148 / 191
Scene26 変身ヒロインキャンディーと俺の山道
第148話
しおりを挟む
「押し付けられた嫁の人数は俺の比じゃ無かったハズだ」
あまり思い出したくも無い記憶だが。
確かにその通り、二ヶ月先まで寝床を共にする相手は決まっていた。
この世界に住む男から見ればハーレムと呼ぶ類いかもしれないが、タダの義務だ。
俺の好みや気分等と言うモノは関係無い。
ただ機械的に子作りと言う義務をこなす。
「サイツォン、俺はな。
女を抱かなくて良い日がきたら一生女は抱かない。
そんなコトを思った時期も有ったよ」
「しかしな、女と言うのは抱けなくなると抱きたくなるモノなんだな」
「はははははっ、違いねえ。
俺もこの世界に来て3ヶ月。
そろそろ女の身体が恋しくなってきたぜ」
「バカバカ。
ここに女性がいるってのに。
なんて話してんのよ」
キャンディー。
気にしないでくれ。
妄想とでも思っておけばいい。
途中俺はゾンビと遭遇する。
ハイキングを楽しんでいたのであろうゾンビ。
リュックを背負った二人組。
「まだいたか。
この辺の人間は全員ゾンビになっちまってな。
大分片づけたんだが」
サイツォンは言う。
左腕から爪を光らせる。
コイツが本気になれば、ゾンビなど一瞬で葬れる。
「あたしに任せない。
久々に実戦に使いたいの」
メタリックなスーツで進み出るキャンディー。
手には玩具の様な鉄砲状の物体。
「高電磁熱線殺傷銃!」
キャンディーが叫ぶとゾンビは燃え上がった。
全身から青い炎を発し燃え尽きる。
後には燃えカスしか残らない。
「良し、いいカンジね」
玩具の様な外見でなかなか恐ろしいシロモノだな。
サイツォンの言うねぐらに俺は辿り着く。
木々に隠れ外からは見えない。
崖下を堀り進め、岩と木材で固定した洞窟。
樹木と樹木の間に板を通し、見上げる高さに固定したウッドハウス。
「木の上に住んでんのがシアカテルだな。
あっちの洞窟はジージーマインとミクトランテクゥトが使ってる。
俺は適当に地面で寝る方が好きなんだ」
広場ではミクトランテクゥトが泣き叫んでいた。
黒いローブで顔まで隠す死霊術師。
「止めろ、オニ、アクマ。
貴重な魔導書を。
二度と手に入らんかもしれないんだぞ」
暴れる死霊術師をゴーレムが羽交い絞めにしている。
ジージーマインだ。
その前では書物らしいのが燃えてる。
炎が燃え盛り、女性がその中に書物をポイポイ放り込んでるのだ。
「魔王様のご指示です。
この世界に来て手に入れた魔導書は全て燃やします」
あまり思い出したくも無い記憶だが。
確かにその通り、二ヶ月先まで寝床を共にする相手は決まっていた。
この世界に住む男から見ればハーレムと呼ぶ類いかもしれないが、タダの義務だ。
俺の好みや気分等と言うモノは関係無い。
ただ機械的に子作りと言う義務をこなす。
「サイツォン、俺はな。
女を抱かなくて良い日がきたら一生女は抱かない。
そんなコトを思った時期も有ったよ」
「しかしな、女と言うのは抱けなくなると抱きたくなるモノなんだな」
「はははははっ、違いねえ。
俺もこの世界に来て3ヶ月。
そろそろ女の身体が恋しくなってきたぜ」
「バカバカ。
ここに女性がいるってのに。
なんて話してんのよ」
キャンディー。
気にしないでくれ。
妄想とでも思っておけばいい。
途中俺はゾンビと遭遇する。
ハイキングを楽しんでいたのであろうゾンビ。
リュックを背負った二人組。
「まだいたか。
この辺の人間は全員ゾンビになっちまってな。
大分片づけたんだが」
サイツォンは言う。
左腕から爪を光らせる。
コイツが本気になれば、ゾンビなど一瞬で葬れる。
「あたしに任せない。
久々に実戦に使いたいの」
メタリックなスーツで進み出るキャンディー。
手には玩具の様な鉄砲状の物体。
「高電磁熱線殺傷銃!」
キャンディーが叫ぶとゾンビは燃え上がった。
全身から青い炎を発し燃え尽きる。
後には燃えカスしか残らない。
「良し、いいカンジね」
玩具の様な外見でなかなか恐ろしいシロモノだな。
サイツォンの言うねぐらに俺は辿り着く。
木々に隠れ外からは見えない。
崖下を堀り進め、岩と木材で固定した洞窟。
樹木と樹木の間に板を通し、見上げる高さに固定したウッドハウス。
「木の上に住んでんのがシアカテルだな。
あっちの洞窟はジージーマインとミクトランテクゥトが使ってる。
俺は適当に地面で寝る方が好きなんだ」
広場ではミクトランテクゥトが泣き叫んでいた。
黒いローブで顔まで隠す死霊術師。
「止めろ、オニ、アクマ。
貴重な魔導書を。
二度と手に入らんかもしれないんだぞ」
暴れる死霊術師をゴーレムが羽交い絞めにしている。
ジージーマインだ。
その前では書物らしいのが燃えてる。
炎が燃え盛り、女性がその中に書物をポイポイ放り込んでるのだ。
「魔王様のご指示です。
この世界に来て手に入れた魔導書は全て燃やします」
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
【完結】染髪マン〜髪色で能力が変わる俺はヒーロー活動を始めました〜
仮面大将G
ファンタジー
金髪にしたらヒーローになっちゃった!?
大学生になったから髪を染めてみよう。そんな軽い気持ちで美容室に行った染谷柊吾が、半分騙されてヒーロー活動を始めます。
対するは黒髪しか認めない、秘密結社クロゾーメ軍団!黒染めの圧力を押しのけ、自由を掴み取れ!
大学デビューから始まる髪染めヒーローファンタジー!
※小説家になろう様、カクヨム様、ソリスピア様でも同作品を掲載しております。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
とあるおっさんのVRMMO活動記
椎名ほわほわ
ファンタジー
VRMMORPGが普及した世界。
念のため申し上げますが戦闘も生産もあります。
戦闘は生々しい表現も含みます。
のんびりする時もあるし、えぐい戦闘もあります。
また一話一話が3000文字ぐらいの日記帳ぐらいの分量であり
一人の冒険者の一日の活動記録を覗く、ぐらいの感覚が
お好みではない場合は読まれないほうがよろしいと思われます。
また、このお話の舞台となっているVRMMOはクリアする事や
無双する事が目的ではなく、冒険し生きていくもう1つの人生が
テーマとなっているVRMMOですので、極端に戦闘続きという
事もございません。
また、転生物やデスゲームなどに変化することもございませんので、そのようなお話がお好みの方は読まれないほうが良いと思われます。
幼女魔王がパパと呼ぶ
なつのさんち
ファンタジー
気付くとそこは異世界だった。
いや、夢でしょ?
え、夢じゃないって?
幼女が魔王で、その魔王を倒しに来た勇者ちゃんが悪者で。
エルフのおばあちゃんに与えられた力で勇者を倒し、幼女魔王のパパになる。
そんなお話です。

ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる