大きな街として復興したと言うのに。
ムラードの親戚連中は美味しい利権に有りつけていない。
しかも鉱山の権利まで帝国に取り上げられたのだ。
軍の官給品の横流し、そんなせこいマネをしなければいかんのはそのせいだ。
しかも魔法効果の有る防具、最も金になった品が売れなくなってしまった。
亜人の村にその原因がある。
亜人どもとホウガンの関係者。
そいつらを痛い目に合わせる。
どうやら儲けているらしい。
不当な利益を貪っている。
それを全てこちらが戴いてやる。
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