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第三章 亜人の村はサワガシイ
第127話 亜人の村の夜その3
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さてコノハの家の外。
家の外はいま大変な事になってる。
鍋だ。
『イノシシの肉』を煮ている。
村人が野菜やらキノコやら持ってきてくれた。
全部ぶち込んで煮ているのだ。
大きい土鍋。
コノハの持ち物だ。
本来、薬品を造るのに使ってたモノらしい。
洗ってしまえば鍋、一緒だ。
季節は秋。
収穫のシーズンなのだ。
野菜には不自由しない。
近くには森が有って、湖もあるのだ。
森の幸が豊富。
淡水魚も持ち込まれる。
ケロ子中心に、ハチ美、コノハが手伝ってドンドン食料が作られていく。
ネギと肉を交互に串刺し。
焼いていく。
味見と言って鍋をパクついてたみみっくちゃんに調味料を出してもらう。
『イノシシの肉』は大量に有る。
ドンドン焼いていく。
鍋にも入れる。
近所の人が土鍋や食器を追加で持ってきてくれる。
野菜もドンドン差し入れがくる。
替わりに肉をバンバン振る舞う。
宴会である。
村人達が酒まで持ち込んでくる。
馬車でさんざん飲んだ葡萄酒ではない。
どぶろくみたいなヤツだ。
どぶろくは簡単に出来る。
炊いた米と米麴、水を混ぜ常温に一週間置いておく。
それだけで出来てしまう。
ヨーグルトを少量入れると雑菌が発生し辛かったりするらしい。
ちなみに試しに作る事は推奨しません。
日本で作ると酒税法に引っかかります。
みみっくちゃんは平気な顔でいくらでも飲んでる。
「自家製のお酒ですかー。美味しいですねー。作った人によってちょっと味わいが違いますねー。みみっくちゃん厳ついオッサンが作ったのじゃなくて家事の得意な奥さんが作ったのを飲みたいですよ」
ハチ子はもう酒に懲りたらしい。
「……勧めてくれるのはありがたいが。
私は酒は一生飲まないと決めたのだ」
村人に勧められても断ってる。
ハチ美は適度に付き合ってる。
「ありがとうございます。これ以上は飲めませんよ」
「水を持ってきてくれますか、鍋が煮詰まっちゃうんです。
この肉、焼きあがってます、奥の人にも回してあげて」
付き合いつつ、適当に寄ってくる男達を使ってる。
ケロ子は調理をしてる。
ダンダンダンッと野菜を切ってく。
ズバズバズバっと肉を切り分ける。
エイッと串に刺して焼く。
ウリャッと鍋に放り込む。
「へー、上手いじゃない。
アンタ若いのに大したもんだね」
「これは美味しいわ、ウチの息子の嫁に来ないかい?」
なんだか奥さん達に囲まれてる。
ピクンッ
「このキノコ食べたらダメな気がするっ」
派手な色のキノコを食材の中からはじく。
「ああ、これは食べるとマヒ起こすヤツだよ」
「誰だい!混ぜたのは? 危ないじゃないか」
食材にもカンが働くらしい。
ケロ子は家の中が気になってる。
調理は一段落した。
後は村人たちに任せても大丈夫。
ショウマが出てこないのだ。
コノハさんのお家に入ったきり。
お休み中?
ショウマさまはすぐ疲れたと言うけれど。
魔法を使う分には無尽蔵。
ケロ子はショウマが魔法を使って疲れたと言うのを見たコトが無い。
でも回復魔法は今日初めて使ったモノ。
回復は勝手が違うのかも?
……お鍋持っていってあげようかな。
ケロ子は器に鍋をよそう。
コノハさんの家の扉を開ける。
あれ?暗い。
『明かり』も使ってないし、ローソクも使ってない。
もしかしてショウマさま寝ちゃった?
ケロ子は家の中へ進もうとして気付く。
ショウマさまっ!
ショウマは玄関先にしゃがみこんでいたのだ。
膝を抱えて小さくなっている。
「ショウマさまっ?!
具合でも悪いんですかっ?」
「……ん?
ああ、ケロ子……大丈夫だよ」
ショウマさまは大丈夫と言うけれど、立ち上がろうとしない。
「ショウマさまっ、
お鍋食べますかっ?」
ケロ子は鍋を勧めてみる。
玄関先は寒い。
表は火を焚いている。
枯れ木を組み合わせて火を付けた。
村人が手伝って簡単なかまどを作ったりもしてる。
それで鍋やら肉を温めたのだ。
火のお陰で外でも温かい。
家の中の方がむしろ寒い。
「……ありがと……」
ショウマさまが鍋をすする。
「温かいね。
なんだかいろいろ入ってるじゃない」
「村の人が色々持ってきてくれましたっ。
お魚も入ってますよっ。」
「魚?!
ああ……湖に居る淡水魚か」
「イノシシのお肉と交換ですっ。
昼間のイノシシ退治のお礼。
ショウマさまの回復魔法のお礼って人もたくさんいましたっ」
ケロ子がそう言うとショウマさまはまた膝に顔を埋める。
ショウマさま?
心配になったケロ子は隣に座り込んでみる。
ショウマさま泣いてる?
「……これ?
花粉症みたいなんだ。
いきなり鼻にきたんだよ」
「カフンショ?
……大丈夫ですか」
ケロ子はショウマに身を寄せる。
「……うん。
なんかさ……ゴメンね」
ショウマさまはまた器から汁をすする。
汁を飲むだけで食べようとはしない。
「……ケロ子さ……
なんかいきなり頭の中にわーってくる事ない?」
「わーっですかっ?
怒るってコトですかっ」
それはショウマさまに剣を向けられた時。
あの時はホントに頭に血が上った。
何も考えられない。
体が勝手に動いてた。
「うーん。
違うかな。
いきなり、今まで起きた事とか、
誰かと話した事とか、
テレビで見た番組、
本で読んだ知識、
スマホで得た情報。
そんなのが頭の中を駆けめぐって、
ワケわかんなくなる。
そんなコト」
ケロ子はショウマの言った言葉が半分も分からない。
でも分かる。
ケロ子は夜寝る前にショウマさまの事を考える。
どんな事を話したか、
どんな顔をしてたか、
誰とどうしてたか。
ショウマさまで頭の中がいっぱいになる。
多分そんなコトを言ってる。
ショウマさまは目を赤くしてる。
ケロ子は少年の体に抱き着く。
ショウマさまが小さくなってるから、ケロ子が抱きかかえるみたいになる。
玄関先は寒い。
くっつけば温かい。
ショウマさまの目ががケロ子を見つめてる。
ケロ子は……そのすぐ近くにあった口に自分の唇で触れる。
驚いた顔になる少年……ショウマさま。
……なんで驚いた顔するの?
さっき……絶対に……キスして欲しい……って。
そんな顔してたのに。
「……ケロ子……」
「……ショウマさま……」
従魔の少女と従魔師の少年はキスをする。
初めて来た亜人の村で、
初めて来たコノハの家の玄関で、
既にさんざん身体を重ねた……そんな二人は……
初めてのように口づけを交わす。
家の外はいま大変な事になってる。
鍋だ。
『イノシシの肉』を煮ている。
村人が野菜やらキノコやら持ってきてくれた。
全部ぶち込んで煮ているのだ。
大きい土鍋。
コノハの持ち物だ。
本来、薬品を造るのに使ってたモノらしい。
洗ってしまえば鍋、一緒だ。
季節は秋。
収穫のシーズンなのだ。
野菜には不自由しない。
近くには森が有って、湖もあるのだ。
森の幸が豊富。
淡水魚も持ち込まれる。
ケロ子中心に、ハチ美、コノハが手伝ってドンドン食料が作られていく。
ネギと肉を交互に串刺し。
焼いていく。
味見と言って鍋をパクついてたみみっくちゃんに調味料を出してもらう。
『イノシシの肉』は大量に有る。
ドンドン焼いていく。
鍋にも入れる。
近所の人が土鍋や食器を追加で持ってきてくれる。
野菜もドンドン差し入れがくる。
替わりに肉をバンバン振る舞う。
宴会である。
村人達が酒まで持ち込んでくる。
馬車でさんざん飲んだ葡萄酒ではない。
どぶろくみたいなヤツだ。
どぶろくは簡単に出来る。
炊いた米と米麴、水を混ぜ常温に一週間置いておく。
それだけで出来てしまう。
ヨーグルトを少量入れると雑菌が発生し辛かったりするらしい。
ちなみに試しに作る事は推奨しません。
日本で作ると酒税法に引っかかります。
みみっくちゃんは平気な顔でいくらでも飲んでる。
「自家製のお酒ですかー。美味しいですねー。作った人によってちょっと味わいが違いますねー。みみっくちゃん厳ついオッサンが作ったのじゃなくて家事の得意な奥さんが作ったのを飲みたいですよ」
ハチ子はもう酒に懲りたらしい。
「……勧めてくれるのはありがたいが。
私は酒は一生飲まないと決めたのだ」
村人に勧められても断ってる。
ハチ美は適度に付き合ってる。
「ありがとうございます。これ以上は飲めませんよ」
「水を持ってきてくれますか、鍋が煮詰まっちゃうんです。
この肉、焼きあがってます、奥の人にも回してあげて」
付き合いつつ、適当に寄ってくる男達を使ってる。
ケロ子は調理をしてる。
ダンダンダンッと野菜を切ってく。
ズバズバズバっと肉を切り分ける。
エイッと串に刺して焼く。
ウリャッと鍋に放り込む。
「へー、上手いじゃない。
アンタ若いのに大したもんだね」
「これは美味しいわ、ウチの息子の嫁に来ないかい?」
なんだか奥さん達に囲まれてる。
ピクンッ
「このキノコ食べたらダメな気がするっ」
派手な色のキノコを食材の中からはじく。
「ああ、これは食べるとマヒ起こすヤツだよ」
「誰だい!混ぜたのは? 危ないじゃないか」
食材にもカンが働くらしい。
ケロ子は家の中が気になってる。
調理は一段落した。
後は村人たちに任せても大丈夫。
ショウマが出てこないのだ。
コノハさんのお家に入ったきり。
お休み中?
ショウマさまはすぐ疲れたと言うけれど。
魔法を使う分には無尽蔵。
ケロ子はショウマが魔法を使って疲れたと言うのを見たコトが無い。
でも回復魔法は今日初めて使ったモノ。
回復は勝手が違うのかも?
……お鍋持っていってあげようかな。
ケロ子は器に鍋をよそう。
コノハさんの家の扉を開ける。
あれ?暗い。
『明かり』も使ってないし、ローソクも使ってない。
もしかしてショウマさま寝ちゃった?
ケロ子は家の中へ進もうとして気付く。
ショウマさまっ!
ショウマは玄関先にしゃがみこんでいたのだ。
膝を抱えて小さくなっている。
「ショウマさまっ?!
具合でも悪いんですかっ?」
「……ん?
ああ、ケロ子……大丈夫だよ」
ショウマさまは大丈夫と言うけれど、立ち上がろうとしない。
「ショウマさまっ、
お鍋食べますかっ?」
ケロ子は鍋を勧めてみる。
玄関先は寒い。
表は火を焚いている。
枯れ木を組み合わせて火を付けた。
村人が手伝って簡単なかまどを作ったりもしてる。
それで鍋やら肉を温めたのだ。
火のお陰で外でも温かい。
家の中の方がむしろ寒い。
「……ありがと……」
ショウマさまが鍋をすする。
「温かいね。
なんだかいろいろ入ってるじゃない」
「村の人が色々持ってきてくれましたっ。
お魚も入ってますよっ。」
「魚?!
ああ……湖に居る淡水魚か」
「イノシシのお肉と交換ですっ。
昼間のイノシシ退治のお礼。
ショウマさまの回復魔法のお礼って人もたくさんいましたっ」
ケロ子がそう言うとショウマさまはまた膝に顔を埋める。
ショウマさま?
心配になったケロ子は隣に座り込んでみる。
ショウマさま泣いてる?
「……これ?
花粉症みたいなんだ。
いきなり鼻にきたんだよ」
「カフンショ?
……大丈夫ですか」
ケロ子はショウマに身を寄せる。
「……うん。
なんかさ……ゴメンね」
ショウマさまはまた器から汁をすする。
汁を飲むだけで食べようとはしない。
「……ケロ子さ……
なんかいきなり頭の中にわーってくる事ない?」
「わーっですかっ?
怒るってコトですかっ」
それはショウマさまに剣を向けられた時。
あの時はホントに頭に血が上った。
何も考えられない。
体が勝手に動いてた。
「うーん。
違うかな。
いきなり、今まで起きた事とか、
誰かと話した事とか、
テレビで見た番組、
本で読んだ知識、
スマホで得た情報。
そんなのが頭の中を駆けめぐって、
ワケわかんなくなる。
そんなコト」
ケロ子はショウマの言った言葉が半分も分からない。
でも分かる。
ケロ子は夜寝る前にショウマさまの事を考える。
どんな事を話したか、
どんな顔をしてたか、
誰とどうしてたか。
ショウマさまで頭の中がいっぱいになる。
多分そんなコトを言ってる。
ショウマさまは目を赤くしてる。
ケロ子は少年の体に抱き着く。
ショウマさまが小さくなってるから、ケロ子が抱きかかえるみたいになる。
玄関先は寒い。
くっつけば温かい。
ショウマさまの目ががケロ子を見つめてる。
ケロ子は……そのすぐ近くにあった口に自分の唇で触れる。
驚いた顔になる少年……ショウマさま。
……なんで驚いた顔するの?
さっき……絶対に……キスして欲しい……って。
そんな顔してたのに。
「……ケロ子……」
「……ショウマさま……」
従魔の少女と従魔師の少年はキスをする。
初めて来た亜人の村で、
初めて来たコノハの家の玄関で、
既にさんざん身体を重ねた……そんな二人は……
初めてのように口づけを交わす。
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